自分でも歴史小説などいくつか書いているが、最近は、よくできていると思うファンタジー小説を見ては、作品コメント欄に感想を書くことに熱心である。
しかし青年は感想を書くとき、普通は褒めて終わるのだが、あきらかに間違った指摘を入れることがある。
指摘に対しては、
「そこはXXXXXという意味でした。苦心したところなんですが、伝わらなかったのは力不足で申し訳ありません」
などと丁重に返されるのが常なのだが、言われずともXXXXXという意味など最初から分かっている。
しかし青年はときどき間違った指摘を書くことを今でも続けている。
いったいなぜそんなことをしているのだろうか。
3000才さん企画【最後の一行】、遅刻の参加作。27問目。
青年が書いているのが推理ものでも成立しますか?
Yes
コメントは青年と作者以外の人からも見ることはできますか?
Yes [良い質問]
間違った指摘をする対象には何らかの条件がありますか?
Yesですね [良い質問]
青年のコメントに対して作者以外から返答が来るのを期待していますか?
YesNo それは歓迎するでしょうが、メインの目的ではありません
青年が小説など何の創作活動をしていない読者だったとしても問題には影響ありませんか?
多少影響がなくはないですが、Yesで問題ありません [良い質問]
青年はよくできている思うファンタジー小説を好きですか?
Yes 大好きです [良い質問]
青年の仕事は、小説に関係する仕事ですか?
No
良かった作品ほど間違った指摘をしますか?
これは難しい!その要素もあるかもしれませんが、回答としてはNoでお願いします
青年以外の誰かが、サイト外で批判している指摘事項を入れていますか?
No
更新の止まっている小説に対して作者がまだ更新する気があるのか確認するためコメントしてみますか?
面白いですがこの問題の解としてはNo
間違った指摘をすることによって青年は満足感を得ることができますか?
Yes(ミスリード注意) [良い質問]
青年は作者以外の人にそのコメントで何かを伝えたいですか?
広義でYes [良い質問]
間違った指摘の内容は毎回同じですか?
No
青年は誰かのなんらかの不正を疑っていますか?
No [良い質問]
よい作品に投票する制度がありますか?
関係ありません
青年には作者のコメントを見て確認したいことがありますか?
No [良い質問]
青年と作者以外に重要な人物いますか?
No(ミスリード注意) [良い質問]
3 間違った指摘をする相手の条件は、専ら作品の本文のみから判断できますか?
No 「条件」とは……
他の作品でも間違った指摘を行いその対応を比較しますか?
No
ただ褒めるだけならコメントは返ってきませんか? [編集済]
編集確認 「ありがとう」くらいはいつも返ってきます
指摘することでその作品の注目度は上がりますか?
YesNo!しかし [良い質問]
小説というフィクションが登場することを除き、非現実要素はありますか?
No
青年は青年以外の言葉に疎い人が間違った解釈をしないようにとの配慮で指摘してあげますか?
No
青年が間違った指摘をするのは、自らの作品に対してですか?
Yes(ミスリード注意)! 最重要! [良い質問]
創作小説サイト特有のシステムは関係ありますか?
No
青年ご間違った指摘をすることにより、その作者に自分の歴史小説を読んでもらえる可能性がありますか?
YesNo もう読んでいます
青年が不正をしていますか?
Yes! [良い質問]
青年はストーカーですか?
No
24がyesなら、自らの作品への注釈を後書き等でやってしまうのは格好悪いので、別垢を作って質問させ、それに答えることで、注釈に代えていますか? 24がnoだったら、好きなおにぎりの具でも書いといてください。
おかか・・・ ではなく、正解です! [正解]
24はyesだったけど、好きなおにぎりの具はやっぱり教えてください。
シャケです
24 難しい言葉を使ったから意味取り違えられないかなって心配なところに自演で指摘を入れて正しく自分の意図を伝えられるようにしていますか?
こっちはちょっと心情が違うので良質で [良い質問]
27 コメント数を伸ばすのに不自然ではないように指摘を入れてコメントしてみますか?
こっちは正解ですね! [正解]
青年の間違った指摘をする所をいい加減に選んでいますか?
No 解説をご参照ください
感想はコメント欄をにぎやかにするための、別アカによる自作自演。
褒め言葉ばかりでは不自然になることへの対策のため、自作で苦心した点を強調するため、加えて、筋違いの苦情にも紳士的に対応する姿を見せて好感度をアップさせるため、ときどき間違った指摘を入れ込むのだ。
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青年はとある小説創作サイトの常連だ。
一人暮らしで彼女もいない青年にとっては、唯一とも言える趣味である。
ときどきは感想や評価ももらえる。本当にときどきだが、それがうれしい。
しかし……と青年は思う。
それほどたいした作品ではないことは認めるが、もう少し感想や評価をもらえてもよいのではないか?
評判を取っているあの小説より、自作がそれほど劣っているとは思えない……
そこで青年は、一計を案じて実行に移す。
①別アカウントを取得する。
②カモフラージュのためにいくつか別アカで小説をアップしておく。別ジャンルのほうがカモフラージュには適切。
③別アカで本アカの作品コメント欄に褒め言葉を書く。
これでコメント欄もにぎやかになる。
初めて来た人が見たら、真っ白なコメント欄を見ただけで「作品が面白くない」と思われるかもしれない。そういうところで損をしたくない。
ときどき、毛色の違った感想も書くようになった。
あきらかに間違った指摘をときどき入れ込む。特に、書くのに苦労したところ。
まず、褒め言葉だけでは不自然になるから。
次に、指摘に対して返事を書くことにより、どのような工夫苦心があったかを述べることができる。
「その表現は、主人公の思いを浮き彫りにするためのものでした」などと。
筋違いの苦情にも丁寧に対応する姿を見せられるのもいい。読者への対応が丁寧な作者には誰しも好感を持つものだ。
一石三鳥の名案だ。
作品ページは誰が見ているかわからないのだ。飾り立てて損はない。
このネットの片隅で、いま青年は別のことを計画している。
あまり強い調子でない個人攻撃もときどき感想に入れようか?
俺だって、ときどき別の作者の作品や態度に腹が立つときがある。俺に対してだって、そういうのがあったほうが自然でもあるだろう。
もちろんそのときも、きちんと紳士的に対応するのだ。これでさらに見る人の好感度がアップする。
最終的には相手が謝罪し、こちらは非礼を許して一件落着となるが、最後にはそうだな、別アカ側で適当に書いた歴史小説のタイトルを挙げて、こう付け加えよう……
「作品読みました、面白かったです。一緒にがんばりましょう!」
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本問は「解説の最後の一文でぞくっとする問題」「その最後の一文をタイトルとする」という3000才さん企画の参加作です。
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