「カメオカメオカメオカメオ」「27ブックマーク」
カメオはカメオに殺された。
そのカメオもまた、カメオに殺されてしまった。
カメオはカメオになった。
カメオは全てのカメオを殺した。
どういう状況?
そのカメオもまた、カメオに殺されてしまった。
カメオはカメオになった。
カメオは全てのカメオを殺した。
どういう状況?
15年11月16日 21:10
【ウミガメのスープ】 [松神]
【ウミガメのスープ】 [松神]
こちらカメオのカメオ煮込みカメオ仕立てのカメオスープ~カメオを添えて。 となっております
解説を見る
最初に「カメオ」となった男は元の名をカメタといったそうな。
小さな村から城下町に上ってきて
そこでたまたま鉢合わせた城の重臣に仕事を与えられたのだ
城主カメオの影武者という仕事を
初めは戸惑っていたようだが、カメタが優秀であった故か
すぐに慣れていったようで他の影武者候補を押しのけて
カメタは見事カメオの影武者となった。
全ては順調にいっているように思えた
だが、カメタは愚かだった
望んでしまったのだ。目の前に並べられる家臣を
眼下に広がる城下町を、女達を、食事たちを
元々カメオは賢君と呼べる存在ではなかった
それも彼の野望を大きくするのに一役買ったのだろう
彼は本物のカメオを殺して自分が「カメオ」となろうとした。
初めは順調だった、何もかもが。カメオの死体はしっかり処分し
新たな「カメタ」も予め用意し、教育もしっかり施し、
誰からも疑われることなくカメタは「カメオ」になった。
だが、彼は考えていなかった
「カメタ」という存在のことを。
新しいカメタは優秀であった。そして同時に貪欲であった。
まるで昔の、「カメオ」ではなかった頃のカメタのように。
「カメタ」は気が付いていた。「カメオ」が本物のカメオではないことに
そして考えた。自分が「カメオ」になる方法を
そのうえで自分の代わりが誰もいないようにする方法を。
それは「カメオ」を殺し、カメタに殺されそうになったと言って
自分が「カメオ」となり、
その上で他の影武者候補を信用出来ないとして皆殺しにしてしまうことだった。
そうして、カメオはたった1人、唯一のカメオとなった。
小さな村から城下町に上ってきて
そこでたまたま鉢合わせた城の重臣に仕事を与えられたのだ
城主カメオの影武者という仕事を
初めは戸惑っていたようだが、カメタが優秀であった故か
すぐに慣れていったようで他の影武者候補を押しのけて
カメタは見事カメオの影武者となった。
全ては順調にいっているように思えた
だが、カメタは愚かだった
望んでしまったのだ。目の前に並べられる家臣を
眼下に広がる城下町を、女達を、食事たちを
元々カメオは賢君と呼べる存在ではなかった
それも彼の野望を大きくするのに一役買ったのだろう
彼は本物のカメオを殺して自分が「カメオ」となろうとした。
初めは順調だった、何もかもが。カメオの死体はしっかり処分し
新たな「カメタ」も予め用意し、教育もしっかり施し、
誰からも疑われることなくカメタは「カメオ」になった。
だが、彼は考えていなかった
「カメタ」という存在のことを。
新しいカメタは優秀であった。そして同時に貪欲であった。
まるで昔の、「カメオ」ではなかった頃のカメタのように。
「カメタ」は気が付いていた。「カメオ」が本物のカメオではないことに
そして考えた。自分が「カメオ」になる方法を
そのうえで自分の代わりが誰もいないようにする方法を。
それは「カメオ」を殺し、カメタに殺されそうになったと言って
自分が「カメオ」となり、
その上で他の影武者候補を信用出来ないとして皆殺しにしてしまうことだった。
そうして、カメオはたった1人、唯一のカメオとなった。
「サクラトレードオフ」「27ブックマーク」
東大を目指していた桜木先輩の#b#サクラが咲いた#/b#から、2年2組の#b#サボテンの花は咲かなかった#/b#。
どういうことだろうか?
どういうことだろうか?
15年04月06日 20:31
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
県立水平高校は、偏差値でいえば地域4番目という至極平凡な高校である。
中の下ほどの成績だった桜木先輩は2年生の秋に一念発起し、東大を目指し勉強を始めた。
彼の頑張りはすごかった。それこそ、血の滲むような努力をした。
いつしかそれは周囲を巻き込み、学校中の教師や生徒が彼の合格を願うようになった。
そして、今年3月。
彼から担任のもとに一本の電話が入った。
「先生、サクラ、咲きました!」
高校始まって以来の快挙だった。
職員室にいた教師たちは皆立ち上がり、電話の向こうの彼に盛大な拍手を送った。
生活指導の小林先生の指示で若手教師が屋上に走り、用意していた#red#巨大な垂れ幕を校舎に掛けた#/red#。
#big5#『祝・桜木君 東京大学合格おめでとう!』#/big5#
その#red#垂れ幕の陰になる部分に、2年2組の教室があった#/red#。
#red#窓際のサボテンは日光を遮断され#/red#、皆が期待していた花をつけることはなかった。
しかし、桜木先輩を責める者は一人としていなかった。
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#桜木先輩の東大合格を祝い、校舎に垂れ幕が下がった。#/b#
#b#それが2年2組の窓を覆い、日光を遮断されたサボテンの生長を阻害した。#/b#
中の下ほどの成績だった桜木先輩は2年生の秋に一念発起し、東大を目指し勉強を始めた。
彼の頑張りはすごかった。それこそ、血の滲むような努力をした。
いつしかそれは周囲を巻き込み、学校中の教師や生徒が彼の合格を願うようになった。
そして、今年3月。
彼から担任のもとに一本の電話が入った。
「先生、サクラ、咲きました!」
高校始まって以来の快挙だった。
職員室にいた教師たちは皆立ち上がり、電話の向こうの彼に盛大な拍手を送った。
生活指導の小林先生の指示で若手教師が屋上に走り、用意していた#red#巨大な垂れ幕を校舎に掛けた#/red#。
#big5#『祝・桜木君 東京大学合格おめでとう!』#/big5#
その#red#垂れ幕の陰になる部分に、2年2組の教室があった#/red#。
#red#窓際のサボテンは日光を遮断され#/red#、皆が期待していた花をつけることはなかった。
しかし、桜木先輩を責める者は一人としていなかった。
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#桜木先輩の東大合格を祝い、校舎に垂れ幕が下がった。#/b#
#b#それが2年2組の窓を覆い、日光を遮断されたサボテンの生長を阻害した。#/b#
「( * ̄)m †」「27ブックマーク」
街外れにある小さな教会。
人々に存在を忘れられ、すっかりと埃をかぶってしまっている十字架の前に一人の女が跪いている。
女は深々と頭を垂れ
「神よ。この哀れな子羊の罪をお許し下さい。」
そうつぶやくが、彼女自身、自分の罪が許されることがないことをわかっていた。
なぜ?
人々に存在を忘れられ、すっかりと埃をかぶってしまっている十字架の前に一人の女が跪いている。
女は深々と頭を垂れ
「神よ。この哀れな子羊の罪をお許し下さい。」
そうつぶやくが、彼女自身、自分の罪が許されることがないことをわかっていた。
なぜ?
13年11月12日 23:16
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
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22世紀初頭、【天才論理学者】
そう呼ばれていた彼女は22世紀にもなろうと言うというのに、
宗教対立などという馬鹿げた原因で戦争が亡くならないことに心をいためていた。
そこで彼女は思い立った。
【神などいない】ということをわかりやすく証明してやろう と。
そして、天才の手にかかったこの問題はたったの1年で証明が完了してしまった。
彼女は、3歳児にすら心のそこから納得できるまで判りやすく、且つ、完璧な理論を持って
神の不在を証明してしまったのだ。
かくして宗教対立による戦争はこの世から消え去った。
しかし、世界は平和にはならなかった。
それまで貧困層の心の支えになっていた宗教が力をなくし、犯罪が激増したのであった。
当然である。神のいないとわかっている宗教などにすがる人はいない。
こうして、かつて戦争によって命を落としていた人の数を、犯罪によって命を落とす人の数が追い抜いたある日。
彼女は既に訪れる人もいなくなった教会で祈りを捧げていた。
「神よ。この哀れな子羊の罪をお許し下さい。」
だが彼女自身わかっていた。神はこの手で殺してしまった。
自分の罪を許してくれる神などもう何処にもいない。ということを。
そう呼ばれていた彼女は22世紀にもなろうと言うというのに、
宗教対立などという馬鹿げた原因で戦争が亡くならないことに心をいためていた。
そこで彼女は思い立った。
【神などいない】ということをわかりやすく証明してやろう と。
そして、天才の手にかかったこの問題はたったの1年で証明が完了してしまった。
彼女は、3歳児にすら心のそこから納得できるまで判りやすく、且つ、完璧な理論を持って
神の不在を証明してしまったのだ。
かくして宗教対立による戦争はこの世から消え去った。
しかし、世界は平和にはならなかった。
それまで貧困層の心の支えになっていた宗教が力をなくし、犯罪が激増したのであった。
当然である。神のいないとわかっている宗教などにすがる人はいない。
こうして、かつて戦争によって命を落としていた人の数を、犯罪によって命を落とす人の数が追い抜いたある日。
彼女は既に訪れる人もいなくなった教会で祈りを捧げていた。
「神よ。この哀れな子羊の罪をお許し下さい。」
だが彼女自身わかっていた。神はこの手で殺してしまった。
自分の罪を許してくれる神などもう何処にもいない。ということを。
「知ってる道だけど・・・」「27ブックマーク」
コ
コ子はカーナビに目的地を設定した。
設定した場所は先週行ったばかりだし、単純なルートなのでカーナビに頼らなくても十分行ける場所だった。
ココ子はどうして知ってる行き先にもかかわらず行き先をカーナビに入力したのだろう?
※実話が元になっています。
コ子はカーナビに目的地を設定した。
設定した場所は先週行ったばかりだし、単純なルートなのでカーナビに頼らなくても十分行ける場所だった。
ココ子はどうして知ってる行き先にもかかわらず行き先をカーナビに入力したのだろう?
※実話が元になっています。
15年07月05日 18:40
【ウミガメのスープ】 [アアア]
【ウミガメのスープ】 [アアア]
この技、皆さんも使ってみてください。
解説を見る
コ
コ子は先週ツタヤでDVDをレンタルした。
会社の帰りにツタヤに寄って返却しようと思ったが、いつもの習慣でそのまま帰宅してしまう可能性大だ。
(毎日通ってる道なのでぼんやり帰ってると気付けば家に着いている。)
そこでココ子は出勤した時点でナビにツタヤをセット。
帰宅しようとエンジンをかけたら忘れていてもナビが案内してくれるから大丈夫。
というわけです。
コ子は先週ツタヤでDVDをレンタルした。
会社の帰りにツタヤに寄って返却しようと思ったが、いつもの習慣でそのまま帰宅してしまう可能性大だ。
(毎日通ってる道なのでぼんやり帰ってると気付けば家に着いている。)
そこでココ子は出勤した時点でナビにツタヤをセット。
帰宅しようとエンジンをかけたら忘れていてもナビが案内してくれるから大丈夫。
というわけです。
「名前を失った鳥たち」「27ブックマーク」
私はL国の秘境に住むある部族について実地調査を行った。
道を歩いていた部族の老人(仮にモハメドとする)に声をかけ、鳥を指差し、彼らの言語であれは何かと問いかけると、彼は「ワッチェ」と答えた。
別の鳥を指差すと、「ホガッチェ」「ゴゴクジュッチェ」などと次々に答えてくれた。
同じ質問を他の人にもしてみると、皆ほとんどの鳥に関し口を揃えて「ンゴヤギギ」と答えた。
「ンゴヤギギ」という単語は、これまでに判明している彼らの言語の中には存在しない単語だった。
「わからない」という意味ではないらしい。
その後の調査によって、私は「ンゴヤギギ」が何を指しているのかを知った。
それはいったい何だろうか。カタカナ4文字で答えよ。
道を歩いていた部族の老人(仮にモハメドとする)に声をかけ、鳥を指差し、彼らの言語であれは何かと問いかけると、彼は「ワッチェ」と答えた。
別の鳥を指差すと、「ホガッチェ」「ゴゴクジュッチェ」などと次々に答えてくれた。
同じ質問を他の人にもしてみると、皆ほとんどの鳥に関し口を揃えて「ンゴヤギギ」と答えた。
「ンゴヤギギ」という単語は、これまでに判明している彼らの言語の中には存在しない単語だった。
「わからない」という意味ではないらしい。
その後の調査によって、私は「ンゴヤギギ」が何を指しているのかを知った。
それはいったい何だろうか。カタカナ4文字で答えよ。
16年05月06日 12:32
【20の扉】 [牛削り]
【20の扉】 [牛削り]
解説を見る
その後の彼らとの交流により、私が最初に声をかけた老人(仮に#red#モハメド#/red#としていた)が、他の皆から「ンゴヤギギ」と呼ばれていることがわかった。
どうやら#red#「ンゴヤギギ」とは、その老人の名前#/red#のようである。
ンゴヤギギ以外の人々はこう言っていたのである。
#red#「(鳥の名前なら)ンゴヤギギ(に訊いてくれ)」#/red#
と。
鳥の名前を正確に知っていたのは、ンゴヤギギだけだったようだ。
私は彼らと5年間にわたり定期的に交流を続けた。
その間にンゴヤギギは衰弱し、家にこもりきりになった。
若者たちはわからないことがあるとンゴヤギギのもとへ行き、質問した。
ンゴヤギギはいつも温かい笑顔でそれに応じていた。
そして2年前、他界した。
最後の瞬間まで、彼はかすれる声で周りの若者に何かを伝えようとしていた。
#red#文字を持たない彼ら#/red#にとって、#red#生き字引#/red#である老人の価値は偉大である。
男は食料を持ち帰り、女は子を育てる。老人はほとんど動けないが、様々な知識で皆を助ける。
互いの価値を痛感し合わなければ、この厳しい自然を生き抜いてくることはできなかったのであろう。
対して我々は文字を持ち、飽和するほどの伝達手段を持っている。
しかしそれと引き換えに、何か大切なものを見過ごしてしまっているのではないだろうか。
鳥の名前を尋ねる若者たちの目や、それを教えるンゴヤギギのゆったりとした口の動きなどを見て、私はそんなことを感じずにいられなかった。
彼らは今でも、見知らぬ鳥の名前を訊かれれば「ンゴヤギギ」と答える。
それらの鳥に、新しい名前を付けることなど決してしない。
言語による表現の幅をほとんど持たない彼らは、失ったものの大きさよって、大切なものの存在を保存しているのである。
ンゴヤギギが死に、永遠に名前を失った鳥たち。
膨大な鳥たちの中の一角を占めるその大きな空虚は、紛れもなく、彼らが慈しんだ、ンゴヤギギその人の形をしている。
#big5#【答え】#/big5#
#b#「ンゴヤギギ」=「モハメド(と仮に呼んだ老人)」#/b#
どうやら#red#「ンゴヤギギ」とは、その老人の名前#/red#のようである。
ンゴヤギギ以外の人々はこう言っていたのである。
#red#「(鳥の名前なら)ンゴヤギギ(に訊いてくれ)」#/red#
と。
鳥の名前を正確に知っていたのは、ンゴヤギギだけだったようだ。
私は彼らと5年間にわたり定期的に交流を続けた。
その間にンゴヤギギは衰弱し、家にこもりきりになった。
若者たちはわからないことがあるとンゴヤギギのもとへ行き、質問した。
ンゴヤギギはいつも温かい笑顔でそれに応じていた。
そして2年前、他界した。
最後の瞬間まで、彼はかすれる声で周りの若者に何かを伝えようとしていた。
#red#文字を持たない彼ら#/red#にとって、#red#生き字引#/red#である老人の価値は偉大である。
男は食料を持ち帰り、女は子を育てる。老人はほとんど動けないが、様々な知識で皆を助ける。
互いの価値を痛感し合わなければ、この厳しい自然を生き抜いてくることはできなかったのであろう。
対して我々は文字を持ち、飽和するほどの伝達手段を持っている。
しかしそれと引き換えに、何か大切なものを見過ごしてしまっているのではないだろうか。
鳥の名前を尋ねる若者たちの目や、それを教えるンゴヤギギのゆったりとした口の動きなどを見て、私はそんなことを感じずにいられなかった。
彼らは今でも、見知らぬ鳥の名前を訊かれれば「ンゴヤギギ」と答える。
それらの鳥に、新しい名前を付けることなど決してしない。
言語による表現の幅をほとんど持たない彼らは、失ったものの大きさよって、大切なものの存在を保存しているのである。
ンゴヤギギが死に、永遠に名前を失った鳥たち。
膨大な鳥たちの中の一角を占めるその大きな空虚は、紛れもなく、彼らが慈しんだ、ンゴヤギギその人の形をしている。
#big5#【答え】#/big5#
#b#「ンゴヤギギ」=「モハメド(と仮に呼んだ老人)」#/b#