「お得商品?」「1ブックマーク」
今
回、いつもと比べて質、量 共に遥かに充実している上 値段はいつもと同じだった
にもかかわらずAは悲しんだ
何故?
【追加問題・この問題の元ネタは何?】
回、いつもと比べて質、量 共に遥かに充実している上 値段はいつもと同じだった
にもかかわらずAは悲しんだ
何故?
【追加問題・この問題の元ネタは何?】
16年01月23日 21:53
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
A
さんはその雑誌で連載しているコラムの愛読者だったが、
それ以外に読む物がなかったので、いつも立ち読みで済ませていた。
だが今月は付録を固定するため、雑誌にビニール紐が掛けられている
「ちくしょう、”今週のおふわ”のコラムが読めねーじゃねーか!」
毎月楽しみにしているコラムを読まないわけにはいかないので雑誌を
買っていったが、全く興味のなかった付録は封を切ることもなかった。
さんはその雑誌で連載しているコラムの愛読者だったが、
それ以外に読む物がなかったので、いつも立ち読みで済ませていた。
だが今月は付録を固定するため、雑誌にビニール紐が掛けられている
「ちくしょう、”今週のおふわ”のコラムが読めねーじゃねーか!」
毎月楽しみにしているコラムを読まないわけにはいかないので雑誌を
買っていったが、全く興味のなかった付録は封を切ることもなかった。
「ひとりぼっちのスターウォーズ。」「1ブックマーク」
仕事帰りの夜中、人気のない田舎道を急いでいた。
すると、目の前にUFO・・としか表現ができないようなものが現れ、
それから生物・・らしきものが降りてきたではないか。
非現実的な光景に我を失って立ち尽くしていると
「@0eir:apba]poevt:p@eraj:grh]\apohjs:rpithja・・」
その生物と思しきものはなにか語りかけてきた。
当然言葉などわからず、何を言っているかはわからないのだが・・
何故か意味だけが頭に響いてくるかのごとく伝わってくる。
テレパシー・・?というやつだろうか?
『君たち地球人に宣戦布告を行う。が・・なにせ君たちと我々ではあまりに文明レベルが異なる。
普通に戦ってはあっという間に君たちを滅ぼしてしまうだろう。
なに、それはしかたのないことだ。なにせ君たちと我々では文明に数万年の開きがある。
とはいえ、たったの数万年だ。たったそれだけ待てば
我々の高みまでたどり着けるかもしれない可能性を秘めた生命体を
この時点で滅ぼしてしまうのは忍びない。
よって君たちにチャンスをやろう。
これから君と、我々が送り込む代表との間で殺し合いをしてもらう。
何、戦力差を埋めて対等の勝負とすることが目的だ。君が到底かなわないような相手を用意するつもりはない。
いや、まったくもって何から何まで五分と言っていい相手だ。
五分だけに決着はなかなかつかないかもしれんが・・
なに、時間はいくらでも用意するし、
やり方しだいでいくらでも倒しうる相手だ。
君たちが我々と対等に語り合える知的生命体となる可能性を示してくれれば
我々は何もせずこの星を立ち去ることを約束しよう
では、ゲームスタートだ。』
■■■■■
気が付くと私はアパートの自室にいた。
結果・・私は後悔することになった。なぜ?
すると、目の前にUFO・・としか表現ができないようなものが現れ、
それから生物・・らしきものが降りてきたではないか。
非現実的な光景に我を失って立ち尽くしていると
「@0eir:apba]poevt:p@eraj:grh]\apohjs:rpithja・・」
その生物と思しきものはなにか語りかけてきた。
当然言葉などわからず、何を言っているかはわからないのだが・・
何故か意味だけが頭に響いてくるかのごとく伝わってくる。
テレパシー・・?というやつだろうか?
『君たち地球人に宣戦布告を行う。が・・なにせ君たちと我々ではあまりに文明レベルが異なる。
普通に戦ってはあっという間に君たちを滅ぼしてしまうだろう。
なに、それはしかたのないことだ。なにせ君たちと我々では文明に数万年の開きがある。
とはいえ、たったの数万年だ。たったそれだけ待てば
我々の高みまでたどり着けるかもしれない可能性を秘めた生命体を
この時点で滅ぼしてしまうのは忍びない。
よって君たちにチャンスをやろう。
これから君と、我々が送り込む代表との間で殺し合いをしてもらう。
何、戦力差を埋めて対等の勝負とすることが目的だ。君が到底かなわないような相手を用意するつもりはない。
いや、まったくもって何から何まで五分と言っていい相手だ。
五分だけに決着はなかなかつかないかもしれんが・・
なに、時間はいくらでも用意するし、
やり方しだいでいくらでも倒しうる相手だ。
君たちが我々と対等に語り合える知的生命体となる可能性を示してくれれば
我々は何もせずこの星を立ち去ることを約束しよう
では、ゲームスタートだ。』
■■■■■
気が付くと私はアパートの自室にいた。
結果・・私は後悔することになった。なぜ?
15年04月10日 20:32
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]

ええ。問題文が長いです。
解説を見る
★わかりづらいかとも思いますので、短縮版を最後に入れています。
仕事帰りの夜中、人気のない田舎道を急いでいた。
すると、目の前にUFO・・としか表現ができないようなものが現れ、
それから生物・・らしきものが降りてきたではないか。
非現実的な光景に我を失って立ち尽くしていると
「@0eir:apba]poevt:p@eraj:grh]\apohjs:rpithja・・」
その生物と思しきものはなにか語りかけてきた。
当然言葉などわからず、何を言っているかはわからないのだが・・
何故か意味だけが頭に響いてくるかのごとく伝わってくる。
テレパシー・・?というやつだろうか?
『君たち地球人に宣戦布告を行う。が・・なにせ君たちと我々ではあまりに文明レベルが異なる。
普通に戦ってはあっという間に君たちを滅ぼしてしまうだろう。
なに、それはしかたのないことだ。なにせ君たちと我々では文明に数万年の開きがある。
とはいえ、たったの数万年だ。たったそれだけ待てば
我々の高みまでたどり着けるかもしれない可能性を秘めた生命体を
この時点で滅ぼしてしまうのは忍びない。
よって君たちにチャンスをやろう。
これから君と、我々が送り込む代表との間で殺し合いをしてもらう。
何、戦力差を埋めて対等の勝負とすることが目的だ。君が到底かなわないような相手を用意するつもりはない。
いや、まったくもって何から何まで五分と言っていい相手だ。
五分だけに決着はなかなかつかないかもしれんが・・
なに、時間はいくらでも用意するし、
やり方しだいでいくらでも倒しうる相手だ。
君たちが我々と対等に語り合える知的生命体となる可能性を示してくれれば
我々は何もせずこの星を立ち去ることを約束しよう
では、ゲームスタートだ。』
■■■■■
気が付くと私はアパートの自室にいた。時計を見ると夜中の二時。
仕事着のまま部屋の中に突っ立っており
どうやって家に帰ってきたのかはさっぱり記憶にない。
疲れてるのかな・・
そう思い、もう今日は何も考えず寝てしまおう。そう考えていたところおかしなことに気づいた。
時計の秒針が動いている気配がない。
水を飲んで落ち着こうと台所の方にいってみると・・水道を閉めきっていなかったのだろう。
蛇口からぽたぽたと水滴が落ちている・・いや・・落ちていない。
まるで凍りついたように水滴が空中で止まっている・・・
【なに、時間はいくらでも用意する。】
宇宙人?の言葉が頭をよぎる。
まさか・・時間が・・止まっている・・??
怖くなり、とっさに武器に使えそうなものを探す。包丁に・・何か長物・・そう考え玄関に立てかけてあった金属バットを引っ掴む。
鍵!鍵をかけて立てこもらなくては・・そう思い玄関の方に向かう。
そこで「カチャリ」鍵の開く音が聞こえ・・ドアが開け放たれた・・
そこにいたのは自分と同じ顔をした男。いや・・まごうことなき自分そのもの
【まったくもって何から何まで五分と言っていい相手】
また宇宙人?の言葉が頭をよぎる。なに・・?クローン・・??なのか・・?
同じ顔、同じ服装・・鏡と違うところといえば左右が反転していないところと・・
【武器】の有無 それだけが異なっている
状況を理解するまで数分・・いや数秒だったのだろうか?とにかくフリーズする頭
まったくもって何から何まで五分というだけのことはある、目の前の男も同じように固まっている
状況を飲み込めようとしていたその一瞬前、目の前の男が走って逃げ出した。
同じ顔、同じ姿、同じ能力、おなじ・・思考回路・・
武器の有無による明らかな有利不利の違い。それによる生存本能の働き加減がわずかに異なったのだろう
同じ能力であるはずの相手のほうが一瞬判断が早かった。
そう気づいて慌てて追いかける。
同じ能力であるならばこちらにだけ武器がある状況は数少ない圧倒的有利な状況。
これを逃して相手が武器を手に入れてしまえば勝負はわからなくなる。
:
:
:
決着はあっけないほど簡単についた。
走りだした私・・のクローンが階段を踏み外したのだ。
もちろん同じ能力。自分のほうが前を走る状況ならこうなっていたのは自分なのかもしれないが・・
これも初期配置の違いによる勝負のあや、時の運。
自分が負ければ時を止められるほどの科学力の宇宙人が地球の侵略を始めるというのだ
情けをかける訳にはいかない・・
私は迷うことなく、相手・・自分のクローンに包丁を突き立てた。
「おい!決着はつけたぞ!約束は守・・」
どこかで聞いているであろう宇宙人に叫んでみたところで、
あのテレパシーがまた聞こえてきた。
『ふぅ。この広い宇宙、どこか条件が揃えば
我々と同程度の高みまで到達し得る知的生命体が生まれることもあるかもしれない
その可能性にかけて、そこら中の星に生命の種を蒔きつづけ
君たちのように、会話が成り立つ程度まで発達した生命体をこうしてテストして回っている訳だが・・
君たちも・・また失敗か・・』
「おい!何を言っている!!」
『まだ気づいていないのかね。【自分のほうこそが複製された存在である】と』
・・!?
『いや、気づくかどうかなどではない、タダ少し。ほんの少し疑念を抱く・・。それだけでよかったのだよ
疑うことは知性の第一歩だよ。非知的生命体の君。』
な・・!?
『まあ、ここまで進化した例は稀有といえば稀有ではあるのだ。この星に可能性がないわけではないが・・
約束もあることだ。君たちには一度ご退場いただいて、再実験を行うこととしようか』
こうして地球上の生命は全てリセットされることになった。
◇◇◇◇◇短縮版◇◇◇◇◇◇
1.宇宙人に地球を滅ぼすかどうかの判定として、「私」は自分と全く同等の存在と戦うことを強いられる。
2.■■■■■ 以降の第一人称「私」はそこまでの文章の「私」から複製された存在。
分子レベルで完璧に複製されており、能力や記憶まで完全な複製されているため、自分が偽物とは全く考えない。
3.複製体のほうがなんだかんだあって相手(文章冒頭の方の主人公「私」。元々本物の地球人)を倒す。
4.実は宇宙人の真の目的は「知能を極めてしまった自分たちの種族」と対等に話し合える(可能性を秘めた)種を創りだすことで
そこら中に生命の種をまき実験を行っている。(実は地球人も彼らの作品)
「自分が偽物である」というところに思考がたどり着くかどうかで、その種の知性を測っている。
※完璧な複製なのでそう考えるのが、不正解である本来の「私」でも正解である複製の「私」でもどちらでも構わない。
と宇宙人は考えている。
5.が、どちらの「私」もそんなことは全く考えることなく決着がついてしまったため、【地球人は失敗作】としてやり直すためリセット。
仕事帰りの夜中、人気のない田舎道を急いでいた。
すると、目の前にUFO・・としか表現ができないようなものが現れ、
それから生物・・らしきものが降りてきたではないか。
非現実的な光景に我を失って立ち尽くしていると
「@0eir:apba]poevt:p@eraj:grh]\apohjs:rpithja・・」
その生物と思しきものはなにか語りかけてきた。
当然言葉などわからず、何を言っているかはわからないのだが・・
何故か意味だけが頭に響いてくるかのごとく伝わってくる。
テレパシー・・?というやつだろうか?
『君たち地球人に宣戦布告を行う。が・・なにせ君たちと我々ではあまりに文明レベルが異なる。
普通に戦ってはあっという間に君たちを滅ぼしてしまうだろう。
なに、それはしかたのないことだ。なにせ君たちと我々では文明に数万年の開きがある。
とはいえ、たったの数万年だ。たったそれだけ待てば
我々の高みまでたどり着けるかもしれない可能性を秘めた生命体を
この時点で滅ぼしてしまうのは忍びない。
よって君たちにチャンスをやろう。
これから君と、我々が送り込む代表との間で殺し合いをしてもらう。
何、戦力差を埋めて対等の勝負とすることが目的だ。君が到底かなわないような相手を用意するつもりはない。
いや、まったくもって何から何まで五分と言っていい相手だ。
五分だけに決着はなかなかつかないかもしれんが・・
なに、時間はいくらでも用意するし、
やり方しだいでいくらでも倒しうる相手だ。
君たちが我々と対等に語り合える知的生命体となる可能性を示してくれれば
我々は何もせずこの星を立ち去ることを約束しよう
では、ゲームスタートだ。』
■■■■■
気が付くと私はアパートの自室にいた。時計を見ると夜中の二時。
仕事着のまま部屋の中に突っ立っており
どうやって家に帰ってきたのかはさっぱり記憶にない。
疲れてるのかな・・
そう思い、もう今日は何も考えず寝てしまおう。そう考えていたところおかしなことに気づいた。
時計の秒針が動いている気配がない。
水を飲んで落ち着こうと台所の方にいってみると・・水道を閉めきっていなかったのだろう。
蛇口からぽたぽたと水滴が落ちている・・いや・・落ちていない。
まるで凍りついたように水滴が空中で止まっている・・・
【なに、時間はいくらでも用意する。】
宇宙人?の言葉が頭をよぎる。
まさか・・時間が・・止まっている・・??
怖くなり、とっさに武器に使えそうなものを探す。包丁に・・何か長物・・そう考え玄関に立てかけてあった金属バットを引っ掴む。
鍵!鍵をかけて立てこもらなくては・・そう思い玄関の方に向かう。
そこで「カチャリ」鍵の開く音が聞こえ・・ドアが開け放たれた・・
そこにいたのは自分と同じ顔をした男。いや・・まごうことなき自分そのもの
【まったくもって何から何まで五分と言っていい相手】
また宇宙人?の言葉が頭をよぎる。なに・・?クローン・・??なのか・・?
同じ顔、同じ服装・・鏡と違うところといえば左右が反転していないところと・・
【武器】の有無 それだけが異なっている
状況を理解するまで数分・・いや数秒だったのだろうか?とにかくフリーズする頭
まったくもって何から何まで五分というだけのことはある、目の前の男も同じように固まっている
状況を飲み込めようとしていたその一瞬前、目の前の男が走って逃げ出した。
同じ顔、同じ姿、同じ能力、おなじ・・思考回路・・
武器の有無による明らかな有利不利の違い。それによる生存本能の働き加減がわずかに異なったのだろう
同じ能力であるはずの相手のほうが一瞬判断が早かった。
そう気づいて慌てて追いかける。
同じ能力であるならばこちらにだけ武器がある状況は数少ない圧倒的有利な状況。
これを逃して相手が武器を手に入れてしまえば勝負はわからなくなる。
:
:
:
決着はあっけないほど簡単についた。
走りだした私・・のクローンが階段を踏み外したのだ。
もちろん同じ能力。自分のほうが前を走る状況ならこうなっていたのは自分なのかもしれないが・・
これも初期配置の違いによる勝負のあや、時の運。
自分が負ければ時を止められるほどの科学力の宇宙人が地球の侵略を始めるというのだ
情けをかける訳にはいかない・・
私は迷うことなく、相手・・自分のクローンに包丁を突き立てた。
「おい!決着はつけたぞ!約束は守・・」
どこかで聞いているであろう宇宙人に叫んでみたところで、
あのテレパシーがまた聞こえてきた。
『ふぅ。この広い宇宙、どこか条件が揃えば
我々と同程度の高みまで到達し得る知的生命体が生まれることもあるかもしれない
その可能性にかけて、そこら中の星に生命の種を蒔きつづけ
君たちのように、会話が成り立つ程度まで発達した生命体をこうしてテストして回っている訳だが・・
君たちも・・また失敗か・・』
「おい!何を言っている!!」
『まだ気づいていないのかね。【自分のほうこそが複製された存在である】と』
・・!?
『いや、気づくかどうかなどではない、タダ少し。ほんの少し疑念を抱く・・。それだけでよかったのだよ
疑うことは知性の第一歩だよ。非知的生命体の君。』
な・・!?
『まあ、ここまで進化した例は稀有といえば稀有ではあるのだ。この星に可能性がないわけではないが・・
約束もあることだ。君たちには一度ご退場いただいて、再実験を行うこととしようか』
こうして地球上の生命は全てリセットされることになった。
◇◇◇◇◇短縮版◇◇◇◇◇◇
1.宇宙人に地球を滅ぼすかどうかの判定として、「私」は自分と全く同等の存在と戦うことを強いられる。
2.■■■■■ 以降の第一人称「私」はそこまでの文章の「私」から複製された存在。
分子レベルで完璧に複製されており、能力や記憶まで完全な複製されているため、自分が偽物とは全く考えない。
3.複製体のほうがなんだかんだあって相手(文章冒頭の方の主人公「私」。元々本物の地球人)を倒す。
4.実は宇宙人の真の目的は「知能を極めてしまった自分たちの種族」と対等に話し合える(可能性を秘めた)種を創りだすことで
そこら中に生命の種をまき実験を行っている。(実は地球人も彼らの作品)
「自分が偽物である」というところに思考がたどり着くかどうかで、その種の知性を測っている。
※完璧な複製なのでそう考えるのが、不正解である本来の「私」でも正解である複製の「私」でもどちらでも構わない。
と宇宙人は考えている。
5.が、どちらの「私」もそんなことは全く考えることなく決着がついてしまったため、【地球人は失敗作】としてやり直すためリセット。
「【ラテクエ50りさ】柵柵柵柵柵柵48.2㍍柵柵柵柵柵柵柵」「1ブックマーク」
柵・四十八メートルと二十センチメートルあり
柱の内一本だけ真っ赤で
彼女は薄く笑って・青く染め直した
男哀しんで嘆き
そのあと
その四十八メートルと二十センチメートルのうち
青い一つを赤く塗り・潰した
一本の柱のみがころころと色を変えていく
柵が消えるまでの十年と四十九日まで続けられるのだ
いったいどういうことだろうか
※・・・え? さんのです。
柱の内一本だけ真っ赤で
彼女は薄く笑って・青く染め直した
男哀しんで嘆き
そのあと
その四十八メートルと二十センチメートルのうち
青い一つを赤く塗り・潰した
一本の柱のみがころころと色を変えていく
柵が消えるまでの十年と四十九日まで続けられるのだ
いったいどういうことだろうか
※・・・え? さんのです。
15年03月18日 22:55
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]

※・・・え? さんのです。
解説を見る
とある国にある歴史資産。
5000年前、かつて皇帝が建てたとされる宮殿の柱が数本発掘された。
伝承どおり当時貴重なアズライト(藍銅鉱)で染め上がられたというその柱は現在も鮮やかな青色を残して発掘された。
発掘は地中深くまで掘ることで行われており、見物は上空にある地面
その穴の周りをかこう48.2メートルの柵(さく)の外から行うこととなっていた。
とある日、歴史公園の管理人である女が柱のもとにやってきた。
目の前の柱の一つは真っ赤である。
「ふぅ・・また青く塗り直さないといけないのかねぇ・・?」
経済発展を遂げ、他の先進国同様社会のしがらみに縛られる人が多くなってきた国。
そんな疲れた人が覗きこむからなのだろうか?
深き穴の底にポツリとうかぶ青い柱に魅入られてしまうかのように飛び降りる人が後を絶たない。
ここは飛び降り自殺の名所となっていた。
既に死体は隠蔽されており、
滑稽にも柱を塗り直すことで事件を隠蔽しようとする自分。
そして、それを何度も見逃してきている警察・・
それを思うと笑いがこみ上げてきたが、笑いを押し殺し
女は柱を青く染め直し始めた。
:
:
その夜、またひとりの男が人生に疲れ果て嘆き悲しんだ後また身を投げ、
また青い柱を一つ、赤く塗り・潰した。
飛び降りやすい位置というのでもあるのだろうか?
何本かあるうちのかならず決まって
柵の内の一本に突き刺さるがごとく落ちてくる投身自殺者
柱はコロコロと色を変えていった。
そして、そんな柱が発掘されてから10年と49日が立ったころ・・
柱はピタリと色を変えるのをやめた。
第三次世界大戦がおこり・・この国が滅んだのだ。
もう社会に #red#しがらみ【柵】:2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の―」#/red#
は存在しない。いや、【柵】を感じる国民自体がいなくなったからだ。
5000年前、かつて皇帝が建てたとされる宮殿の柱が数本発掘された。
伝承どおり当時貴重なアズライト(藍銅鉱)で染め上がられたというその柱は現在も鮮やかな青色を残して発掘された。
発掘は地中深くまで掘ることで行われており、見物は上空にある地面
その穴の周りをかこう48.2メートルの柵(さく)の外から行うこととなっていた。
とある日、歴史公園の管理人である女が柱のもとにやってきた。
目の前の柱の一つは真っ赤である。
「ふぅ・・また青く塗り直さないといけないのかねぇ・・?」
経済発展を遂げ、他の先進国同様社会のしがらみに縛られる人が多くなってきた国。
そんな疲れた人が覗きこむからなのだろうか?
深き穴の底にポツリとうかぶ青い柱に魅入られてしまうかのように飛び降りる人が後を絶たない。
ここは飛び降り自殺の名所となっていた。
既に死体は隠蔽されており、
滑稽にも柱を塗り直すことで事件を隠蔽しようとする自分。
そして、それを何度も見逃してきている警察・・
それを思うと笑いがこみ上げてきたが、笑いを押し殺し
女は柱を青く染め直し始めた。
:
:
その夜、またひとりの男が人生に疲れ果て嘆き悲しんだ後また身を投げ、
また青い柱を一つ、赤く塗り・潰した。
飛び降りやすい位置というのでもあるのだろうか?
何本かあるうちのかならず決まって
柵の内の一本に突き刺さるがごとく落ちてくる投身自殺者
柱はコロコロと色を変えていった。
そして、そんな柱が発掘されてから10年と49日が立ったころ・・
柱はピタリと色を変えるのをやめた。
第三次世界大戦がおこり・・この国が滅んだのだ。
もう社会に #red#しがらみ【柵】:2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の―」#/red#
は存在しない。いや、【柵】を感じる国民自体がいなくなったからだ。
「嘘は小麦色」「1ブックマーク」
友人は「ハワイに行ってきた」と自慢したが、男は友人の小麦色に焼けた肌を見て、ハワイに行ったなんて嘘だと気づいた。
どういうことだろう?
どういうことだろう?
15年03月17日 23:07
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

日に焼けたスープ
解説を見る
久々に会った友人は、男の方が尋ねる前に、日に焼けた肌の理由を話してきた。
「実は先週、彼女とハワイに行ってきたんだ」
「へぇ、旅行? ていうかお前、彼女いたのかよ」
「あれ? 言ってなかったっけ」
友人はいかにも自慢げににやにやと笑う。
「日差しがほんっと強くてさー。見てよ、もう肩なんてボロボロ」
友人は服を脱いで、自分の肩を見せてくる。確かに、皮がむけた跡が痛々しい。
「こんなに焼けるもんなのか。海で焼いただけ?」
「そう、ビーチで昼寝したら、すぐこんなになっちゃってさー」
ズボンも脱いで、小麦色の足を見せつける。
「彼女は日焼け止め塗ってたんだけど、それでも少し黒くなったかなー」
「ふーん。ハワイって、やっぱり日本人多いの?」
「多かった多かった、そこら中日本人だらけよ」
脱ぎ捨てた衣服をかごに入れながら、友人はビーチの様子をこまごまと語り出す。
生返事で答えていた男は、ふと違和感を覚えて、銭湯の湯船に向かう友人の後姿を視線で追う。
小麦色に焼けた尻を見ながら、男はぽつりと呟いた。
「ほう。お前は全裸でビーチにいたのか」
友人は全身小麦色だった。
それはもう、水着の跡すらなかった。
END
#b#銭湯で会った友人は、水着で隠れるはずの尻も日に焼けていたため、男は友人が日焼けサロンに行っただけだと気付いたから。#/b#
「実は先週、彼女とハワイに行ってきたんだ」
「へぇ、旅行? ていうかお前、彼女いたのかよ」
「あれ? 言ってなかったっけ」
友人はいかにも自慢げににやにやと笑う。
「日差しがほんっと強くてさー。見てよ、もう肩なんてボロボロ」
友人は服を脱いで、自分の肩を見せてくる。確かに、皮がむけた跡が痛々しい。
「こんなに焼けるもんなのか。海で焼いただけ?」
「そう、ビーチで昼寝したら、すぐこんなになっちゃってさー」
ズボンも脱いで、小麦色の足を見せつける。
「彼女は日焼け止め塗ってたんだけど、それでも少し黒くなったかなー」
「ふーん。ハワイって、やっぱり日本人多いの?」
「多かった多かった、そこら中日本人だらけよ」
脱ぎ捨てた衣服をかごに入れながら、友人はビーチの様子をこまごまと語り出す。
生返事で答えていた男は、ふと違和感を覚えて、銭湯の湯船に向かう友人の後姿を視線で追う。
小麦色に焼けた尻を見ながら、男はぽつりと呟いた。
「ほう。お前は全裸でビーチにいたのか」
友人は全身小麦色だった。
それはもう、水着の跡すらなかった。
END
#b#銭湯で会った友人は、水着で隠れるはずの尻も日に焼けていたため、男は友人が日焼けサロンに行っただけだと気付いたから。#/b#
「死神の風」「1ブックマーク」
狩
猟の天才オリオンは仕事中 背中に風を感じた瞬間 自分の死を悟った
何故?
【参加テーマ・ゲーム等で一番倒しがいがあったもの】
猟の天才オリオンは仕事中 背中に風を感じた瞬間 自分の死を悟った
何故?
【参加テーマ・ゲーム等で一番倒しがいがあったもの】
15年03月15日 23:45
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
伝
説の魔獣スコーピオンテンドウを討伐するためオリオンは決死の覚悟で挑んだ
スコーピオンテンドウは鼻が良く人の臭いを嗅いだ瞬間襲ってくる。その鋼の外骨格はオリオンの矢も通らず狙うは背中と腰の間にある隙間の一点のみだった
今、スコーピオンテンドウは遠くで獲物を貪っている
(.ω.┏(゚д゚┏┏)ノ ムシャムシャ (0▽0)
此所からなら狙える…。隙間は…見える!風向きは…此方が風下だ!よしっ!
オリオンは毒矢をつがえ弓を引く………
…ヒヤリ…
背中に風を感じたオリオン。風の方向が変わった!まずい!
(.ω し(┓┓゚д゚)┓! ←(-(0▽0)!
気付かれた!もう隙間は見えない!
襲ってくるスコーピオンテンドウ!真正面から倒せる相手でも逃げられる相手でも無い
オリオンは命を諦めた
説の魔獣スコーピオンテンドウを討伐するためオリオンは決死の覚悟で挑んだ
スコーピオンテンドウは鼻が良く人の臭いを嗅いだ瞬間襲ってくる。その鋼の外骨格はオリオンの矢も通らず狙うは背中と腰の間にある隙間の一点のみだった
今、スコーピオンテンドウは遠くで獲物を貪っている
(.ω.┏(゚д゚┏┏)ノ ムシャムシャ (0▽0)
此所からなら狙える…。隙間は…見える!風向きは…此方が風下だ!よしっ!
オリオンは毒矢をつがえ弓を引く………
…ヒヤリ…
背中に風を感じたオリオン。風の方向が変わった!まずい!
(.ω し(┓┓゚д゚)┓! ←(-(0▽0)!
気付かれた!もう隙間は見えない!
襲ってくるスコーピオンテンドウ!真正面から倒せる相手でも逃げられる相手でも無い
オリオンは命を諦めた