「本当に優しいのはだあれ?」「1ブックマーク」
上品な笑い声に誘われるように
薄暗い隙間を覗き込んだ僕は
おじさんたちを見つけた
彼らは一斉に無言でこっちを見た
おどおどと一番綺麗な女に声を掛けると
女は僕の指を見て、それが食べたいわと言った
僕は従った
するとおじさんもおばさんも
綺麗なお姉さんも消えてしまった
一人残った僕(B)は軽くなったお腹を抱えて
トボトボと元来た道を引き返した
どんな状況?
薄暗い隙間を覗き込んだ僕は
おじさんたちを見つけた
彼らは一斉に無言でこっちを見た
おどおどと一番綺麗な女に声を掛けると
女は僕の指を見て、それが食べたいわと言った
僕は従った
するとおじさんもおばさんも
綺麗なお姉さんも消えてしまった
一人残った僕(B)は軽くなったお腹を抱えて
トボトボと元来た道を引き返した
どんな状況?
14年07月13日 18:47
【ウミガメのスープ】 [アマレット]
【ウミガメのスープ】 [アマレット]
仮初めなら優しくしないで!
解説を見る
急に意中の女の子に夜ごはんを誘われたB
『ボーナスも入ったことだし!』っと
高級フレンチへ勇んで乗り込んだ
入ってみたもののメニューはフルコースのみで、0がいっぱいついてる
---足りるはずだ、うん、大丈夫大丈夫。。
頭では大丈夫と思ってても『うふふ』『ほほほ』
と周りの上品な笑い声を聞いているうちに段々と不安が膨らんでくる
---えーと、テーブルチャージってどのくらいするんだっけ?10万はしないよね
こっそりとテーブルの下で財布を開きその暗い隙間を覗いてみる
そこには一万円札のおじさんや五千円札のおばさん、千円札のおじさんがたくさんいた
---『大丈夫だ。こっちは任せとけ!』と言う力強い声を聞いた気がした
『き、ききき今日は!ぼ、ぼぼ僕のおごりだから好きなもの頼んでね!!なんならコレとかどどう?』
震える指で一番高いコースを指差す
女はにっこり微笑むと本当に遠慮なく最高級のフルコースを頼んだ
『XXXXXX万Y千円になります』
ウエストポーチからお金を出して、レジで会計を済ませている間に、後ろから『ご馳走さまでした☆』と声が聞こえた
会計を済ませて振り返ると、そこには誰も居なくなっていた
Bは軽くなったウエストポーチと空っぽの心を引きずって家路をトボトボ帰って行った
外は、夏だというのに冷たい風が吹きぬけていた
『ボーナスも入ったことだし!』っと
高級フレンチへ勇んで乗り込んだ
入ってみたもののメニューはフルコースのみで、0がいっぱいついてる
---足りるはずだ、うん、大丈夫大丈夫。。
頭では大丈夫と思ってても『うふふ』『ほほほ』
と周りの上品な笑い声を聞いているうちに段々と不安が膨らんでくる
---えーと、テーブルチャージってどのくらいするんだっけ?10万はしないよね
こっそりとテーブルの下で財布を開きその暗い隙間を覗いてみる
そこには一万円札のおじさんや五千円札のおばさん、千円札のおじさんがたくさんいた
---『大丈夫だ。こっちは任せとけ!』と言う力強い声を聞いた気がした
『き、ききき今日は!ぼ、ぼぼ僕のおごりだから好きなもの頼んでね!!なんならコレとかどどう?』
震える指で一番高いコースを指差す
女はにっこり微笑むと本当に遠慮なく最高級のフルコースを頼んだ
『XXXXXX万Y千円になります』
ウエストポーチからお金を出して、レジで会計を済ませている間に、後ろから『ご馳走さまでした☆』と声が聞こえた
会計を済ませて振り返ると、そこには誰も居なくなっていた
Bは軽くなったウエストポーチと空っぽの心を引きずって家路をトボトボ帰って行った
外は、夏だというのに冷たい風が吹きぬけていた
「花の散るようなさようなら」「1ブックマーク」
昨日はとても暑かったから
君に最後の別れを告げられなかったね
親しい人々に囲まれ花とともに僕はいきます
モノローグを遮って
包丁を握りしめた女が僕に抱きつく
刺さる包丁、広がる赤
・・・「いたいよ」
涙目で僕は笑った
なぜ?
君に最後の別れを告げられなかったね
親しい人々に囲まれ花とともに僕はいきます
モノローグを遮って
包丁を握りしめた女が僕に抱きつく
刺さる包丁、広がる赤
・・・「いたいよ」
涙目で僕は笑った
なぜ?
14年07月10日 18:50
【ウミガメのスープ】 [アマレット]
【ウミガメのスープ】 [アマレット]
泣いてないよ
解説を見る
いつも僕の作るチャーシューメンを笑顔で食べてくれる
常連の女の子・・・今日は来なかったな
ぼそっと呟きながら、のれんを下ろす
まあ、最高気温30℃超えてりゃさすがにラーメンの気分
じゃないかw
僕は明日、この町を離れる
俗に言う、のれんわけってやつだ
夢が叶う!やっと自分の店が持てる嬉しい!という感情と
この町を離れるというほんの少しの淋しさで
なんだか落ち着かない
翌日の朝、店に道具を取りに行った僕を店のみんなが外まで見送りに来てくれた
「俺の店の名前で下手なもんだしたら承知しないからな!」
仏頂面のおやっさんがぶっきらぼうに花束を渡してくれる
僕は無言でぺこりと深く頭を下げた
背を向けて車へ乗り込もうとした瞬間、パタパタパタと
駆け寄る音が聞こえて振り向いたその瞳に、
なにやら赤くて長い物を握った女の子がドアップで映った
「待ってー!!!きゃー!!!」ぼふん!!!
勢いよく走り過ぎた様で急に止まれず、僕にぶつかる
赤い風呂敷がはらりと、はだけて中からビニールのカバーに
包まれた包丁が姿を覗かせた
右手に包丁を握りしめて僕の腕をがっしりと掴んだまま
少女は早口でまくし立てる
「お兄さんがっ遠くへ行っちゃうって聞いてっ、それで!」
肩で息をしながら続ける
「どうしてもいつも美味しいラーメン食べさせてもらって
いるお礼をしたいなって思って・・・」
そこまで言うと少し俯いた
「それでプレゼントをと思ったんだけど何がいいのか
わからなくて・・・厨房で一生懸命包丁を握って
チャーシューを切っている姿が思い浮かんだので、
これにしました。センスなくてごめんなさい!!」
僕は涙と赤い顔を手で覆い隠しながら笑って言った
「・・・ねぇ、包丁のビニールの角、刺さってる。痛いよw」
女神に見送られて旅立つなんて、最高の門出かもしれない
常連の女の子・・・今日は来なかったな
ぼそっと呟きながら、のれんを下ろす
まあ、最高気温30℃超えてりゃさすがにラーメンの気分
じゃないかw
僕は明日、この町を離れる
俗に言う、のれんわけってやつだ
夢が叶う!やっと自分の店が持てる嬉しい!という感情と
この町を離れるというほんの少しの淋しさで
なんだか落ち着かない
翌日の朝、店に道具を取りに行った僕を店のみんなが外まで見送りに来てくれた
「俺の店の名前で下手なもんだしたら承知しないからな!」
仏頂面のおやっさんがぶっきらぼうに花束を渡してくれる
僕は無言でぺこりと深く頭を下げた
背を向けて車へ乗り込もうとした瞬間、パタパタパタと
駆け寄る音が聞こえて振り向いたその瞳に、
なにやら赤くて長い物を握った女の子がドアップで映った
「待ってー!!!きゃー!!!」ぼふん!!!
勢いよく走り過ぎた様で急に止まれず、僕にぶつかる
赤い風呂敷がはらりと、はだけて中からビニールのカバーに
包まれた包丁が姿を覗かせた
右手に包丁を握りしめて僕の腕をがっしりと掴んだまま
少女は早口でまくし立てる
「お兄さんがっ遠くへ行っちゃうって聞いてっ、それで!」
肩で息をしながら続ける
「どうしてもいつも美味しいラーメン食べさせてもらって
いるお礼をしたいなって思って・・・」
そこまで言うと少し俯いた
「それでプレゼントをと思ったんだけど何がいいのか
わからなくて・・・厨房で一生懸命包丁を握って
チャーシューを切っている姿が思い浮かんだので、
これにしました。センスなくてごめんなさい!!」
僕は涙と赤い顔を手で覆い隠しながら笑って言った
「・・・ねぇ、包丁のビニールの角、刺さってる。痛いよw」
女神に見送られて旅立つなんて、最高の門出かもしれない
「【文字を当てよう10】 趣深い暗号でGo」「1ブックマーク」
宮崎 宮崎 長崎 愛媛 奈良 島根 埼玉 愛媛 京都 愛媛 岩手 京都 長崎 京都 島根 宮城 宮崎
岐阜 秋田 徳島 和歌 栃木 徳島 埼玉 愛知 神奈 長崎 岐阜 栃木 鳥取 ○○
暗号を解いて、○○に当てはまると都道府県名を当ててください。
※「○○」で一つの都道府県名の最初の2文字を表します。
※※東北地方ですか、博多明太子が名産ですか、など、都道府県の特徴を使って範囲を狭めることで答えを見つけるような質問は禁止します。いいかえると、質問を活用し、暗号を解くためのヒントを入手することで、暗号を解き、正解を導いてください。
岐阜 秋田 徳島 和歌 栃木 徳島 埼玉 愛知 神奈 長崎 岐阜 栃木 鳥取 ○○
暗号を解いて、○○に当てはまると都道府県名を当ててください。
※「○○」で一つの都道府県名の最初の2文字を表します。
※※東北地方ですか、博多明太子が名産ですか、など、都道府県の特徴を使って範囲を狭めることで答えを見つけるような質問は禁止します。いいかえると、質問を活用し、暗号を解くためのヒントを入手することで、暗号を解き、正解を導いてください。
14年06月29日 10:48
【20の扉】 [3000才]
【20の扉】 [3000才]
解説を見る
この暗号は、
都道府県が上段に17、
下段に14並んでいます。
これは和歌です。
47の都道府県が、それぞれ、「47のひらがな」の一文字に割り振られているわけです。
都道府県には、行政管理庁(現在の総務省)によって都道府県コード番号が与えられています。
1:北海道 2:青森 3:岩手 4:宮城 5:秋田 6:山形
7:福島 8:茨城 9:栃木 10:群馬 11:埼玉 12:千葉
13:東京 14:神奈川 15:新潟 16:富山 17:石川 18:福井
19:山梨 20:長野 21:岐阜 22:静岡 23:愛知 24:三重
25:滋賀 26:京都 27:大阪 28:兵庫 29:奈良 30:和歌山
31:鳥取 32:島根 33:岡山 34:広島 35:山口 36:徳島
37:香川 38:愛媛 39:高知 40:福岡 41:佐賀 42:長崎
43:熊本 44:大分 45:宮崎 46:鹿児島 47:沖縄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%85%AC%E5%85%B1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
この番号に合わせて直すと、
宮崎 宮崎 長崎 愛媛 奈良 島根 埼玉 愛媛 京都 愛媛 岩手 京都 長崎 京都 島根 宮城宮崎
岐阜 秋田 徳島 和歌 栃木 徳島 埼玉 愛知 神奈 長崎 岐阜 栃木 鳥取 ○○
は、次のようになります。
45 45 42 38 29 32 11 38 26 38 3 26 42 26 32 4 45
21 5 36 30 9 36 11 23 14 42 21 9 31 ●
都道府県は47あります。
47といえば、いろは歌。
数字を1=い、2=ろ、3=は、という風に、いろはの順番にして、ひらがなににすると、
ももしきやふるきのきはのしのふにも
なほあまりあるむかしなりけ●
これは、百人一首でも知られる
「百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり」
ですから、最期の文字は「り」となります。
「り」に相当する番号は9番。
9番にあたる都道府県名は栃木県ですので、
○○に当てはまる文字は「栃木」です。
「百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり」
は、百人一首の歌番号100番(トリ)を務める歌です。
「承久の乱」の首謀者であり、島流しにあった順徳院と後鳥羽院を、
百人一首の99番と100番にもってきていることから、
百人一首の選定者である藤原定家の意図は「百人一首のミステリー」ともされているそうです。
参考:
http://yamamoto-diary.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-0d8a.html
都道府県が上段に17、
下段に14並んでいます。
これは和歌です。
47の都道府県が、それぞれ、「47のひらがな」の一文字に割り振られているわけです。
都道府県には、行政管理庁(現在の総務省)によって都道府県コード番号が与えられています。
1:北海道 2:青森 3:岩手 4:宮城 5:秋田 6:山形
7:福島 8:茨城 9:栃木 10:群馬 11:埼玉 12:千葉
13:東京 14:神奈川 15:新潟 16:富山 17:石川 18:福井
19:山梨 20:長野 21:岐阜 22:静岡 23:愛知 24:三重
25:滋賀 26:京都 27:大阪 28:兵庫 29:奈良 30:和歌山
31:鳥取 32:島根 33:岡山 34:広島 35:山口 36:徳島
37:香川 38:愛媛 39:高知 40:福岡 41:佐賀 42:長崎
43:熊本 44:大分 45:宮崎 46:鹿児島 47:沖縄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%85%AC%E5%85%B1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
この番号に合わせて直すと、
宮崎 宮崎 長崎 愛媛 奈良 島根 埼玉 愛媛 京都 愛媛 岩手 京都 長崎 京都 島根 宮城宮崎
岐阜 秋田 徳島 和歌 栃木 徳島 埼玉 愛知 神奈 長崎 岐阜 栃木 鳥取 ○○
は、次のようになります。
45 45 42 38 29 32 11 38 26 38 3 26 42 26 32 4 45
21 5 36 30 9 36 11 23 14 42 21 9 31 ●
都道府県は47あります。
47といえば、いろは歌。
数字を1=い、2=ろ、3=は、という風に、いろはの順番にして、ひらがなににすると、
ももしきやふるきのきはのしのふにも
なほあまりあるむかしなりけ●
これは、百人一首でも知られる
「百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり」
ですから、最期の文字は「り」となります。
「り」に相当する番号は9番。
9番にあたる都道府県名は栃木県ですので、
○○に当てはまる文字は「栃木」です。
「百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり」
は、百人一首の歌番号100番(トリ)を務める歌です。
「承久の乱」の首謀者であり、島流しにあった順徳院と後鳥羽院を、
百人一首の99番と100番にもってきていることから、
百人一首の選定者である藤原定家の意図は「百人一首のミステリー」ともされているそうです。
参考:
http://yamamoto-diary.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-0d8a.html
「OPEN THE BOX!」「1ブックマーク」
「ゲームをしないか?」
無職で金の無いカメオに、老人がそう言った。
「ルールは次の通り。箱の中に多額の賞金を入れた。オヌシの借金を全額返してもなお余りある額じゃ」
そう言われたカメオはヒヤッとした。彼が借金を抱えている事を言い当てられただけでなく、その借金の額(1000万超)まで知られているようだからだ。
老人は続ける。「見事箱を開けられたら中の賞金はオヌシにやろう。箱はとても頑丈で、素手で開けるのは不可能じゃが、まわりには斧などを置いておいたから、それで開けられるじゃろう。時間制限は一切無し!開けられるまで好きなだけ取り組め。食事の事も心配することはない。こちらからきちんと一日三食提供する。さあ、どうする?」
借金まみれのカメオは、一も二も無く飛びついた。参加を表明したカメオに老人は言う。
「実は箱にたどり着くまでにはいくつか難関がある。賞金の額を半分に減らして良ければ、箱のすぐそばからスタートさせてやろう。ああ、もちろん、賞金額が半分に減っても、オヌシの借金完済くらいは余裕じゃよ」
カメオは老人の出した条件を承諾した。
だが、ゲームが開始した瞬間、カメオは後悔した。一体なぜ?
無職で金の無いカメオに、老人がそう言った。
「ルールは次の通り。箱の中に多額の賞金を入れた。オヌシの借金を全額返してもなお余りある額じゃ」
そう言われたカメオはヒヤッとした。彼が借金を抱えている事を言い当てられただけでなく、その借金の額(1000万超)まで知られているようだからだ。
老人は続ける。「見事箱を開けられたら中の賞金はオヌシにやろう。箱はとても頑丈で、素手で開けるのは不可能じゃが、まわりには斧などを置いておいたから、それで開けられるじゃろう。時間制限は一切無し!開けられるまで好きなだけ取り組め。食事の事も心配することはない。こちらからきちんと一日三食提供する。さあ、どうする?」
借金まみれのカメオは、一も二も無く飛びついた。参加を表明したカメオに老人は言う。
「実は箱にたどり着くまでにはいくつか難関がある。賞金の額を半分に減らして良ければ、箱のすぐそばからスタートさせてやろう。ああ、もちろん、賞金額が半分に減っても、オヌシの借金完済くらいは余裕じゃよ」
カメオは老人の出した条件を承諾した。
だが、ゲームが開始した瞬間、カメオは後悔した。一体なぜ?
14年06月01日 17:29
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
有名コピペが元ネタですが、もちろん解説はオリジナルです。
解説を見る
目隠しをされたカメオは、見知らぬ孤島に連れて来られた。黒服はカメオの目隠しを外して、
「箱の中に入っているボタンを押したら、迎えのヘリが来ます。箱はその扉の向こうです」
と言うと、ヘリに乗って帰ってしまった。
そして、扉を開けたカメオが見たものは、箱、斧、鋸、釘抜き、金属バット、チェーンソーetc.……そして、大量の死体と、争う男たちの姿だった。
そう言えば、老人は、プレイヤーが何人いるかは言っていなかった。
乗ってきたヘリは小さく、食事も一日三食一人分しか支給されず、何とか無事に帰れても借金まみれ。それ以前に、戦っている男たちがカメオを見逃してくれるワケも無く。
カメオは、ゲームに参加するという、自分の軽率な判断を悔やんだのだった。
「ほっほっほ。やっぱり面白いのう。それにしても、あの青年も馬鹿じゃのう。近道をせずに難関に挑めば、ギブアップボタンがあったというのに。くっくっく」
「箱の中に入っているボタンを押したら、迎えのヘリが来ます。箱はその扉の向こうです」
と言うと、ヘリに乗って帰ってしまった。
そして、扉を開けたカメオが見たものは、箱、斧、鋸、釘抜き、金属バット、チェーンソーetc.……そして、大量の死体と、争う男たちの姿だった。
そう言えば、老人は、プレイヤーが何人いるかは言っていなかった。
乗ってきたヘリは小さく、食事も一日三食一人分しか支給されず、何とか無事に帰れても借金まみれ。それ以前に、戦っている男たちがカメオを見逃してくれるワケも無く。
カメオは、ゲームに参加するという、自分の軽率な判断を悔やんだのだった。
「ほっほっほ。やっぱり面白いのう。それにしても、あの青年も馬鹿じゃのう。近道をせずに難関に挑めば、ギブアップボタンがあったというのに。くっくっく」
「不良の善行には大抵意味がある」「1ブックマーク」
ラテシン・ストリート一の不良、ジャイケルは毎日みんなが礼拝し終わるタイミングを見計らって、ラテラテ教の聖書を携えて耳たぶ教の教会の礼拝堂に行く。
どういうことだろう?
どういうことだろう?
14年05月27日 17:00
【ウミガメのスープ】 [耳たぶ犬]
【ウミガメのスープ】 [耳たぶ犬]
解説を見る
耳たぶ教の礼拝堂は、礼拝する人がいない間は神父もおらず、とっても静か。
一方ラテラテ教の教会はいつも賑やかです。
なのでジャイケルは、枕にちょうどいいサイズのラテラテ教の聖書を携えて耳たぶ教の教会の礼拝堂に行き、昼寝を堪能していたのだ。
一方ラテラテ教の教会はいつも賑やかです。
なのでジャイケルは、枕にちょうどいいサイズのラテラテ教の聖書を携えて耳たぶ教の教会の礼拝堂に行き、昼寝を堪能していたのだ。