「熱き血潮に」「1ブックマーク」
心配性なカメオは
真っ赤な液体の正体を知ったのでその日は1泊する事に決めた
一体どういう状況?
真っ赤な液体の正体を知ったのでその日は1泊する事に決めた
一体どういう状況?
16年01月01日 01:22
【ウミガメのスープ】 [松神]
【ウミガメのスープ】 [松神]

ちょっと要知識です
解説を見る
友達と車で旅行に来たカメオ。
小洒落たホテルに1泊2日の気軽な旅行のつもりだったが、
(カメオとその友達にとって)不祥事が起きた。
それは2日目の昼のことだった
カメオたちは予定通り、ホテルで用意されている昼食をとっていた
不祥事はそこで起こった。
その日の昼食のメニューはビーフステーキ定食
カメオが見たことも食べたこともないような外国料理のオンパレードだった。
カメオは料理には少しも詳しくないし、興味もそれほど無かった。
だが、外国文化にはとても興味があった。
その好奇心故か調べてしまったのだ。
ステーキにかけられていた「赤いソース」の詳細を
それは世に言う「赤ワインソース」
ワインを熱してその他の調味料と共に煮込むことで
アルコールを飛ばし風味と香りを強める
基本的なフランスの調理法を使ったソースだ。
だが、前述の通りカメオには料理の知識がなかった。
だからか「酒を飲んだのか俺達は!?
このままだと飲酒運転になってしまうぞ!?」
と焦ってしまったらしく、友達も巻き込んで大騒ぎ
後にカメオはこう語る
ーーーあの時はなんとかその日もう1泊することで事なきを得たが
もしそのまま車に乗っていたらどうなっていたか...
全く、あのホテルには困ったものだ。
まさか帰る直前にに俺達に酒を飲ませるとは
少なくとも注意書きくらいはしておくべきだと思うね
僕達のような知識の無い人間のためにもさ!
サービス業としては如何なものかと思うよ
心配性なカメオが真相を知ったのはその事を別の知人と話した時だった
その時の恥ずかしさは今でも忘れていないらしい
小洒落たホテルに1泊2日の気軽な旅行のつもりだったが、
(カメオとその友達にとって)不祥事が起きた。
それは2日目の昼のことだった
カメオたちは予定通り、ホテルで用意されている昼食をとっていた
不祥事はそこで起こった。
その日の昼食のメニューはビーフステーキ定食
カメオが見たことも食べたこともないような外国料理のオンパレードだった。
カメオは料理には少しも詳しくないし、興味もそれほど無かった。
だが、外国文化にはとても興味があった。
その好奇心故か調べてしまったのだ。
ステーキにかけられていた「赤いソース」の詳細を
それは世に言う「赤ワインソース」
ワインを熱してその他の調味料と共に煮込むことで
アルコールを飛ばし風味と香りを強める
基本的なフランスの調理法を使ったソースだ。
だが、前述の通りカメオには料理の知識がなかった。
だからか「酒を飲んだのか俺達は!?
このままだと飲酒運転になってしまうぞ!?」
と焦ってしまったらしく、友達も巻き込んで大騒ぎ
後にカメオはこう語る
ーーーあの時はなんとかその日もう1泊することで事なきを得たが
もしそのまま車に乗っていたらどうなっていたか...
全く、あのホテルには困ったものだ。
まさか帰る直前にに俺達に酒を飲ませるとは
少なくとも注意書きくらいはしておくべきだと思うね
僕達のような知識の無い人間のためにもさ!
サービス業としては如何なものかと思うよ
心配性なカメオが真相を知ったのはその事を別の知人と話した時だった
その時の恥ずかしさは今でも忘れていないらしい
「SP」「1ブックマーク」
ズゾゾゾゾ
とたっぷりと汁を絡ませた麺を箸ですくい上げて啜るカメオを
周囲は怪訝な顔で眺めている。
遠目にはただラーメンを食べているように見えるのだが
一体何故だろう?
とたっぷりと汁を絡ませた麺を箸ですくい上げて啜るカメオを
周囲は怪訝な顔で眺めている。
遠目にはただラーメンを食べているように見えるのだが
一体何故だろう?
16年01月01日 00:41
【ウミガメのスープ】 [松神]
【ウミガメのスープ】 [松神]

少しだけ要知識です
解説を見る
カメオが今いる店は本格的なイタリアン料理を売りとしている店だ。
本来ラーメンが出されるような場所ではない...
つまり、カメオが今啜っているのは
ラーメンに似て非なるイタリアン料理「スープパスタ」だ。
遠目に見れば確かに見た目はラーメンを啜っているようにしか見えない。
そこがファミリーレストランなどならその言い訳も通じただろう。
しかし、そこはイタリア料理店...
ラーメンなどそこにあろうはずがないのだ
なのでカメオを一目見た客は皆怪訝な顔でカメオを見る
「えっ...ここってラーメンも出してんの?」
さしずめその胸中はこの言葉で埋まっていることだろう。
何はともあれ、スープパスタは箸で啜りながら食べるものではない。
店員がカメオにおやめ下さいと言いに行ったのは当然のことだった。
因みに箸はカメオ自身が持ち込んだものらしい。
やりたかったのだろうか
本来ラーメンが出されるような場所ではない...
つまり、カメオが今啜っているのは
ラーメンに似て非なるイタリアン料理「スープパスタ」だ。
遠目に見れば確かに見た目はラーメンを啜っているようにしか見えない。
そこがファミリーレストランなどならその言い訳も通じただろう。
しかし、そこはイタリア料理店...
ラーメンなどそこにあろうはずがないのだ
なのでカメオを一目見た客は皆怪訝な顔でカメオを見る
「えっ...ここってラーメンも出してんの?」
さしずめその胸中はこの言葉で埋まっていることだろう。
何はともあれ、スープパスタは箸で啜りながら食べるものではない。
店員がカメオにおやめ下さいと言いに行ったのは当然のことだった。
因みに箸はカメオ自身が持ち込んだものらしい。
やりたかったのだろうか
「乙姫がむしろ恥ずかしいという罠」「1ブックマーク」
私はトイレに向かうと、
わざわざ薄暗い気味の悪い個室を選択した。
なぜだろう?
わざわざ薄暗い気味の悪い個室を選択した。
なぜだろう?
14年09月05日 16:44
【ウミガメのスープ】 [緋色]
【ウミガメのスープ】 [緋色]
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私が向かったトイレには4つ個室があり
そのうち 両端の2つは使用中であって、
鏡の前では小汚ないギャルがメイク直しをしていた。
私がふとトイレを見ると、
空いているトイレのうち片方は
人を感知して明かりがつくセンサーが作動していない。
私は直近に使用されていないことが明らかな
薄暗いトイレをわざわざ選択したのであった。
そのうち 両端の2つは使用中であって、
鏡の前では小汚ないギャルがメイク直しをしていた。
私がふとトイレを見ると、
空いているトイレのうち片方は
人を感知して明かりがつくセンサーが作動していない。
私は直近に使用されていないことが明らかな
薄暗いトイレをわざわざ選択したのであった。
「正直者は損ばかり」「1ブックマーク」
精霊は男に問うた。
"あなたが落とした斧はこの金の斧?それとも銀の斧?"
男は答えた。
「私が落としたのはそのどちらでもありません。」
"正直者だね。結構。ではこの全ての斧をあげよう。"
男は精霊を恨んだ。
一体何故?
"あなたが落とした斧はこの金の斧?それとも銀の斧?"
男は答えた。
「私が落としたのはそのどちらでもありません。」
"正直者だね。結構。ではこの全ての斧をあげよう。"
男は精霊を恨んだ。
一体何故?
11年05月15日 23:16
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
解説を見る
男は殺人鬼に追われていた。
相手は斧を持った大男。
男は腕を負傷しており、まともに抵抗できない。
これまでなんとか逃げ延びてこられたが、遂に湖に追い詰められてしまう。
「ガッハッハ!無駄な抵抗は止すんだな。死ね!」
大男は斧を振り上げる。
その時男は機転をきかせ、斧をよけながら足を引っ掛けた。
「ウオッ!お、落ちるー。」
ボチャーン!
「オイラは泳げないんだ~。助けてけれ~!ゴ、ゴボゴボゴボ……」
大男は湖の底へ沈んでいった。
「……ふぅ、危なかった。さっさと帰ろう」
男がその場を去ろうとした時、湖は光に包まれた。
キラキラキラキラ!
"旅人よ、あなたが落とした斧はこの金の斧?それとも銀の斧?"
「え、いや、私が落としたのはそのどちらでもありません。」
"正直者だね。結構。ではこの全ての斧をあげよう。あ、なんか人も落っこちたみたいだし、これもおまけしときます"
男の前に普通の大男、銀の大男、金の大男が現れた!!
男は逃げ出した!
しかしまわりこまれてしまった!!
「さっきはよくもやってくれたな、ちびすけ!」
「今の俺を見ろよ。ギンギラギンでさりげないだろう?」
「最高で金、最低でも金だ、オラァ!」
"ふっふっふ、仲良きことはいいことです。正直者に幸あらんことを。"
男は海の底深くに沈んでいった。
ちなみに大男は嘘をついた。
相手は斧を持った大男。
男は腕を負傷しており、まともに抵抗できない。
これまでなんとか逃げ延びてこられたが、遂に湖に追い詰められてしまう。
「ガッハッハ!無駄な抵抗は止すんだな。死ね!」
大男は斧を振り上げる。
その時男は機転をきかせ、斧をよけながら足を引っ掛けた。
「ウオッ!お、落ちるー。」
ボチャーン!
「オイラは泳げないんだ~。助けてけれ~!ゴ、ゴボゴボゴボ……」
大男は湖の底へ沈んでいった。
「……ふぅ、危なかった。さっさと帰ろう」
男がその場を去ろうとした時、湖は光に包まれた。
キラキラキラキラ!
"旅人よ、あなたが落とした斧はこの金の斧?それとも銀の斧?"
「え、いや、私が落としたのはそのどちらでもありません。」
"正直者だね。結構。ではこの全ての斧をあげよう。あ、なんか人も落っこちたみたいだし、これもおまけしときます"
男の前に普通の大男、銀の大男、金の大男が現れた!!
男は逃げ出した!
しかしまわりこまれてしまった!!
「さっきはよくもやってくれたな、ちびすけ!」
「今の俺を見ろよ。ギンギラギンでさりげないだろう?」
「最高で金、最低でも金だ、オラァ!」
"ふっふっふ、仲良きことはいいことです。正直者に幸あらんことを。"
男は海の底深くに沈んでいった。
ちなみに大男は嘘をついた。
「悪魔の住処」「1ブックマーク」
アルバートは公衆トイレに入りたがらない。
自分の家のトイレや友達の家のトイレは入ることができるが、外でトイレに行くことがない。
一体どうしてだろう?
自分の家のトイレや友達の家のトイレは入ることができるが、外でトイレに行くことがない。
一体どうしてだろう?
11年04月27日 20:56
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
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アルバートは幼い頃虐待を受けていた。
今でこそ養子として引き取られ、優しい家族とともに幸せに暮らしているが、それまでの人生は悲惨なものだった。
物心がつく前から両親の仲が悪く、怒号と罵声が絶える日はない。
お互いに子供に関心は無く、食糧を与えるだけ与えて育児放棄していた。
だが、それはまだマシな時期の話だ。
小学校に入り、身体が丈夫になったその時から、父親のストレス解消のはけ口になってしまう。
些細なことで母親と口論し、散々言い合った後に、アルバートのいる個室へ向かう。
ご馳走を目の前にするかのような醜い笑顔で。
父親は太っていて、アルバートに暴力を与える前はいつもベルトを外す。
"カチャカチャ、カチャッ"と。
そしてそのベルトで鞭打ちし、腕に巻いて殴り、失神するまで続ける。
母親は知らんふり。
アルバートはいつも思っていた。
"カチャカチャ、カチャッ"
この音がする時、僕は痛い目に遭い、失神するんだなと。
その後身体の痣を学校側が発見、両親共に逮捕され、施設を介して今の両親の元で暮らすことになる。
施設の仲間や現在の両親の暖かい支えもあり、アルバートはなんとか立ち直ることができた。
しかし、彼は大きなトラウマを抱えてしまっていた。
ある日友達とショッピングセンターへ遊びに言った時の話である。
用を足したくなり、公衆トイレの小便器に彼は立っていた。
その後見ず知らずの小太りの男が用を足そうと、隣の小便器へ並んできた。
この時すでにアルバートは動悸がおさまらない状態であった。
そしてあの音を聴いたのである。
"カチャカチャ、カチャッ"
アルバートの脳内で、封じ込めてきた黒い経験が駆け巡る。
彼にとってベルトのカチャ音は、暴力を受けることを前提にした防衛本能や逃避本能へつながる、条件反射なのだ。
突然彼はうずくまり、泣きながら隣の男に"ごめんなさい、ごめんなさい"と謝りはじめた。
そして幼い頃憶えた"失神すれば悪夢は過ぎ去る"という経験の通りに、彼は失神して病院へ運ばれていった。
その日から彼にとって公衆トイレは、悪魔の住処となったのだ。
以後公衆トイレはもちろんのこと、脱衣所のある施設などにも近寄らなくなった。
彼のカウンセリングをしている私にとって、彼が幸せになることは義務であり、また友人としての願いだ。
彼が幼い頃の経験を断ち切り、明日の希望へと突き進むために、これからも最善を尽くしていかなければと思う。
今でこそ養子として引き取られ、優しい家族とともに幸せに暮らしているが、それまでの人生は悲惨なものだった。
物心がつく前から両親の仲が悪く、怒号と罵声が絶える日はない。
お互いに子供に関心は無く、食糧を与えるだけ与えて育児放棄していた。
だが、それはまだマシな時期の話だ。
小学校に入り、身体が丈夫になったその時から、父親のストレス解消のはけ口になってしまう。
些細なことで母親と口論し、散々言い合った後に、アルバートのいる個室へ向かう。
ご馳走を目の前にするかのような醜い笑顔で。
父親は太っていて、アルバートに暴力を与える前はいつもベルトを外す。
"カチャカチャ、カチャッ"と。
そしてそのベルトで鞭打ちし、腕に巻いて殴り、失神するまで続ける。
母親は知らんふり。
アルバートはいつも思っていた。
"カチャカチャ、カチャッ"
この音がする時、僕は痛い目に遭い、失神するんだなと。
その後身体の痣を学校側が発見、両親共に逮捕され、施設を介して今の両親の元で暮らすことになる。
施設の仲間や現在の両親の暖かい支えもあり、アルバートはなんとか立ち直ることができた。
しかし、彼は大きなトラウマを抱えてしまっていた。
ある日友達とショッピングセンターへ遊びに言った時の話である。
用を足したくなり、公衆トイレの小便器に彼は立っていた。
その後見ず知らずの小太りの男が用を足そうと、隣の小便器へ並んできた。
この時すでにアルバートは動悸がおさまらない状態であった。
そしてあの音を聴いたのである。
"カチャカチャ、カチャッ"
アルバートの脳内で、封じ込めてきた黒い経験が駆け巡る。
彼にとってベルトのカチャ音は、暴力を受けることを前提にした防衛本能や逃避本能へつながる、条件反射なのだ。
突然彼はうずくまり、泣きながら隣の男に"ごめんなさい、ごめんなさい"と謝りはじめた。
そして幼い頃憶えた"失神すれば悪夢は過ぎ去る"という経験の通りに、彼は失神して病院へ運ばれていった。
その日から彼にとって公衆トイレは、悪魔の住処となったのだ。
以後公衆トイレはもちろんのこと、脱衣所のある施設などにも近寄らなくなった。
彼のカウンセリングをしている私にとって、彼が幸せになることは義務であり、また友人としての願いだ。
彼が幼い頃の経験を断ち切り、明日の希望へと突き進むために、これからも最善を尽くしていかなければと思う。












