みんなのブックマーク

胸に秘めた恋というのは切ないものだ

常日頃の何気ない挨拶や会話はできるものだが
自分が彼のことを好きだと意識しただけで胸が強く締め付けられる


幼い頃から兄妹のような付き合い方をしていた幼馴染の亀美と海男

亀美は密かな恋心を抱え、距離が近すぎて自分の思いを悟られないように
海男に会うたびに、つい演技をすることが増えてしまった

やがて亀美には自分の想いを伝えたら今の関係は壊れてしまう
という恐怖心を生む事が多くなってしまった

そんな彼女も遂に自分の想いを伝えることを決心する
だが顔を会わせると、ついいつもの演技をしてしまう亀美だった

どうにか顔を見ないで想いを伝える方法ははないかと考える

・ラブレター→自分の字は汚いので×
・メール→告白にしては軽い×
・電話→呼び出すならまだしも告白ならもっとロマンチックに×

そして彼女は幼い頃二人でよくやった遊びを思い出す



亀美「にっしっし、じゃあ次はオレが普段あんたに思ってる文字いくよ！」

海男「よし来い（どうせバカだろ）えーとたて、よこ、まる・・・ちょ、ま、」
海男「待った待った、アルファベットかよ、もう一回もう一回」

亀美「えー、しょうがないにゃー・・・んじゃもう一回ね！」

海男「よし来い、　えーと・・・L・・・O・・・V・・え？」

亀美「ほれ、返事返事！」

高鳴る鼓動を抑えながらすぐに背中を向ける亀美の背中にそっと指を払う海男



『お・れ・も』

お互いの顔を見せないようにしながら
少し歪ながらもはにかんだ顔で照れくさそうに笑う二人は
友達という関係にピリオドを打ち恋人という関係を新たに書き始めた

扉を開けたそこには

#big5#鶴がはたを織っていた。 #/big5#


「あれほど開けるなと言ったのに
#big5#見ぃたぁああなあああああ #/big5#


鶴は怒るとそのまま飛び去ってしまった。

#red#前から子供を通わせたかった塾#/red#だったが、#red#クラスの問題児&モンスターペアレントで有名な親子が通っている#/red#ので、避けていた。

ところが、その母親が「あの塾本当に最悪。教え方が滅茶苦茶で先生が高慢で子供のことなんて何一つ考えていない、人でなしの巣窟よ。#red#やめさせて#/red#正解だわ」と悪口を言いふらしていたので

「よし、あの親子がいなくなったなら、心置きなくうちの子供を通わせられるわ」と思った。

料
理人のジャンポケは困っていた

懇意の仕入先『アザゼル屋』から仕入れた貝だが見た事の無い色と形なのだ・・・本当に食えるのかな？

心配になったジャンポケは試しに一つ剥いてみて愛犬のツォンに与えてみた。ツォンはしばらく匂いを嗅いだ後、美味しそうに食べた

毒は無いようだな・・・ジャンポケは安心して料理に取り掛かった

食事会も終わりに差し掛かりデザートを出したジャンポケは一段落していた。そこへ妻から電話がかかった・・・ツォンが死んだだと・・・やっぱりあの貝は毒だったんだ！

マズイ！何名かのお客は帰りかかってる！事情を説明して医者にかからせないと！

ジャンポケは電話を放り出すと出口へと走った！


電話では妻の声が続く『私がちゃんと見てなかったから車にはねられて・・・』

小
腹のすいたリオンは戸棚の奥に妻のテレサが隠しているお菓子を食べようとした

そして戸棚を開けた瞬間

#big5#『リオン！ここのお菓子は私のよ！』#/big5#

という声が響き渡った

見てみると戸棚の中にはセンサー付きの音源があった

リオンがお菓子を食べながら(極悪ｗ)くつろいでいると一本の電話が、内容は・・・妻テレサが死んだとの話だった・・・


一月後
何とか落ち着きを取り戻したリオン。何となく戸棚を空けると

#big5#『リオン！ここのお菓子は私のよ！』#/big5#

中の罠がまた作動して大声を上げた

これが妻の最後の声なんだよなぁ・・・


リオンはその後も時折罠を作動させては妻の声を聞くのだった