「NO MONEY NO LIFE」「2ブックマーク」
午後4時27分30秒。
男の死が決定した瞬間だった。
男は財布の中の万札を眺めてため息をついた。
一体何があったのだろうか?
男の死が決定した瞬間だった。
男は財布の中の万札を眺めてため息をついた。
一体何があったのだろうか?
13年07月19日 21:57
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
男は人っ子一人通らないような道路で交通事故を起こし、致命的な怪我をおってしまった。
しかし幸か不幸か、男の目の前には公衆電話があった。
男は体を引きづり、なんとか公衆電話までたどり着いて、震える手で財布を探る。
財布には万札は沢山入っているものの、小銭は10円だけだった。
10円を投入し、ダイヤルを押す。
「午後、4時、27分、30秒をお知らせします…ぽ、ぽ、ぽ、ぽーーーん…」
男の死が決定した瞬間だった。
119と117を間違えたのだ。
男は万札を眺め、
「金があっても、小銭がなきゃどーしよーもねえな…」
とため息をつき、意識を失った。
ポケットの中に携帯電話が入ってたんだけどね。
しかし幸か不幸か、男の目の前には公衆電話があった。
男は体を引きづり、なんとか公衆電話までたどり着いて、震える手で財布を探る。
財布には万札は沢山入っているものの、小銭は10円だけだった。
10円を投入し、ダイヤルを押す。
「午後、4時、27分、30秒をお知らせします…ぽ、ぽ、ぽ、ぽーーーん…」
男の死が決定した瞬間だった。
119と117を間違えたのだ。
男は万札を眺め、
「金があっても、小銭がなきゃどーしよーもねえな…」
とため息をつき、意識を失った。
ポケットの中に携帯電話が入ってたんだけどね。
「ボーイズ・エイジ」「2ブックマーク」
彼は学校の図書室で本をぺらぺらと捲っていた。
すると本に落書きを見つけ、彼は苛立った。
彼は1人犯人に心当たりがあったので、
連絡網の紙を引っ張り出し、電話した。
「もしもし、海原さんのお宅でしょうか」
「はい、そうですが、どちら様でしょうか」
「水平太郎です。亀子さんに代わっ―――」
言い切るより早く、罵倒と共に電話は切られてしまた。
状況を説明せよ。
すると本に落書きを見つけ、彼は苛立った。
彼は1人犯人に心当たりがあったので、
連絡網の紙を引っ張り出し、電話した。
「もしもし、海原さんのお宅でしょうか」
「はい、そうですが、どちら様でしょうか」
「水平太郎です。亀子さんに代わっ―――」
言い切るより早く、罵倒と共に電話は切られてしまた。
状況を説明せよ。
13年12月11日 21:41
【ウミガメのスープ】 [G戦場]
【ウミガメのスープ】 [G戦場]
タイトルは特に意味は無い
解説を見る
彼は数年前までこの学校に通っていた。
OBという訳ではない、2年の時に転校したのだ。
彼が偶然またこの街に来た時、ふと卒業アルバムに
いくらか自分の写真が載っているかもしれないと思い
休日だったこともあり、事情を話して学校内に入れてもらった。
図書室でアルバムをぺらぺらと捲り、自分を探していると、
見つけたがその写真には落書きがされていた。
苛立ちを覚えながらも彼には一人心当たりがあった。
在学中、彼はいじめっ子の筆頭だった。
だから自分が転校して自由になった亀子が
憂さ晴らしにでもやったのだろうと。
その後彼は実家に戻り、連絡網を引っ張り出した
証拠もないし、糾弾するつもりは特に無かった。
ただドッキリを仕掛けるようなつもりで、彼は電話を手に取った。
彼の転校後、亀子は自由になんてならなかった。
いじめは激化し、亀子は耐え切れず自殺した。
困ったのはいじめっ子たちだった。誰も責任なんて負いたくない
そして彼らは、全ての責任を転校した太郎に追いやった
太郎のいじめのせいで、亀子は自殺したのだと
その場にいない太郎は好き放題罵倒され、
ありもしない噂がいくつも流された。
そして、卒業アルバムの写真にも落書きがされた。
だがそれらも、時間と共に忘れられていった。
少数の人間を除いて…
「水平太郎です」
最も聞きたくない名前だった。
「亀子さんに代わっ―――」
―――亀子は死んだ。お前のせいでお前のせいでお前のせいで!!
もう一瞬足りとも声を聞いていたくなかった。
言語の体を為さない呪詛に似た叫びと共に受話器を叩きつけた。
そのまま床にへたり込む、酷く疲れていた。
そして彼女は、静かに泣いた。
OBという訳ではない、2年の時に転校したのだ。
彼が偶然またこの街に来た時、ふと卒業アルバムに
いくらか自分の写真が載っているかもしれないと思い
休日だったこともあり、事情を話して学校内に入れてもらった。
図書室でアルバムをぺらぺらと捲り、自分を探していると、
見つけたがその写真には落書きがされていた。
苛立ちを覚えながらも彼には一人心当たりがあった。
在学中、彼はいじめっ子の筆頭だった。
だから自分が転校して自由になった亀子が
憂さ晴らしにでもやったのだろうと。
その後彼は実家に戻り、連絡網を引っ張り出した
証拠もないし、糾弾するつもりは特に無かった。
ただドッキリを仕掛けるようなつもりで、彼は電話を手に取った。
彼の転校後、亀子は自由になんてならなかった。
いじめは激化し、亀子は耐え切れず自殺した。
困ったのはいじめっ子たちだった。誰も責任なんて負いたくない
そして彼らは、全ての責任を転校した太郎に追いやった
太郎のいじめのせいで、亀子は自殺したのだと
その場にいない太郎は好き放題罵倒され、
ありもしない噂がいくつも流された。
そして、卒業アルバムの写真にも落書きがされた。
だがそれらも、時間と共に忘れられていった。
少数の人間を除いて…
「水平太郎です」
最も聞きたくない名前だった。
「亀子さんに代わっ―――」
―――亀子は死んだ。お前のせいでお前のせいでお前のせいで!!
もう一瞬足りとも声を聞いていたくなかった。
言語の体を為さない呪詛に似た叫びと共に受話器を叩きつけた。
そのまま床にへたり込む、酷く疲れていた。
そして彼女は、静かに泣いた。
「隣人のほほえみ」「2ブックマーク」
私の知り合いに、不思議な人がいるんです。プラモやパズルの好きな、おとなしい男です。
ご家族もいない一人暮らしで、お寂しいのではないかと時々遊びにいくのですが、
その人のお家にお邪魔した時、同じ#red#ビデオ#/red#の同じシーンを何度も何度も見ていたんですよ。凄く熱心に。
相当そこが好きなのかな・・・・・・でも何の変哲も無い内容だったと思いますけどね。家族がティータイムを楽しんでいたような。
あと・・・彼はよく#red#山手線#/red#で寝過ごすみたいなんですよ。でもそれに懲りて居眠りに気をつける様子もなく、
席に座ってしばらくすると目を閉じて、また同じ失敗をするんです。
私が見かけたときは困った様子もなく、何故かほほえんでいました。
他の人からもそういう話を聞きました。待ち合わせに遅刻したりはなさらないので別段困らないのですが、奇妙ですよね?
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
彼の不思議な行動は、全て同じ理由からきている。その理由とは何か。
※「私」の素性は答に関係ありません。
ご家族もいない一人暮らしで、お寂しいのではないかと時々遊びにいくのですが、
その人のお家にお邪魔した時、同じ#red#ビデオ#/red#の同じシーンを何度も何度も見ていたんですよ。凄く熱心に。
相当そこが好きなのかな・・・・・・でも何の変哲も無い内容だったと思いますけどね。家族がティータイムを楽しんでいたような。
あと・・・彼はよく#red#山手線#/red#で寝過ごすみたいなんですよ。でもそれに懲りて居眠りに気をつける様子もなく、
席に座ってしばらくすると目を閉じて、また同じ失敗をするんです。
私が見かけたときは困った様子もなく、何故かほほえんでいました。
他の人からもそういう話を聞きました。待ち合わせに遅刻したりはなさらないので別段困らないのですが、奇妙ですよね?
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彼の不思議な行動は、全て同じ理由からきている。その理由とは何か。
※「私」の素性は答に関係ありません。
11年02月25日 00:08
【ウミガメのスープ】 [笹アイス]
【ウミガメのスープ】 [笹アイス]
解説を見る
「彼は死んだ家族の復活を願っていた。時間の逆流、壊れたものの再生・復活を想起させるものに心がひかれたから」
彼は子供の頃、旅先で家族とともに悪漢に襲われ、両親を殺された。
その地は厳寒の冬山で、折からの天候のために悪漢達・彼・幼い妹は遭難してしまった。
食料が尽きていき、悪漢達は妹を連れて行ってしまう。そのなかの一人の男が彼にスープを持ってきてくれた。
空腹で衰弱した彼はその正体に気づかぬ振りをして、自らをも欺き、スープを飲んだ。
彼は救出されたが、その辛い記憶は残った。彼は鍋の中で見つけた小さな骨だけを持ち帰った。
彼はビデオを見る。コーヒーカップが落ちて割れるシーンを何度も何度も巻き戻して。
粉々の破片がぴょんと飛び上がってカップになりテーブルの上に載るさまは快いものだった。
彼は渋谷から環状線に乗った。新宿・・・高田馬場・・・池袋・・・
家は遠く過ぎ去ってしまった。なんとはなしに不安を覚えた彼は、目を閉じる。すっかり眠り込んで目を覚ますと、恵比寿だ。
“Next station is Shibuya.”アナウンスを聞いて彼は嬉しそうだった。
彼はこれからも同じことをするのだろう。
いつか宇宙が逆流して、小さな骨が妹になることを夢想しながら
彼は子供の頃、旅先で家族とともに悪漢に襲われ、両親を殺された。
その地は厳寒の冬山で、折からの天候のために悪漢達・彼・幼い妹は遭難してしまった。
食料が尽きていき、悪漢達は妹を連れて行ってしまう。そのなかの一人の男が彼にスープを持ってきてくれた。
空腹で衰弱した彼はその正体に気づかぬ振りをして、自らをも欺き、スープを飲んだ。
彼は救出されたが、その辛い記憶は残った。彼は鍋の中で見つけた小さな骨だけを持ち帰った。
彼はビデオを見る。コーヒーカップが落ちて割れるシーンを何度も何度も巻き戻して。
粉々の破片がぴょんと飛び上がってカップになりテーブルの上に載るさまは快いものだった。
彼は渋谷から環状線に乗った。新宿・・・高田馬場・・・池袋・・・
家は遠く過ぎ去ってしまった。なんとはなしに不安を覚えた彼は、目を閉じる。すっかり眠り込んで目を覚ますと、恵比寿だ。
“Next station is Shibuya.”アナウンスを聞いて彼は嬉しそうだった。
彼はこれからも同じことをするのだろう。
いつか宇宙が逆流して、小さな骨が妹になることを夢想しながら
「純喫茶ラテシーヌへようこそ。」「2ブックマーク」
目黒の住宅街の中にひっそりと佇む純喫茶ラテシーヌ。
ここのマスターが淹れるブレンドのファンは多い。
それよりも人気なのは夏季限定で出される水出しコーヒー。
常温の水を使いじっくり抽出したコーヒーは渋みの少ないスッキリとした味わいだ。
超能力者の田中もラテシーヌの水出しコーヒーのファンの一人。
家からは遠いがこのコーヒーを目当てに足繁く通っている。
しかし不満が一つだけ。
それをマスターに伝えるために、田中はコーヒーを飲み終えたあと
スプーンをグニャグニャに曲げてやった。
田中の持っている不満とはなにか?
ここのマスターが淹れるブレンドのファンは多い。
それよりも人気なのは夏季限定で出される水出しコーヒー。
常温の水を使いじっくり抽出したコーヒーは渋みの少ないスッキリとした味わいだ。
超能力者の田中もラテシーヌの水出しコーヒーのファンの一人。
家からは遠いがこのコーヒーを目当てに足繁く通っている。
しかし不満が一つだけ。
それをマスターに伝えるために、田中はコーヒーを飲み終えたあと
スプーンをグニャグニャに曲げてやった。
田中の持っている不満とはなにか?
13年08月19日 23:05
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
Takaさんに問題のチェックをして頂きました。改めてお礼申し上げます。
解説を見る
純喫茶ラテシーヌのコーヒー?
俺、コーヒー飲めないの。苦いから。
でもあそこの夏限定の水出しコーヒー。にアイス乗っけたやつ。コーヒーフロート?
あれはうまい。めっさうまい。
上に乗っかったアイスと氷の接する面がカリカリになるんだけど、
そこをスプーンでこそげ落として食うとうまいの。
あ。そうそう、スプーンで思い出した。
あそこのスプーン、アレなんだよね。ストローの先が広がって、
ストローとしてもスプーンとしても使えますよってやつ。
あれ、食いにくいの。アイスが固いと特に。
いつもあれでイライラする。だからこないだコーヒーフロートを飲み終わった時、
あのスプーンっぽいストローをグニャグニャにして置いといた訳。
「これ、使いにくいですよー」っていうささやかな抗議として。
ま、伝わるわけないわな。次の日もストローっぽいスプーンだったし。
なんかひとしきりゴチャゴチャ言ったあと、田中はテレポーテーションで岐阜へと帰っていった。
「スプーン曲げ? あれ、どうやってやるんだろ?」
俺、コーヒー飲めないの。苦いから。
でもあそこの夏限定の水出しコーヒー。にアイス乗っけたやつ。コーヒーフロート?
あれはうまい。めっさうまい。
上に乗っかったアイスと氷の接する面がカリカリになるんだけど、
そこをスプーンでこそげ落として食うとうまいの。
あ。そうそう、スプーンで思い出した。
あそこのスプーン、アレなんだよね。ストローの先が広がって、
ストローとしてもスプーンとしても使えますよってやつ。
あれ、食いにくいの。アイスが固いと特に。
いつもあれでイライラする。だからこないだコーヒーフロートを飲み終わった時、
あのスプーンっぽいストローをグニャグニャにして置いといた訳。
「これ、使いにくいですよー」っていうささやかな抗議として。
ま、伝わるわけないわな。次の日もストローっぽいスプーンだったし。
なんかひとしきりゴチャゴチャ言ったあと、田中はテレポーテーションで岐阜へと帰っていった。
「スプーン曲げ? あれ、どうやってやるんだろ?」
「【迷宮からの脱走者】不思議な強盗」「2ブックマーク」
とある春の日、女の家に強盗が押し入り、女の目の前で金品を奪った。
しかし、その翌日、再び昨日の強盗がやってきて、
「俺がこれを奪った!そうだよな!」と言ってきた。
一体、強盗の目的は何なのだろうか?
しかし、その翌日、再び昨日の強盗がやってきて、
「俺がこれを奪った!そうだよな!」と言ってきた。
一体、強盗の目的は何なのだろうか?
13年05月08日 21:18
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
解説を見る
Aはラテラル国の兵士でした。
ある日、Aは軍の命令で物資調達任務を遂行していました。
街中の民家に侵入しては、住民を脅して金品を巻き上げるのです。
その夜、収奪した物品の整理をしていたところ、見覚えのあるペンダントを発見します。
「S. Kameo」
裏に書かれた名前から、幼くして敵国に連行された弟のものだとわかります。
(ここで生きているのか?)
弟の生死だけでも知りたいと思ったAは、こっそり軍を抜け出し、街に調査に行きました。
自分が行ったであろう家々を訪ねては、たどたどしい敵国語で尋ねます。
「俺がこれを奪った!そうだよな!」
ある日、Aは軍の命令で物資調達任務を遂行していました。
街中の民家に侵入しては、住民を脅して金品を巻き上げるのです。
その夜、収奪した物品の整理をしていたところ、見覚えのあるペンダントを発見します。
「S. Kameo」
裏に書かれた名前から、幼くして敵国に連行された弟のものだとわかります。
(ここで生きているのか?)
弟の生死だけでも知りたいと思ったAは、こっそり軍を抜け出し、街に調査に行きました。
自分が行ったであろう家々を訪ねては、たどたどしい敵国語で尋ねます。
「俺がこれを奪った!そうだよな!」