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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

銀の匙「2ブックマーク」
今日のパーティーのために一所懸命磨き込んだ銀食器。
オードブルが運ばれるより早く、その輝きが失われてしまったが……その光景を見た私は喜んだ。
一体なぜ?
16年06月08日 19:11
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]



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これは、どういうことだ……?
私は、その光景を見て絶句した。
パーティーの最中、乾杯の音頭を取り、勢いよくグラスを煽った主催者ーーつまり私の主であるーーが血を吐いて倒れたのだ。阿鼻叫喚の渦に叩き込まれた場内で、私は主に駆け寄った。
シャンパングラスは中身を撒き散らして割れ、エメラルドグリーンの縁が美しい位置皿は血溜まりになっている。その中でも、主は微動だにしない。
最悪の想像が脳裏をよぎり、私は主の顔を覗き込んだ。すると、かすかに呼吸音が聞こえ、その度に温かい息で銀のフォークが曇るのが分かった。
主は、まだ生きているのだ。
そうと分かった私は、いつもの落ち着きを取り戻すと応急処置を施し救急車を呼び、主のピンチを華麗に救ったのだった。
下手の横好き「2ブックマーク」
ある野球部の練習風景を観察していると、こんなことが分かった。
野球が下手な補欠の部員の方が、野球が上手なレギュラーの部員よりも、運動量が多かったのだ。
その部の練習メニューは、全員で同じ基礎練習をした後、レギュラーと準レギュラーが練習試合をするというものだ。練習試合の間、補欠は見学で、球拾いや別の特別練習をする訳ではない。
では、一体なぜ?

この問題は、シチテンバットーさんにSPをお願いしました。シチテンバットーさん、ありがとうございます。
16年03月22日 21:00
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]

シチテンバットーさんにSPをお願いしました。




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基本的に、野球部の練習において占める時間は、練習試合よりも基礎練習の方が長い。
ランニング、キャッチボール、守備練習やバッティング練習などの基礎練習をきっちりやって、それから練習試合なのだ。
ところで、キャッチボールというものは、相手が投げてくるボールをしっかり受け止められなければ、お話にならない。取りこぼしてしまうと、急いで走って拾いに行って、また投げねばならない。守備練習でもそれは同じで、取りこぼしたボールは、走って追いかけねばならない。要するに、ボールを取り損ねると、その分走る必要が出てくるのだ。
そして当然、ボールを取り損ねる回数は、野球が上手い部員より、下手な部員の方が遥かに多い。
しかも、野球というスポーツは大して動きが大きくない。
そのため、総運動量で比べると、練習試合まで参加するレギュラー部員よりも、キャッチボールで取りこぼす度に走り回る補欠部員の方が多くなってしまうのだった。
かなしばり「2ブックマーク」
雲ひとつない清々しい朝

窓の外を見たカメオは自分がすぐに動けなくなることがわかりました。

なぜでしょう
17年06月02日 09:02
【ウミガメのスープ】 [ぱうぞう]



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朝の新宿駅

中央線の電車に乗っていたカメオは外をみると電車待ちしている客がいつも通り溢れているのを目にした

あぁ、今日も満員電車でつぶされる
朝の通勤ラッシュに憂鬱になりました
男と女と…「2ブックマーク」
男が死んだ。

それを聞いた女は、その男は殺されたのだと悟った。

なぜだろう?
17年03月13日 14:28
【ウミガメのスープ】 [annko]

今回の解説はかなり分かりづらいと思います。




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私はカメコ。中学2年生。今日は久々にお父さんが帰ってくるわ。嬉しいけど、私の部屋とか遠慮なく開けるし、素直に喜べないわ。私はマンションの自分の部屋のドアを開けた。
「ただい…ま…」

そこには弟のカメタが一人泣いていた。床には倒れている母と、血みどろの見知らぬ男。

カメタは言った。「父ちゃんが死んだ」と。私は目の前の惨状を見て悟ってしまった。父は見知らぬ男か、母か、どちらかに殺されたのだと。

背景
ストーカーに襲われた夫婦。夫はストーカーに突き落とされ、妻もストーカーに歯向かった結果殺されてしまう。その一部始終をカメタは目撃していた。激情したカメタはストーカーを殺してしまう。カメコが駆け付けた時、カメタは正気に戻っていた。
命乞いと男の死「2ブックマーク」
ある男は命乞いをしたので殺された
別の男は命乞いをしなかったので殺されなかった
そして「それ」は開かなかった

状況を説明してください
16年10月15日 20:38
【ウミガメのスープ】 [alkimia]



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男たちはあるギャング組織の一員
しかも「幹部」と呼ばれるほどに上位の立ち位置にいる
そして、その組織の最も重要な金庫のパスワードを預かっている身でもある
パスワードは2種類あって、両方がないと金庫は開けられない
2人の男にはそれぞれ別のパスワードを教えているので、片方が口を割ってももう片方が口を割らなければ、ボス以外の人物が金庫を開けることはできない

ある日、ボスの留守を狙って組織のアジトが襲撃され、占拠された挙句に2人の男は敵対する組織に捕まって尋問を受ける
目的は「組織の金庫を開けるパスワードを教えろ」という内容
2人の男のうち、1人は命乞いをしてパスワードを教えてしまう
だが、そのパスワードだけでは金庫を開けられなかった
もう片方の男からパスワードを聞き出そうとしたところで、2人の男は仲間に救出される

ボスは金庫を調べさせた所、2つあるパスワードのうち1つだけ入力された形跡があることを突き止めた
それは「命乞いをした方の男」が知っているパスワードだ
ボスは、その男が自分の命惜しさに幹部としての役目を放棄して裏切ったことを知り、部下に命じてその男を殺したのだ
命乞いせず、パスワードを守り抜いた方の男は生き残り、ボスから賞賛を受けることになる

要約
2人の男は組織の幹部でそれぞれ別のパスワードを管理している
敵対組織に捕まって尋問され、片方の男は命惜しさにパスワードを喋ってしまう
その後、2人の男は救出されるが、金庫を調べると片方のパスワードだけが入力された形跡があった
つまり、そのパスワードを管理している男のほうが命乞いをして組織を裏切ったことを示していたので、男は裏切りの代償として粛清されたのだ