「【ウミガメシアター】」「18ブックマーク」
A『このウミガメシアターも来月いっぱいで閉館らしい………残念だよな………』
B『ああ、俺も昨日聞いてビックリしたよ!
街の人達も従業員もみんな猛反対して存続を願ったのに、
館長が独断で強引に決定したらしいじゃねぇか!!!』
経営状況を考えると残念だが閉館も仕方ないと思っていたAだが、
Bの言葉を聞いて急に怒りが込み上げてきた。
一体なぜだろう?
B『ああ、俺も昨日聞いてビックリしたよ!
街の人達も従業員もみんな猛反対して存続を願ったのに、
館長が独断で強引に決定したらしいじゃねぇか!!!』
経営状況を考えると残念だが閉館も仕方ないと思っていたAだが、
Bの言葉を聞いて急に怒りが込み上げてきた。
一体なぜだろう?
15年03月28日 16:14
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
解説を見る
上映中だからだ。
Aは『(シッ! もっと小声で話せ!)』
と、デリカシーのないBに対して怒った。
Aは『(シッ! もっと小声で話せ!)』
と、デリカシーのないBに対して怒った。
「あのね」「18ブックマーク」
あのね、今日からね。
カメコはね、お姉ちゃんになるんだよ( ´艸`)
でもカメコ、弟も妹もいないじゃない。
一体なぜ?
カメコはね、お姉ちゃんになるんだよ( ´艸`)
でもカメコ、弟も妹もいないじゃない。
一体なぜ?
16年07月28日 00:46
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
カメコには生まれたばかりの頃
事故で死んでしまった兄のカメオがいました。
とても可愛がっていたカメオの突然の死は
あまりに悲しく辛く苦しいもので
あの子の写真を見るたびに
どうしてこの子はこんな目に合わなくてはいけなかったのだろうといつも涙を流してしまうのです。
そんな訳で
いつの間にか
カメオのことは
家の中ではタブーとなり
小さな遺影以外
カメオの痕跡は全部
暗い奥の物置に封印されていました。
なのでカメコも兄がいたことを知ってはいたのですが
それ以上のことは知りもしない筈でした。
しかし5歳になったカメコは
今日からは亡くなったカメオよりも年上になったから
カメコがお姉ちゃんだねっと言ったのでした。
4歳のカメオが死んでもう5年。
私はあんなにも可愛がっていたカメオのことを
カメコは知らない筈なのにちゃんと覚えていて
それなのに私は忘れようとしていたことに
改めて気づいてしまったのです。
この子はカメオの分まで生きようとしているのに
私はどうしてカメオの思い出を
生きてきた証しを
忘れようだなんてしていたのだろう
だから私はカメオの遺影に謝りました。
あなたのことを忘れたりなんてしない
生まれてきてくれて本当にうれしかった。
お別れした時は本当につらかったけど
目を逸らしてごめんね
今度はちゃんとあなたの分まで生きるカメコをちゃんと見てるからね
だから安心して見守っててね
事故で死んでしまった兄のカメオがいました。
とても可愛がっていたカメオの突然の死は
あまりに悲しく辛く苦しいもので
あの子の写真を見るたびに
どうしてこの子はこんな目に合わなくてはいけなかったのだろうといつも涙を流してしまうのです。
そんな訳で
いつの間にか
カメオのことは
家の中ではタブーとなり
小さな遺影以外
カメオの痕跡は全部
暗い奥の物置に封印されていました。
なのでカメコも兄がいたことを知ってはいたのですが
それ以上のことは知りもしない筈でした。
しかし5歳になったカメコは
今日からは亡くなったカメオよりも年上になったから
カメコがお姉ちゃんだねっと言ったのでした。
4歳のカメオが死んでもう5年。
私はあんなにも可愛がっていたカメオのことを
カメコは知らない筈なのにちゃんと覚えていて
それなのに私は忘れようとしていたことに
改めて気づいてしまったのです。
この子はカメオの分まで生きようとしているのに
私はどうしてカメオの思い出を
生きてきた証しを
忘れようだなんてしていたのだろう
だから私はカメオの遺影に謝りました。
あなたのことを忘れたりなんてしない
生まれてきてくれて本当にうれしかった。
お別れした時は本当につらかったけど
目を逸らしてごめんね
今度はちゃんとあなたの分まで生きるカメコをちゃんと見てるからね
だから安心して見守っててね
「猛虎魂」「18ブックマーク」
質問は「お雑煮の餅は四角と丸、どちらがいいか?」
その答えを、角田は四角、丸井は丸にした。
しかし、先生は丸井を褒めて、角田にも丸にするよう指示した。
関東人のほとんどが四角と答えたのに、何故?
その答えを、角田は四角、丸井は丸にした。
しかし、先生は丸井を褒めて、角田にも丸にするよう指示した。
関東人のほとんどが四角と答えたのに、何故?
17年01月31日 11:43
【ウミガメのスープ】 [胡麻みそ]
【ウミガメのスープ】 [胡麻みそ]
MVS、ブクマ有難う御座います!増加にビクビクしてます・・・
解説を見る
角田と丸井は「関東と関西の違い」というテーマの授業を受けていた。
その授業で関東人、関西人それぞれ100人ずつにアンケートを取った。
「お雑煮の餅は四角と丸、どちらがいいか?」
丸井はその答えを#b#円グラフ#/b#でまとめ、角田は#b#棒グラフ#/b#でまとめた。
棒グラフも間違いではないが、円グラフの方が比率の違いがわかりやすい。よって、先生は角田にも円グラフに直すよう指示したのである。
《餅山先生の解説》
今回のように、解答を合わせると100%になり、その構成比を調査するような場合は円グラフにしましょう。
しかし、もしこの問題が「各都道府県ごとで、雑煮の餅が丸と答えた人数(各100人中)」のように数量を比べたいのであれば、棒グラフの方が適切です。
パッと見たときに知りたいのが割合か、数量の多少かでグラフは使いわけましょう!
※割合はフィクションです。関西は丸派がもっと多いのでしょうか?
その授業で関東人、関西人それぞれ100人ずつにアンケートを取った。
「お雑煮の餅は四角と丸、どちらがいいか?」
丸井はその答えを#b#円グラフ#/b#でまとめ、角田は#b#棒グラフ#/b#でまとめた。
棒グラフも間違いではないが、円グラフの方が比率の違いがわかりやすい。よって、先生は角田にも円グラフに直すよう指示したのである。
《餅山先生の解説》
今回のように、解答を合わせると100%になり、その構成比を調査するような場合は円グラフにしましょう。
しかし、もしこの問題が「各都道府県ごとで、雑煮の餅が丸と答えた人数(各100人中)」のように数量を比べたいのであれば、棒グラフの方が適切です。
パッと見たときに知りたいのが割合か、数量の多少かでグラフは使いわけましょう!
※割合はフィクションです。関西は丸派がもっと多いのでしょうか?
「せかいのはじめ」「18ブックマーク」
まだ世界に果てがあり、
山にはドラゴンが住み、
太陽が沈まなかった頃、
世界にはたった2人だけだった。
ところがある日を境に、
世界は丸く形を変えて、
山からドラゴンが消え、
太陽は沈むようになり、
世界の人は数えきれないほどに増えた。
何故?
山にはドラゴンが住み、
太陽が沈まなかった頃、
世界にはたった2人だけだった。
ところがある日を境に、
世界は丸く形を変えて、
山からドラゴンが消え、
太陽は沈むようになり、
世界の人は数えきれないほどに増えた。
何故?
16年03月27日 17:52
【ウミガメのスープ】 [苔色]
【ウミガメのスープ】 [苔色]
解説を見る
彼女はその地下室から出たことがなかった。
話し相手は時折現れる乱暴な父親だけ。知識源は、父親の気まぐれで与えられる本のみ。
彼女は地球が丸いことを知らなかった。本に書かれていなかったからだ。
彼女は本に登場するドラゴンの実在を信じて疑わなかった。
彼女は部屋を照らす電球が太陽ではないことを知らなかった。
彼女の小さな世界には、彼女と父親の2人しか存在しなかった。
ある日、警察がやってきた。
父親はどこかへ連れて行かれ、少女は生まれて初めて地下室の外に出た。
建物の外には【生後10年間父親に監禁されていた少女】をひと目見ようという野次馬が詰めかけており――
二人しか生きた人間を知らなかった彼女は、その多さに面食らう事となる。
【一行解説】
監禁されているせいで多くの勘違いをしていた少女が、外の正しいありさまを知ったため。
話し相手は時折現れる乱暴な父親だけ。知識源は、父親の気まぐれで与えられる本のみ。
彼女は地球が丸いことを知らなかった。本に書かれていなかったからだ。
彼女は本に登場するドラゴンの実在を信じて疑わなかった。
彼女は部屋を照らす電球が太陽ではないことを知らなかった。
彼女の小さな世界には、彼女と父親の2人しか存在しなかった。
ある日、警察がやってきた。
父親はどこかへ連れて行かれ、少女は生まれて初めて地下室の外に出た。
建物の外には【生後10年間父親に監禁されていた少女】をひと目見ようという野次馬が詰めかけており――
二人しか生きた人間を知らなかった彼女は、その多さに面食らう事となる。
【一行解説】
監禁されているせいで多くの勘違いをしていた少女が、外の正しいありさまを知ったため。
「それは「好き」というための旅」「18ブックマーク」
それは「好き」というための旅
少女は旅をした。
自分の家がつまらなかったから。
少女は家にもどって死んだ。
何故か。
少女は旅をした。
自分の家がつまらなかったから。
少女は家にもどって死んだ。
何故か。
11年02月14日 22:58
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
解説を見る
私は元々病弱で、病院生活のせいで外に出たことはなかった。
そして突然言い渡される余命宣告。
抗生剤を飲めば、二、三年は生きられるらしい。
命だけは長くできるらしい。
私が生きた証とは何だったのだろう。
生まれた時、誕生日、クリスマス、大好きなおばあちゃんが死んだ日、どんな時も変わらずに私は病院のベットにいた。
同じ病室になった子と友達になるけれど、その子達はみんな死んでしまった。
私はお父さんとお母さん、おじいちゃん、病院の先生、看護婦さん、この小さい世界でしか生きてこなかった。
残された一年もここで過ごすの?
私は他人に生かされるためだけに生まれたの?
遊びたい。美味しいものを食べたい。綺麗なものを見たい。
恋がしたい。
まだ見ぬあなたに会いたくて、知らない世界が知りたくて、私は1人旅に出た。
私が私であった何かを探す旅に。
「好き」と言うための旅に。
たくさんの人に出会った。
お金をほとんど持たない私は、たくさんの善意ある人にご飯を食べさせてもらったり、泊めてもらったりした。
時には野宿したり、危ない目にあいそうになったり……。
でもどんなピンチの時も、誰かが助けてくれた。
時には甘酸っぱい片思いだってした。
三ヶ月が経った。
私は自由気ままに、美しい草原を歩いていた。
「今日はここで野宿かな……あ、あれ?」
鼻血が止まらない。
ここが限界のようだ。
火をおこし、野草を集め、寝床を作る。
旅を始めて最初に出会ったおじさんに教えてもらったことだ。
星空の下、野草のスープを飲みながらこの三ヶ月のことを思う。
悪い人間もいた。私は襲われそうになった。
でもそれ以上にこの世界は善意で溢れている。
最初は困った顔をするが、何だかんだで私を助けてくれて、最後は家族のように心配そうな顔で送り出してくれる。
みんなツンデレだなぁ。
エリック元気かな?私が最初に恋をした少年。
悪い人から助けてくれて、「また会おうね」って言ってくれた人。
そのままあそこにいればよかったかな。
あそこで最期の時を過ごせばよかったな。
私ってば欲張りだから、もっと素敵なことを探しに飛び出しちゃったな……。
幸せは、案外自分の近くにあるのかも……。
私は歩いてきた道を戻ることにした。
最期はやっぱり、好きな人のそばで。
頭が痛い。目が霞む。
意識が朦朧とする。
でも進まなきゃ。
意識が飛んでいた。
意識を失っても歩みは止めていなかった。
私の決心は硬いのだ。
絶対あの人のそばにいる。エリックの元に。
私はまた気を失った。
気がつくと、エリックの家を通り過ぎていた。
戻らなきゃ、「好き」って最期に言うんだ。
私の愛を、今まで貰うだけだった愛を、心を込めて伝えるんだ。
それでも私の足は、エリックの家の方には向かなかった。
……そういうことか。
ようやく私は、自分の生きた証に気がついた。
安心した私はまた気を失った。
その次に目を開けたのは、いつもの病院、いつものベット。
お父さんとお母さん、おじいちゃん、病院の先生、看護婦さん、この小さい世界。
全員の目に涙が溢れていた。
みんな何かを私に言っているけど、ごめんね。
もう何を言ってるのか聞こえないや。
そのうち視界がぼんやりして、よく分からなくなっちゃった。
でもみんながいることはわかるよ。
いっぱい伝えたいことあるんだ。
私恋したよ。いっぱいいろんなことした。たくさんのツンデレを見てきたよ。私はこんなに成長したよ!
でももう伝える時間がないみたい。
だから一言だけ、私の生きた証を伝えるね。
「好き」
そして突然言い渡される余命宣告。
抗生剤を飲めば、二、三年は生きられるらしい。
命だけは長くできるらしい。
私が生きた証とは何だったのだろう。
生まれた時、誕生日、クリスマス、大好きなおばあちゃんが死んだ日、どんな時も変わらずに私は病院のベットにいた。
同じ病室になった子と友達になるけれど、その子達はみんな死んでしまった。
私はお父さんとお母さん、おじいちゃん、病院の先生、看護婦さん、この小さい世界でしか生きてこなかった。
残された一年もここで過ごすの?
私は他人に生かされるためだけに生まれたの?
遊びたい。美味しいものを食べたい。綺麗なものを見たい。
恋がしたい。
まだ見ぬあなたに会いたくて、知らない世界が知りたくて、私は1人旅に出た。
私が私であった何かを探す旅に。
「好き」と言うための旅に。
たくさんの人に出会った。
お金をほとんど持たない私は、たくさんの善意ある人にご飯を食べさせてもらったり、泊めてもらったりした。
時には野宿したり、危ない目にあいそうになったり……。
でもどんなピンチの時も、誰かが助けてくれた。
時には甘酸っぱい片思いだってした。
三ヶ月が経った。
私は自由気ままに、美しい草原を歩いていた。
「今日はここで野宿かな……あ、あれ?」
鼻血が止まらない。
ここが限界のようだ。
火をおこし、野草を集め、寝床を作る。
旅を始めて最初に出会ったおじさんに教えてもらったことだ。
星空の下、野草のスープを飲みながらこの三ヶ月のことを思う。
悪い人間もいた。私は襲われそうになった。
でもそれ以上にこの世界は善意で溢れている。
最初は困った顔をするが、何だかんだで私を助けてくれて、最後は家族のように心配そうな顔で送り出してくれる。
みんなツンデレだなぁ。
エリック元気かな?私が最初に恋をした少年。
悪い人から助けてくれて、「また会おうね」って言ってくれた人。
そのままあそこにいればよかったかな。
あそこで最期の時を過ごせばよかったな。
私ってば欲張りだから、もっと素敵なことを探しに飛び出しちゃったな……。
幸せは、案外自分の近くにあるのかも……。
私は歩いてきた道を戻ることにした。
最期はやっぱり、好きな人のそばで。
頭が痛い。目が霞む。
意識が朦朧とする。
でも進まなきゃ。
意識が飛んでいた。
意識を失っても歩みは止めていなかった。
私の決心は硬いのだ。
絶対あの人のそばにいる。エリックの元に。
私はまた気を失った。
気がつくと、エリックの家を通り過ぎていた。
戻らなきゃ、「好き」って最期に言うんだ。
私の愛を、今まで貰うだけだった愛を、心を込めて伝えるんだ。
それでも私の足は、エリックの家の方には向かなかった。
……そういうことか。
ようやく私は、自分の生きた証に気がついた。
安心した私はまた気を失った。
その次に目を開けたのは、いつもの病院、いつものベット。
お父さんとお母さん、おじいちゃん、病院の先生、看護婦さん、この小さい世界。
全員の目に涙が溢れていた。
みんな何かを私に言っているけど、ごめんね。
もう何を言ってるのか聞こえないや。
そのうち視界がぼんやりして、よく分からなくなっちゃった。
でもみんながいることはわかるよ。
いっぱい伝えたいことあるんだ。
私恋したよ。いっぱいいろんなことした。たくさんのツンデレを見てきたよ。私はこんなに成長したよ!
でももう伝える時間がないみたい。
だから一言だけ、私の生きた証を伝えるね。
「好き」