みんなのブックマーク

田中はシャンプーが嫌いである。

シャンプーをするとどうしても目にシャンプーが入ってしまい、すっごい痛いからだ。

そこで考えついたのがサンバイザー洗髪である。

サンバイザー洗髪とは、サンバイザーをおでこにしっかりとかぶり、髪を全部サンバイザーの上まで出す。
そしてサンバイザーをつけたままシャンプーをするとサンバイザーがシャンプーの侵入を防ぎ、
シャンプーが目に入らないのだ。サンバイザーのおかげで。

良いアイデアだと考えた田中は「洗髪バイザー(仮)」を商品化できないかと隣の爺さんに相談した。

爺さんはバドワイザー片手にこう答えた。
「世の中にはシャンプーハットがあります」
「てつじと小出水の？」
「いや、それとは別のシャンプーハット」

あと爺さんはシャンプーの時に目をつむればいいとアドバイスしてくれた。

田中はハッとした。

カメオの年齢は、5歳。対して、ウミオの年齢は、90歳。
産まれてから5年間、１日３食欠かさずに納豆を食べても、
3×365×5=5475
と、5475回しか納豆を食べられないのに対して、
90歳まで１週間に2回納豆を食べると、
2×52×90=9360
と、毎日3食納豆を食べている5歳児の倍近く納豆を食べることができるのだ。
これだけの差が付くことが分かっていれば、ウミオがカメオより多く納豆を食べていると断言できるのも当然と言えよう。

母の手料理

胸に秘めた恋というのは切ないものだ

常日頃の何気ない挨拶や会話はできるものだが
自分が彼のことを好きだと意識しただけで胸が強く締め付けられる


幼い頃から兄妹のような付き合い方をしていた幼馴染の亀美と海男

亀美は密かな恋心を抱え、距離が近すぎて自分の思いを悟られないように
海男に会うたびに、つい演技をすることが増えてしまった

やがて亀美には自分の想いを伝えたら今の関係は壊れてしまう
という恐怖心を生む事が多くなってしまった

そんな彼女も遂に自分の想いを伝えることを決心する
だが顔を会わせると、ついいつもの演技をしてしまう亀美だった

どうにか顔を見ないで想いを伝える方法ははないかと考える

・ラブレター→自分の字は汚いので×
・メール→告白にしては軽い×
・電話→呼び出すならまだしも告白ならもっとロマンチックに×

そして彼女は幼い頃二人でよくやった遊びを思い出す



亀美「にっしっし、じゃあ次はオレが普段あんたに思ってる文字いくよ！」

海男「よし来い（どうせバカだろ）えーとたて、よこ、まる・・・ちょ、ま、」
海男「待った待った、アルファベットかよ、もう一回もう一回」

亀美「えー、しょうがないにゃー・・・んじゃもう一回ね！」

海男「よし来い、　えーと・・・L・・・O・・・V・・え？」

亀美「ほれ、返事返事！」

高鳴る鼓動を抑えながらすぐに背中を向ける亀美の背中にそっと指を払う海男



『お・れ・も』

お互いの顔を見せないようにしながら
少し歪ながらもはにかんだ顔で照れくさそうに笑う二人は
友達という関係にピリオドを打ち恋人という関係を新たに書き始めた

扉を開けたそこには

#big5#鶴がはたを織っていた。 #/big5#


「あれほど開けるなと言ったのに
#big5#見ぃたぁああなあああああ #/big5#


鶴は怒るとそのまま飛び去ってしまった。