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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

ビルの物語「2ブックマーク」
あるとき友達から「ビルの物語」
という自作の絵本を読んでほしい、と言われた。

物語は支離滅裂だったが、
読んでいる途中、私は"ある事"に気がついた。
私はニヤニヤしながら、友達へ絵本を返しに行った。

あることとは何だろう?
16年05月28日 23:15
【ウミガメのスープ】 [クアッド]



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友達から渡された絵本、「ビルの物語」・・・
井戸を掘ったり、仕事を首になったり、炭鉱を譲り受けたり・・・
なんとも支離滅裂なストーリーだったが
読んでいる途中に、"あること"に気が付いた。

・・・ビルは井戸(well)掘りが上手(well)だった
・・・火事(fire)が原因で仕事をクビ(fire)になった
・・・これで炭鉱(mine)はボクの物(mine)だ!

なるほど、英語の同スペルでダジャレが作ってある。
ならば私は、ビル(Bill)の物語を読んだことに関して、
請求書(bill)を書くしよう!

請求額は5ドルだったからか、友人は快くお金を払ってくれた。
そして「ビルの物語」は「ウィル(will)のおななし」として販売された。

物語にはあちこちに"Will you ~ , Will?(ウィル、○○してくれないか?)と書いてありました。

(この物語はフィクションです)
消えた作品「2ブックマーク」
彼女は作品が消えていた事に気が付き、ほっとした。
何故?
16年05月24日 16:36
【ウミガメのスープ】 [あっと!]



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シェフの彼女は、今日も自分の作った料理が残さず食べられていて安心した。

カチャカチャカチャ……ッターン「2ブックマーク」
新入社員のA君は会社をクビになってしまったという。
たった一文字のタイプミスで多くの人が教会に殺到し大混乱を招いてしまったらしい。
一体何をしでかしたのだろう?
16年05月23日 21:30
【ウミガメのスープ】 [SoMR]



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A君の会社はテレビ局。
「明日のお天気」コーナーの降水量一覧の画面作成を任されて、「明日の降水量10mm」とタイプするところを「m」を一つ打たずに「明日の降水量10m」とタイプしてしまった。
放送を見た人々はついに大洪水の再来(ノアの方舟)、地球の終わりだと皆お祈りを捧げに教会に殺到した。
笑顔なんか、作れそうにないや「2ブックマーク」
私は、とある病室に入院した。しばらく日が経って二日後の私の誕生日、彼の姿がみえた。
「よっ。久し振り」
彼はそう、話かけてきた。
「久し振り」
私もそう言った。
「元気だったか?」
「元気……かな?」
私は思わず笑った。
「――実は、お前に話したい事がある」
彼が真剣な顔になる。
「退院の日が決まった」
「えっ!」
私は、驚いたと同時に、不思議に思った。
「俺の口から、こんな言葉が出るとは思わなかっただろ?」
「……」
「まあ、お前にあげる誕生日プレゼントなんて買ってないけどさ、元気になったら好きなだけ買ってやる。だから――」
そこで彼の言葉は詰まった。一回深呼吸をして、もう一度言った。
「だから、俺と付き合ってくれないか?」
私は、その時に泣いてしまった。一体、何故?
16年08月30日 23:08
【ウミガメのスープ】 [あっと!]

私は目をそらさない。だけど、それじゃ立派とは言えないかな。




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彼は元々病弱だった。学校はほぼ不登校。家にも帰らないで、ずっと病室で暮らしていた。
だから、いつ死んでもおかしくはない。その時には、彼を笑顔で見送ってやろう。そう考えていた。
いや、そんな事はほとんど考えてもいなかった。ただ、もしも、本当に起きるのなら、そうしてあげたい。と、少しは思っていた。
――本当は、このまま彼は生き続けると信じていた。303号室のドアを開ければ、本を読んでいる彼にいつでも会えるのかと思っていた。
でも、"もしも"は起きた。
三日後にも、五日後にも、303号室に、彼の姿は無かった。

そして一週間が過ぎたころ、私は道で倒れた。原因はストレスなどによる過労らしい。

入院してから二日後、彼からビデオメッセージが届いた。恐らく、タイマー式のメッセージで、彼が私の誕生日にセットしたものだろう。
彼の退院が決まっていたことには驚いた。不思議だ。病気は快方に向かっていたならなんで、なんでこうなっちゃうんだろう。
――「だから、俺と付き合ってくれないか?」
その声が頭にフラッシュバッグするたび、胸が痛む。
「嘘つき」
私はそう言って、泣くことしか出来なかった。
ユアロープダイアリー「2ブックマーク」
いつもは日記を書かない、ごく一般的な男子高生のカメオ。ところが、#b#カメコの姿を見てからというもの、毎日欠かさず日記を書いている#/b#という。
日記の内容はごく普通のもので、今日あった出来事やカメオの友達、先生のことなどであり、#red#カメコのことはほとんど書かれていない#/red#。
さらに、#red#その日記はカメコにとってとても役に立っている#/red#という。

#b#何故カメオは突然日記を書くことになったのだろう?#/b#
16年08月29日 11:08
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



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カメオとカメコは普通の高校生だったが、ふとしたきっかけで#red#心と体が入れ替わってしまった#/red#。つまり、カメオはカメコの身体に、カメコはカメオの身体になってしまったのだ。
入れ替わった当初はまったく違う環境や人間関係、性差などに戸惑っていたが、お互い一日も経てばかろうじて適応できるようになった。

さてこの二人、単純に心と体が入れ替わるだけでなく、なんと#red#一日おきに入れ替わったり元に戻ったりする#/red#というややこしい体質だということがわかった。入れ替わって次の日になると元の身体になり、また一日経つと入れ替わる。おかげで、不安定な毎日を送っていた。もしかすると、他の人とも入れ替わるしれない。

この体質に気が付いたカメオは、ふと入れ替わった人間のことを考えた。もし同じように心と体が入れ替わっているなら、相手だって不安なはずだ。
カメオはカメコのことをほとんど知らない。カメコのことを知るために、何か手がかりはないかとカメコの部屋を調べる。すると、一冊の日記を見つけた。
「そうだ、これを使えば……」
そこでカメオは、#red#カメオの身体の時には自分自身のことや両親、友達関係、先生、学校などのことを日記に書き、カメコの身体の時には今日起こった出来事やカメコの身体で困ったことについてを日記として書き留めた#/red#。こうすれば、入れ替わった相手(=カメコ)がカメオの身体の時には友達との付き合い方について役に立つし、カメコの身体の時にはカメオにアドバイスを送ることが出来る。人間関係の修復や生活のつじつまも合わせることができる。

この日記が命綱のように、二人の関係を支えていた。

#b#要約:一日ごとにカメコと体が入れ替わる体質になったカメオ。相手のカメコのことを考え、カメオの身体の時にはカメオの人間関係などを、カメコの身体の時には今日起こった出来事や困ったことを書くことで、入れ替わった相手の負担を軽減したり、つじつまの合う生活を送らせるようにするため#/b#

やがて二人は、お互いの居場所を探し出し、そして出会うことになる。

合言葉は……

【君の縄。】