動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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おいしいみかん「1ブックマーク」
カメオは元来運の悪い男であった。
だからみかんを食べても甘いみかんにあたったことがない。
いつも酸っぱいみかんや味のしないみかんばかりを買ってしまうカメオは、段々みかんが嫌いになった。

コタツにみかんが何だというのか、カメオはぷんすか怒りながらコタツでスルメを齧る。そして口の中を思い切り噛んだ。

カメオの毎日は命がけだ。上から落ちてくる植木鉢や看板に気をつけ、マンホールに躓き、挙句には落ちる。

命がけの毎日を過ごすカメオに母は言う。

「甘いみかんもあるのよ」
「嘘だ、絶対にない」

「ほら、このみかんは美味しいわ」
「だって僕のみかんはいつも酸っぱいんだ」

「甘いわよ」
「……」

カメオは渋々最後の一房を口に入れて。みるみるうちに満面の笑みになった。

なぜ?
15年02月02日 20:54
【ウミガメのスープ】 [宿主]



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カメオは上から落ちてくる植木鉢や看板に気をつけ、マンホールに躓き、挙句。恋に落ちた。
彼女はカメオとは真逆のラッキーガール。彼女が歩けば幸運が転がってくる。

「甘いみかんもあるのよ」
「嘘だ、絶対にない」

母の言葉を思い出しながらカメオはそんなこともあったなと思う。結局今の今まで甘いみかんには出会えなかった。

そんなカメオに愛する妻はくすりと笑って自分の食べていたみかんを差し出した。

「ほら、このみかんは美味しいわ」
「だって僕のみかんはいつも酸っぱいんだ」

子供のように口をすぼめるカメオに妻は身を乗り出す。

「甘いわよ」
「……」

こうなった妻はもう止められないとカメオは知っていた。
カメオは渋々最後の一房を口に入れて。みるみるうちに満面の笑みになった。

「……甘い」
「でしょう?」

カメオの言葉を聞いて、ラッキーガールはにへっと勝ち誇ったように笑った。


恋文と惨劇「1ブックマーク」
一昔前、とある少女と少年がいた。

偶然に知り合って以来、2人は互いに好き合っていた。学校は違うが、休みの日にはいろいろな所へ2人で遊びに行ったりもした。けれどもお互いになかなか思いを伝える勇気が出ないままに時間だけが過ぎて行き、友達から恋人同士になる1歩を踏み出せずにいた。



1年が経ったある日、少年は決意を胸に手紙を書き、少女の家のポストへ投函した。



「遊園地ではしゃぐ姿も、映画館で泣き出した姿も、君のすべてが眩しく、そして愛おしく思います。そんな君のそばにずっといたいです。

僕と付き合ってください。

明日、いつもの公園で待っています。返事を聞かせてください。」



その次の日、
#red#公園で待っていた少年は背後から少女によってナイフで刺され、殺された。#/red#


一体何故少女は少年を殺したのだろうか?
16年05月20日 16:13
【ウミガメのスープ】 [ふわふわころっけ]

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あるところに双子の少女がいた。
少女たちはお互いに、一人の少年を好きになっていた。
しかし少女たちは、自分の姉/妹が自分と同じ人を好きになっているということに気づかずにいた。

とある少年は一人の少女に恋をしていた。
学校の帰り道、偶然別の道を歩いた際に出会った。
一目会っただけで恋に落ちてしまった。
二回目に出会った時に、少年は心を決めて少女に声をかけた。
メールなんてものもない時代。少年はしどろもどろになりながら少女と話し、手紙を送る約束をする。
それから、毎回デートの約束は手紙によって行っていた。

しかし、その少女が双子だということは知らなかった。
一回目に会ったのが妹で、二回目に会ったのが姉だということすら知らなかった。

連絡手段は文通のみであった故に、自分の出したデートの誘いの手紙は、毎回双子のどちらか先に封を開け読んだ方が読み、当日待ち合わせ場所に来ていたということにすら気づかなかった。
名前も、苗字で呼び合っていたから下の名前が違うなんてことにも気づかなかった。

少年が意を決して送った最後の恋文の宛名は姉。
最初に封を開けたのも姉だったが、内容がおかしいことに気づく。

「遊園地ではしゃぐ姿も、映画館で泣き出した姿も・・・」

たしかに遊園地には行ったが、映画館に一緒に行った覚えはない。
姉はまさかと思い、妹に手紙を見せる。

妹は全てを察した。少年は自分たちと交互に出かけていたこと、それを少年がずっと気づかないままでいたことを。

結局少年は自分たちの性格の差に気づかずにいたんだと、つまり少年は性格なんてほぼ気にせずに顔だけを見ていたんだと。

双子であるが故に、性格で好きな方を選んでほしかった。選ばれたかった。中身を好きになってほしかった。しかし少年が選んだのは姉。


少女は、姉を殺して成り代わり、自分を見てくれなかった少年を殺すことを決意した。
落胆のわけ「1ブックマーク」
ジョースケはフレンドリーでクラスの人気者。
頭はかなり悪いけど、スポーツは万能でなかなかモテる。

ある日ジョースケは男に話しかけた
「やあ、調子はどうだい!?」
男は何か言ったが、ジョースケは酷くがっかりした。

ジョースケががっかりしたのはなぜか?
16年05月14日 21:28
【ウミガメのスープ】 [こうにん]



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俺の名前はジョースケ。昼間はクラスの人気者だが夜になれば超一流のヒットマン。
俺のモットーは#b#ワンショットワンキル#/b#
どんなターゲットも一撃で確実に即死させる。今まで殺し損ねた奴はいねえ。

今回のターゲットは、あいつか。
今日は少し熱があって、調子が悪いがまあなんとかなるだろう。


・・・よし、死んだな。

撃った獲物に近づき「調子はどうだ?」と聞いて死を確認するのが俺の殺しの作法だ。もっとも誰も返事をしないがな。

「やあ、調子はどうだい!?」

#red#「ぅぅぅ・・・救急車を・・・」#/red#

#big5#「こいつ!!!生きているじゃあねえか!!!」#/big5#

#b#まとめ#/b#

ジョースケは、ターゲットを一発で確実に殺すことを誇りにしているヒットマン。
狙撃後、ターゲットに「調子はどうだ?」と聞いて生死を確認してきた。
今までは誰も返事をすることはなかったが、今回は違った。
ターゲットはまだ息があったのだ。
ジョースケはヒットマンとしてのプライドが傷づき酷く落胆した。


伝説的に語り継がれている名職人ラテ氏
彼は自身の特徴からくる特別な配慮から
今まで不便を強いられてきた人からも評価を受け
全世界の人全てから支持をうける存在であった。


そのラテ氏の最高傑作といわれるセットの作品を
あらゆる手を使い集めきったと自負するカメオウは大変満足したが
ある作品を見た時「こんな物まで余計な配慮をしおってーーーー!!」と激怒することになる


それはその作品が今までの歴史上で不便という理由で誰も使おうとせず
倉庫の奥で誇りをかぶっていたゆえに起こったことであった


さてその作品とは一体何だろう?

20の扉ですが質問制限はなしです、好きに発言してください。
16年05月17日 21:00
【20の扉】 [ゴルム]



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大魔王カメオウは勇者が伝説の装備を集められぬようにあらゆる手をつくし奪っていった。
これらは元は人の手で作られたものだがはるか昔、時の魔王に対抗するために
精霊が勇者に絶大な能力上昇を施すように祈りを込められ伝説の武器防具となったものだ。
(ラテ氏の剣、盾、鎧のセットは伝説の武器の中でもメインをはる逸品だ)

用意周到で狡猾なカメオウの唯一の誤算は
伝説の職人ラテ氏が作るものは自身が左利きだったこともあり
右利き用と左利き用のもの両方を作る配慮をしていたこと
そしてかの伝説の剣もその例にもれず左利きのものも作っていたことだった。


歴代の勇者には右利きしかおらず、左利き用のものは倉庫の奥でホコリをかぶり半ば忘れ去られていたが
今回の勇者は左利きであったため、その剣をもってカメオウに立ち向かったのだ。


その剣を見たカメオウは絶望と怒りの混じった声で「こんな物まで左利きがあるだと!!余計な配慮をしおってーーーー!!」
と断末魔を上げつつやられていくことになったという。


めでたしめでたし


ということで正解は「勇者しか扱えぬ伝説の剣(左利き用)」でした
アンダー・ザ・ロウ「1ブックマーク」
「私のこと愛してる?」


「明日は朝市で早いし、もう寝るよ」


ラウラ ラウラ 捧げるのだ
新たなる養分を 新たなる養分を
偉大なる太陽に 偉大なる太陽に!


「やっぱりおかしい」


「はあ?お前昨日は朝市に行くって...いや、言ってなかったな」


暑い 水が飲みたい


状況を補完して、「この国だけに定められた特別な法」を答えなさい
16年01月31日 20:04
【ウミガメのスープ】 [シティー]



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この国だけに定められた法とは、「太陽が出ている間本当のことを言ってはいけない」という法である。だから電話越しの二人の男は、夜は本当のことを言っていたが、日が出た途端嘘をついていたのだ。そして破ったものは厳刑に処される。
男はそんな法に疑問を持っていた。小さい頃から当たり前に存在していた法律だったが、調べてみると何故制定されたのか、何の役に立っているか何も分からないのだ。
「やっぱりおかしい」男はそう思った。
そのうち、男はある女に出会った。二人は馬が合い、すぐ親しくなったのだ。二人が男女の仲になるのは自然なことだった。
ある日男が目覚めてみると、隣に女の姿は無かった。
男は町中を探し回った。そして遂に、切り立った崖の上で女を見つけたのだ。女は今にも飛び込みそうだった。
男に気付いた女は涙ぐんだ目でこちらを見つめ、「私のこと愛してる?」と聞いた。まだ日は出ていたが、男はそこで嘘を言うわけにもいかなかった。
「勿論だ!愛しているとも!」
その瞬間、男は何者かに後ろから殴られた
次に目が覚めた瞬間、男は街の広場の真ん中に磔にされていた
周りでは怪しげな服を着た者達が、生け贄を捧げる時の歌を歌いながら踊っている
小さい頃に一回だけ見た風景だ...
男はこの法律に疑問を持っていたことがばれて、スパイである女が無理やり法を破らせたのだ。男を合法的に処刑するために。
薄れゆく意識の中で男は思った。
暑い...水が飲みたい...