その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。
僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。
なんて可愛いのだろう。
僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。
けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。
僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
【ウミガメ】

木の実が入ったスープ。◯◯の味です。

少女はお城に捕らわれていましたか?

いいえ

カメオが渡したラテの木の実は,ふつうの果物と考えて問題がありますか?

はい

少女は体が不自由ですか?

いいえ

僕は人間ですか?

はい

僕の作法は重要ですか?

いいえ

少女は木の実がもらえないのでガッカリしましたか?

いいえ 貰って食べました。

犯罪要素はありますか?

いいえ

彼女は勘違いしていましたか?

いいえ

彼女は僕の言葉に驚いて悲しみましたか?

はい/いいえ 僕の言葉に悲しみましたが、驚いたということはないと思います。

彼女は健康ですか?

はい

彼女の年齢は重要ですか?

はい/いいえ 少女と僕は同じくらいの年頃ですが、僕の年齢は少うし関係があるかもしれません

カメオがメイドでも成立しましたか?

いいえ(笑)

少女はカメオを知っていましたか?

はい 王子様ですから。

ラテの実をあげなくても、成立しますか?

はい [良い質問]

カメオが初めに挨拶をしても成立しますか?

はい その時点でお別れですが…

言葉遊びはありますか?

いいえ

カメオと少女は、昔、知り合いでしたか?

いいえ 2人が会ったのは初めてです。

少女が目を輝かせたのは、ラテの実を食べたからですか?

はい 甘い果物なんて食べたことありませんでしたから。

カメオの挨拶のセリフは重要ですか?

はい 寧ろそこしか重要じゃないです [良い質問]

カメオの一人称は重要ですか?

いいえ

彼女はカメオのことが嫌いになりましたか?

いいえ ただ…

少女は貧しい生活をしていますか?

はい [良い質問]

少女はカメオに好意を抱いていましたか?

はい 多少なりとも。

少女は人間ですか?

はい

カメ王国の王族は、民の評判が悪いですか?

いいえ 特に悪いということはないです

少女は木の実の代金を請求されたのだと思いましたか?

いいえ(´・ω・`)

ラテの実は薔薇色なのでそれで顔を染めましたか?

いいえ

喋りかけてはいけませんでしたか?

いいえ 喋りかけるだけならよかったんですが…

カメオは僕の家の庭だと言ってしまいましたか?

いいえ でもお城の庭なので流石に少女も分かってます。

少女はお城の外から、お城の庭を見ていましたか?

はい

カメオは帽子を外してお辞儀をしましたか?

いいえ

非現実要素はありますか?

いいえ

カメオは隣りにいた父親に僕に娘を下さいと挨拶しましたか?

いいえ そんないきなり(笑)

少女の身内がカメオに殺されていますか?

いいえ:(´;;`):

登場人物はカメオと少女だけですか?

はい

少女はカメ王国の国民ですか?

はい [良い質問]

時刻は重要ですか?

いいえ

少女はお腹が空いて家に帰りましたか?

いいえ

カメオの挨拶は、彼女に正しく伝わりませんでしたか?

いいえ

少女には名乗るべき名前がありませんでしたか?

は、はい! [良い質問]

少女は悲しかったですか?

はい

挨拶は言葉のみで行われましたか?

はい

身分の差を感じたから少女は走り去ったのですか?

はい まとめてください! [良い質問]

43 カメオは一寸法師くらいの身長分しかありませんでしたか?

いいえw なぜそっちw (ネタ赤どうぞ) [良い質問]

素敵な男性に出逢えて少女も嬉しかったが、自分が名乗る名前すらない下級な国民なのに対し、彼が王子という高すぎる身分を持っていたので恥ずかしくなって逃げてしまおましたか?

いいえ 惜しいです。あと少し!

カメオが王族だったために少女は怖気づいて逃げ出しましたか?

いいえ カメオが王子であることは少女は知っていました。 [編集済]

王子と口をきくと罰せられますか?

いいえ

少女は名前が無かったので名乗れないことを恥じましたか?

はい/いいえ 恥じたというよりは、ただただ身分の違いを痛感したという感じです。 [良い質問]

少女は生まれたばかりでまだ名前はありませんでしたか?

いいえ

王子であること以上に挨拶をしたこと自体が彼女を悲しませましたか?

いいえ 彼女を悲しませたのは…

本当は、以前あったことがあったのに、はじめまして、と言われて悲しかったですか?

いいえ 初対面です。

少女はカメオの名前を「王子さま」だと思っていましたか?

いいえ(笑)

ボンジュール?

ウィ? ボンジュール…

カメオが名前を尋ねたのがまずかったですか?

はい! では改めて、まとめてください [良い質問]

名前がないのは家族がいないからで、そこらへんを尋ねられたからですか?

いいえ …名前が無いのは、当たり前なんです。

カメオの名前が、ミドルネームいっぱいの長い名前だったため、身分の高さを感じてしまいましたか?

いいえ 寿限無ません

王子である自分の名前は名乗る必要もなく知っているだろうと考えてしまい、名乗る前に相手の名前を聞いてしまいましたか?

いいえ カメオは名乗りました。

少女は何を問われているか分かりませんでしたか?

いいえ

名前がない理由に踏み込んだほうがいいですか?

はい/いいえ 名前がないことではなく、名前があることが特別なのです。 [良い質問]

刑務所では名前ではなく番号で呼ばれていることは重要ですか?

いいえ :(´・ω・`):

少女は、奴隷階級でしたか?

いいえ 普通の国民です

彼女は奴隷でしたか?

いいえ

カメ王国では、王族や一部の貴族以外には名前がない風習がありましたか?

はい! まとめてください [良い質問]

流石に「はい。名前の無いモブキャラです!。」とは答えられませんでしたか?

いいえw

カメオの行動は失礼にあたりますか?

いいえ ただ、少女を悲しませたのは事実です

カメオは彼女が貴族だと思い込んで名前を聞いたのでショックでしたか?

いいえ カメオは何も知らなかったのです…

カメ王国では、名前は王族や貴族のように、身分の高い者だけが持つことのできる特別なもの。それを、当たり前のように口にし、自分の名前をも聞いてくる王子と自分の身分さの違いを痛感し、いたたまれなくなった、ですか?

はい 正解です [正解]

王族にしか名前がないことをカメオがなんの疑問も持たず、それどころか堂々と自分の名前を名乗ってきたので王族は国民の気持ちを考えてないんだなあと哀しくなりましたか?

いいえ カメオは、名前があるのが自分達だけだなんて知らなかったのです。

カメオは名前を持たない国民がいることを知っていましたか?

いいえ [良い質問]
彼は私にそう話しかけました。
その瞬間に、魔法は消えてしまったのです。
この国では、自分の名前を持てるのは、高貴な生まれの人たちだけ。
彼が話しかけてくれたことがとても嬉しいのに、私には答える名前がないのです。
まだ幼い彼は知らなかったのでしょう。
彼にとっては余りに当たり前すぎるから。
自分の持っているものを、持たない人間がいることなど、きっと想像もつかなかったのです。
彼は、この美しい箱庭の中で暮らす王子様。
はじめから、外の世界に住む私たちなんかとは、交わるはずもない人。
そんなことを私は、今更のように思い知ったのでした。
「お答えできません…。ごめんなさい。もう二度と来ませんから」
それだけ言うと、私は逃げるように立ち去りました。
少し熱い喉の奥に、彼がくれたラテの実の、初めて食べた甘酸っぱい味が、微かに残っていました。
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