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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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こーるど・ほっと・ふぁっとまん「2ブックマーク」
狭く暗い穴の中、2人は震えていた。

目の前には、1つの死体。かつて同行していた仲間のなれの果て。

このままではそう遠くない未来、形は違えど、いつか自分たちもこうなってしまう。

恐怖が2人を襲い、そして、決断した。

この場に足りないものを死体で補い、2人は生き延びることができた。


さて、死体はどう使われたのだろうか?
※真相には残酷描写が含まれます。
11年09月11日 15:08
【ウミガメのスープ】 [背中の骨]



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「ええ、はい。そこはとても寒いところでした」
「私達はスキーをしに来ていたんです。ですが途中、吹雪いてきて、そのためペンションへの道から外れて遭難したんです」
「はい? ――はい。そうです。3人で来ていたんです。私と、彼女、そして、彼女の兄。お義兄さんは本当に良い人でした。ですが、途中崖から転落して、大けがを負ったんです」
「私達は必死で兄さんを、落ちた先にあった洞窟に運んだんです。――はい。兄さんはとても太っていて、重かったですがなんとか運べました。兄さんも、その時はどうにか歩けましたから。けれど……」
「……酷い吹雪で、助けも呼べませんでした。おまけに手持ちの装備では、治療なんてとても……」
「……」
「……吹雪のせいで、私達も脱出できませんでした。幸いにも、食料はあったんです。はい。スキーへ行く途中に遭難しましたから、道中で買った菓子がたくさんあったんです。とくに義兄さんがチョコレートを5枚も買ってくれていたから、しばらくは持つだろうと思いました」
「あの人、男の人のくせに、甘いお菓子とか好きだったから。だから、太るんだって言ったのに。……でも……洞窟は、とても寒くて、暖をとれませんでした」
「最初こそ2人でくっついて、体温でなんとかしようとしたんですけどね……それでも……限界があったんです」
「――はい。はい。兄さんの死体を見て、アレを思いついたときは、最初はゾッとしたんです。でも、本当に限界だったんです」
「他に燃やせるものはありませんでした」
「だから、私達は、兄さんの死体にライターオイルをかけて」
「そして」
「……」
「……」
「……死体は、良く燃えました。まるで、私達を、生かそうとするかのように、ずっと、ずっと……救助されるまで……!」
「――ッ! ああっ! あああああ!! 兄さん、兄さん! ……ッお兄ちゃぁぁぁぁああああああああああん!!!」

《某日、取材陣からの質問に対しての、生存者であるA氏とB氏の証言》
神さんの天罰「2ブックマーク」
神さんの天罰

夫は妻の面影が顔に出ていた。
おかげで浮気しなくなった。

どういうことか?
11年02月23日 21:42
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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チャールズは女性のことが大好きだった。
既婚者でありながら、若い女の子を見ると声をかけずにはいられなかった。
妻のジェイミーはヤキモチしていた。

ある日チャールズが車で通勤していると、突然前の車が止まった。
クラクションを鳴らしながら減速したが、後ろの車がそれに気がつかなかった。
結果玉突き事故が起こってしまう。

チャールズの怪我は対したこと無かった。
車の安全装備のおかげだ。
しかし病院の看護婦さんに話しかけようとすると、何故か吹き出しそうになって、離れていってしまう。

ジェイミーが急いで病院に駆けつけて、夫の怪我を見て一言。
「これは天罰ね」
彼女は大笑いした。

クラクションを鳴らすためにハンドルの中心に左手をおいていたチャールズ。
そのまま事故が起こりエアバックが作動したために、凄い勢いで顔と左手が押し付けられてしまう。
結婚指輪についていた十字架が額にビッシリついてしまい、傷として残ってしまったのだ。

「少なくとも退院するまでは、二人っきりでいられるわね」
ジェイミーは夫に優しく寄り添う。
「やれやれ、これは本当に天罰かもな。目の前に白衣の天使がいるってのに……。まあうちのかみさんは神さんだから、天使より魅力的だけどね」
チャールズは神に口づけをした。
漂う青りんご「2ブックマーク」
店を出てすぐ、髪を結ぶ女を見て男は悲しくなった。
いったいなぜ?
16年01月29日 18:44
【ウミガメのスープ】 [緋色]



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「ありがとうございました、またお越し下さい」
深々とお辞儀をし、髪のカットを終えた客を見送る男。
いつもの通りレジ前に戻り、何気なく外を見ると先ほどの客が髪を結んでいる。
満足のいく出来ではなかったのだろうか?
美容師である男は少し悲しくなった。
えくすかりばー「2ブックマーク」
国を救うと言われた伝説の剣。
ある日一人の勇者がそれを引き抜いた。
彼は魔王を倒したのに、結果として国は滅んだ。

何故?
15年11月18日 11:49
【ウミガメのスープ】 [苔色]

薄味な二杯目です。




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とある魔物の国に伝わる魔剣。それは鞘から引き抜いた者とその周囲に災禍をもたらすという。
当然引き抜く勇気を持つ者などおらず、魔剣は倉庫の奥でホコリをかぶっていた。
しかし矛盾しているようだが、この魔剣には「いつか国を救う」という伝説もあったのだ。

ある時、魔物の国は勇者の率いる人間軍に攻めこまれ、壊滅状態になった。
とうとう追い詰められた魔王は一案を講じ、鞘をつけたままの魔剣を持って自ら勇者と戦った。
そして負けた。何も知らない勇者は倒れた魔王の手にある剣を拾い上げ、何気なく鞘から引き抜いた。

効果は絶大だった。
一日目、勇者の仲間たちは魔物の残党を狩り出し中、味方の誤射にあって死んだ。
二日目、王様は勇者を迎えに出る途中の階段で、バナナの皮で滑って転び首を折った。
三日目、勇者は王様の葬式で隕石に当たり死んだ。

人間の国ではその後大規模な内乱や天災が起こり、やがて国は滅んだ。
そうして魔物の国は救われた。めでたしめでたし。


【一行解説】
敵国に伝わる剣だったから
ラブミヌス「2ブックマーク」
母親に一つ下の彼女を紹介したら複雑な顔をされた

なぜ?
16年01月21日 02:45
【ウミガメのスープ】 [緑黄色野菜]



解説を見る
次元が1つ下の2次元の彼女