「月がある空」「5ブックマーク」
女は「夜空を見ると良い」と言われ、「それではほとんど意味がない」と思った。
一体どういうことか。
一体どういうことか。
17年02月16日 00:05
【ウミガメのスープ】 [yuch]
【ウミガメのスープ】 [yuch]
解説を見る
朝、テレビの星座占いで「夜空を見ると良い」とアドバイスされた女。
「一日が終わりかけの夜になってツキをあげても、ほとんど意味ないじゃん」
そう思いながらも、ちゃっかり夜には空を見上げたのだった。
「一日が終わりかけの夜になってツキをあげても、ほとんど意味ないじゃん」
そう思いながらも、ちゃっかり夜には空を見上げたのだった。
「箱庭の夢」「5ブックマーク」
僕の名前はカメオ。カメ王国の王子さ。
その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。
僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。
なんて可愛いのだろう。
僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。
けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。
僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。
僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。
なんて可愛いのだろう。
僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。
けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。
僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
16年07月05日 16:22
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]

木の実が入ったスープ。◯◯の味です。
解説を見る
僕#b#の名前はカメオ。君の名前は?#/b#
彼は私にそう話しかけました。
その瞬間に、魔法は消えてしまったのです。
#b#この国では、自分の名前を持てるのは、高貴な生まれの人たちだけ。#/b#
#b#彼が話しかけてくれたことがとても嬉しいのに、私には答える名前がないのです。#/b#
まだ幼い彼は知らなかったのでしょう。
彼にとっては余りに当たり前すぎるから。
自分の持っているものを、持たない人間がいることなど、きっと想像もつかなかったのです。
彼は、この美しい箱庭の中で暮らす王子様。
はじめから、外の世界に住む私たちなんかとは、交わるはずもない人。
そんなことを私は、今更のように思い知ったのでした。
「お答えできません…。ごめんなさい。もう二度と来ませんから」
それだけ言うと、私は逃げるように立ち去りました。
少し熱い喉の奥に、彼がくれたラテの実の、初めて食べた甘酸っぱい味が、微かに残っていました。
彼は私にそう話しかけました。
その瞬間に、魔法は消えてしまったのです。
#b#この国では、自分の名前を持てるのは、高貴な生まれの人たちだけ。#/b#
#b#彼が話しかけてくれたことがとても嬉しいのに、私には答える名前がないのです。#/b#
まだ幼い彼は知らなかったのでしょう。
彼にとっては余りに当たり前すぎるから。
自分の持っているものを、持たない人間がいることなど、きっと想像もつかなかったのです。
彼は、この美しい箱庭の中で暮らす王子様。
はじめから、外の世界に住む私たちなんかとは、交わるはずもない人。
そんなことを私は、今更のように思い知ったのでした。
「お答えできません…。ごめんなさい。もう二度と来ませんから」
それだけ言うと、私は逃げるように立ち去りました。
少し熱い喉の奥に、彼がくれたラテの実の、初めて食べた甘酸っぱい味が、微かに残っていました。
「【鴎のスープ・その3『ウミガメのスープ』】」「5ブックマーク」
???『また新しいウミガメのスープを思いついてしまいました。皆様お付き合い下さい』
――――――――――――――
男はレストランに入ると、メニューから「ウミガメのスープ」を注文した。
スープを一口すすると、男は席を立ち、レストランから飛び出した。
そして、男は崖から飛び降り、自殺してしまった。なぜだろう?
――――――――――――――
男はレストランに入ると、メニューから「ウミガメのスープ」を注文した。
スープを一口すすると、男は席を立ち、レストランから飛び出した。
そして、男は崖から飛び降り、自殺してしまった。なぜだろう?
15年05月16日 22:01
【新・形式】 [かもめの水平さん]
【新・形式】 [かもめの水平さん]

task
解説を見る
――――――――
――――――
―――――
―――
―PM9:50―
かもめの水平は、新しい問題を思い付き【ウミガメのスープを飲みながら】ほくそ笑んでいた。
『いい問題を作るにはやはり体験してみる物だな』等と思いながら。
【宣伝チャットで宣伝する】位自信満々な問題を、眺め
宣伝した時間を今か今かと。早く問題を出したくてうずうずしながら待っていた。
【問題、解説文も書き終わり、後は確認画面を過ぎ、クリックするだけだった。】
しかし、10時になる直前、かもめの水平の元に1人の客が訪れた……
―PM9:59―
『はいはい?……なんだ、カモミか、なんだよ、来るなら先に連絡いれなよ』
部屋の中に招き入れながらそう言うかもめの水平にカモミは答える。
『……なんで来るのにわざわざ連絡しなきゃいけない訳?』
『あ?……そりゃあ?まあ、俺にも用事があるし、さ』
『何?用事って……貴方最近そうやって私に会うのしぶってない?』
『べつにそんなことないよ』
『嘘よ、貴方2週間位前から冷たい。夜に電話しても忙しいとか言って切るし』
『(……ラテシンで出題やってて電話切ったとか言ったら流石にマズいか……?)嫌、それは忙しかったから……あ、もう10時過ぎてるじゃないか。』
そうしてかもめの水平は【問題を投稿した。】ラテシンが原因で彼女が怒っているにも関わらず、だ。
『あんた、なんで私が話してるのに携帯弄ってるの?やっぱ浮気してんでしょ?ふざけないでよ!!』
『いやだって約束しちまったし、いや違う、他の女じゃないよ。いや女もかもしれないけど。』
『はあ?ホントに意味わかんない!あんたなんか……あんたなんか!』
そうして【かもめの水平とカモミはもめ始め、次第にエスカレートし……】
PM10:07
#big5#ガツン#/big5#と言う音と共にかもめの水平は頭から血を流し倒れた
『はあ……はあ……水平?水平?ちょっと、大丈夫…?……嘘でしょ?』
【ガラスの灰皿は真っ赤だ】
【カモミは次第に恐ろしくなり灰皿を洗いに去る】
【その時、かもめの水平が僅かに息を吹き返し、ダイイングメッセージを残したとも知らずに】
【そして、かもめの水平は今度こそ、事切れた】
―PM10:10―
カモミは戻ってきて、冷静になるとある事に気付く
#big5#【かもめの水平が浮気相手と連絡していたなら、連絡がない事を不審に思い。かもめの水平の異変がバレるかもしれない】#/big5#
カモミは咄嗟にかもめの水平の携帯を見る
【開かれていたのはラテシンの問題ページだった。】
『ちょっと……な、なにこれ?』
混乱する彼女
勿論ラテシンの存在も知らなかった
#big5#【わかるのはラテシンユーザーが、かもめの水平に言葉を投げかけているという事だけ。それも、どうやらかもめの水平が出した謎かけを解こうとしてる様子で。】#/big5#
『ど、どうしたら……水平の知り合いかもしれないし……』
そこで、彼女は覚悟を決め#big5#【かもめの水平に成りすますことにした】#/big5#
しかしある事に気付く
#big5#『答え……答えは……?!ない?!』#/big5#
解説と書かれたメッセージボックスが#big5#【空白になっている】#/big5
どうやら先ほどのドタバタの間に#big5#【メッセージボックス内がデリートされてしまったようだ】#/big5#
それでも、なんとか誤魔化すしかない。カモミは成りすますを、始める
―PM10:13―
#big5#【しかし、水平思考がわからない彼女は質問の意図もよくわからず、適当に当たり障りなく答える事しか出来なかった】#/big5#
―そして、現在時刻―
#big5#【全てが露呈したカモミは、自首を行う事を決めたのだった……】#/big5#
――後書き――
新形式という訳で今回の試みは#big5#『現在進行形で起きる謎』#/big5#を解いていただきました。
私事ですが、趣味の方でやっている事と関係して【こういうエンターテインメント式もやってみたいなと】
そう思って今回の形となりました
ブラウザだからこそ出来る
#big5#【皆様との会話を含めての物語】#/big5#
#big5#【問題文の謎から、現実に目の前に繰り広げられる謎に、思考を働かせる事】#/big5#が今回の物語の解決への鍵となったと思います。
いかがでしたか?楽しんで頂けたでしょうか?
新ジャンル故に難航したのか、はたまた、案外直ぐにバレたのか。後書きの作者にはまだわかっておりません。
こんなものラテシンじゃないとお怒りの方、すみません、新しい形にチャレンジした結果とお許し下さい
もしかしたら、既にあったパターンかもしれません。(ジャンル別検索かけた時新形式では見かけなかったのですけれど確認不足か)
それでも、僕なりの物語に出来たと思っています。
時間を無駄にしたとお怒りの方は重ね重ね申し訳ございません。甘んじて批判は受け入れます
それと、この物語は【実際に時間を共有出来た方にしか味合うことは出来ないと思います。
本文見てからの直ぐに解説では意味もわかりませんしね……】その点はご了承下さい
#big5#それでは、ここまでお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。#/big5#
―かもめの水平―
追伸・この物語は全てがフィクションです。【そもそも、彼女居ません(笑)】
――――――
―――――
―――
―PM9:50―
かもめの水平は、新しい問題を思い付き【ウミガメのスープを飲みながら】ほくそ笑んでいた。
『いい問題を作るにはやはり体験してみる物だな』等と思いながら。
【宣伝チャットで宣伝する】位自信満々な問題を、眺め
宣伝した時間を今か今かと。早く問題を出したくてうずうずしながら待っていた。
【問題、解説文も書き終わり、後は確認画面を過ぎ、クリックするだけだった。】
しかし、10時になる直前、かもめの水平の元に1人の客が訪れた……
―PM9:59―
『はいはい?……なんだ、カモミか、なんだよ、来るなら先に連絡いれなよ』
部屋の中に招き入れながらそう言うかもめの水平にカモミは答える。
『……なんで来るのにわざわざ連絡しなきゃいけない訳?』
『あ?……そりゃあ?まあ、俺にも用事があるし、さ』
『何?用事って……貴方最近そうやって私に会うのしぶってない?』
『べつにそんなことないよ』
『嘘よ、貴方2週間位前から冷たい。夜に電話しても忙しいとか言って切るし』
『(……ラテシンで出題やってて電話切ったとか言ったら流石にマズいか……?)嫌、それは忙しかったから……あ、もう10時過ぎてるじゃないか。』
そうしてかもめの水平は【問題を投稿した。】ラテシンが原因で彼女が怒っているにも関わらず、だ。
『あんた、なんで私が話してるのに携帯弄ってるの?やっぱ浮気してんでしょ?ふざけないでよ!!』
『いやだって約束しちまったし、いや違う、他の女じゃないよ。いや女もかもしれないけど。』
『はあ?ホントに意味わかんない!あんたなんか……あんたなんか!』
そうして【かもめの水平とカモミはもめ始め、次第にエスカレートし……】
PM10:07
#big5#ガツン#/big5#と言う音と共にかもめの水平は頭から血を流し倒れた
『はあ……はあ……水平?水平?ちょっと、大丈夫…?……嘘でしょ?』
【ガラスの灰皿は真っ赤だ】
【カモミは次第に恐ろしくなり灰皿を洗いに去る】
【その時、かもめの水平が僅かに息を吹き返し、ダイイングメッセージを残したとも知らずに】
【そして、かもめの水平は今度こそ、事切れた】
―PM10:10―
カモミは戻ってきて、冷静になるとある事に気付く
#big5#【かもめの水平が浮気相手と連絡していたなら、連絡がない事を不審に思い。かもめの水平の異変がバレるかもしれない】#/big5#
カモミは咄嗟にかもめの水平の携帯を見る
【開かれていたのはラテシンの問題ページだった。】
『ちょっと……な、なにこれ?』
混乱する彼女
勿論ラテシンの存在も知らなかった
#big5#【わかるのはラテシンユーザーが、かもめの水平に言葉を投げかけているという事だけ。それも、どうやらかもめの水平が出した謎かけを解こうとしてる様子で。】#/big5#
『ど、どうしたら……水平の知り合いかもしれないし……』
そこで、彼女は覚悟を決め#big5#【かもめの水平に成りすますことにした】#/big5#
しかしある事に気付く
#big5#『答え……答えは……?!ない?!』#/big5#
解説と書かれたメッセージボックスが#big5#【空白になっている】#/big5
どうやら先ほどのドタバタの間に#big5#【メッセージボックス内がデリートされてしまったようだ】#/big5#
それでも、なんとか誤魔化すしかない。カモミは成りすますを、始める
―PM10:13―
#big5#【しかし、水平思考がわからない彼女は質問の意図もよくわからず、適当に当たり障りなく答える事しか出来なかった】#/big5#
―そして、現在時刻―
#big5#【全てが露呈したカモミは、自首を行う事を決めたのだった……】#/big5#
――後書き――
新形式という訳で今回の試みは#big5#『現在進行形で起きる謎』#/big5#を解いていただきました。
私事ですが、趣味の方でやっている事と関係して【こういうエンターテインメント式もやってみたいなと】
そう思って今回の形となりました
ブラウザだからこそ出来る
#big5#【皆様との会話を含めての物語】#/big5#
#big5#【問題文の謎から、現実に目の前に繰り広げられる謎に、思考を働かせる事】#/big5#が今回の物語の解決への鍵となったと思います。
いかがでしたか?楽しんで頂けたでしょうか?
新ジャンル故に難航したのか、はたまた、案外直ぐにバレたのか。後書きの作者にはまだわかっておりません。
こんなものラテシンじゃないとお怒りの方、すみません、新しい形にチャレンジした結果とお許し下さい
もしかしたら、既にあったパターンかもしれません。(ジャンル別検索かけた時新形式では見かけなかったのですけれど確認不足か)
それでも、僕なりの物語に出来たと思っています。
時間を無駄にしたとお怒りの方は重ね重ね申し訳ございません。甘んじて批判は受け入れます
それと、この物語は【実際に時間を共有出来た方にしか味合うことは出来ないと思います。
本文見てからの直ぐに解説では意味もわかりませんしね……】その点はご了承下さい
#big5#それでは、ここまでお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。#/big5#
―かもめの水平―
追伸・この物語は全てがフィクションです。【そもそも、彼女居ません(笑)】
「キ ミ、 落 ト シ タ ネ?」「5ブックマーク」
男はテレビのリモコンを床に落としたので
自身の死を悟った。
一体何故?
自身の死を悟った。
一体何故?
17年05月03日 22:26
【ウミガメのスープ】 [todo]
【ウミガメのスープ】 [todo]
解説を見る
病気はいつ襲ってくるか分からない。
今日もその日の業務を終えマンションの自室に帰宅した男。
ポケットにしまった#b#スマホや定期券を机の上に出し、#/b#慣れた手つきでリモコンを手に取りテレビの電源をつける。
それから数拍置いて、自室を覆っていた静寂を切り裂くような芸能人の笑い声がテレビから流れ始めた。
「今日は特に面白い番組はない曜日だっけ」
#b#リモコンを机の上に置いて#/b#そう呟いた男は、タンスから部屋着を取り出しスーツを脱ぎ始めた。
なんてことはない、ごく一般的な一人暮らしのサラリーマンの夜だ。
ただ一つ、#b#男の心臓が異常をきたすまであと数秒もないことを除けば。#/b#
何の脈絡もなく始まった激痛。何が起こったか考える間もなく男は床に倒れ伏した。
胸を押さえもがき苦しむ。痛い痛い痛い痛い。
命の危機であることを己の本能で理解した男は、唯一の光明である#b#救急車を呼ぶために#/b#
#b#スマホを置いてある机に向かって#/b#うまく動かない身体に鞭打って這いずり寄った。
「と……ど…………け」
必死に机の上に手を伸ばし、何かに触れると同時に倒れこむ。
その何かは掴み損ねてしまったが、男が倒れる際に触れた手に引っかかって机の上から床に落とすことができた。
力尽きて倒れこむときにスマホに触れたのは幸運だった
朦朧とする意識の中でそう考えた男は机から落としたものの上で指を動かし救急車を呼ぼうとする。
#b#だけど男は救急車なんて呼べない。だってそれは#/b##red#テレビのリモコン#/red##b#だから。#/b#
男もすぐに気づく。リモコンを投げ捨てようとしたがそんな気力もない。
無念さと無力感に苛まれてもただテレビのリモコンを握りしめることしかできず…………男は死んだ。
#b#<要約解説>#/b#
#b#自室で急病により死にかけて倒れ伏している男は、力を振り絞って救急車を呼ぼうとスマホが置いてある机の上に手を伸ばした。#/b#
#b#途中で力尽き倒れたものの、倒れた際に手が触れて机の上のものをひとつ床に落とすことができた。#/b#
#b#それがスマホであれば指を動かして救急車を呼ぶことができたのだが、残念ながらテレビのリモコンであったために男は死を悟ったのである。#/b#
今日もその日の業務を終えマンションの自室に帰宅した男。
ポケットにしまった#b#スマホや定期券を机の上に出し、#/b#慣れた手つきでリモコンを手に取りテレビの電源をつける。
それから数拍置いて、自室を覆っていた静寂を切り裂くような芸能人の笑い声がテレビから流れ始めた。
「今日は特に面白い番組はない曜日だっけ」
#b#リモコンを机の上に置いて#/b#そう呟いた男は、タンスから部屋着を取り出しスーツを脱ぎ始めた。
なんてことはない、ごく一般的な一人暮らしのサラリーマンの夜だ。
ただ一つ、#b#男の心臓が異常をきたすまであと数秒もないことを除けば。#/b#
何の脈絡もなく始まった激痛。何が起こったか考える間もなく男は床に倒れ伏した。
胸を押さえもがき苦しむ。痛い痛い痛い痛い。
命の危機であることを己の本能で理解した男は、唯一の光明である#b#救急車を呼ぶために#/b#
#b#スマホを置いてある机に向かって#/b#うまく動かない身体に鞭打って這いずり寄った。
「と……ど…………け」
必死に机の上に手を伸ばし、何かに触れると同時に倒れこむ。
その何かは掴み損ねてしまったが、男が倒れる際に触れた手に引っかかって机の上から床に落とすことができた。
力尽きて倒れこむときにスマホに触れたのは幸運だった
朦朧とする意識の中でそう考えた男は机から落としたものの上で指を動かし救急車を呼ぼうとする。
#b#だけど男は救急車なんて呼べない。だってそれは#/b##red#テレビのリモコン#/red##b#だから。#/b#
男もすぐに気づく。リモコンを投げ捨てようとしたがそんな気力もない。
無念さと無力感に苛まれてもただテレビのリモコンを握りしめることしかできず…………男は死んだ。
#b#<要約解説>#/b#
#b#自室で急病により死にかけて倒れ伏している男は、力を振り絞って救急車を呼ぼうとスマホが置いてある机の上に手を伸ばした。#/b#
#b#途中で力尽き倒れたものの、倒れた際に手が触れて机の上のものをひとつ床に落とすことができた。#/b#
#b#それがスマホであれば指を動かして救急車を呼ぶことができたのだが、残念ながらテレビのリモコンであったために男は死を悟ったのである。#/b#
「【ラテクエ52】成人年齢を」「5ブックマーク」
成人年齢を満1才とする法律が制定された。
その理由とは?
その理由とは?
15年05月23日 21:51
【ウミガメのスープ】 [佐山]
【ウミガメのスープ】 [佐山]
解説を見る
遥かな未来。
「おいこら新人!管制ランプが消えたらすぐレバーを引く!基本中の基本だろうが!一秒が生死を分ける事だってあるんだぞ!てめぇ一体何年この仕事を……いや、待て。本当に何年だ?」
「え?あ、すみません。ここの配属が初めてです……」
「あー、仕方がねえな。頭で分かってても反射はおっつかないもんな。にしても、俺も昔は同じだったとはいえ、知識しかないガチの新米補充で送られてきても困るんだがな……」
人類は未成熟な状態では過酷な環境に耐えられず、肉体的に成熟した状態で培養槽から「生まれる」。
誕生時点で知識などもインプットされているので、誕生した時点で成人と扱われていたが、やはり実際に経験を積んで身に着けなければ支障が出てくる事も多い。
そこで #b#培養層からでて一年は学習を積む期間として、子どもの期間を設けた#/b#事によって、成人は満1才からという事になったのである。
※
成人年齢を…#red#引き上げました#/red#
「おいこら新人!管制ランプが消えたらすぐレバーを引く!基本中の基本だろうが!一秒が生死を分ける事だってあるんだぞ!てめぇ一体何年この仕事を……いや、待て。本当に何年だ?」
「え?あ、すみません。ここの配属が初めてです……」
「あー、仕方がねえな。頭で分かってても反射はおっつかないもんな。にしても、俺も昔は同じだったとはいえ、知識しかないガチの新米補充で送られてきても困るんだがな……」
人類は未成熟な状態では過酷な環境に耐えられず、肉体的に成熟した状態で培養槽から「生まれる」。
誕生時点で知識などもインプットされているので、誕生した時点で成人と扱われていたが、やはり実際に経験を積んで身に着けなければ支障が出てくる事も多い。
そこで #b#培養層からでて一年は学習を積む期間として、子どもの期間を設けた#/b#事によって、成人は満1才からという事になったのである。
※
成人年齢を…#red#引き上げました#/red#