「(交換法則は)あります!」「3ブックマーク」
算数で以下の問題が出題された。
「リンゴが入ったカゴが8こあります。1つのカゴには7このリンゴが入っています。ぜんぶでいくつでしょう? しきとこたえをかきなさい」
この問題に対し、何人かの児童は以下のように解答した。
しき:8×7=56 こたえ:56こ
掛け算には「交換法則(A×B=B×A。かける数字とかけられる数字を入れ替えても答えは変わらない)」があるため、通常はこの式と答えでも間違いではない。
小学校の先生であるカメオは当然そのことを知っているが、#b#上記の解答を書いた児童にはあえて式の方だけに×をつけている#/b#。
カメオ先生の狙いは何だろう?
「リンゴが入ったカゴが8こあります。1つのカゴには7このリンゴが入っています。ぜんぶでいくつでしょう? しきとこたえをかきなさい」
この問題に対し、何人かの児童は以下のように解答した。
しき:8×7=56 こたえ:56こ
掛け算には「交換法則(A×B=B×A。かける数字とかけられる数字を入れ替えても答えは変わらない)」があるため、通常はこの式と答えでも間違いではない。
小学校の先生であるカメオは当然そのことを知っているが、#b#上記の解答を書いた児童にはあえて式の方だけに×をつけている#/b#。
カメオ先生の狙いは何だろう?
17年01月16日 10:09
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
解説を見る
テストの後に行われた算数の授業でのこと。
カメオ「はい、テストはどうでしたか? 特に最後の問題、×になっている人が結構いましたね」
児童1「せんせー、このもんだい、しきはどっちでもいいんじゃないですか?」
児童2「7×8も8×7も、りょうほう56じゃないですかー」
カメオ「そうですね。では、#red#7×8の式でも8×7の式でもどちらでも構わない理由を説明出来る人はいますか?#/red#」
児童1「え、せつめい?」
児童2「そんなこといわれても……」
カメオ「たしかに、答えが同じになることは分かっていると思います。でも、数字を入れ替えても同じ答えになるということはどうやって説明しますか?」
児童1「えーっと、うーんと……」
児童3「はい、わたしわかります! 1つのカゴに7こずつになるように8このカゴにリンゴをおいても、8このカゴに1こずつ7こになるようにリンゴをおいてもおなじになるので、7×8でも8×7でも同じです」
先生「はい、よくできました。そうですね、例えば○を12こ並べた時、たてに3個、よこに4個並ぶように書くと、たて×よこにしても、よこ×たてにしても同じ12個になります。このようにA×BとB×Aが同じになることを、掛け算の交換法則といいます」
児童2「なるほどー」
児童1「えー、じゃあなんで8×7はまちがいなんですかぁ?」
カメオ「本当はどちらも正解ですが、#red#何故先生は8×7=56と書いた人を間違いにしたと思いますか?#/red# 誰か分かる人!」
児童4「はい! かける数とかけられる数が逆になっているからです!」
カメオ「そうですね。掛け算は(1つ分)×(いくつ)=(全部の数)というふうに教えましたね。今回はカゴ1つ分には7個のリンゴがあり、それが8個分あるので、7×8=56、としなければ間違いとしました。8×7、とすると、カゴが56個あることになってしまいますから、意味が違ってきます」
カメオ先生の説明を聞いて、8×7派の児童も納得したようだ。
カメオ「さて、先ほども教えたように、掛け算には交換法則というものがあり、本来は逆に書いてあっても正解となります。しかし、大人の中には絶対に掛ける数と掛けられる数を逆に書いてはいけない、という人もいます。理由は先ほどの通り、逆に書くと意味が違ってくるからです。そういう大人もいますから、みなさんは文章をよく読み、出題者がどのように考えて問題を出しているかということを考えながら、式を作ったり答えを書いたりしてください。では、交換法則が理解できた人は8×7=56と書いていても○をつけますので、並んでください」
ただ単に正解不正解をつけるだけでなく、何故正解なのか、何故不正解なのかを理解させることが、正しい教育者なのだろう。
#b#要約:授業で交換法則を教えるきっかけにするため#/b#
【カメコの豆知識】
小学校の算数レベルでも、式による論争はよくあるの。掛け算を導入する際に、教科書では「(かけられる数)×(かける数)」というふうに、数字をどちらに書くかによって「役割」を与えているの。だから問題文にあるような問題の場合も、「(1つ分)×(いくつ)」で計算するよう指導しているらしいわ。
8×7=56が間違い派には「文章の意味をきちんと理解しているかの確認のために必要」や、「式と計算では意味が違う」という意見が、正しい派には「交換法則が成立するのは当たり前」や、「そのようなことにこだわっていても教育の時間の無駄」という意見があるの。
先生の中には、「学習指導要領に従っているだけ」という人もいれば、「理解している上で誤答としている」という人もいると思うけれど、私としてはきちんと「何故間違っているのか」「何故こう書かなければならないのか」「これで正解である根拠は何か」ということを教えることができるのが、本当の先生だと思うの。
カメオ「はい、テストはどうでしたか? 特に最後の問題、×になっている人が結構いましたね」
児童1「せんせー、このもんだい、しきはどっちでもいいんじゃないですか?」
児童2「7×8も8×7も、りょうほう56じゃないですかー」
カメオ「そうですね。では、#red#7×8の式でも8×7の式でもどちらでも構わない理由を説明出来る人はいますか?#/red#」
児童1「え、せつめい?」
児童2「そんなこといわれても……」
カメオ「たしかに、答えが同じになることは分かっていると思います。でも、数字を入れ替えても同じ答えになるということはどうやって説明しますか?」
児童1「えーっと、うーんと……」
児童3「はい、わたしわかります! 1つのカゴに7こずつになるように8このカゴにリンゴをおいても、8このカゴに1こずつ7こになるようにリンゴをおいてもおなじになるので、7×8でも8×7でも同じです」
先生「はい、よくできました。そうですね、例えば○を12こ並べた時、たてに3個、よこに4個並ぶように書くと、たて×よこにしても、よこ×たてにしても同じ12個になります。このようにA×BとB×Aが同じになることを、掛け算の交換法則といいます」
児童2「なるほどー」
児童1「えー、じゃあなんで8×7はまちがいなんですかぁ?」
カメオ「本当はどちらも正解ですが、#red#何故先生は8×7=56と書いた人を間違いにしたと思いますか?#/red# 誰か分かる人!」
児童4「はい! かける数とかけられる数が逆になっているからです!」
カメオ「そうですね。掛け算は(1つ分)×(いくつ)=(全部の数)というふうに教えましたね。今回はカゴ1つ分には7個のリンゴがあり、それが8個分あるので、7×8=56、としなければ間違いとしました。8×7、とすると、カゴが56個あることになってしまいますから、意味が違ってきます」
カメオ先生の説明を聞いて、8×7派の児童も納得したようだ。
カメオ「さて、先ほども教えたように、掛け算には交換法則というものがあり、本来は逆に書いてあっても正解となります。しかし、大人の中には絶対に掛ける数と掛けられる数を逆に書いてはいけない、という人もいます。理由は先ほどの通り、逆に書くと意味が違ってくるからです。そういう大人もいますから、みなさんは文章をよく読み、出題者がどのように考えて問題を出しているかということを考えながら、式を作ったり答えを書いたりしてください。では、交換法則が理解できた人は8×7=56と書いていても○をつけますので、並んでください」
ただ単に正解不正解をつけるだけでなく、何故正解なのか、何故不正解なのかを理解させることが、正しい教育者なのだろう。
#b#要約:授業で交換法則を教えるきっかけにするため#/b#
【カメコの豆知識】
小学校の算数レベルでも、式による論争はよくあるの。掛け算を導入する際に、教科書では「(かけられる数)×(かける数)」というふうに、数字をどちらに書くかによって「役割」を与えているの。だから問題文にあるような問題の場合も、「(1つ分)×(いくつ)」で計算するよう指導しているらしいわ。
8×7=56が間違い派には「文章の意味をきちんと理解しているかの確認のために必要」や、「式と計算では意味が違う」という意見が、正しい派には「交換法則が成立するのは当たり前」や、「そのようなことにこだわっていても教育の時間の無駄」という意見があるの。
先生の中には、「学習指導要領に従っているだけ」という人もいれば、「理解している上で誤答としている」という人もいると思うけれど、私としてはきちんと「何故間違っているのか」「何故こう書かなければならないのか」「これで正解である根拠は何か」ということを教えることができるのが、本当の先生だと思うの。
「パンデミック」「3ブックマーク」
シーン1
山と山の間にひっそりとたたずむ小さな村、何のへんてつも無い村に私は住むことになった。
自然も多いし住みにくい所では無さそうだ、医学の知識はあるので診療所でも立てる事にしよう。
シーン2
挨拶をしにまわったがどうも村人達の様子がおかしい、どこか苦しそうな気もする。
とりあえず何人かを診察してみよう、何か病気にかかっているのかもしれないな。
シーン3
この村にも同じ病気があったとは・・。
村人達は、生き物から生き物へ瞬く間に伝染し、放っておくと死に至る病気にかかっていた。
だが治せない病気ではない、放っておくといけないだけで医者の手にかかれば治せるのだ。
この村に来て良かった、さっそく作業に取り掛かろう。
シーン4
もうだめだ・・・。
私は何者かの男たちに拉致されたらしい・・恐らく村人達はもう、手遅れだろう・・。
はやく・・この病を・・食い止めなければ・・。
この物語の真相を解き明かしてください。
山と山の間にひっそりとたたずむ小さな村、何のへんてつも無い村に私は住むことになった。
自然も多いし住みにくい所では無さそうだ、医学の知識はあるので診療所でも立てる事にしよう。
シーン2
挨拶をしにまわったがどうも村人達の様子がおかしい、どこか苦しそうな気もする。
とりあえず何人かを診察してみよう、何か病気にかかっているのかもしれないな。
シーン3
この村にも同じ病気があったとは・・。
村人達は、生き物から生き物へ瞬く間に伝染し、放っておくと死に至る病気にかかっていた。
だが治せない病気ではない、放っておくといけないだけで医者の手にかかれば治せるのだ。
この村に来て良かった、さっそく作業に取り掛かろう。
シーン4
もうだめだ・・・。
私は何者かの男たちに拉致されたらしい・・恐らく村人達はもう、手遅れだろう・・。
はやく・・この病を・・食い止めなければ・・。
この物語の真相を解き明かしてください。
10年07月22日 20:09
【ウミガメのスープ】 [ちこく]
【ウミガメのスープ】 [ちこく]
解説を見る
「白衣を来た一見医者のような男が、ブツブツと何かを呟きながらうろついている」という声を度々耳にした。
この男はいつの間にやら村に住んでいたらしい、とりあえず村人数人が男の家に行くことにする。
男の家に挨拶に来た村人達が「医者の方なのですか?」と聞くと「そうだ」と言った。
男が住む家には大きめの板に手書きで診療所と書かれていたが、家の中は治療する場所とは思えないほど散らかっている。
そこでもブツブツなにかを呟いていたが、突然「君達は悪い病気にかかっているかもしれないから私が診てあげよう」と言いだし、強引に村人は診察される事になった。
男は診察をするや否や「お前たちは死の病気にかかっている。」「放っておくと死んでしまう。」と言いだした。
村人達は驚き、最初は男の言葉を信じ不安になっていたが後に続く話の内容を聞いていくにつれ次第に冷静になり、男は医者ではなくただの狂人だと思い始めた。
「老化・死というのは病気なんだ、この病気は常に伝染し続けている。人から人へ感染していくのが伝染、それが大人数になっていくと流行になる。だがこの病気は多国間にまたがり、国から国へと伝染していったんだ。これは『パンデミック』だ・・!」
「私は何十年も研究しついに治す方法を見つけた!私の手術をうければ死の病気は治る!つまりは不老不死になるんだ!」
医者というのも狂言だと分かった村人達は、今日はもう遅いので、と言い帰ることにした。そして他の村人に男の事を話し、男の戯言を信じないようにと忠告し、村人達は男から遠ざかるようになった。
事件が起きたのはあの日から数日たった後の事だった。
男は村人の一人を家に連れ込み、口論の末村人を殺害した。
その村人の遺体は見るに耐えぬほどひどい状態で、胸の部分は不器用に縫い合わされていたとの事。何かを抜き取った痕跡があったらしい。
村人達はすぐさま村の警察を呼び、男は御用となった。
男は取り押さえられる時にひどく抵抗していたが、すぐにおさまり終始ブツブツと何かを呟いていた・・。
この男はいつの間にやら村に住んでいたらしい、とりあえず村人数人が男の家に行くことにする。
男の家に挨拶に来た村人達が「医者の方なのですか?」と聞くと「そうだ」と言った。
男が住む家には大きめの板に手書きで診療所と書かれていたが、家の中は治療する場所とは思えないほど散らかっている。
そこでもブツブツなにかを呟いていたが、突然「君達は悪い病気にかかっているかもしれないから私が診てあげよう」と言いだし、強引に村人は診察される事になった。
男は診察をするや否や「お前たちは死の病気にかかっている。」「放っておくと死んでしまう。」と言いだした。
村人達は驚き、最初は男の言葉を信じ不安になっていたが後に続く話の内容を聞いていくにつれ次第に冷静になり、男は医者ではなくただの狂人だと思い始めた。
「老化・死というのは病気なんだ、この病気は常に伝染し続けている。人から人へ感染していくのが伝染、それが大人数になっていくと流行になる。だがこの病気は多国間にまたがり、国から国へと伝染していったんだ。これは『パンデミック』だ・・!」
「私は何十年も研究しついに治す方法を見つけた!私の手術をうければ死の病気は治る!つまりは不老不死になるんだ!」
医者というのも狂言だと分かった村人達は、今日はもう遅いので、と言い帰ることにした。そして他の村人に男の事を話し、男の戯言を信じないようにと忠告し、村人達は男から遠ざかるようになった。
事件が起きたのはあの日から数日たった後の事だった。
男は村人の一人を家に連れ込み、口論の末村人を殺害した。
その村人の遺体は見るに耐えぬほどひどい状態で、胸の部分は不器用に縫い合わされていたとの事。何かを抜き取った痕跡があったらしい。
村人達はすぐさま村の警察を呼び、男は御用となった。
男は取り押さえられる時にひどく抵抗していたが、すぐにおさまり終始ブツブツと何かを呟いていた・・。
「早すぎる早弁」「3ブックマーク」
朝ごはんをしっかりと食べてきたというのに、家を出てすぐにカメオは持参した弁当箱を開けた。
いったいなぜ?
いったいなぜ?
15年10月08日 08:39
【ウミガメのスープ】 [灰音]
【ウミガメのスープ】 [灰音]
解説を見る
朝7時に起きてしっかりと朝ご飯を食べたカメオは、正午に家を出た。
カメオはお昼ご飯を食べるために弁当箱を開けたのだった。
カメオはお昼ご飯を食べるために弁当箱を開けたのだった。
「ロマンスの曲がり角」「3ブックマーク」
マンガみたいなロマンスに憧れる恋愛脳少女・カメコがある日曲がり角でぶつかったのは、超絶イケメン男子・ウミオ。カメコは一瞬にして、ウミオに●を奪われた。
ウミオって、何者?
ウミオって、何者?
16年09月04日 17:23
【20の扉】 [az]
【20の扉】 [az]
ちこくちこくー!
解説を見る
#b#ひったくり#/b#
「腕が!!!(ドン!)」「3ブックマーク」
君
は先程まで元気だった男の手足が転がってるのを見て#red#チャ~ンス#/red#と思った
何故?
【参加テーマ・手足が欠損しているキャラと言えば?】
は先程まで元気だった男の手足が転がってるのを見て#red#チャ~ンス#/red#と思った
何故?
【参加テーマ・手足が欠損しているキャラと言えば?】
16年08月12日 20:20
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
白
雪と黒雪が扉を開けるとそこは血の海だった
魔獣フェンリルテンドウによって先に行った者達は指一本残さず食べられたのだ
慌てて扉を閉める二人。しかしこの部屋を通ら無くては外に逃げられない
痺れを切らした黒雪が武器を手に部屋に入った。そして直ぐに悲鳴が響きわたった
《神殺しの魔獣》と呼ばれているフェンリルテンドウに人間が勝てるわけないに………。白雪はそっと扉を開けた
そこには一口で頭から股間まで噛み千切られた黒雪の四肢が残されていた
#red#チャ~ンス#/red#
今までの犠牲者は指一本残さずに食べられていたのに黒雪の手足は食べ残している。つまり魔獣は満腹なんだ!
今なら逃げられるかも と部屋に忍び入る白雪だった
雪と黒雪が扉を開けるとそこは血の海だった
魔獣フェンリルテンドウによって先に行った者達は指一本残さず食べられたのだ
慌てて扉を閉める二人。しかしこの部屋を通ら無くては外に逃げられない
痺れを切らした黒雪が武器を手に部屋に入った。そして直ぐに悲鳴が響きわたった
《神殺しの魔獣》と呼ばれているフェンリルテンドウに人間が勝てるわけないに………。白雪はそっと扉を開けた
そこには一口で頭から股間まで噛み千切られた黒雪の四肢が残されていた
#red#チャ~ンス#/red#
今までの犠牲者は指一本残さずに食べられていたのに黒雪の手足は食べ残している。つまり魔獣は満腹なんだ!
今なら逃げられるかも と部屋に忍び入る白雪だった