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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

居場所特定「1ブックマーク」
祖父に「どうしてここにいることがわかったんだ?」と驚かれた男は、その言葉を聞いて大笑いした。
確かに祖父は、初めて訪問した友人の家にいたので、居場所を突き止めるのは難しいはず。
どういうことだろう?
15年02月04日 23:27
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

ここでしか飲めないスープ




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祖父の携帯電話に電話をかけたら、びっくりしたような声で開口一番、尋ねられた。

「どうしてここがわかったんだ?」

その言葉の意味をとりかねて、一瞬考え、そしてすぐに男は大笑いし始めた。

機械に弱く、ようやく携帯電話を持ち始めた祖父。
しかし、祖父にとって電話と言えば固定電話の印象が強いので、固定電話のように場所がわかって電話してきたのかと勘違いしたらしい。

そう説明してみたが、祖父はただ、困惑した声で呟く。

「そうか……お前すごいんだなあ……」

多分、理解できていない。

祖父の天然ボケ具合に、笑うしかない男であった。

*実話です

END
たし算ひき算「1ブックマーク」
恵方巻(税込432円)を買った男は、小銭入れの中に、五百円玉は1枚以上、一円玉は2枚以上あることを確認して、まず十円玉を2枚を出し、続いて五百円玉を1枚を出した。

その変なお金の出し方、なんなの?
15年02月03日 20:55
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

西南西スープ




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小銭入れの中は、中身を確認することはできても、目当ての硬貨を引っ張りだすのは時間がかかりそうな程度にぐちゃぐちゃだった。特に小さい1円玉は取りにくい。

先に五百円玉を出してから小銭入れを探っていると、レジの店員によっては気付かず五百円玉だけで会計を済ませてしまうし、そこで「ちょっと待って下さい」というのも面倒だ。

そこで、手前にあってすぐ取れた十円玉を出し、さも30円分を十円玉で支払うつもりがあるように見せておく。
こうすることで、この後五百円玉を出しても、まだ小銭を出すつもりであることがアピールできる。

落ち着いて混雑した小銭入れの中から目当ての一円玉を探し、2円が無事に用意できたところで、「あれー、十円玉足りなかったなー」とでも言いたげに、十円玉を引っ込める。

ちょっと複雑だけれど、知らない人とまともにしゃべれない男にとっては、便利な手なのだ。

END
料理しない男「1ブックマーク」
男は全く料理をしなかった。包丁はもちろん持たないし、鍋を火にかけることもしない。レンジでチンすらもしない徹底ぶりであった。
専業主婦の妻は料理好きで腕も確かだったので、男が料理をしなくとも、美味しくバランスのとれた食事が毎日楽しめた。
それでもさすがに少しは料理を覚えてもらおうと、妻が男に教え込もうと奮闘したこともあった。しかし、他の家事は積極的に手伝うというのに、料理だけは絶対に手を出したがらないのだ。妻が不在のときは、妻がセットしておいた電気ポットのお湯を使って、カップラーメンをすする始末だった。
妻に「仕方ない人ね」と呆れたように笑われても、娘に「お父さん、料理がすっごく下手だから料理するの嫌いなんじゃないの?」とからかわれても、男は気にしていなかった。
男は、本当は料理することができるし、料理が嫌いなわけでもないのだ。

どういうことだろう?
14年10月27日 23:36
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープつくりません!




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男はカップラーメンが大好きだった。独身時代は、栄養が偏らない程度には自炊をしつつも、好きなときにカップラーメンを食べていた。
しかし料理好きの妻と結婚し、状況が変わった。妻が毎日手間暇かけてつくってくれる料理を前に、「たまにはカップラーメンが食べたい」などとは言い出せない。勝手に買ってきて食べることもできたが、それこそバレたら大惨事だ。隠れてカップラーメンを食べるだなんて、妻の料理が口に合わないと言っているようなものだ。
そこで、全く料理ができない、料理することが嫌いだ、という振りをして過ごすことにした。たまに妻が出かけると、「料理ができないから」という口実で、カップラーメンを食べていたのだ。
妻が帰ってから、「ごはんをつくれなくてごめんなさいね」と申し訳なさそうに謝る姿を見ると心が痛んだ。妻の料理はもちろん文句なく美味しい。大変感謝している。それでも……男は、カップラーメンが好きなのだ。妻を傷つけず、好きなカップラーメンを食べるために、男は一生をかけて「料理をしない」ことを貫くのであった。

END

#b#妻の不在時に大好きなカップラーメンを食べる口実のために、「料理ができない振り」をしていた#/b#
おまけのミステリー「1ブックマーク」
男は推理小説を読んでいた。しかし、半分も読まないうちに、間のページを飛ばして最後の結末を読み始めた。結末を読み終えると、また元のページに戻って読み始めた。

どういうことだろう?
14年10月17日 22:49
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

ミステリースープ3




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男は水平思考が大好きだった。
推理小説も、話の流れが大体わかったら、先に結末を読むのだ。
そして、結末がわかったら、そこに至るまでにどういうことがあったのだろうか、なぜそういう結論に至ったのだろうか、と水平思考で考えるのだ。
そういう推理小説の読み方も……アリ?
忘れ去られたミステリー「1ブックマーク」
男は推理小説を読んでいた。しかし、半分も読まないうちに、間のページを飛ばして最後の結末を読み始めた。そして、最後まで読み終わる前に、男は大変なことをしでかしたことに気付き、絶望した。

どういうことだろう?
14年10月17日 21:30
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

ミステリースープ1




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推理小説を読んでいた男は、登場人物の特徴や、事件の流れに既視感を覚えた。

その小説は、実家の押し入れから見つけたものだった。おそらく親が若い頃に買ったものなのだろう。随分古く、紙も傷んでいたし、聞いたこともない作者だったが、興味を惹かれて読み始めてみたのだが……読めば読むほど、疑惑は深まるばかり。どんなに面白くないと思った小説でも、普段なら絶対そんなことはしないのだが、半分ほど読んだところで男は我慢ができなくなり、ページをめくって結末を読み始めた。事件の犯人や、犯行を可能にしたトリック、犯行動機、そして犯人を追いつめる証拠……それらすべてが、自分の知っている話と瓜二つだった。

これは、俺が書いた新作小説にそっくりだ……いや、違う。この小説そっくりに、俺が書いてしまったんだ……!

小説家の男は、ここ数年、スランプに陥っていた。魅力的なキャラクターも、斬新なトリックも、かつては次から次へと思い浮かんでいたというのに。そもそも小説だけで食べてけるかどうかという程度しか売れていなかった男にとって、作品自体が書けないというのは、生活が危ぶまれる状況であった。書いては消し、消しては書きを繰り返し、必死になればなるほど筆が進まなくなる悪循環に困窮していたある日、一筋の光が差し込んだ。一人の主人公が思い浮かび、そこから湧き出るように他の登場人物や素晴らしいトリックが思い浮かんだのだ。あふれ出るアイディアを取りこぼさぬよう、三日三晩寝ずに書き続けた。久々に書きあげた新作小説……先週発売し、売れ行きは上々である。それなのに。

男は、薄汚れた古い小説を閉じた。その装丁は記憶になかったし、タイトルにも作者にも覚えはなかった。けれど、確かに、これを読んだ。幼い頃、男はこれを読んだのだ。読んだこと自体は忘れ去り、そのストーリーだけが頭の隅に残っていたのだろう。それを、自分のアイディアだと勘違いして、小説を書いてしまったのだ。次々に浮かぶエピソードや洒落た伏線は、男の才能ゆえではなく、他人の模倣に過ぎなかった。

無意識にとは言え、男がやったことは紛れもない盗作である。いくら無名の作品とはいえ、小説として世に出回ったものだ。昔似たような小説があった、と気付く人がいてもおかしくはない。いや、何より、男のプライドが自身を許さなかった。作家としての誇りがあった。たいして売れなくても、その日の食事に困ることがあっても、小説家であるという事実が彼を生かし続けて来たというのに。

小説家として絶対にしてはいけない、大変なことをしでかしてしまったことに気付き、男は絶望した。絶望する他、なかった。

END

#b#男は推理小説家。最近出した新作小説のアイディアが、子どもの頃に読んだ昔の推理小説の内容そのものだったことに気づく。無意識に盗作していたことに気付いた男は、絶望する他なかった。#/b#