「ウミガメのスープ☆」「5ブックマーク」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した。
その後、男は自殺した。
何故でしょう?
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した。
その後、男は自殺した。
何故でしょう?
15年01月23日 22:07
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]
SPはディダムズさんです。
解説を見る
むかしむかし
あるところに、スープの大好きな男がいました。
彼は浜辺で子供にいじめられている海亀を助け、お礼にと亀の背中に乗せられて深海の城、竜宮城へ行きました。
竜宮城ではとても美しい乙姫と出逢い、魚たちの舞や豪華な料理でもてなされました。そこでの時間は素晴らしいものでした。いつしか男と乙姫は恋に落ち、結婚して幸せに暮らそうと誓いました。
しかしやはり男にも心残りがありました。地上の親や友人のことです。
そして男は、一旦地上へ戻して欲しいと頼み、ウミガメの背中にのって帰りました。
地上でのやることを済ませ、竜宮城に戻ろうとした時、男はふと地上のご飯を最後に食べておこうと思い立ち、よく行っていた近くの海の見えるレストランへいきました。
男は食事を堪能しました。そしてシメに大好物、ウミガメのスープを注文しました。
しかしよく考えると、この辺りではウミガメは捕れないはずです。男はどうせ輸入したような不味いウミガメだと思いました。
しかし運ばれてきたスープを一口飲むと、男は驚愕しました。
取れ立てのウミガメの味がするのです。
男は偽物の別の食材を使っているのかと予想し、シェフに聞いてみました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
「本当にウミガメなのですか?間違いないですか?」
「はい、たまたま先程この近くで捕れたウミガメですが、何か?」
男は全てを悟りました。このウミガメは竜宮城のウミガメだ、と。
男は手紙を海に沈めたり、他のウミガメを探したりしましたが空しいばかりで帰る手段は見つかりません。
男は数日後、乙姫を裏切ってしまった絶望から自殺したのでした。
☆要約解説☆
男は、竜宮城に戻らなければならないのに、移動手段であるウミガメが殺されてしまい戻れなくなって絶望した。
あるところに、スープの大好きな男がいました。
彼は浜辺で子供にいじめられている海亀を助け、お礼にと亀の背中に乗せられて深海の城、竜宮城へ行きました。
竜宮城ではとても美しい乙姫と出逢い、魚たちの舞や豪華な料理でもてなされました。そこでの時間は素晴らしいものでした。いつしか男と乙姫は恋に落ち、結婚して幸せに暮らそうと誓いました。
しかしやはり男にも心残りがありました。地上の親や友人のことです。
そして男は、一旦地上へ戻して欲しいと頼み、ウミガメの背中にのって帰りました。
地上でのやることを済ませ、竜宮城に戻ろうとした時、男はふと地上のご飯を最後に食べておこうと思い立ち、よく行っていた近くの海の見えるレストランへいきました。
男は食事を堪能しました。そしてシメに大好物、ウミガメのスープを注文しました。
しかしよく考えると、この辺りではウミガメは捕れないはずです。男はどうせ輸入したような不味いウミガメだと思いました。
しかし運ばれてきたスープを一口飲むと、男は驚愕しました。
取れ立てのウミガメの味がするのです。
男は偽物の別の食材を使っているのかと予想し、シェフに聞いてみました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
「本当にウミガメなのですか?間違いないですか?」
「はい、たまたま先程この近くで捕れたウミガメですが、何か?」
男は全てを悟りました。このウミガメは竜宮城のウミガメだ、と。
男は手紙を海に沈めたり、他のウミガメを探したりしましたが空しいばかりで帰る手段は見つかりません。
男は数日後、乙姫を裏切ってしまった絶望から自殺したのでした。
☆要約解説☆
男は、竜宮城に戻らなければならないのに、移動手段であるウミガメが殺されてしまい戻れなくなって絶望した。
「闇のウミガメスープ鍋」「5ブックマーク」
みなさんこんばんは。闇のウミガメスープ鍋のお時間です。
みなさんはこのサイトに登録してどれくらい経ちましたか?
1週間?3か月?2年?もしかしたら今日登録したばかりの人もいるかもしれません。
とにかくラテシンライフを送る中で、あなたは数多くの名作に出会ってきたでしょう。
その中でも私が興味をそそられるのは、#b#「あなただけが知っている名作」#/b#というものです。
#b#この自分だけがそれを知っているという優越感!#/b#これはたまらないものであることは重々承知です。
ですが今回はそれを私にこっそり教えて欲しいのです。こっそりとね・・・
沢山の秘密を教えていただいた方には#b#私からのささやかな贈り物#/b#がございます。上杉様のものには遠く及びませんが…
これが闇のウミガメのスープ鍋の趣旨でございます。それでは皆様、どうぞよろしくお願いいたします…
そうそう、言い忘れていたことがございます。
ちなみに私が一番嫌いなものは#b#「皆が認める名作」#/b#というものです。#red#他人の手垢で汚れた作品に何の価値があるのでしょう!#/red#
くれぐれもそのようなものはご勘弁を・・・
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
【ルール説明】
・あなたが名作と思うラテシンの問題をどしどし質問で挙げてください
・ジャンルは何でも構いません
・自分の問題でもOKです
・最低限タイトルだけは書いてください。それ以外何を書こうと自由です
・一応解決済みの問題に限定します
【記入例】
耳たぶ犬の「ツンデレじゃなくて天邪鬼?」(http://sui-hei.net/mondai/show/10962)
・制限時間は一日です。その間に出来るだけ「あなたが名作だと思う問題」を挙げてください。
・挙げた問題一つにつき一点です。最高得点者には#big5#「開拓者」#/big5#の称号が貰えます。(非公式ですが)
・#red#挙げた問題が誰かと被ってしまった場合は0点になります。それ以後どれだけ問題をあげても点数は上昇しません。#/red#
・被りが一番多かった人には#big5#「以心伝心」#/big5#または#red#「グルメと言いつつ基本、グルナビの高得点の店にしか行かない人こと渡部」#/red#の称号を授けます。(受け取り拒否はできません)
・終了時間まで私は回答しません。被っているかどうかは終了するまでわかりません。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
それでは皆さん、あなたの好きな問題を私にこっそりと教えてくださいませ。こっそりと・・・こっそり・・・
みなさんはこのサイトに登録してどれくらい経ちましたか?
1週間?3か月?2年?もしかしたら今日登録したばかりの人もいるかもしれません。
とにかくラテシンライフを送る中で、あなたは数多くの名作に出会ってきたでしょう。
その中でも私が興味をそそられるのは、#b#「あなただけが知っている名作」#/b#というものです。
#b#この自分だけがそれを知っているという優越感!#/b#これはたまらないものであることは重々承知です。
ですが今回はそれを私にこっそり教えて欲しいのです。こっそりとね・・・
沢山の秘密を教えていただいた方には#b#私からのささやかな贈り物#/b#がございます。上杉様のものには遠く及びませんが…
これが闇のウミガメのスープ鍋の趣旨でございます。それでは皆様、どうぞよろしくお願いいたします…
そうそう、言い忘れていたことがございます。
ちなみに私が一番嫌いなものは#b#「皆が認める名作」#/b#というものです。#red#他人の手垢で汚れた作品に何の価値があるのでしょう!#/red#
くれぐれもそのようなものはご勘弁を・・・
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
【ルール説明】
・あなたが名作と思うラテシンの問題をどしどし質問で挙げてください
・ジャンルは何でも構いません
・自分の問題でもOKです
・最低限タイトルだけは書いてください。それ以外何を書こうと自由です
・一応解決済みの問題に限定します
【記入例】
耳たぶ犬の「ツンデレじゃなくて天邪鬼?」(http://sui-hei.net/mondai/show/10962)
・制限時間は一日です。その間に出来るだけ「あなたが名作だと思う問題」を挙げてください。
・挙げた問題一つにつき一点です。最高得点者には#big5#「開拓者」#/big5#の称号が貰えます。(非公式ですが)
・#red#挙げた問題が誰かと被ってしまった場合は0点になります。それ以後どれだけ問題をあげても点数は上昇しません。#/red#
・被りが一番多かった人には#big5#「以心伝心」#/big5#または#red#「グルメと言いつつ基本、グルナビの高得点の店にしか行かない人こと渡部」#/red#の称号を授けます。(受け取り拒否はできません)
・終了時間まで私は回答しません。被っているかどうかは終了するまでわかりません。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
それでは皆さん、あなたの好きな問題を私にこっそりと教えてくださいませ。こっそりと・・・こっそり・・・
16年07月04日 22:00
【ウミガメのスープ】 [耳たぶ犬]
【ウミガメのスープ】 [耳たぶ犬]
明日の午後10時までには回答を終わらせておきます。ご容赦ください。
解説を見る
皆様、参加ありがとうございます。
皆様がこっそりと教えてくださった問題を知ることで、私も満足しております。
それでは最高得点者の発表に移りたいと思います。
最高得点者は・・・
合計10問挙げてくださった・・・・
#big5#SoMRさんと春雨さんの御二方です!#/big5#拍手―!!!
お二人には「開拓者」の称号を授けます!8888~
これからお二人にはぜひ開拓者として精一杯ラテシンの宝の山を切り開いていただきたいものです。
次に最多被り賞なのですが…
#big5#天童魔子さん、桜小春さん、tsunaさん、画面ルーィフロプのんさん、にのなんさん、松神さんの6名です!#/big5#
何と一問だけ被りの方しかいらっしゃいませんでした!#red#他の方は皆様被り無しです!#/red#
そんな幸運な皆様には#red#「以心伝心」#/red#と#red#「グルメと言いつつ基本、グルナビの高得点の店にしか行かない人こと渡部」#/red#の#big5#両方#/big5#の称号を差し上げます。
いえいえ、遠慮はいりませんよ?ささ、どうぞどうぞ。クーリングオフは無しですよ
今回の結果については私自身も驚きを隠しきれません。もっと被るものと思っていましたが、ラテシンは奥が深いと思い知らされました。
いやー、それにしても今回は「皆様だけが知っている名作」を知ることが出来て良かったです。重ね重ねお礼申し上げます。
それでは皆様、またの機会にお会いいたしましょう・・・
次回もこっそりと教えてくださいませ・・・
そうでした、忘れておりました。
名無しさんも聞いてくださっていたこの問題の良質・正解の条件について最後にお伝えしておきます。
#b#「良いね数、MVS数の合計が1以上10以下を良質。1以上4以下を正解 」#/b#
とさせていただきます。
#red#「あなただけが知っている名作」というのですから、これくらいは当然ですよね?#/red#
※あまりにも量が多いため、良質・正解・回答はこれからもしていきます。明日の午後10時には終えておきます。
対応が遅く申し訳ございません。
べ、べつに予想以上にあげてくれた問題が多くて処理しきれない訳じゃないんだからね!耳たぶ犬がポンコツだとか勘違いしないでよね!本当に役立たずなだけなんだからね!
皆様がこっそりと教えてくださった問題を知ることで、私も満足しております。
それでは最高得点者の発表に移りたいと思います。
最高得点者は・・・
合計10問挙げてくださった・・・・
#big5#SoMRさんと春雨さんの御二方です!#/big5#拍手―!!!
お二人には「開拓者」の称号を授けます!8888~
これからお二人にはぜひ開拓者として精一杯ラテシンの宝の山を切り開いていただきたいものです。
次に最多被り賞なのですが…
#big5#天童魔子さん、桜小春さん、tsunaさん、画面ルーィフロプのんさん、にのなんさん、松神さんの6名です!#/big5#
何と一問だけ被りの方しかいらっしゃいませんでした!#red#他の方は皆様被り無しです!#/red#
そんな幸運な皆様には#red#「以心伝心」#/red#と#red#「グルメと言いつつ基本、グルナビの高得点の店にしか行かない人こと渡部」#/red#の#big5#両方#/big5#の称号を差し上げます。
いえいえ、遠慮はいりませんよ?ささ、どうぞどうぞ。クーリングオフは無しですよ
今回の結果については私自身も驚きを隠しきれません。もっと被るものと思っていましたが、ラテシンは奥が深いと思い知らされました。
いやー、それにしても今回は「皆様だけが知っている名作」を知ることが出来て良かったです。重ね重ねお礼申し上げます。
それでは皆様、またの機会にお会いいたしましょう・・・
次回もこっそりと教えてくださいませ・・・
そうでした、忘れておりました。
名無しさんも聞いてくださっていたこの問題の良質・正解の条件について最後にお伝えしておきます。
#b#「良いね数、MVS数の合計が1以上10以下を良質。1以上4以下を正解 」#/b#
とさせていただきます。
#red#「あなただけが知っている名作」というのですから、これくらいは当然ですよね?#/red#
※あまりにも量が多いため、良質・正解・回答はこれからもしていきます。明日の午後10時には終えておきます。
対応が遅く申し訳ございません。
べ、べつに予想以上にあげてくれた問題が多くて処理しきれない訳じゃないんだからね!耳たぶ犬がポンコツだとか勘違いしないでよね!本当に役立たずなだけなんだからね!
「「作品読みました、面白かったです。一緒にがんばりましょう!」」「5ブックマーク」
青年は、とある小説創作サイトに登録している。
自分でも歴史小説などいくつか書いているが、最近は、よくできていると思うファンタジー小説を見ては、作品コメント欄に感想を書くことに熱心である。
しかし青年は感想を書くとき、普通は褒めて終わるのだが、あきらかに間違った指摘を入れることがある。
指摘に対しては、
「そこはXXXXXという意味でした。苦心したところなんですが、伝わらなかったのは力不足で申し訳ありません」
などと丁重に返されるのが常なのだが、言われずともXXXXXという意味など最初から分かっている。
しかし青年はときどき間違った指摘を書くことを今でも続けている。
いったいなぜそんなことをしているのだろうか。
自分でも歴史小説などいくつか書いているが、最近は、よくできていると思うファンタジー小説を見ては、作品コメント欄に感想を書くことに熱心である。
しかし青年は感想を書くとき、普通は褒めて終わるのだが、あきらかに間違った指摘を入れることがある。
指摘に対しては、
「そこはXXXXXという意味でした。苦心したところなんですが、伝わらなかったのは力不足で申し訳ありません」
などと丁重に返されるのが常なのだが、言われずともXXXXXという意味など最初から分かっている。
しかし青年はときどき間違った指摘を書くことを今でも続けている。
いったいなぜそんなことをしているのだろうか。
16年05月15日 13:03
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
3000才さん企画【最後の一行】、遅刻の参加作。27問目。
解説を見る
『簡易解説』
#b#感想はコメント欄をにぎやかにするための、別アカによる自作自演。#/b#
#b#褒め言葉ばかりでは不自然になることへの対策のため、自作で苦心した点を強調するため、加えて、筋違いの苦情にも紳士的に対応する姿を見せて好感度をアップさせるため、ときどき間違った指摘を入れ込むのだ。#/b#
----
青年はとある小説創作サイトの常連だ。
一人暮らしで彼女もいない青年にとっては、唯一とも言える趣味である。
ときどきは感想や評価ももらえる。本当にときどきだが、それがうれしい。
しかし……と青年は思う。
それほどたいした作品ではないことは認めるが、もう少し感想や評価をもらえてもよいのではないか?
評判を取っているあの小説より、自作がそれほど劣っているとは思えない……
そこで青年は、一計を案じて実行に移す。
①別アカウントを取得する。
②カモフラージュのためにいくつか別アカで小説をアップしておく。別ジャンルのほうがカモフラージュには適切。
③別アカで本アカの作品コメント欄に褒め言葉を書く。
これでコメント欄もにぎやかになる。
初めて来た人が見たら、真っ白なコメント欄を見ただけで「作品が面白くない」と思われるかもしれない。そういうところで損をしたくない。
ときどき、毛色の違った感想も書くようになった。
あきらかに間違った指摘をときどき入れ込む。特に、書くのに苦労したところ。
まず、褒め言葉だけでは不自然になるから。
次に、指摘に対して返事を書くことにより、どのような工夫苦心があったかを述べることができる。
「その表現は、主人公の思いを浮き彫りにするためのものでした」などと。
筋違いの苦情にも丁寧に対応する姿を見せられるのもいい。読者への対応が丁寧な作者には誰しも好感を持つものだ。
一石三鳥の名案だ。
作品ページは誰が見ているかわからないのだ。飾り立てて損はない。
このネットの片隅で、いま青年は別のことを計画している。
あまり強い調子でない個人攻撃もときどき感想に入れようか?
俺だって、ときどき別の作者の作品や態度に腹が立つときがある。俺に対してだって、そういうのがあったほうが自然でもあるだろう。
もちろんそのときも、きちんと紳士的に対応するのだ。これでさらに見る人の好感度がアップする。
最終的には相手が謝罪し、こちらは非礼を許して一件落着となるが、最後にはそうだな、別アカ側で適当に書いた歴史小説のタイトルを挙げて、こう付け加えよう……
#red#「作品読みました、面白かったです。一緒にがんばりましょう!」#/red#
-----------------------------------------------------
本問は「解説の最後の一文でぞくっとする問題」「その最後の一文をタイトルとする」という3000才さん企画の参加作です。
#b#感想はコメント欄をにぎやかにするための、別アカによる自作自演。#/b#
#b#褒め言葉ばかりでは不自然になることへの対策のため、自作で苦心した点を強調するため、加えて、筋違いの苦情にも紳士的に対応する姿を見せて好感度をアップさせるため、ときどき間違った指摘を入れ込むのだ。#/b#
----
青年はとある小説創作サイトの常連だ。
一人暮らしで彼女もいない青年にとっては、唯一とも言える趣味である。
ときどきは感想や評価ももらえる。本当にときどきだが、それがうれしい。
しかし……と青年は思う。
それほどたいした作品ではないことは認めるが、もう少し感想や評価をもらえてもよいのではないか?
評判を取っているあの小説より、自作がそれほど劣っているとは思えない……
そこで青年は、一計を案じて実行に移す。
①別アカウントを取得する。
②カモフラージュのためにいくつか別アカで小説をアップしておく。別ジャンルのほうがカモフラージュには適切。
③別アカで本アカの作品コメント欄に褒め言葉を書く。
これでコメント欄もにぎやかになる。
初めて来た人が見たら、真っ白なコメント欄を見ただけで「作品が面白くない」と思われるかもしれない。そういうところで損をしたくない。
ときどき、毛色の違った感想も書くようになった。
あきらかに間違った指摘をときどき入れ込む。特に、書くのに苦労したところ。
まず、褒め言葉だけでは不自然になるから。
次に、指摘に対して返事を書くことにより、どのような工夫苦心があったかを述べることができる。
「その表現は、主人公の思いを浮き彫りにするためのものでした」などと。
筋違いの苦情にも丁寧に対応する姿を見せられるのもいい。読者への対応が丁寧な作者には誰しも好感を持つものだ。
一石三鳥の名案だ。
作品ページは誰が見ているかわからないのだ。飾り立てて損はない。
このネットの片隅で、いま青年は別のことを計画している。
あまり強い調子でない個人攻撃もときどき感想に入れようか?
俺だって、ときどき別の作者の作品や態度に腹が立つときがある。俺に対してだって、そういうのがあったほうが自然でもあるだろう。
もちろんそのときも、きちんと紳士的に対応するのだ。これでさらに見る人の好感度がアップする。
最終的には相手が謝罪し、こちらは非礼を許して一件落着となるが、最後にはそうだな、別アカ側で適当に書いた歴史小説のタイトルを挙げて、こう付け加えよう……
#red#「作品読みました、面白かったです。一緒にがんばりましょう!」#/red#
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本問は「解説の最後の一文でぞくっとする問題」「その最後の一文をタイトルとする」という3000才さん企画の参加作です。
「スタイリッシュ」「5ブックマーク」
カメコは偶然中学生の頃の親友のカメミを見つけ
思い出話に花を咲かしていると別れ際にカメミにお礼を言われたので
カメコは恐怖しました。
一体なぜ?
※元ネタあり
思い出話に花を咲かしていると別れ際にカメミにお礼を言われたので
カメコは恐怖しました。
一体なぜ?
※元ネタあり
17年02月07日 19:48
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
暇つぶしにネットを見ていたらとある掲示板に
中学時代の友人だったカメミの写メを見つけた。
プロフィールの地元は間違いなく
カメミ本人だと確信したカメコはすぐにそこに書かれていたメアドにメールを送りました。
カメコ「カメミ?久しぶり~中学の頃一緒だったカメコだよ。
」
するとすぐに返事があった。
カメミ「カメコ?わぁ久しぶり~」
カメミに合えたことが嬉しくて近況を報告し聞いてみた。
カメコ「本当に久しぶりだね!!今はどうしてるの?」
カメミ「学校に通ってるよ。」
カメコ「あっ!じゃあ、もしかしてラテシン大学?家近かったもんね!」
カメミ「そうだよ!」
カメコ「すごい!!中学から成績優秀だったもんね。」
カメミ「そんなことないよ。しかも最近、裏の道路が工事中で勉強に集中できないんだ」
カメコ「裏の道路ってアルカーノ通り?」
カメミ「そうそう!なんか新しい店つくるみたい。」
カメコ「そうなんだぁ。コンビニの隣ってずっと空き地だったもんねぇ」
カメミ「うん。カメコちゃんよく覚えてるね」
カメコ「だってカメミの家はしょっちゅう遊びに行ってたじゃん!」
カメコ「中学近かったし、隣の公園でサボってアイス食べるのとか最高だったよね」
#b#カメミ「ありがとう。特定した。」#/b#
ここでようやくカメコは会話の相手がカメミではないことに気付いたのでした。
中学時代の友人だったカメミの写メを見つけた。
プロフィールの地元は間違いなく
カメミ本人だと確信したカメコはすぐにそこに書かれていたメアドにメールを送りました。
カメコ「カメミ?久しぶり~中学の頃一緒だったカメコだよ。
」
するとすぐに返事があった。
カメミ「カメコ?わぁ久しぶり~」
カメミに合えたことが嬉しくて近況を報告し聞いてみた。
カメコ「本当に久しぶりだね!!今はどうしてるの?」
カメミ「学校に通ってるよ。」
カメコ「あっ!じゃあ、もしかしてラテシン大学?家近かったもんね!」
カメミ「そうだよ!」
カメコ「すごい!!中学から成績優秀だったもんね。」
カメミ「そんなことないよ。しかも最近、裏の道路が工事中で勉強に集中できないんだ」
カメコ「裏の道路ってアルカーノ通り?」
カメミ「そうそう!なんか新しい店つくるみたい。」
カメコ「そうなんだぁ。コンビニの隣ってずっと空き地だったもんねぇ」
カメミ「うん。カメコちゃんよく覚えてるね」
カメコ「だってカメミの家はしょっちゅう遊びに行ってたじゃん!」
カメコ「中学近かったし、隣の公園でサボってアイス食べるのとか最高だったよね」
#b#カメミ「ありがとう。特定した。」#/b#
ここでようやくカメコは会話の相手がカメミではないことに気付いたのでした。
「明日天気になるさ」「5ブックマーク」
明日晴れることが分かった男は,涙した。
なぜだろうか?
なぜだろうか?
16年03月27日 18:03
【ウミガメのスープ】 [孤石]
【ウミガメのスープ】 [孤石]
解説を見る
二度寝してしまい,夕方に起きたカメオ。
カメオ「ふわぁ…。おっ,すごく綺麗な夕焼けだ。きっと明日は快晴だな……。
って,え!?夕方!?今日は12時からカメコとデートの約束してたのに,寝過ごしちまった!?」
慌ててケータイを見ると,カメコから雷のごときメールが。
『2時間も待ったのに来ないってどういうこと!?あんたなんかもう知らない!!』
「あぁ……」
完全にフラれてしまった。初デート,楽しみにしてたのに。楽しませてあげたかったのに。
カメコに謝罪のメールを送った後,カメオはだらしない自分を恨めしく思い,夕焼けのように目を赤くして泣いた。
返信の来ないケータイを握りしめながら,彼は自分の膝に雨を降らせ続けた。
カメオ「ふわぁ…。おっ,すごく綺麗な夕焼けだ。きっと明日は快晴だな……。
って,え!?夕方!?今日は12時からカメコとデートの約束してたのに,寝過ごしちまった!?」
慌ててケータイを見ると,カメコから雷のごときメールが。
『2時間も待ったのに来ないってどういうこと!?あんたなんかもう知らない!!』
「あぁ……」
完全にフラれてしまった。初デート,楽しみにしてたのに。楽しませてあげたかったのに。
カメコに謝罪のメールを送った後,カメオはだらしない自分を恨めしく思い,夕焼けのように目を赤くして泣いた。
返信の来ないケータイを握りしめながら,彼は自分の膝に雨を降らせ続けた。