無職で金の無いカメオに、老人がそう言った。
「ルールは次の通り。箱の中に多額の賞金を入れた。オヌシの借金を全額返してもなお余りある額じゃ」
そう言われたカメオはヒヤッとした。彼が借金を抱えている事を言い当てられただけでなく、その借金の額(1000万超)まで知られているようだからだ。
老人は続ける。「見事箱を開けられたら中の賞金はオヌシにやろう。箱はとても頑丈で、素手で開けるのは不可能じゃが、まわりには斧などを置いておいたから、それで開けられるじゃろう。時間制限は一切無し!開けられるまで好きなだけ取り組め。食事の事も心配することはない。こちらからきちんと一日三食提供する。さあ、どうする?」
借金まみれのカメオは、一も二も無く飛びついた。参加を表明したカメオに老人は言う。
「実は箱にたどり着くまでにはいくつか難関がある。賞金の額を半分に減らして良ければ、箱のすぐそばからスタートさせてやろう。ああ、もちろん、賞金額が半分に減っても、オヌシの借金完済くらいは余裕じゃよ」
カメオは老人の出した条件を承諾した。
だが、ゲームが開始した瞬間、カメオは後悔した。一体なぜ?
【ウミガメ】
有名コピペが元ネタですが、もちろん解説はオリジナルです。
カメオは賞金を半分にしてスタートしましたか?
YES.ですが、重要ではありません。
賞金を手に入れても借金を返せないからですか?
NO.
カメオが後悔したのは賞金が半分になったからですか?
NO.
借金を返済してもその日生きていく分のお金が残らないからですか?
NO.
カメオは賞金を手にしましたか?
NO!多分無理だと思います。 [良い質問]
食事のことはともかく、お風呂に入れないことに気づき後悔しましたか?
NOw カメオ、軟弱ですね
箱にたどり着くまでの過程が大事でしたか?
NO.
箱を開ける方法は重要ですか?
NO.
箱を開けることはできましたか? [編集済]
YES. 道具を使えば、箱を開けることは出来たでしょう。 [良い質問]
箱のある場所は暗かったですか?
関係ありません。
道具を手に入れることはできましたか?
YESNO! 道具を手に入れることも厳しかったと思います(※ミスリード注意!) [良い質問]
箱を開けると死にますか?
NO.
箱のある場所は重要ですか?
YES. 解説では孤島でした。(ただし、箱のある場所よりも重要なことがあります) [良い質問]
箱の中には賞金以外のものも入っていましたか?
YES. 帰るためのヘリを呼ぶ発信機が入っていました。 [良い質問]
道具も箱の中に入っていましたか?
NO.老人は箱の周りに置いていましたが… [良い質問]
箱はカメオが行き着く人生の終着点である棺桶の事で、箱のすぐそばまで行く=カメオは瀕死の状態ですか?
NO.
斧でヘリを呼ぶための発信機も壊してしまいましたか?
NO.それ以前の問題です!
カメオ以外の誰かが箱の近くまで行きましたか?
YES!箱の周りには沢山の男たちが居ました! [良い質問]
海を隔てた別の島に道具がありましたか?
NO.
箱を開ける為の様々な道具や武器の上に落とされ、瀕死ますか?(((;゚Д゚)))
いやあああ。そこまでではありませんが、カメオは道具で死ぬかもです…
バトロワますか?
YES!!正解です! [正解]
道具は箱の周りにいる沢山の男達から奪わなければなりませんか?
YES! [良い質問]
他の人達も宝箱を狙っていたので、大乱闘が起こりましたか?
YES! [良い質問]
「箱の中に入っているボタンを押したら、迎えのヘリが来ます。箱はその扉の向こうです」
と言うと、ヘリに乗って帰ってしまった。
そして、扉を開けたカメオが見たものは、箱、斧、鋸、釘抜き、金属バット、チェーンソーetc.……そして、大量の死体と、争う男たちの姿だった。
そう言えば、老人は、プレイヤーが何人いるかは言っていなかった。
乗ってきたヘリは小さく、食事も一日三食一人分しか支給されず、何とか無事に帰れても借金まみれ。それ以前に、戦っている男たちがカメオを見逃してくれるワケも無く。
カメオは、ゲームに参加するという、自分の軽率な判断を悔やんだのだった。
「ほっほっほ。やっぱり面白いのう。それにしても、あの青年も馬鹿じゃのう。近道をせずに難関に挑めば、ギブアップボタンがあったというのに。くっくっく」
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