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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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荒廃する少女

少女は荒廃した街にいる。

夜を彩っていたイルミネーションは植物の蔓のようだ。ビルには埃が積もり長い間、放置されていたことを感じさせる。

 ――『立ちされ頭を見つけろ』

 中性的で抱擁力のある声だった。心地良さげに耳を澄ます。けれど声はもうしなかったので、少女は唇をとがらせた。



《ルール》

 1.質問の指示に従って少女は動きます。少女が疑問に答えることはありません。

 2.基本は早い者勝ちです。指示が被った場合は最初の人の指示が反映されます。

 3.解答には少女の行動の結果が反映されます。

 4.それでは短めですが、よろしくお願いします。
15年04月05日 23:16 [KUZUHARA]
【新・形式】
No.1[悠々私的]04月05日 23:1804月05日 23:33

目の前を見渡して何があるか伝えてください。

少女は辺りを見渡した。少女がいるのは並木道だ。灰色の空に対応するようなコンクリートのビルは、崩壊しているものばかり。 [編集済]

No.2[ノーネーム]04月05日 23:2004月05日 23:22

持ち物を教えてください

彼女は灰色のシャツとスカートを身につけている。元の色はすっかりと忘れてしまっていた。持ち物といえるようなものは、何もなかった。

No.3[悠々私的]04月05日 23:2104月05日 23:26

声に聞き覚えがないかよーく思い出してください。

あの声は誰のものだろうか。少なくとも自分のものではない。少女は他の人間の声を聞いたことがなかった。 [良い質問]

No.4[ぽんぽこぺん]04月05日 23:2204月05日 23:26

自分自身が五体満足かどうか、確認してください。

彼女は手をぎゅっと握りしめた。軽く辺りを走ってみる。振り子のように揺れる両腕が心地良い。このまま、どこまでも走り続けていられるような気がした。

No.5[ぽんぽこぺん]04月05日 23:2304月05日 23:26

周囲にロボットもしくはその残骸がないか、確認してください。

彼女は走りながら何かないかと探してみた。あるのは木々のみだ。彼女は元の場所へもどると、一息ついた。

No.6[悠々私的]04月05日 23:2904月05日 23:30

木々に生きている感じはあるか、触ってたしかめてください。

少女は木に寄りかかって座ることにした。いつもと同じ態勢で座ると、いつもと同じ感覚が返ってくる。安心して少女は眠くなった。

No.7[ノーネーム]04月05日 23:3104月09日 23:43

ここは現実世界ですか?

少女はうとうとしている。

No.8[ぽんぽこぺん]04月05日 23:3304月05日 23:36

とりあえず自分の頭を叩いてください。

少女は頭をコツンと叩く。……痛い。少女は涙目になる。

No.9[ぽんぽこぺん]04月05日 23:3304月05日 23:36

あとほおをつねってください。

少女は頬をつねってみる。固まった土が取れて、白い肌が覗いた。

No.10[米野郎]04月05日 23:3504月05日 23:38

食糧の確保のため、崩壊したビルの中に入って、飲食店を探してみてください

少女は建物の中に入った。銀色に光る金属の箱はわずかに見られるものの、開くことはない。少女はいつも通り、植物を土から抜いて食べることにした。

No.11[悠々私的]04月05日 23:3704月05日 23:39

周りに人間もしくは動物がいないか、聞き耳して確かめてください。

少女は自分と同じ存在を見たことがなかった。彼女が知っているのは動くことのない風景だけである。

No.12[米野郎]04月05日 23:4004月05日 23:42

よーく…自分の事を思い出してみてください

少女は自分を疑ってみた。この世界で唯一動ける自分とは、どういったものなのだろう。しかし答えは返ってこない。あるのは自分は自分であるという自我だけだ。

No.13[ぽんぽこぺん]04月05日 23:4004月05日 23:45

9 取れた土について、可能な限り分析して報告してください。

これは土に寝転んだから付いた土だ。痒くなるから今度、川で洗うことを少女は決めた。

No.14[悠々私的]04月05日 23:4004月05日 23:45

9より、固まった土はからだじゅうについているのですか?全身像が写りそうな鏡か窓ガラスをさがして土がついている部分とそうでない部分を教えてください。

少女は川に映る自分の姿を見た。くまなく汚れているが、服に守られた部分は別だ。彼女はついでに水浴びをすることにした。

No.15[ノーネーム]04月05日 23:4104月05日 23:45

一等古い記憶を話してください

少女はふと考える。いつから自分は存在していただろうか。自分はこの姿のまま、ここにいた。最初から汚れた姿で。それは兎も角、今はあの声の指示を実行することが重要だろう。

――『立ちされ頭を見つけろ』
No.16[ぽんぽこぺん]04月05日 23:4204月06日 21:17

「おーい」って叫んでみてください。

「おーい」彼女は久しぶりに声を出してみた。自分の声というものはいつ聞いても不思議だ。自分はいつからこんなものを取得していたのだろう? こんな風に知らないことを勝手にできるようになったらいいのに、と少女は思った。 [編集済]

No.17[米野郎]04月05日 23:4304月05日 23:48

一度目を閉じて、この街のかつての姿を想像してみてください

この街も、自分と同じように汚れたのだろうか。きれいな姿を思い浮かべようとしても、少女にはできなかった。

No.18[悠々私的]04月05日 23:4304月05日 23:52

どちらの道から来たのか思い返してください。

少女は並木通から川へきた。彼女は道筋を思い浮かべると、きちんと帰れることを確認して頷いた。

No.19[ヌッタ]04月05日 23:4504月07日 11:50

「頭」についてなにか思うところがあれば教えてください。

こうべ――こうべとは頭のことだろうと少女は思う。でもそれをどう見つけろというのか? [編集済] [良い質問]

No.20[悠々私的]04月05日 23:4704月05日 23:52

あなたの頭はちゃんと首から胴体につながっているかはっきり答えてください。

少女は川を再び覗き見る。首を触ってみても、胴を触ってみても、いつもどおり、きちんと繋がっている。自分は何をしているのだろう――少女は座り込んだ。

No.21[ぽんぽこぺん]04月05日 23:4804月05日 23:54

聞いた声の内容を、一音ずつ引き延ばしながら発音してみてください。

「たー、ちー、さー、れー、こー、うー、べー、をー、みー、つー、けー、ろー」少女は初めて聞いた声の主の姿を思い浮かべながら、楽しげに発音した。 [良い質問]

No.22[米野郎]04月05日 23:5104月05日 23:54

一度、その場所から立ち去ってみてください

彼女は並木道に戻った。さて何をしようかと、彼女は足をぶらりと揺らした。

No.23[ぽんぽこぺん]04月05日 23:5304月06日 20:54

立って、髑髏を探してください。 [編集済]

そうだ、墓地! 髑髏が埋まっているのなんて墓地しかないじゃないか。少女は墓地へ行くことにした。少女は卒塔婆の前で屈みこむと、うきうきと掘り出した。 [編集済] [良い質問]

No.24[悠々私的]04月05日 23:5304月05日 23:56

『神戸』という都市の文字が周囲にないか調べてください。

彼女は文字が読めない。神様も文字くらい読めるようにしてくれればよかったのに、と少女はいじけた。

No.25[米野郎]04月05日 23:5604月06日 00:01

もし遠くに妙な形のした塔が見えたなら、そこに行ってみてください(神戸タワー) [編集済]

彼女はまだ墓に留まることにした。あの声の正体を知りたかったからだ。 [編集済]

 少女は墓地に立っている。
 必死に手で墓石の下を掘る。地面は泥濘んでいて掘り進めるのは簡単だ。深さはあるので多少は時間が経ったが。少女は満足そうに髑髏を天に掲げた。
 ――『自分を見つめなおすことだ』
 またあの声だ。少女は「誰なの?」と問いかけようとした。しかし声は続かない。
 少女は髑髏を手に包むと、再び歩き出した。[編集済]
No.26[悠々私的]04月05日 23:5904月06日 00:05

墓地を掘り返す前に手を合わせてお墓の下の人を慮って一礼してください。

「……ありがとうございました?」少女は一礼した。

No.27[ヌッタ]04月06日 00:0004月06日 00:05

さっきまでの自分と何か変わったところがあれば教えてください。

少女は上機嫌に小川へ行って、自分を見つめなおした。……特に変わった様子は見られないけれど、と少女は思う。あの声は何を思ったのだろう? [良い質問]

No.28[悠々私的]04月06日 00:0104月06日 00:05

掘りだしてしまったなら、振り返って26と同様のことをしてください。

「……ありがとうございました?」少女は再度一礼した。

No.29[米野郎]04月06日 00:0104月06日 00:05

小川に行って、自分の姿を見つめてみてください

少女は上機嫌に小川へ行き、自分を見つめなおした。特に変わった様子は見られない。あの声は何を言っているのだろう? [良い質問]

No.30[ヌッタ]04月06日 00:0604月06日 00:08

では、なにか思い出したことがあれば教えてください。 [編集済]

少女は目を瞑むって回想する……自分はこの姿のまま、ここにいた。最初から汚れた姿で。それから今まで、同じ生活をしてきた。特に変わったことは見られない。

No.31[ぽんぽこぺん]04月06日 00:0704月06日 00:09

掘り返した髑髏を見つめなおしてみてください。

少女は髑髏を見つめた。 [良い質問]

No.32[米野郎]04月06日 00:0804月06日 00:09

自分の事を再度、思い出してみてください

少女は髑髏を見つめるのに必死だった。

No.33[ぽんぽこぺん]04月06日 00:0804月06日 00:38

21 思い浮かべた声の主の姿を、言葉で表現してください。

少女が思い浮かべたのは偶像だった。声から作り上げた、自分と同じような姿の、声の主。 [編集済]

 少女は髑髏を覗き見る。
 ――『そう、自分だよ』
 髑髏はそう云った。
 ――『自分が求めているのは、きみの魂だ』
 少女は自分の心臓に腕をやった。
「魂をあげたらどうなるの?」
 ――『君は死ぬ』
 死というものが何なのかは解らなかった。でもきっと良くないことなのだろうと思った。
 ――『君に、30、時間をあげよう。自分に魂をくれたらなら、死後の安寧をきみにあげることを約束する。自分の他にも、きみに約束を求める声があるかもしれないが……そのときは、したがわないほうがいいと思うがね』[編集済]
No.34[ぽんぽこぺん]04月06日 00:3404月06日 00:36

髑髏に対して、なぜ少女の魂が欲しいのか、聞いてみてください。

あれから髑髏は動かない。時間がくるまで何も喋らないのだろうか。少女は寂しくなって、辺りに座り込んだ。 [編集済]

No.35[ヌッタ]04月06日 00:4104月06日 00:44

今聞いた髑髏の声に聞き覚えがあるか、考えてみてください。

少女は今までに自分以外の声を聞いたことがなかった。声を持つのはこの世に自分と髑髏の二人きりなのだろうか……。

No.36[ぽんぽこぺん]04月06日 00:4604月06日 00:49

立って、先ほど探した髑髏とは別の髑髏を探してみてください。

少女は墓地へ向か合った。いくつか髑髏を手にし掲げるものの、声を発するものは一つもない。少女は『死』というきっと良くないものを想像して、身を震わせた。

No.37[今日も元気]04月06日 10:3704月06日 20:52

また川へ行って自分を水に映してみてください。そして自分がどういう姿をしているかを教えてください。

彼女は墓から川へ向かう。今日は幾度と無く川へ向かっているが『死』という言葉を聞いた後では、何となくすべてが新しく思える。少女は改めて自分の姿を水に映した。付いていた土は、先程の水浴びのおかげですっかりなくなっている。空の光が反射するせいで、真っ白な肌が見辛かった。すっかりと色が変り、灰色になった服とズボン。少女は濡れてしまったそれらを、軽く撫でた。

No.38[今日も元気]04月06日 10:4504月06日 20:52

30より どんな生活をしてきたのか思い出してください。

土の上に寝、木に寄りかかる生活に未視感が生じる。少女は植物の根を齧る。いつも通りの味。それが何となく愛おしかった。

No.39[ぽんぽこぺん]04月06日 21:0604月06日 21:10

木に登ってみてください。

少女は木に登った。窪みに指を引っ掛け、二の腕に力を入れる。一つの動作は非常に力がいるものだったが、少女はすらすらと、ピアニストがピアノを弾くかのように自然に終える。木に登ると灰色の街が見渡せる。別段変わったことはないが、胸が締め付けられるこの気持ちは何なのだろうかと少女は思った。 [編集済]

No.40[driving]04月06日 22:1004月06日 22:19

街を探索してみましょう

少女は歩き出した。柔らかい土壌をしっかりと踏みながら。少女は寂れた公園の滑り台が好きだった。朽ちて砕けそうな鉄の階段を、ゆっくりと登り、滑る。こうしていると胸の支えがなくなるような気がするのだ。しばらくそうして遊んで、今度は廃ビルに立ち寄った。中は土でいっぱいだ。少女は咳き込むと、廃ビルから立ち去った。 [編集済]

No.41[driving]04月06日 22:3004月06日 22:34

公園の他に好きな場所に行こうか 無かったらイルミネーションのところに行ってね [編集済]

少女はイルミネーションというものがどういう働きをするのか解らない。ただ名前だけを知っている。軽く触ると崩れて、イルミネーションの残骸が手に付いた。それを眺めていると少女は、何だか殘念な気分になった。

No.42[ぽんぽこぺん]04月06日 22:5504月06日 23:08

喋っていた髑髏が埋まっていたお墓の、墓石と卒塔婆に書かれている内容を、ここにそのまま書き写してください。

卒塔婆は黒ずんでいて、文字があるかどうかも怪しい。墓石には、家之墓、と刻まれている。家、という文字より前は風化していた。少女は読めない文字の前で、退屈そうにうろついていた。 [編集済]

No.43[今日も元気]04月07日 05:3304月07日 11:31

ところであなた、お名前は?名前をおしえてください。

少女に名はない。名前とは上の者が下の者に付けるもの。又、人間は少女ただ一人。この世界にたった一人の少女には、私は私、という定義だけで十分なのである。

No.44[今日も元気]04月07日 05:3404月07日 11:31

家族のことを思い出してください。

少女に家族は居ない。アダムが神の息吹と土から生まれたように、少女は世界にぽつんと現れた。家族という言葉を知ってはいても家族なんて存在しない。

No.45[今日も元気]04月07日 11:3504月07日 11:49

23より 髑髏が墓地にあるのをなぜ知っていたのかおしえてください。 [編集済]

墓地。屍体が眠る場所。永遠の安寧を得る場所。今までは必要がなかったので掘り出さなかったが、今回は必要があった。だから掘り出したのだ。墓地に髑髏があるのは知識の中にあった。

No.46[今日も元気]04月07日 11:3504月07日 11:49

なんでもいいので、頭に浮かんだことを声を出して言ってみてください。 [編集済]

「……死ぬのは、怖い、かも」少女は身体を竦めた。

No.47[ぽんぽこぺん]04月09日 21:3604月09日 22:07

喋っていた髑髏が埋まっていた墓を完全に掘り返し、骨を人間の体の形に並べてみて、自分の体型と比較してみてください。

「……ありがとうございます?」少女は墓地を漁るのに慣れてきている。すべて掘り出してみて驚いた。骨を組立てたら自分の身長を越えていたからだ。肉が付いたら身長がどのくらいになるのだろう。

No.48[ぽんぽこぺん]04月12日 00:4504月12日 17:15

死にたくないと思うのなら、絶対に髑髏に魂を渡さないでください。

少女は悩んでいる。髑髏の声。あれが唯一、寂しさを紛らわせてくれたものだからだ。 [良い質問]

No.49[ぽんぽこぺん]04月12日 23:0104月12日 23:33

48 大丈夫です!これからはKUZUHARAというやつが、いつでもあなたの相手をしてくれます!

少女は悩み疲れてうたた寝をしている。 [良い質問]

No.50[driving]04月14日 09:4904月14日 16:50

ドクロを粉砕しましょう 死ななくてすみますよ

パキン、と髑髏が割れた。 [良い質問]

――『フフフ、私の本体は、そんな矮小なものにはないのだよ』
――『諦めなさい。他の者と契約を結ばぬままなら、君は残り13時間で死ぬ』
少女は髑髏の声に驚いた。髑髏の破片ははらりと風に舞い、塵と消えた。
契約……契約……誰と結べば良いというのか。
救いを差し出す声は聞こえぬままだというのに。
No.51[ぽんぽこぺん]04月15日 12:1204月15日 16:01

/人◕ ‿‿ ◕人\<僕と契約して魔法少女になってよ!

少女は髑髏の言葉を考えている。 [良い質問]

No.52[ぽんぽこぺん]04月15日 22:1304月15日 23:01

51 /人◕ ‿‿ ◕人\<僕と契約して魔法少女になってくれたら、なんでも一つ、君の願いを叶えてあげよう。こんなところで死ぬことなんてないんだよ!

少女は髑髏の言葉を考えている。

No.53[ぽんぽこぺん]04月16日 00:0304月16日 17:48

――『私の声が聞こえたら、ぽんぽこぺ〜んと叫んでください』

「……!! ぽんぽこぺ~ん!!」少女は叫ぶようにしていった。 [良い質問]

No.54[driving]04月16日 23:1204月16日 23:50

『私は神……少女よ……自らの魂を無駄にするでない……』 [編集済]

「か、神様!? わかった。あの髑髏のいうことは聞かない……でも、誰かと契約しないと、私は死んじゃう……」少女は続けて二人の声が聞こえたことに驚いた。でも、神様も意地悪だ。ずっと前から声をかけてくれれば良かったのに。少女は唇を尖らせた。 [編集済] [良い質問]

No.55[driving]04月17日 10:3604月17日 23:00

『……ここにいるぽんぽこぺ~んと契約し……魔法少女になるのじゃ……』

「魔法少女……? が何かは分からないけど、契約したら私はどうなるの? 痛いのは嫌だから、たとえ神様のお願いでもちゃんと訊かないと」少女は契約という単語に懐疑的だった。あの髑髏だって優しげな声をしていたが、あんなことをいうのだ。神とて何をいい出すのか、わかったものではない。 [編集済] [良い質問]

No.56[ぽんぽこぺん]04月18日 00:5004月18日 00:55

『こんばんは。ぽんぽこぺ〜んです。すみません。なかなかあなたへの話しかけ方がわからなくて、時間がかかってしまいました。ぜひ私と契約して魔法少女になってください!魔法少女になったら、親切な魔法使いさんと一緒に旅をすることになるのです。世界各地でいろいろな美味しい料理を紹介してもらえますよ!!』 [編集済]

世界に亀裂が入った。 [正解][良い質問]

 第二のイヴ――というのは、少女が後に与えられた名である。
 楽園で堕落した人間たちは、林檎の甘みに味をしめ、核戦争を引き起こした。あとはよくある話だ。人類は滅亡した。それだけの話。
 それから数千年が経ち、少女はぽつりとこの世界に辿り着いた。
 あのとき。髑髏に魂を捧げたあのとき、髑髏は死後の安寧を約束した。
【安寧:無事で安らかな様】[編集済]
 人間が二人いれば軋轢が生じる。故に安寧など夢のまた夢である。
 しかし、逆に言えば、死後の世界に誰も居なければ、軋轢など生じない。
 死んだ人々も都市も蘇えり、天国も地獄も空っぽになった。
 賑わう世界を、少女はただ一人、天で見る。
 望んでいた光景を、手に届くことのない光景を、羨ましげに見つめながら。【BAD END 1 復興する都市】[編集済]
未来は再構成される。
魔法使いと契約を結んだ少女は――
幸せで心が暖まり、凍った未来が溶けていく。







 魔法使い。

 何とも胡散臭い称号だけれど、それを言えばその弟子というか何というか、魔法少女になってしまったからには自分を否定することにもなってしまう。

 親切な魔法使い。

 聞いたときは嫌な予感がしたけれど、神様が勧める人だし嘘はないだろう――と思って契約を結んだ。今になって考えてみれば嘘はなくとも隠し事はあったのかもしれない。

 まあ、会ってみれば普通の人だ。案ずるより産むが易しの言葉通り、事はスムーズに行われた。市井の人間には戸籍やら何やら決まり事が多いらしいけれど、魔法使いは縛られない存在だ。魔法使いに決まり事はない。

 約束通り、料理をたくさん紹介してもらった。牛、カニ、豚が特に最近のお気に入りだ。あと一つはどうしても名前を教えてもらえなかったけれど。まあ、変なものは食べさせられてはいない……はず……。その辺は正直あんまり自信がなかったけれど、自由ではあっても孤独ではない生活に、私はようやく慣れてきた。

 風がさらりと流れた。

 あなたが立ち止まっているときに風や何かの匂いをふと感じたときは、魔法使いが通ったあとかも知れない。

 今は文字だって読める。もし何かあったら――何かあったら、私宛に手紙を綴って欲しい。その手紙を掲げてくれたなら、風が吹くだろう。それが、私が手紙を読んだしるしだ。文字が汚くて恥ずかしいから返信はしないけれど、おまじないを掛けさせてもらおう。

 内容は秘密。魔法使いに秘密は付き物だから。

『――』

 私を呼ぶ声がする。

 名残惜しいけれど、また今度。

 今度は私が、あなたの幸せを祈ります。 



【TRUE END ∞ 優しい魔の手】
15年04月05日 23:16 [KUZUHARA]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
KUZUHARA>>drivingさん、長時間お疲れ様でした。私もトゥルーエンドで何よりです[18日14時13分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>このストーリー形式は面白かったです。くずさん、ぽんさん、元気さんお疲れ&ありがとうございましたー とぅるーえんどでなによりですな [18日10時49分]
KUZUHARA>>今日も元気さん、長い間お疲れ様でした。確かに何を求めているかがわかりにくかったかなと反省しています。[18日07時26分]
今日も元気>>わあ、成功しましたね。ぽんさん、おめでとうございます。drivingさんが『』に気づかれたのが凄かったです。KUZUHARAさん、お疲れさまでした。ちょっと変わった趣向の問題で面白かったです。問題文だけでは何をどうすれば良いのかわかりにくかったので、何を求めているのかを入れて頂けると有り難かったかな、と思いました。[18日06時13分]
KUZUHARA>>ぽんぽこぺんさんお疲れ様でした。FAおめでとうございます(何と小問?を含めると驚異のFA率100%です)。へっへっへ、ネタ質しかできない人間ではないのですよ! ……ごめんなさい調子に乗りました。お褒めいただき感無量です。[18日01時57分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>KUZUHARAさんありがとうございました〜〜! 解説、なんだか切なく寂しい、けど少し暖かい、不思議な感じになりました。こんな文章が書けるなんて、尊敬です。 driving さん、元気さんもありがとうございました〜![18日01時48分]
KUZUHARA>>皆さん、かなりの長期戦に付き合っていただきありがとうございました。ぽんぽこぺんさんFAおめでとうございます。[18日01時43分]
KUZUHARA>>※解説を書く時間を下さい。それまでネタでも何でもどうぞ[18日01時01分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>こんな感じでどうでしょう??(『』付け忘れたので編集しました)[18日00時52分]
KUZUHARA>>楽しいんじゃないですかね(にっこり)[編集済] [17日23時48分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>魔法少女になったらどうなるんでしたっけ←[17日23時44分]
KUZUHARA>>/人◕ ‿‿ ◕人\ ←この顔文字からして嫌な予感しかしません[編集済] [17日23時07分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ぽんぽこぺ〜んww drivingさんありがとうございます!笑[17日19時56分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>畳み掛けます[17日10時37分]
今日も元気>>おお、では早く契約を![17日06時22分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>言ってみますねー[16日23時10分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>わーい!笑 では、私はもう二度も三連投してしまったので、どなたかなにかお願いします〜![16日18時45分]
今日も元気>>やった!じゃあ次は『』をつけて魂を渡さないように言えばいいのかな?[16日18時26分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ええいままよ[16日00時03分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>白括弧『』つけてみればいいかも ぽんさんお願いしますー[編集済] [15日23時18分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>――『私の声が聞こえたら、ぽんぽこぺ〜んと叫んでください』
……空気を読まずに特攻したつもりでした。。[編集済] [15日23時11分]
KUZUHARA>>※考え方は合っています。しかしこのままでは少女に声が聞こえません。どうにかして、少女に声を聞かせてあげて下さい。ほとんどすべてのヒントにヒントがあります[編集済] [15日23時02分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ではちょっと失礼して…[15日22時09分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>私達と結べばいいのですよ……とか[15日17時43分]
今日も元気>>ぽんさん、もっと押して押して押しまくって!w[編集済] [15日16時46分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>行っちゃいましょうかw[15日12時11分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>どうせですし聞いてみても大丈夫だとは思います[15日00時58分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>マミってしまいそうw[15日00時57分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
・・・とか?[編集済] [15日00時41分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>(約束の内容は兎も角)私達と契約を結びましょう、とか聞きます?[編集済] [14日21時27分]
今日も元気>>48でまだ悩んでいる状態だったから、約束させればいいだけかも?[14日19時13分]
今日も元気>>何の契約でしょうね。魂を渡さないという約束?質問はあと13問のうちに契約を交わさないと駄目みたいですね。[14日19時12分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>聞きました [14日09時50分]
今日も元気>>drivingさん、どうぞ![14日04時24分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>ドクロ粉砕は少女に指示する他はないのですが…… 聞いていいですかね?[13日23時13分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>元気さんお願いします![13日20時40分]
今日も元気>>おお、良質続きですね!ここで髑髏を壊して髑髏が何を言っても聞かないことを約束させたらどうでしょう?[13日05時16分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>いいかんじっぽいですね! 私も3連投なので、drivingさんやその他なんでも聞いちゃってください![13日01時48分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>これはいい感じですかね?[13日00時30分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>う〜む。。。悩んでも進まないので、いっその事相談はやめて、どんどん質問していきませんか? BAD ENDがでたら、それが私たちの実力ということで・・・[12日00時42分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>drivingさん、いいと思います![10日22時33分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>ドクロがされたくないこと=少女が他の者との約束 と推測するならばドクロ粉砕は取り敢えず先にやってみてもいいかもしれません[10日11時06分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>約束を求める声ということはドクロに魂が行き渡ることへの妨害と考えていいかもですね[編集済] [10日11時03分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>drivingさん、きっとそうなんでしょうね〜。なにか約束してみる?「魂を渡さない」ことを約束させるとかですかね?[編集済] [10日00時54分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>君に約束を求める声?私達のことでしょうか[10日00時19分]
KUZUHARA>>※7番 回答しました[09日23時44分]
KUZUHARA>>ここまでくれば(というか30問の扉を設けた時点で)髑髏、及び少女の秘密に迫る必要はありません。最後のヒントから髑髏が《されたくないこと》を推測して、実行してみてください。[09日22時09分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>では聞いてみようと思いますが、なんか方向性がネガティヴなので少女を救うことはできない気がします。。なにか少女にやらせたいことを思いつく方がいらっしゃったら、なんでもいいのでここに書き込んでいただけると嬉しいです![09日21時34分]
日向もどき>>ぽんぽこぺんさんの意見に賛成です ドクロの大きさから子供か大人かぐらいはわかりそうですし[09日12時59分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>直感的には少女はすでに死んでいて、話しかけてきた髑髏は少女のものな気がしているのですが… 髑髏の大きさとかからその線を探ってみますか?[09日07時53分]
今日も元気>>なるほど髑髏を壊すのはアイデアですが、もうちょっと待ってもいいような気がします。といっても他に良い質問案も浮かびませんが。27、29の回答から、声が発した言葉の意味を探ってもいいのではないかと思います。[09日06時30分]
KUZUHARA>>>[08日23時57分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ドクロを破壊するのは一つ手かもしれないですね。他に反対される方がいらっしゃらなかったら、日向もどきさん聞いていただければと思います。私は、「明日KUZUHARAさんが出題される問題にも生きて出演してください」(無茶振り)とかしか思いつかないです。。[編集済] [08日21時02分]
今日も元気>>>KUZUHARAさん、ありがとうございます。[08日05時31分]
KUZUHARA>>日向もどきさん、歓迎します[編集済] [08日00時05分]
日向もどき>>今のところ、魂をあげるor魂を渡さないorドクロを破壊するぐらいしか選択肢を思いつかないのですが、、、30の時間でなにをすればいいんでしょう[07日23時58分]
日向もどき>>参加させていただきます![07日23時53分]
KUZUHARA>>>今日も元気さん 『20の扉』というと語弊があるかもしれませんが、私にBADEND以外の解説を出させれば正解です。[編集済] [07日20時57分]
今日も元気>>すみません、私の理解力が足りないのですが、この問題は結局何を求めているのでしょうか?出題者さんは、現在は20の扉の段階だと仰っていますが、何を言い当てれば正解なのですか?[07日20時00分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>元気さん、全然大丈夫だと思います! 21は、「立ち、されこうべを見つけろ」の話なので、今はあまり関係ないかと思います。雑談欄での葛原さんのお話からすると、TRUEENDは私たちが創り出していく感じなのでしょうか…?[07日19時42分]
今日も元気>>皆さんごめんなさい、ぽんさんが43くらいまでは自由にと仰っていたのに、超えて質問してしまいました。m(_ _)m 21に良質付いているのが気になります。[07日16時19分]
今日も元気>>ああ、あと30質問ができる、の部分ですね。了解です。[07日13時51分]
KUZUHARA>>新ジャンルの最終段階として20の扉を置きました。連投自体は歓迎なのですが、BADENDもあるのでご注意下さい。[編集済] [07日13時04分]
今日も元気>>誰もいないようなので連投しちゃいました。すみません。[07日12時51分]
今日も元気>>え?新ジャンルじゃないんですか?[07日12時50分]
KUZUHARA>>※19番 編集しました。[07日11時51分]
KUZUHARA>>※20の扉ですが相談しなくて大丈夫ですか……?[07日11時37分]
KUZUHARA>>00:00に再びチェックして、その後寝ますー。置き手紙よろしくお願いします。[06日23時26分]
KUZUHARA>>私もトゥルーエンドがみたいですー[06日22時43分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>トゥルーエンドがみたいー だが何も思い付かないー[06日22時36分]
KUZUHARA>>今日も元気さん歓迎します。[06日20時45分]
今日も元気>>参加します。[06日10時36分]
KUZUHARA>>ではPCをシャットダウンしますので、回答は後ほどになりますー。置き手紙よろしくお願いします[編集済] [06日01時05分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ううむ。。私はしばらく自重します。 他の方でなにか思いつくことがありましたら、43くらいまではご自由に質問していただくのが良いかと思います。[06日00時58分]
ヌッタ>>では、失礼して・・・。[06日00時39分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>ヌッタさんも、何かあったら聞いてみてください。まだ30あるので、いくつかは使ってしまって良いと思います。[06日00時34分]
ヌッタ>>ぽんぽこぺんさん、いいと思います。様子見がてら聞いてみましょう。[06日00時32分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>KUZUHARAさん了解です。 とりあえず、幾つか適当に質問してみて反応を見るのが良いと思います。私は髑髏になぜ少女の魂が欲しいのか質問したらどんな反応があるのか試してみたいです。[06日00時29分]
ヌッタ>>「自分の他にも、きみに約束を求める声」これって私たちのことですかね?
[編集済] [06日00時22分]
KUZUHARA>>>ぽんぽこぺんさん、《まだ完成させることができません》[06日00時21分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>え〜っと、私たちがTRUE ENDを見ることは不可能ということでしょうか・・・?[06日00時20分]
KUZUHARA>>もう一度書きますが、《解答には少女の行動の結果が反映されます》。そして《BADEND以外の解説は出来上がっていません》。[06日00時18分]
ヌッタ>>どうせやるならTRUE ENDが見たいですねw[06日00時17分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>とりあえず、10くらいはおのおの好き好きに質問していきますか?[06日00時16分]
ヌッタ>>ということは、これからは相談する必要がありますね。[06日00時16分]
KUZUHARA>>面倒くさくなったら30バーっと質問して、BADENDを見るのも一つの手です[06日00時15分]
KUZUHARA>>>ヌッタさん、その通りです[06日00時12分]
ヌッタ>>30というのは質問数のことですかね?[06日00時12分]
KUZUHARA>>※残りの時間は30です。慎重に行動して下さい。ダブリがあった場合、編集を待ちます[06日00時11分]
KUZUHARA>>drivingさん歓迎します[06日00時10分]
driving[★ラテ・ヘイヘ]>>参加しますー[06日00時08分]
KUZUHARA>>ノーネームさん、もしいらっしゃったら、7を編集してくだされば随時答えます[06日00時06分]
KUZUHARA>>※ヒント編集しました。[編集済] [06日00時02分]
KUZUHARA>>ちょっと色々いじりますねー[編集済] [05日23時59分]
KUZUHARA>>※遅くなりましたが、少女の生い立ちは関係ありません。ただの演出です。[編集済] [05日23時46分]
KUZUHARA>>ヌッタさん歓迎します[05日23時45分]
ヌッタ>>参加します。[05日23時44分]
KUZUHARA>>※1番 問題文と矛盾が生じたため、場所を並木道に変更しました[05日23時34分]
KUZUHARA>>※7番、解答不能です。[05日23時33分]
KUZUHARA>>米野郎さん歓迎します。[05日23時32分]
米野郎[絵師]>>参加します!【´∀`】[05日23時31分]
KUZUHARA>>ぽんぽこぺんさん、歓迎します[05日23時22分]
ぽんぽこぺん[★生粋のスナイパー]>>さんかします〜[05日23時22分]
KUZUHARA>>ノーネームさん、歓迎します[編集済] [05日23時20分]
ノーネーム>>参加させていただきます[05日23時19分]
KUZUHARA>>悠々私的さん、歓迎します[05日23時17分]
悠々私的>>参加致します[05日23時17分]
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