「親切か不親切か」「11ブックマーク」
ある日のことである。
青年はペンを落とした。
落としたことに気づいた年配の男性はそのペンを拾い、落とし主である青年に手渡した。
しかし、彼が感謝の言葉を述べることはなかった。
にも関わらず、その一連の出来事を見ていた人達は、「素晴らしい」と彼を褒め称えた。
いったいどういうことだろう?
青年はペンを落とした。
落としたことに気づいた年配の男性はそのペンを拾い、落とし主である青年に手渡した。
しかし、彼が感謝の言葉を述べることはなかった。
にも関わらず、その一連の出来事を見ていた人達は、「素晴らしい」と彼を褒め称えた。
いったいどういうことだろう?
16年05月07日 22:23
【ウミガメのスープ】 [ロシナンテ]
【ウミガメのスープ】 [ロシナンテ]
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青年は大学生であり、その日は試験であった。
青年の隣に座っていた女生徒は、不注意にも消しゴムを落としてしまった。拾ってもらうために手を挙げていたものの、試験監督である教授はなかなか気づかない。時間は刻一刻と過ぎ去っていく。
困っている女性に手を貸すため、青年はあえて自分のペンを落とし、音をたてた。そうすることで、女性の挙手にも気づいてもらおうとしたのだ。
年配の教授は手を挙げている2人の学生に気づき、落とし物を拾って手渡す。試験中であるので、学生が感謝の言葉を述べることは、当然厳禁であった。
一連の流れを見ていた周りの学生達は、彼の機転の良さと親切さを褒め称えたのであった。
青年の隣に座っていた女生徒は、不注意にも消しゴムを落としてしまった。拾ってもらうために手を挙げていたものの、試験監督である教授はなかなか気づかない。時間は刻一刻と過ぎ去っていく。
困っている女性に手を貸すため、青年はあえて自分のペンを落とし、音をたてた。そうすることで、女性の挙手にも気づいてもらおうとしたのだ。
年配の教授は手を挙げている2人の学生に気づき、落とし物を拾って手渡す。試験中であるので、学生が感謝の言葉を述べることは、当然厳禁であった。
一連の流れを見ていた周りの学生達は、彼の機転の良さと親切さを褒め称えたのであった。
「氷点と殺意」「11ブックマーク」
氷点と殺意
真夏のビーチで事故が起こる。
物凄く小気味のいい音が聞こえ、大怪我を負った少年がいた。
どういう状況か?
真夏のビーチで事故が起こる。
物凄く小気味のいい音が聞こえ、大怪我を負った少年がいた。
どういう状況か?
10年10月14日 20:01
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
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スイカボール
タケシは親父の源助と友達とで海水浴にきていた。
源助はこっそりスイカ割り用のスイカを持ってきていた。
タケシはそのことを知らずに、おもむろに砂場に置いてあるスイカをスイカ柄のビーチボールと勘違いした。
お、親父気がきくじゃねぇか!ヘイパース!
サッカー部のエースの脚力を活かし、思いっきりスイカを蹴り上げた。
パキャッ♪メリッ♫二つの何かが割れる音がビーチに響いた。
スイカは見事に二つに割れている。
黄金の左足も見事に二つに割れている(骨が)
その後源助が帰ってきてタケシに言った。
おい、何勝手にスイカ割り始めてんだ!
お前そんなにスイカ食いたかったのか。
スイカはスイーツか?スイカをスイスイかきこむってか?
それなら仕方ない、ま、すいっか!ってか?がははは!
タケシは自業自得だと思いながらも、目の前で寒い親父ギャグを連発する源助に対し軽く殺意を覚えた。
Suicaで帰れ、クソ親父。
タケシは親父の源助と友達とで海水浴にきていた。
源助はこっそりスイカ割り用のスイカを持ってきていた。
タケシはそのことを知らずに、おもむろに砂場に置いてあるスイカをスイカ柄のビーチボールと勘違いした。
お、親父気がきくじゃねぇか!ヘイパース!
サッカー部のエースの脚力を活かし、思いっきりスイカを蹴り上げた。
パキャッ♪メリッ♫二つの何かが割れる音がビーチに響いた。
スイカは見事に二つに割れている。
黄金の左足も見事に二つに割れている(骨が)
その後源助が帰ってきてタケシに言った。
おい、何勝手にスイカ割り始めてんだ!
お前そんなにスイカ食いたかったのか。
スイカはスイーツか?スイカをスイスイかきこむってか?
それなら仕方ない、ま、すいっか!ってか?がははは!
タケシは自業自得だと思いながらも、目の前で寒い親父ギャグを連発する源助に対し軽く殺意を覚えた。
Suicaで帰れ、クソ親父。
「飄々と」「11ブックマーク」
大ヒットしている映画、『名探偵ラテラル~水平思考に隠された真実~』について話しているカメオとウミオ。
カメオ「やっぱり主人公役の俳優の熱演が見どころだよ!まるでかの名俳優・水平太郎の再来と言ってもいいんじゃないかってくらい。カメラワークも含めて迫力あってさ、冗談じゃなく世界で通用するレベル。ストーリーも難しすぎず、かといって安直な内容ではない絶妙なバランス。予告編があまり面白そうじゃなかったけど、あれは予告編を作った奴のセンスが悪いね!」
ウミオ「……うん」
カメオの言っていることにウミオは#b#100%同意できる#/b#にも関わらず、ウミオはカメオの映画評にいい印象を持たなかった。
一体なぜ?
カメオ「やっぱり主人公役の俳優の熱演が見どころだよ!まるでかの名俳優・水平太郎の再来と言ってもいいんじゃないかってくらい。カメラワークも含めて迫力あってさ、冗談じゃなく世界で通用するレベル。ストーリーも難しすぎず、かといって安直な内容ではない絶妙なバランス。予告編があまり面白そうじゃなかったけど、あれは予告編を作った奴のセンスが悪いね!」
ウミオ「……うん」
カメオの言っていることにウミオは#b#100%同意できる#/b#にも関わらず、ウミオはカメオの映画評にいい印象を持たなかった。
一体なぜ?
17年09月02日 22:48
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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ウミオは実は知る人ぞ知る映画感想ブログの中の人であった。
そして、カメオの言っていることからすぐにある事実に気が付いた。
ウミオ(その感想……#b#たとえから何まで、そのまんま俺がブログで書いた内容そのまま#/b#だ……カメオ、自分の言葉を使って感想を言えないのか!?ま、まさか映画を観てすらいないで、事前情報やネットで得た知識だけで知った気になっているんじゃないだろうな!?)
※どんな映画でも、「自分の目で観てから」評価をしましょう!!
そして、カメオの言っていることからすぐにある事実に気が付いた。
ウミオ(その感想……#b#たとえから何まで、そのまんま俺がブログで書いた内容そのまま#/b#だ……カメオ、自分の言葉を使って感想を言えないのか!?ま、まさか映画を観てすらいないで、事前情報やネットで得た知識だけで知った気になっているんじゃないだろうな!?)
※どんな映画でも、「自分の目で観てから」評価をしましょう!!
「長い猫」「11ブックマーク」
ペットの猫を見に来ない?
という古臭い口説き文句にのって太郎の部屋に来た花子。
花子「これが猫?」
太郎「…うん」
花子「長い猫だね」
花子はガッカリして帰って行ったという。
どういうこと?
という古臭い口説き文句にのって太郎の部屋に来た花子。
花子「これが猫?」
太郎「…うん」
花子「長い猫だね」
花子はガッカリして帰って行ったという。
どういうこと?
14年06月08日 20:40
【ウミガメのスープ】 [3000才]
【ウミガメのスープ】 [3000才]
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太郎の部屋で見つけたもの。
それは長い髪の毛だった。
花子「これが猫(の毛)?」
太郎「…うん」
そんなわけない。
ずいぶん長い毛をした猫だね、と嫌味をいって花子は部屋を出た。
それは長い髪の毛だった。
花子「これが猫(の毛)?」
太郎「…うん」
そんなわけない。
ずいぶん長い毛をした猫だね、と嫌味をいって花子は部屋を出た。
「ジョーカーあがり」「11ブックマーク」
A氏がトランプの大富豪をしているのを後ろから見ている。
ゲームは進み、A氏の手札は残り2枚となり、1枚はジョーカーであった。
次の手番はA氏。
ジョーカーを出して、次にもう一枚を出せば上がれる盤面であり、
悩むような状況でなかったのだがA氏は長考。
やっとの事でジョーカーを出して手番を獲得、もう一枚を出してA氏はあがることができた。
一体何故長考したのだろう?
ゲームは進み、A氏の手札は残り2枚となり、1枚はジョーカーであった。
次の手番はA氏。
ジョーカーを出して、次にもう一枚を出せば上がれる盤面であり、
悩むような状況でなかったのだがA氏は長考。
やっとの事でジョーカーを出して手番を獲得、もう一枚を出してA氏はあがることができた。
一体何故長考したのだろう?
16年06月12日 19:37
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
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手番が来たとき、A氏は数年前に死んだ嫁とあの日の事を手札に重ね、思いをめぐらせていた。
数年前にA氏はある女性と婚約し、婚姻届を一緒に書き、さあ明日提出だというところで女性は交通事故にあい、死んでしまった。
A氏は翌日、婚姻届と死亡届を両方持ち、
役所にやってきた。
死亡届を出してからでは婚姻届は出せない。
まず婚姻届を出して、それから死亡届を出さなければならなかった。
A氏の二枚の手札はハートのカードとジョーカー。
それぞれ婚姻届と死亡届と重なってしまい、その時の記憶がフラッシュバックしてしまった。
今の状況ではジョーカー、ハートの順、すなわち死亡届、婚姻届の順に出さねばならないのだ。
あの時は「ジョーカーあがり」をする必要があったが、
今は「ジョーカーあがり」をしてはいけないとは皮肉なものだな…A氏はあの日を思い出し、しばし手を止め、そして溢れ出す悲しみを押し堪えながらジョーカーを出した。
数年前にA氏はある女性と婚約し、婚姻届を一緒に書き、さあ明日提出だというところで女性は交通事故にあい、死んでしまった。
A氏は翌日、婚姻届と死亡届を両方持ち、
役所にやってきた。
死亡届を出してからでは婚姻届は出せない。
まず婚姻届を出して、それから死亡届を出さなければならなかった。
A氏の二枚の手札はハートのカードとジョーカー。
それぞれ婚姻届と死亡届と重なってしまい、その時の記憶がフラッシュバックしてしまった。
今の状況ではジョーカー、ハートの順、すなわち死亡届、婚姻届の順に出さねばならないのだ。
あの時は「ジョーカーあがり」をする必要があったが、
今は「ジョーカーあがり」をしてはいけないとは皮肉なものだな…A氏はあの日を思い出し、しばし手を止め、そして溢れ出す悲しみを押し堪えながらジョーカーを出した。