みんなのブックマーク

ユーザー登録をしてから待ちに待った3日目。

カメオは初出題のために練りに練って、完成した問題を出題しようとしていた。

見よ、この問題を！

古代ギリシアの迷宮のような複雑怪奇なトリック！

月の調べのような(ry

古池や(ry

…まぁとにかくものすごい問題だったのである！

…その分考えるために色々犠牲にしたケド。

さぁ、ラテシンユーザーよかかってくるがよい！

カメオは不敵に笑った。

……。

悲しいことに、カメオは初心者である。

出題フォームの使い方がわからず、ラグのせいもありテンパってしまった。

あ、あれ、このボタンであってるかな…[カチッ]

更新を終えたページにあったのは燦然と輝く文章。

「カメコは泣いた。なぜなら…

本来正解が出た後に出すはずだった解説文だった。

カメオはもう泣くしかなかった。

ある夏の日、今日も日が僕たちを包む

僕は家に帰って冷蔵庫を開ける

そこには真っ赤な君がいた

冷たい君に夢中になって

気が付くと君は白くなった



僕はよく冷えたすいかを皮の白いところまできれいに食べた

「お会計540円になります」


（レジ台との身長差やべえ・・・）

私は彼の「身長」を見て思った。
その店員はなかなかの長身で、レジをするとき屈んでやらなければならないのだ。あれ絶対腰にクるわ。

「ありがとうございましたー」

店員はそう言いながら、身体を反らして腰を拳で叩いていた。


・・・心中お察しします。

「ではそこのお客さん、壇上に上がってきてもらえますか？」
カメオが指名した男が壇上に上がる。

「ではこの中から好きなカードを選んでください」
「これにします」
観客がカードを指さすと、それが宙を舞う……って、えっ⁉
会場は観客が起こした現象に騒然となる。
当然視線はその観客のもとに集まった。

無事マジックは成功したのだが、カメオは観客が選んだカードが観客の手によって宙に浮かんだのを見て、
自分よりすごいマジックを前に#red#観客選びに失敗したな#/red#。と思ったのである。

(｀･ω･´)お前、性格ヤバい奴なんだからせめて両親の前では猫を被っておけ、絶対に変な事はするなよってもう遅かったか