「あの羽が落ちるとき」「2ブックマーク」
手を伸ばした先にある羽が地に落ちたとき、カメオは、
このままだと自分が会社に行くことはできないな、と思った。
一体どういうこと?
このままだと自分が会社に行くことはできないな、と思った。
一体どういうこと?
16年03月01日 18:56
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
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お正月、カメオは娘のカメコと#b#羽根つき#/b#をしていた。
しかし、カメコが放ったショットに対応しきれず、カメオは手を伸ばしたが、#red#羽根つきの羽は落ちてしまった。#/red#
そんなカメオに、カメコは笑顔でこう言った。
#b#「お父さん、じゃあ顔に落書きするね!」#/b#
そう。#red#負けたほうが顔に墨を塗る。#/red#羽根つきのルールの1つである。
#b#カメコに墨を塗られたカメオは、この顔のままでは会社に行くことはできないな、と思ったのだ。#/b#
しかし、カメコが放ったショットに対応しきれず、カメオは手を伸ばしたが、#red#羽根つきの羽は落ちてしまった。#/red#
そんなカメオに、カメコは笑顔でこう言った。
#b#「お父さん、じゃあ顔に落書きするね!」#/b#
そう。#red#負けたほうが顔に墨を塗る。#/red#羽根つきのルールの1つである。
#b#カメコに墨を塗られたカメオは、この顔のままでは会社に行くことはできないな、と思ったのだ。#/b#
「明るくなるまで待って」「2ブックマーク」
ヤスシはサヤカに愛を囁くために、
窓の外が明るくなるのをじっと待った。
何故だろうか?
窓の外が明るくなるのをじっと待った。
何故だろうか?
14年11月06日 23:10
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

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上越新幹線「とき」
東京駅を始発に、埼玉、群馬を通り、新潟に至る。
山間部を突っ切るため、トンネルの数は非常に多い。
ヤスシは窓際の自由席に深く座り、ぼんやりと外を眺めていた。
東京駅のホームで、別れ際に見たサヤカの顔が忘れられない。
「新潟でやりたいことがあるんだ」
ヤスシがそう告げた時、サヤカは「私」と言った。
「……は、賛成だよ。ずっと夢だったんだもんね。頑張って!」
「私も」と言いかけてできた不自然な間。
ヤスシはそれに気付かないふりをした。
回想の中でホームに立っているサヤカは、新幹線を見送った後も、ずっと立ち尽くしていた。
そしてついに、堪えていた涙を落とした。
悲しそうな彼女を優しく包んであげることもできない自分を、どうしようもなく情けないと思った。
高崎駅を通過する頃、ヤスシは居ても立ってもいられなくなった。
客席を出て、携帯電話を開く。
もどかしい指でサヤカの番号を探す。
しかし。
#red#──圏外#/red#
ドアの窓から見える景色は真っ黒だった。
#red#トンネルに入ったのだ#/red#。
ヤスシは携帯電話を開いたまま、忙しなく体を揺すらせる。
窓ガラスに写る気弱な男。
早く、抜けてくれ。
永遠とも思える時が経ち、ついに、#red#窓の外が明るくなった#/red#。
ヤスシはすぐに通話ボタンを押した。
6コール目で、サヤカが出た。
「……ヤスシ? どうしたの?」
「あのさ……聞いてほしいんだ」
新幹線の走行音が、妙に大きく聞こえる。
「今日、何も喋れなかったけど、本当はすごく大事な話がしたかったんだ。
でも、勇気が出なかった」
言葉の一つ一つが、鉛のようだ。
「サヤカ、俺、本当はもっとサヤカと一緒にいたいんだ。だからサヤカの気持ちに答えてあげたかった。
でも、俺と一緒に来ることが本当にサヤカの幸せになるのか、自信が持てなかったんだ。
俺がやろうとしてるのは、全く先の見えない、夢物語みたいな仕事だ。
人並みの生活ができるかどうかもわからない。
"それでもついてこい"って言えたらカッコいいよね。
でもやっぱり、今の俺にはそんな資格はない」
サヤカは黙っている。
「でもさ、サヤカ。
俺、これからがむしゃらに働くよ。
いろんなことを経験して、勉強も超する。
今は真っ暗で、手探りでしか進めないけど、いつか自信をつけて、#b#目の前が明るくなったら#/b#、
そしたら俺はサヤカに……」
やはり大事なところで言い淀んでしまう。
目を瞑って、覚悟を決める。
「……サヤカに、結婚を申し込むよ。
何年かかるかわからないけど、#b#それまで待っててほしいんだ#/b#」
サヤカの声は聞こえない。
目を開けると、窓の外はまた暗くなっていた。
大清水トンネル。群馬と新潟をつなぐ、全長2万2千メートルのトンネルだ。
これを抜ければ、雪国である。
右手に握りしめた携帯電話は切れていた。
いつ切れたのかはわからない。
ヤスシは繋がっていない電話に向かって、
「頑張るね」
と囁いた。
────────────
#big5#簡#/big5#易解説
新幹線内でサヤカに電話しようとしたヤスシ。
しかしトンネルに入り圏外となってしまったため、
トンネルを抜けて窓の外が明るくなるのを待った。
東京駅を始発に、埼玉、群馬を通り、新潟に至る。
山間部を突っ切るため、トンネルの数は非常に多い。
ヤスシは窓際の自由席に深く座り、ぼんやりと外を眺めていた。
東京駅のホームで、別れ際に見たサヤカの顔が忘れられない。
「新潟でやりたいことがあるんだ」
ヤスシがそう告げた時、サヤカは「私」と言った。
「……は、賛成だよ。ずっと夢だったんだもんね。頑張って!」
「私も」と言いかけてできた不自然な間。
ヤスシはそれに気付かないふりをした。
回想の中でホームに立っているサヤカは、新幹線を見送った後も、ずっと立ち尽くしていた。
そしてついに、堪えていた涙を落とした。
悲しそうな彼女を優しく包んであげることもできない自分を、どうしようもなく情けないと思った。
高崎駅を通過する頃、ヤスシは居ても立ってもいられなくなった。
客席を出て、携帯電話を開く。
もどかしい指でサヤカの番号を探す。
しかし。
#red#──圏外#/red#
ドアの窓から見える景色は真っ黒だった。
#red#トンネルに入ったのだ#/red#。
ヤスシは携帯電話を開いたまま、忙しなく体を揺すらせる。
窓ガラスに写る気弱な男。
早く、抜けてくれ。
永遠とも思える時が経ち、ついに、#red#窓の外が明るくなった#/red#。
ヤスシはすぐに通話ボタンを押した。
6コール目で、サヤカが出た。
「……ヤスシ? どうしたの?」
「あのさ……聞いてほしいんだ」
新幹線の走行音が、妙に大きく聞こえる。
「今日、何も喋れなかったけど、本当はすごく大事な話がしたかったんだ。
でも、勇気が出なかった」
言葉の一つ一つが、鉛のようだ。
「サヤカ、俺、本当はもっとサヤカと一緒にいたいんだ。だからサヤカの気持ちに答えてあげたかった。
でも、俺と一緒に来ることが本当にサヤカの幸せになるのか、自信が持てなかったんだ。
俺がやろうとしてるのは、全く先の見えない、夢物語みたいな仕事だ。
人並みの生活ができるかどうかもわからない。
"それでもついてこい"って言えたらカッコいいよね。
でもやっぱり、今の俺にはそんな資格はない」
サヤカは黙っている。
「でもさ、サヤカ。
俺、これからがむしゃらに働くよ。
いろんなことを経験して、勉強も超する。
今は真っ暗で、手探りでしか進めないけど、いつか自信をつけて、#b#目の前が明るくなったら#/b#、
そしたら俺はサヤカに……」
やはり大事なところで言い淀んでしまう。
目を瞑って、覚悟を決める。
「……サヤカに、結婚を申し込むよ。
何年かかるかわからないけど、#b#それまで待っててほしいんだ#/b#」
サヤカの声は聞こえない。
目を開けると、窓の外はまた暗くなっていた。
大清水トンネル。群馬と新潟をつなぐ、全長2万2千メートルのトンネルだ。
これを抜ければ、雪国である。
右手に握りしめた携帯電話は切れていた。
いつ切れたのかはわからない。
ヤスシは繋がっていない電話に向かって、
「頑張るね」
と囁いた。
────────────
#big5#簡#/big5#易解説
新幹線内でサヤカに電話しようとしたヤスシ。
しかしトンネルに入り圏外となってしまったため、
トンネルを抜けて窓の外が明るくなるのを待った。
「荒廃する少女」「2ブックマーク」
少女は荒廃した街にいる。
夜を彩っていたイルミネーションは植物の蔓のようだ。ビルには埃が積もり長い間、放置されていたことを感じさせる。
――『立ちされ頭を見つけろ』
中性的で抱擁力のある声だった。心地良さげに耳を澄ます。けれど声はもうしなかったので、少女は唇をとがらせた。
《ルール》
1.質問の指示に従って少女は動きます。少女が疑問に答えることはありません。
2.基本は早い者勝ちです。指示が被った場合は最初の人の指示が反映されます。
3.解答には少女の行動の結果が反映されます。
4.それでは短めですが、よろしくお願いします。
夜を彩っていたイルミネーションは植物の蔓のようだ。ビルには埃が積もり長い間、放置されていたことを感じさせる。
――『立ちされ頭を見つけろ』
中性的で抱擁力のある声だった。心地良さげに耳を澄ます。けれど声はもうしなかったので、少女は唇をとがらせた。
《ルール》
1.質問の指示に従って少女は動きます。少女が疑問に答えることはありません。
2.基本は早い者勝ちです。指示が被った場合は最初の人の指示が反映されます。
3.解答には少女の行動の結果が反映されます。
4.それでは短めですが、よろしくお願いします。
15年04月05日 23:16
【新・形式】 [KUZUHARA]
【新・形式】 [KUZUHARA]
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幸せで心が暖まり、凍った未来が溶けていく。
魔法使い。
何とも胡散臭い称号だけれど、それを言えばその弟子というか何というか、魔法少女になってしまったからには自分を否定することにもなってしまう。
親切な魔法使い。
聞いたときは嫌な予感がしたけれど、神様が勧める人だし嘘はないだろう――と思って契約を結んだ。今になって考えてみれば嘘はなくとも隠し事はあったのかもしれない。
まあ、会ってみれば普通の人だ。案ずるより産むが易しの言葉通り、事はスムーズに行われた。市井の人間には戸籍やら何やら決まり事が多いらしいけれど、魔法使いは縛られない存在だ。魔法使いに決まり事はない。
約束通り、料理をたくさん紹介してもらった。牛、カニ、豚が特に最近のお気に入りだ。あと一つはどうしても名前を教えてもらえなかったけれど。まあ、変なものは食べさせられてはいない……はず……。その辺は正直あんまり自信がなかったけれど、自由ではあっても孤独ではない生活に、私はようやく慣れてきた。
風がさらりと流れた。
あなたが立ち止まっているときに風や何かの匂いをふと感じたときは、魔法使いが通ったあとかも知れない。
今は文字だって読める。もし何かあったら――何かあったら、私宛に手紙を綴って欲しい。その手紙を掲げてくれたなら、風が吹くだろう。それが、私が手紙を読んだしるしだ。文字が汚くて恥ずかしいから返信はしないけれど、おまじないを掛けさせてもらおう。
内容は秘密。魔法使いに秘密は付き物だから。
『――』
私を呼ぶ声がする。
名残惜しいけれど、また今度。
今度は私が、あなたの幸せを祈ります。
【TRUE END ∞ 優しい魔の手】
魔法使い。
何とも胡散臭い称号だけれど、それを言えばその弟子というか何というか、魔法少女になってしまったからには自分を否定することにもなってしまう。
親切な魔法使い。
聞いたときは嫌な予感がしたけれど、神様が勧める人だし嘘はないだろう――と思って契約を結んだ。今になって考えてみれば嘘はなくとも隠し事はあったのかもしれない。
まあ、会ってみれば普通の人だ。案ずるより産むが易しの言葉通り、事はスムーズに行われた。市井の人間には戸籍やら何やら決まり事が多いらしいけれど、魔法使いは縛られない存在だ。魔法使いに決まり事はない。
約束通り、料理をたくさん紹介してもらった。牛、カニ、豚が特に最近のお気に入りだ。あと一つはどうしても名前を教えてもらえなかったけれど。まあ、変なものは食べさせられてはいない……はず……。その辺は正直あんまり自信がなかったけれど、自由ではあっても孤独ではない生活に、私はようやく慣れてきた。
風がさらりと流れた。
あなたが立ち止まっているときに風や何かの匂いをふと感じたときは、魔法使いが通ったあとかも知れない。
今は文字だって読める。もし何かあったら――何かあったら、私宛に手紙を綴って欲しい。その手紙を掲げてくれたなら、風が吹くだろう。それが、私が手紙を読んだしるしだ。文字が汚くて恥ずかしいから返信はしないけれど、おまじないを掛けさせてもらおう。
内容は秘密。魔法使いに秘密は付き物だから。
『――』
私を呼ぶ声がする。
名残惜しいけれど、また今度。
今度は私が、あなたの幸せを祈ります。
【TRUE END ∞ 優しい魔の手】
「呪うのは自らの弱さ」「2ブックマーク」
男は自分の車をぺたりと触った。
そしてこれから悲しい結末を迎えるのだと悟ってしまった。
さてどういうことだろう?
そしてこれから悲しい結末を迎えるのだと悟ってしまった。
さてどういうことだろう?
11年11月20日 23:31
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]

鈍いのビデオ ってスロー再生?(´・ω・`)
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午前2時 同棲中のアパートの一室
男「仕事で疲れてるところごめんな。ちょっと話したいことがあって」
女「ううん、いいよ。最近お互い忙しかったから話せなかったもんね」
男「ああ、うん……、そうだな」
女「………」
気まずい会話、続かない雑談。
男は直球で聞いた。
男「おまえ……浮気してるだろ?」
女「ううん、してないよ」
まさかの即答、再び会話が詰まる。
男「そっか、そうなんだな」
女「そうだよ、急にびっくりしたよー」
男「ははは、そういえば最近寒いよなー」
女「うん、そだねー」
急に弾む会話、互いに手探りの状態。
男「車の中にいると、温度差でくもっちゃうもんなー」
女「あはは、あるある」
男「うっかり手を置いちゃうと跡が残るんだよなー」
女「あるねー」
男「今日朝車を使おうとしたら、手形が残っててびっくりしたよ、はは」
女「………」
沈黙は肯定。
この恋は終わると男は確信した。
男「昨日遅くまで車使ってどこいってたんだ?」
女「ちょっと待って、それ誰かが悪戯で付けたんじゃないの?」
男「いや車の中からだった」
女「ああ、そういえば私がつけちゃったかも。ごめんね不注意で」
男「そっか、お前俺より手が大きくなったんだな。いつも仕事大変だもんな」
女「………ごめん」
男「俺が買った車の中で、やったな?」
女「うん」
女は翌日出て行った。
男は悲しかった。
それはきっと女が惜しかったのではないのだろう。
女を奪った別の男よりも、自分の手のひらが小さかった。
相手の姿は見たことないけれど、なんとなく情けない気持ちになったのだった。
男「仕事で疲れてるところごめんな。ちょっと話したいことがあって」
女「ううん、いいよ。最近お互い忙しかったから話せなかったもんね」
男「ああ、うん……、そうだな」
女「………」
気まずい会話、続かない雑談。
男は直球で聞いた。
男「おまえ……浮気してるだろ?」
女「ううん、してないよ」
まさかの即答、再び会話が詰まる。
男「そっか、そうなんだな」
女「そうだよ、急にびっくりしたよー」
男「ははは、そういえば最近寒いよなー」
女「うん、そだねー」
急に弾む会話、互いに手探りの状態。
男「車の中にいると、温度差でくもっちゃうもんなー」
女「あはは、あるある」
男「うっかり手を置いちゃうと跡が残るんだよなー」
女「あるねー」
男「今日朝車を使おうとしたら、手形が残っててびっくりしたよ、はは」
女「………」
沈黙は肯定。
この恋は終わると男は確信した。
男「昨日遅くまで車使ってどこいってたんだ?」
女「ちょっと待って、それ誰かが悪戯で付けたんじゃないの?」
男「いや車の中からだった」
女「ああ、そういえば私がつけちゃったかも。ごめんね不注意で」
男「そっか、お前俺より手が大きくなったんだな。いつも仕事大変だもんな」
女「………ごめん」
男「俺が買った車の中で、やったな?」
女「うん」
女は翌日出て行った。
男は悲しかった。
それはきっと女が惜しかったのではないのだろう。
女を奪った別の男よりも、自分の手のひらが小さかった。
相手の姿は見たことないけれど、なんとなく情けない気持ちになったのだった。
「ブルーな気持ち!」「2ブックマーク」
#b#「カメオのバイクは青色である」#/b#
#b#「カメオのバイクは白色である」#/b#
#b#「カメオのバイクは黒色である」#/b#
太郎はこの三つから、
バイクは#b#青色#/b#だと決めつけた。
結果、カメオは悲しんだ。
太郎はなぜ、そう決めつけたのだろうか?
16年02月12日 22:11
【ウミガメのスープ】 [好太郎]
【ウミガメのスープ】 [好太郎]

バイク
解説を見る
カ#b#メオは#/b##red#バイクを使ったひったくりの常習犯#/red##b#。#/b#
夜中、人気のない道を歩く女性を狙って、
カバンを盗みまくるセコイやつだ。
#b#刑事の太郎#/b#はひったくり犯を捕まえるために、
被害者や住人から聞き込みまわった。
すると、カメオのバイクの特徴について
#b#二種類の目撃証言#/b#がでてきた。
#b#「犯人のバイクは青色です」#/b#
#b#「犯人のバイクは黒色です」#/b#
仮にバイクが#b#黒色#/b#なら、
後者の証言は自然だが
前者が見える状況は
辺りが真っ青に照らされているときだ。
もちろん、そんなものは犯行現場にはなかった。
逆に#b#青色#/b#なら、
前者の証言は自然で、
後者の証言は、犯行が人通りの少ない#b#夜中#/b#に行われていたことを考えると、
#b#暗さのために黒色と見間違えた#/b#と考えるのが自然である。
#b#そのため、太郎はひったくり犯カメオのバイクは青色だと断定。#/b#
#b#逮捕に至ったのである。#/b#
なお、#b#「カメオのバイクは白色である」#/b#という証言をしたのは
#red#目撃者を装ったカメオ#/red#だけなので、これは#red#嘘#/red#である。
夜中、人気のない道を歩く女性を狙って、
カバンを盗みまくるセコイやつだ。
#b#刑事の太郎#/b#はひったくり犯を捕まえるために、
被害者や住人から聞き込みまわった。
すると、カメオのバイクの特徴について
#b#二種類の目撃証言#/b#がでてきた。
#b#「犯人のバイクは青色です」#/b#
#b#「犯人のバイクは黒色です」#/b#
仮にバイクが#b#黒色#/b#なら、
後者の証言は自然だが
前者が見える状況は
辺りが真っ青に照らされているときだ。
もちろん、そんなものは犯行現場にはなかった。
逆に#b#青色#/b#なら、
前者の証言は自然で、
後者の証言は、犯行が人通りの少ない#b#夜中#/b#に行われていたことを考えると、
#b#暗さのために黒色と見間違えた#/b#と考えるのが自然である。
#b#そのため、太郎はひったくり犯カメオのバイクは青色だと断定。#/b#
#b#逮捕に至ったのである。#/b#
なお、#b#「カメオのバイクは白色である」#/b#という証言をしたのは
#red#目撃者を装ったカメオ#/red#だけなので、これは#red#嘘#/red#である。