「イターイ黒歴史」「1ブックマーク」
チピオくんは必殺技を放ち、敵を倒すことに成功したのだが、直後にその必殺技を放った事を後悔した。
どういう事? 【参加テーマ・好きな必殺技】
どういう事? 【参加テーマ・好きな必殺技】
16年10月08日 00:27
【ウミガメのスープ】 [チピオ]
【ウミガメのスープ】 [チピオ]
解説を見る
チピオの右手に雷が宿る。
雷を纏った全力での手刀突き、それがチピオの必殺技だった。
弱った敵に狙いを定め…全力で…その雷の手刀を突き出す!
ドンッ!
大きな音がして、慌てて目を覚ます。
夢を見ていたようだ。
何故か右手が痛い。
起き上がり、電気をつけて恐る恐る右手を確認してみる。
なんと親指以外の指が普段曲がる方とは真逆の方向に曲がっていた。
どうやら、夢の中で必殺技を放った時、現実でも寝ながら同じ動きをしてしまっていたらしい。
硬い壁に向かって全力で手刀を突き出せば、こうなるのは当たり前。
チピオは夢の中でその必殺技を使った事を後悔した。
その後一定期間右手を包帯でぐるぐるに巻いて固定した状態で登校したため、まわりから中二病くんと呼ばれたそうな。
雷を纏った全力での手刀突き、それがチピオの必殺技だった。
弱った敵に狙いを定め…全力で…その雷の手刀を突き出す!
ドンッ!
大きな音がして、慌てて目を覚ます。
夢を見ていたようだ。
何故か右手が痛い。
起き上がり、電気をつけて恐る恐る右手を確認してみる。
なんと親指以外の指が普段曲がる方とは真逆の方向に曲がっていた。
どうやら、夢の中で必殺技を放った時、現実でも寝ながら同じ動きをしてしまっていたらしい。
硬い壁に向かって全力で手刀を突き出せば、こうなるのは当たり前。
チピオは夢の中でその必殺技を使った事を後悔した。
その後一定期間右手を包帯でぐるぐるに巻いて固定した状態で登校したため、まわりから中二病くんと呼ばれたそうな。
「女神の足音を追いかけて」「1ブックマーク」
重い税金や戦争のために、貧しさにあえぐ人々の絶えなかった時代ーーーー
大通りをとぼとぼとゆく、みすぼらしいエレナ。
そんな彼女のためを思い、人々は喜んでお金を手向けた。
そのお金はすべて自分のものなのだと思い知り、#b#エレナはひどく絶望した。#/b#
いったいどういうことだろう?
大通りをとぼとぼとゆく、みすぼらしいエレナ。
そんな彼女のためを思い、人々は喜んでお金を手向けた。
そのお金はすべて自分のものなのだと思い知り、#b#エレナはひどく絶望した。#/b#
いったいどういうことだろう?
16年10月07日 17:25
【ウミガメのスープ】 [すいま]
【ウミガメのスープ】 [すいま]

恥
解説を見る
「エレナの首を!」「エレナの首を!」
宮廷に向かう大通りに、大勢の国民が詰めかけている。民衆の汗が蒸気となって、ムワッとあたりを包み込む。
エレナはほんの数日前まで、国を統べる女王だった。
王族の地位と権威は神によって与えられたものだ、父からそう教えられたエレナは、無邪気に信じこんでいた。自分のことは、何者であろうと邪魔したりできないのだと。
父から譲り受けた王位を手に勝手放題を繰り返す日々。
自身の贅沢のため重税を課し、少しでも気に入らない国には戦争をふっかけ。批判や忠告が耳に入ると、親類の王族までも血の粛清を行った。
次第に高まっていく民衆の不満のうずは、王を打倒する革命となって爆発した。国王軍の中からも反逆者は次々と現れ、瞬く間に王宮は包囲されてしまう。
とらえられ、荒々しく縛られたエレナは困惑した。王族権力の神聖さを信じて疑わぬ彼女には、革命という言葉さえよく理解できない。
「なぜ神より選ばれた君臨者たるわらわが、かくなる責苦を受けねばならんのだ?」
舞台は冒頭に戻る。
エレナは公開処刑されるのだ。
王宮からほど近い広場まで、処刑人に連れられとぼとぼと歩く。一週間前に宰相の処刑を命じたばかりのこの男に、自分が連行されるとは奇妙なことだ。エレナはこのときに至ってさえ、自身の破滅を信じることはできなかった。その時。
#b#ゴリッ#/b#
何かが後頭部にぶつかる。愚かな民草が、石でも投げたのだろうか?地面に落ちたそれを見れば、エレナ自身の顔が浮き彫りされた金貨であった。
なぜわざわざ高価な金貨を…?
疑問に思う間もなく。はじめのひとつを皮切りにしたように、大通りに集まった群衆から、金貨や銀貨が雨あられのように降り注いだ。どれをとってもエレナの#big5#顔、顔、顔…#/big5#
#big5#「エレナの首を落とせ!」「エレナの首を転がせ!」#/big5#
エレナはだんだんと理解する。自分が処刑されれば、命じて作らせた貨幣も無価値となるのだ。何よりも、人々は女王エレナのために受けた苦しみを、エレナの首つきの金貨を投げる行為によって示していた。
「エレナの首などもう要らぬ」と。
自分の歩いた道にできた「首」の山から、君主を殺すことができる民衆の歓喜と憎悪を思い知り、エレナは#b#ようやく絶望することができた。#/b#
神に選ばれたと信じる裸の女王様を、民衆を導く自由の女神が殺しに来たのだ。
ギロチン台はもうすぐである。
#b#要約解説:エレナは女王であり、圧政により民衆に処刑されることとなった。彼女のため受けた苦しみを思う民衆から、エレナの顔がついた金貨を投げられ、国民の怒りと自らの死の不可避を知り、絶望したのだった。#/b#
宮廷に向かう大通りに、大勢の国民が詰めかけている。民衆の汗が蒸気となって、ムワッとあたりを包み込む。
エレナはほんの数日前まで、国を統べる女王だった。
王族の地位と権威は神によって与えられたものだ、父からそう教えられたエレナは、無邪気に信じこんでいた。自分のことは、何者であろうと邪魔したりできないのだと。
父から譲り受けた王位を手に勝手放題を繰り返す日々。
自身の贅沢のため重税を課し、少しでも気に入らない国には戦争をふっかけ。批判や忠告が耳に入ると、親類の王族までも血の粛清を行った。
次第に高まっていく民衆の不満のうずは、王を打倒する革命となって爆発した。国王軍の中からも反逆者は次々と現れ、瞬く間に王宮は包囲されてしまう。
とらえられ、荒々しく縛られたエレナは困惑した。王族権力の神聖さを信じて疑わぬ彼女には、革命という言葉さえよく理解できない。
「なぜ神より選ばれた君臨者たるわらわが、かくなる責苦を受けねばならんのだ?」
舞台は冒頭に戻る。
エレナは公開処刑されるのだ。
王宮からほど近い広場まで、処刑人に連れられとぼとぼと歩く。一週間前に宰相の処刑を命じたばかりのこの男に、自分が連行されるとは奇妙なことだ。エレナはこのときに至ってさえ、自身の破滅を信じることはできなかった。その時。
#b#ゴリッ#/b#
何かが後頭部にぶつかる。愚かな民草が、石でも投げたのだろうか?地面に落ちたそれを見れば、エレナ自身の顔が浮き彫りされた金貨であった。
なぜわざわざ高価な金貨を…?
疑問に思う間もなく。はじめのひとつを皮切りにしたように、大通りに集まった群衆から、金貨や銀貨が雨あられのように降り注いだ。どれをとってもエレナの#big5#顔、顔、顔…#/big5#
#big5#「エレナの首を落とせ!」「エレナの首を転がせ!」#/big5#
エレナはだんだんと理解する。自分が処刑されれば、命じて作らせた貨幣も無価値となるのだ。何よりも、人々は女王エレナのために受けた苦しみを、エレナの首つきの金貨を投げる行為によって示していた。
「エレナの首などもう要らぬ」と。
自分の歩いた道にできた「首」の山から、君主を殺すことができる民衆の歓喜と憎悪を思い知り、エレナは#b#ようやく絶望することができた。#/b#
神に選ばれたと信じる裸の女王様を、民衆を導く自由の女神が殺しに来たのだ。
ギロチン台はもうすぐである。
#b#要約解説:エレナは女王であり、圧政により民衆に処刑されることとなった。彼女のため受けた苦しみを思う民衆から、エレナの顔がついた金貨を投げられ、国民の怒りと自らの死の不可避を知り、絶望したのだった。#/b#
「ボツキャラの憂鬱」「1ブックマーク」
ラテシンが大好きなタロウくんは
自分の作品にミスタートムというキャラクターを
登場させようと思っていた。
ある日、タロウくんは
自分が出題しようとした問題の設定が
ミスタートムにピッタリだと気づいたが
ミスタートムを登場させず
主人公をカメオとして出題した。
10月6日のトムの日を逃したのも
オリジナルのキャラクターを登場させるのが恥ずかしいのも関係ないとしたら
いったいなぜ?
自分の作品にミスタートムというキャラクターを
登場させようと思っていた。
ある日、タロウくんは
自分が出題しようとした問題の設定が
ミスタートムにピッタリだと気づいたが
ミスタートムを登場させず
主人公をカメオとして出題した。
10月6日のトムの日を逃したのも
オリジナルのキャラクターを登場させるのが恥ずかしいのも関係ないとしたら
いったいなぜ?
16年10月07日 01:12
【ウミガメのスープ】 [にのなん]
【ウミガメのスープ】 [にのなん]
解説を見る
【ひとこと解説】
ミスタートムの設定を知っているかどうかで
質問者に差が出てしまうのを防ぎたかったから。
【にのなんからの挑戦状の答え】
ミスタートムの設定が,タロウくんが過去に出した問題に基づいていること
なので,配慮する相手は次回以降の参加者ではなく
これまでにミスタートムが登場した問題を知らない参加者だったのだ.
ミスタートムの設定を知っているかどうかで
質問者に差が出てしまうのを防ぎたかったから。
【にのなんからの挑戦状の答え】
ミスタートムの設定が,タロウくんが過去に出した問題に基づいていること
なので,配慮する相手は次回以降の参加者ではなく
これまでにミスタートムが登場した問題を知らない参加者だったのだ.
「なんてほほえましい!」「1ブックマーク」
ミコちゃんのストラップを探していたマサユキくん。
ようやくストラップを見つけると、ほんの数センチだけ位置をずらして、そのままにしておきました。
それでも、ミコちゃんからの大きな「ありがとう」を感じたんだって。
どうしてかな?
ようやくストラップを見つけると、ほんの数センチだけ位置をずらして、そのままにしておきました。
それでも、ミコちゃんからの大きな「ありがとう」を感じたんだって。
どうしてかな?
16年10月06日 12:20
【ウミガメのスープ】 [すいま]
【ウミガメのスープ】 [すいま]

ランチのスープでしたがもう夜です。
解説を見る
マサユキはアニメ『魔法巫女子☆ミコちゃん!』(まほうふじょしみこちゃん)の大ファンである。
その日夜遅く部屋に帰ってきたマサユキは暗闇のなか手探りで、電灯のひもにくくりつけた「ミコちゃん」のストラップを探していた。
「いたいた!デュフフ、ミコちゃん、夜の闇でさえ僕たちを引き離すことはできないんだね…ただいま。」
あくまでミコちゃんにはソフトタッチで、カチッと電灯のひもを引く。すると…
#big5#「いつも応援ありがとう!ミコより」#/big5#
壁にはったミコちゃんポスター(声優の大きなサイン入り)が目に飛び込んで来た。
「ありがとうだなんて、そんな。僕とミコちゃんの仲じゃないか。気にしなくていいんだよ…ミコちゃんこそ、僕の心をいつも照らしてくれる太陽みたいな人さ…」
マサユキは部屋中のミコちゃんグッズにただいまをささやきながら、「二人きり」の幸せな時間に酔いしれるのだった。
その日夜遅く部屋に帰ってきたマサユキは暗闇のなか手探りで、電灯のひもにくくりつけた「ミコちゃん」のストラップを探していた。
「いたいた!デュフフ、ミコちゃん、夜の闇でさえ僕たちを引き離すことはできないんだね…ただいま。」
あくまでミコちゃんにはソフトタッチで、カチッと電灯のひもを引く。すると…
#big5#「いつも応援ありがとう!ミコより」#/big5#
壁にはったミコちゃんポスター(声優の大きなサイン入り)が目に飛び込んで来た。
「ありがとうだなんて、そんな。僕とミコちゃんの仲じゃないか。気にしなくていいんだよ…ミコちゃんこそ、僕の心をいつも照らしてくれる太陽みたいな人さ…」
マサユキは部屋中のミコちゃんグッズにただいまをささやきながら、「二人きり」の幸せな時間に酔いしれるのだった。
「ゲンロク爺と喫茶店」「1ブックマーク」
私のお気に入りの喫茶店には、何人か名物客がいる。
その一人が、ゲンロク爺だ。
私が毎日そのお店に訪れると、彼もまたカウンター席に頑張って腰掛けている。
コーヒーが美味しいことで結構有名なのだが、彼が頼むのはいつもウーロン茶。
私はそれを不思議そうに眺めながら、コーヒーを注文していた。
あるときを境に彼はそこからいなくなってしまった。
何故?
その一人が、ゲンロク爺だ。
私が毎日そのお店に訪れると、彼もまたカウンター席に頑張って腰掛けている。
コーヒーが美味しいことで結構有名なのだが、彼が頼むのはいつもウーロン茶。
私はそれを不思議そうに眺めながら、コーヒーを注文していた。
あるときを境に彼はそこからいなくなってしまった。
何故?
16年03月30日 08:45
【ウミガメのスープ】 [相須 楽斗]
【ウミガメのスープ】 [相須 楽斗]
解説を見る
ある日、喫茶店のテーブル席でゲンロク爺を見かけた。
彼の正面に座っていたのは、ついこの間まで爺にコーヒーを淹れていたマスターだった。継いだ息子夫婦の話によると、引退したらしい。
彼らは楽しそうに会話をしている。
前々から心の隅にあった疑問の答えを見つけた気がした。彼はマスターとの会話をするために此処に来ていたのだ。
ゲンロク爺はいつもその御老体に負荷をかけながら、注文していたのはウーロン茶だったから。コーヒーが美味しいから無理して来ている私と違い、彼は何のために此処へ訪れているのか。それがお店に来るようになって、少し疑問に思っていたことだ。
でも、そんなことのために毎日...いや、「そんなこと」ではない。彼にとって会話というのはとても価値あるものなのだ。少なくとも、名物コーヒーを超える程度には。
考え事がひと段落すると、私はコーヒーを注文した。
私も名物客の一人になっているのだろうか。なら歓迎だ。このお店を愛している証拠なんだから。
彼の正面に座っていたのは、ついこの間まで爺にコーヒーを淹れていたマスターだった。継いだ息子夫婦の話によると、引退したらしい。
彼らは楽しそうに会話をしている。
前々から心の隅にあった疑問の答えを見つけた気がした。彼はマスターとの会話をするために此処に来ていたのだ。
ゲンロク爺はいつもその御老体に負荷をかけながら、注文していたのはウーロン茶だったから。コーヒーが美味しいから無理して来ている私と違い、彼は何のために此処へ訪れているのか。それがお店に来るようになって、少し疑問に思っていたことだ。
でも、そんなことのために毎日...いや、「そんなこと」ではない。彼にとって会話というのはとても価値あるものなのだ。少なくとも、名物コーヒーを超える程度には。
考え事がひと段落すると、私はコーヒーを注文した。
私も名物客の一人になっているのだろうか。なら歓迎だ。このお店を愛している証拠なんだから。