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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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全てをなかったことに「1ブックマーク」
彼が大切に保管していた紙ヒコーキ。
とても甘酸っぱい記憶が残っている。

しかし彼はそれを全てを燃やしてしまった。

一体何故だろう?
11年10月19日 23:41
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]

なかったことには決してできない。




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今年から新しい場所で働く。
引越しのため荷物の整理をしていると、ダンボールに入れられた大量の紙ヒコーキが見つかった。

胸がときめいた。

僕がまだ小さい頃、病気がちであまり学校にこない女の子がいた。
肌が白く、笑顔が可愛い女の子だった。
その子の家は僕の通学路にあって、いつも彼女は二階の窓から僕を見つめていた。
最初は不思議だったけれど、僕はだんだんと彼女に惹かれていた。

ある日突然、彼女は僕に紙ヒコーキを投げてくるようになった。
とても丁寧に作られていて、綺麗にまっすぐ飛んだ。
僕は彼女に微笑みかけながら、それをいつも拾って帰った。

その紙ヒコーキ一個一個が僕の宝物になり、全て綺麗に保管した。

そのうち彼女の家に遊びに行こう。
折り紙をたくさん持っていって、一緒に作ろうだなんて考えていた。

だけど彼女は急に引っ越してしまった。
本当に突然、別れもなしに。

それ以来彼女とは会っていない。
今思うとあれが初恋だったんだろうな、ふふふ。

もう一度紙飛行機を手にとってみる。
これが一番最初に貰った紙ヒコーキだ。
やっぱり丁寧で綺麗だな。

……ん?
よーく見ると中に何かが書き込まれてるようだ。
もしかして僕への手紙だったかな。
文通したかったなあ。

紙ヒコーキを開いた瞬間、甘酸っぱかった気持ちが凍りついた。

「おねがい 助けて 」
次々と紙ヒコーキを開く。

「ぱぱがこわい いつもいたいの 」
「ここからだして なんでむしするの」
「おなかすいた なにかちょうだい」
「たすけてよ たすけて たすけて」

最後の日に貰った飛行機を開いた。

「あなたは ひどい きょうがさいご さようなら」

僕は庭に出て、紙飛行機を燃やした。
黙々と燃やした。
新生活が始まるんだ。

全てをなかったことに。
ジャパニーズゴメンスタイル「1ブックマーク」
勝手に外泊をしていたのがばれ、私はお父さんに正座しながら怒られた。
ひとしきり怒られた後、お父さんは自室にこもってしまった。

ちゃんと謝ろうと部屋に向かった私が見たのは、お父さんの土下座姿だった。

どういうことだろう?
11年10月11日 16:00
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]

今日中に回答できるか未定ですが、だしときます(*'-'*)




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勝手に外泊をしたお陰で、お父さんに思いっきり叱られた。
まあ連絡しなかった自分に非があるので、黙って正座をしながら聞いていた。

ひとしきり怒られた後、お父さんは二階の自室にこもってしまった。
残ったのは私とお母さんのみ。
やばいなあ、普段は温厚なお父さんがここまで怒るなんて。

もう一度ちゃんと謝っておこう、そう思って私はお父さんの部屋へ向かった。

ガチャ「お父さん入るよー!……へ?」

突然入ったその先は、お父さんの土下座姿だった。

「え、なんで?私はちゃんと自分が悪いと思っているよ!」

しかしよく見ると、土下座とはまた別のようだ。
左耳を床につけ、何かを聞いているようだった。

お父さん、自分が怒った後の私たちの会話を聞きたかったようだ。
どこまでも気が弱いんだから、まったく(´・_・`)

そんな心配性な父親を心配させたくないので、私は今後気をつけるようにした。
あんまし気持ちのいいものじゃないしね、父親のゴメンスタイル。
熱き血潮に「1ブックマーク」
心配性なカメオは
真っ赤な液体の正体を知ったのでその日は1泊する事に決めた


一体どういう状況?
16年01月01日 01:22
【ウミガメのスープ】 [松神]

ちょっと要知識です




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友達と車で旅行に来たカメオ。
小洒落たホテルに1泊2日の気軽な旅行のつもりだったが、
(カメオとその友達にとって)不祥事が起きた。
それは2日目の昼のことだった

カメオたちは予定通り、ホテルで用意されている昼食をとっていた
不祥事はそこで起こった。
その日の昼食のメニューはビーフステーキ定食
カメオが見たことも食べたこともないような外国料理のオンパレードだった。
カメオは料理には少しも詳しくないし、興味もそれほど無かった。
だが、外国文化にはとても興味があった。
その好奇心故か調べてしまったのだ。
ステーキにかけられていた「赤いソース」の詳細を

それは世に言う「赤ワインソース」
ワインを熱してその他の調味料と共に煮込むことで
アルコールを飛ばし風味と香りを強める
基本的なフランスの調理法を使ったソースだ。

だが、前述の通りカメオには料理の知識がなかった。
だからか「酒を飲んだのか俺達は!?
このままだと飲酒運転になってしまうぞ!?」
と焦ってしまったらしく、友達も巻き込んで大騒ぎ


後にカメオはこう語る

ーーーあの時はなんとかその日もう1泊することで事なきを得たが
もしそのまま車に乗っていたらどうなっていたか...
全く、あのホテルには困ったものだ。
まさか帰る直前にに俺達に酒を飲ませるとは
少なくとも注意書きくらいはしておくべきだと思うね
僕達のような知識の無い人間のためにもさ!
サービス業としては如何なものかと思うよ




心配性なカメオが真相を知ったのはその事を別の知人と話した時だった

その時の恥ずかしさは今でも忘れていないらしい
SP「1ブックマーク」
ズゾゾゾゾ

とたっぷりと汁を絡ませた麺を箸ですくい上げて啜るカメオを
周囲は怪訝な顔で眺めている。

遠目にはただラーメンを食べているように見えるのだが

一体何故だろう?
16年01月01日 00:41
【ウミガメのスープ】 [松神]

少しだけ要知識です




解説を見る
カメオが今いる店は本格的なイタリアン料理を売りとしている店だ。
本来ラーメンが出されるような場所ではない...

つまり、カメオが今啜っているのは
ラーメンに似て非なるイタリアン料理「スープパスタ」だ。

遠目に見れば確かに見た目はラーメンを啜っているようにしか見えない。
そこがファミリーレストランなどならその言い訳も通じただろう。
しかし、そこはイタリア料理店...
ラーメンなどそこにあろうはずがないのだ

なのでカメオを一目見た客は皆怪訝な顔でカメオを見る

「えっ...ここってラーメンも出してんの?」

さしずめその胸中はこの言葉で埋まっていることだろう。
何はともあれ、スープパスタは箸で啜りながら食べるものではない。

店員がカメオにおやめ下さいと言いに行ったのは当然のことだった。

因みに箸はカメオ自身が持ち込んだものらしい。
やりたかったのだろうか
乙姫がむしろ恥ずかしいという罠「1ブックマーク」
私はトイレに向かうと、
わざわざ薄暗い気味の悪い個室を選択した。
なぜだろう?
14年09月05日 16:44
【ウミガメのスープ】 [緋色]



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私が向かったトイレには4つ個室があり
そのうち 両端の2つは使用中であって、
鏡の前では小汚ないギャルがメイク直しをしていた。

私がふとトイレを見ると、
空いているトイレのうち片方は
人を感知して明かりがつくセンサーが作動していない。
私は直近に使用されていないことが明らかな
薄暗いトイレをわざわざ選択したのであった。