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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

【死への恐怖】「11ブックマーク」
パラシュートが開いたので男は死を覚悟した。

一体なぜ!?

14年11月16日 04:27
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



解説を見る
スカイダイビング中、
教えられた通りに紐を引くが、
何度やっても男のパラシュートは開かない…!!!!!



ふ、不具合だ!!!!!

いかん!!!!!

このままでは…



このままではっ!!!!!!!!!!



…お、落ち着け!!!!!

こ、こういう時は初心者の俺に親切丁寧にスカイダイビングを教えてくれ、
この空を共に降下している
頼りになるインストラクターがいるじゃないか!!!!!

は、早く俺の元へ来て
俺をしっかり掴まえて助けてくれ!!!!!

頼む!!!!!
インストラク……………



インス……………





………急降下する空中で、

男は見た。



インストラクターのパラシュートが無事に、
正常に開くシーンを。



………イン………





男とインストラクターの距離は



みるみる離れていった……………



【私はだあれ?】「11ブックマーク」
女の正体は当てなくていいので、
女の悩みを当ててください。
14年07月27日 23:47
【20の扉】 [のりっこ。]



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タイトル通り、

女の悩みは【肌荒れ】である。

念願の孫が出来たと父が騒いでいた。
今まで堅物だったあの父が浮き足立っている。
どうにか遠方にいる私とコンタクトを取り、孫の写真が欲しいそうだ。

携帯の「けの字」も知らないあの父が携帯電話を購入した。
家族皆が果たして使いこなせるのか?とからかった。
父の特訓?の成果もあり、一ヶ月後ようやく父からのメールが私の携帯に届いた。
内容は無理なお願いばかりのメールで、私は返信も写真を送る事もしなかった。

どういうこと?
13年07月11日 00:22
【ウミガメのスープ】 [junpocke]



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4月に定年を迎える父が携帯電話を購入したそうだ。
携帯などいらんと言っていたけれども、孫ができた事がきっかけになったらしい。
私は実家から遠い場所に住んでいるため、姉が父に使い方を教えてくれていた。
メールの使い方や写真の開き方など、姉は父に一通り教えたそうだ。

それなのに父は定年退職前の3月に孫の顔を見ることなく亡くなった。 急性心筋梗塞だった。
40年間働き続け、ホッとする間もなく無念の死を遂げてしまった。

葬儀後、父の携帯に放置されたままのメールがあり、見てみると私宛へのメールだった。
文面はシンプルで読みやすかったが、送信することを忘れていたのだろうか・・・・
最初で最期の私宛のメール。私は泣きながら送信ボタンを押した。
これは私の一生の保護メールだ。

━━━ 父さんは4月からは毎日が日曜日だ。
父さんが生きているうちに必ずお前に会いに行く。
その時は、孫を私の手で抱かせておくれ━━━
ノットパーフェクト「11ブックマーク」
コメディアン、元女優、ノンフィクション作家、ウェディングプランナー、玉の輿、ロックミュージシャン

彼らは成功し、地位や名誉、莫大な財産など持ち、何不自由なく暮らしている。

彼らに足りないものは何か?
12年11月26日 22:37
【ウミガメのスープ】 [水上]



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彼らの頭文字を集めて、そこに「辛」の文字を足すことで

ウ+元=完 コ+ノ+ロ+辛+玉=璧

「完璧」となる。

彼らは生まれ持った才能や、恵まれた環境の元で何も「辛」い思いもせず今の地位を得た。

そのことが彼らの人間としての成長を阻害したのだった。

彼らは成功しつつも常に虚無感を抱え、幸福を感じていない。

「辛」い思いを「一」つでも経験することが「幸」せを得る近道なのかもしれない。
僕のリコーダーを聴いて「11ブックマーク」
クラスメイトのカメコを見かけたカメオは、

突然リコーダーを取り出し、吹いた。


何故?
16年06月28日 22:22
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]



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カメオの学校には、ウミガメ学級なるクラスがある。

いわゆる特別支援学級だ。

春からこのクラスに通っているカメオは、生まれつき声を出すことができない生徒だった。

ある日、学校からの帰り道。
カメオは、ウミガメ学級のクラスメイトのカメコが、横断歩道の手前で佇んでいるのを見かけた。

カメコは、目が見えなかった。

カメコが渡ろうとしている先の信号は、ちょうど赤から青に変わったところだった。
いつもなら、信号機から流れる「通りゃんせ」のメロディーが、カメコにそのことを教えてくれる。
ところが今日は、その音響装置が壊れてしまったのか、一向に何の音も聞こえてこない。

カメオは、カメコに信号の変わったことを教えてあげなければと思った。
だがカメオには、声に出してそのことを伝えることが出来ない。
かといって、いきなり肩を叩いたりしたら、カメコを驚かせてしまうかも。

カメオは考えて、背負っていたランドセルからリコーダーを取り出すと、習ったばかりの「通りゃんせ」を吹いた。
音楽はあまり得意ではなかったけれど、一生懸命吹いた。

くす、とカメコの小さく笑う声がした。

「そこ、少し違うよ。」

カメコは言った。

「授業の時にもそう先生に注意されていたね、カメオくん?」

名前を言い当てられ、カメオがもじもじしていると、カメコが傍へ寄ってきた。

「もう渡っても大丈夫だよってことかな?」

カメオは慌てて、返事のかわりに「ピ」とひとつリコーダーを吹いた。

「ありがとう。ねえカメオくん、一緒に帰ろうか。」

カメコは笑顔で言った。
カメオは頬を真っ赤に染め、さっきよりも高く擦れた音で、もうひとつ「ピ」とリコーダーを吹いた。

きらきらと夕日が照らす横断歩道を、ふたりは並んで歩き出した。