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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

【ろんりぃマコたん】「3ブックマーク」
ひとりでいることがすきなマコたんだけど、
きょうはひとりぽっちでかなしそうだ。
なんでかなぁ?

15年04月05日 17:50
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



解説を見る
問題文をよく見るのです。

『ひとりぼっち』ではなく『ひとりぽっち』。



皆さんは【ぽっち】の意味をご存知ですか?



私は “少量の食事では満足出来ない” のですよ…



私がひとりでいる事が好きなのは、

私が捕まえてきた “獲物” を誰にも邪魔されずに

美味しくたっぷりと食事がしたいからなのです。



なのに今日の “捕獲” は

【たったの人間ひとりぽっち】。

とってもかなしいのです………



モットカニバリタイノデス……………



少年少女の邂逅「3ブックマーク」
幼い少女が人通りの少ない道を歩いていると
ある少年と偶然出会いました。
幼い少女は少年を見ると、大声で泣き始めてしまいました。
それに驚き、少年は一生懸命彼女を慰めると
彼女は急に泣き止み、愕然とした顔で少年を見つめました。

状況を説明してください。
14年02月09日 22:37
【ウミガメのスープ】 [ラフィリア]

9作目デス。要知識かも?




解説を見る
マンドラゴラの少女は、
誰もいない道をいつも一人で歩きます。
彼女の叫び声を聞くとみんな死んでしまうので、
彼女の散歩中は誰も外に出ません。
しかし今日は珍しく、一人の少年が同じく散歩中でした。
例によって人間をひどく嫌っていた彼女は、
彼を殺してしまおうと考えました。
彼女は彼に近寄って、思い切り叫びました。
しかし、彼は驚いた顔をしただけで、彼女を必死に慰めます。
「私の叫び声を聞いて、なんで死なないの?」
彼は答えず、代わりにペンと紙を取りだし、
「僕は耳が聞こえないんだ。」とだけ
紙に書いて、とても悲しそうな顔をしました。
彼女は、少しだけ考えて彼の紙に恐る恐るこう書き加えます。
#big5# 「わたしと友達になってくれない?」#/big5#
彼は微笑み、答えます。
「ありがとう、よろしくね。」
洋館の中の...「3ブックマーク」
初出題です。宜しくお願いします。


ある夜、カメオはウラシマに呼び出され洋館に入っていった。
入って直ぐに、カメオは洋館を一目散に出ていった。

翌日の朝、洋館の中でウラシマの遺体が発見された。
昨夜カメオが洋館から出て行かなければ
ウラシマは死なずに済んだそうだ。

カメオはなぜ洋館を出ていったのか?
また、なぜウラシマは死んでしまったのか?
14年02月11日 16:00
【ウミガメのスープ】 [桜小春]




解説を見る

それは、息も凍るほど寒い冬の夜
ウラシマはカメオを驚かそうと、古い洋館に呼び出した。
一足先に洋館についたウラシマは、隠れて待つことにした。

ウラシマは椅子に化けていたのである。

あらかじめある椅子に座り、自らを覆うように布をかける。
簡単な細工だったが、洋館の中は暗くてわかりづらくなっていた。

しばらくしてカメオがやってきた。
何も知らないカメオは、すぐそこにあった椅子に座った。
偶然にもカメオの座った椅子は、ウラシマの扮した椅子だった。
布の下でほくそ笑んだウラシマはカメオを脅かした。

「お兄さん、こんな夜更けにどうしたんだい...?」
「っ!?うわぁぁぁあっ!!」

突然声をかけられたカメオは驚き、洋館を逃げ出した。
ウラシマはイタズラが成功して大笑いしていた。
「さすがビビリのカメオは反応が面白いw」

ギィィ~...バタン。
#red#刹那、扉が閉じた。#/red#
この洋館の扉は開いたままだったが
逃げたカメオが閉めたらしい。
「あ?ったくアイツ、閉めていくなよ...」

ウラシマは重い扉を開けようとした。
ギッ
「?...あれ?」
#b#しかし、扉は開かなかった。
#/b#

老朽化した洋館の扉は歪んでいて、一度閉まったら開かなかった。

ギッギッ
「お、おいふざけんなよっ...!だ、誰か助けてくれ!」
扉を叩いて助けを呼ぼうとしても
扉は厚く、外まで声は届かない。

ギッギッギッギッ
ダンッダンッダンッ
手から血が出るほどに叩いても、外には音が届かない
「た、助けてくれ!頼む誰かっ!」
「誰かっ!助けてくれっ!!」

「だれ、か...」


翌日の朝、息子のウラシマが帰ってこないと親から通報を受けた警察が
カメオの話を聞き洋館の扉を壊して中を調べた

部屋の中には、氷点下も超える寒さの中閉じ込められ
手を血で真っ赤に染めたウラシマが凍死体で発見された。

#big5#彼の顔は、蝋人形のように白かった。
#/big5#
夢見てOK「3ブックマーク」
娘が絆創膏を貼っているのを見て、母は睡眠時間を削る覚悟をした。
どういうことだろう?
15年02月23日 22:34
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

傷だらけスープ




解説を見る
絆創膏が欲しい、と娘が言い出した。
どこか切ったのかと思いきや、ぬいぐるみの脚に貼るのだという。
「エリちゃん、ケガしちゃったの」
悲しそうな表情を浮かべ、娘は不器用ながらも丁寧に、絆創膏を貼る。お気に入りのぬいぐるみで、もう長く一緒にいるからだろう。脚の付け根から綿がこぼれていた。
「はやくよくなるといいね」
娘に言いながら、母は睡眠時間を削る覚悟をした。
夜中にこっそり縫ってあげたら、この幼い娘は、エリちゃんのケガが治ったと大喜びするはずだ。
母として、そのくらいの夢は、まだ見させてあげたい。

娘が寝付いた頃、母は不器用ながらも丁寧に、ぬいぐるみのほつれを縫う。
翌朝、エリマキトカゲのエリちゃんを、上機嫌で抱き締める娘を思いながら。

END

#b#娘がほつれたぬいぐるみに絆創膏が貼ったので、母は夜中のうちに縫って直すことを決めたから。#/b#
Let's play riddles 3「3ブックマーク」
二人の男が昼食を取りながら、なぞなぞをしていた。

A「話すのが大好きな道具はなんだ?」

Bがそれに答えると、Aは他の答えだと言って、説明を始めた。
それを聞いたBは、Aに対して恐怖した。
そして、AはBに自分を殺せと言った。

話すのが大好きな道具はなんだ?
12年11月11日 17:06
【ウミガメのスープ】 [(棒)]

実験終了。難易度、分量の調整が難しかったです。




解説を見る
男性二人が、昼食を食べながら話していた。共に還暦間近の独り者。

その一人、Aには妹がいた。情緒不安定で家族と仲が悪く、まだ幼い内に自殺してしまった。
その原因は「ある男から長期間に渡り、乱暴を受け続けていたこと」だった。
彼女の死から既に四十年以上が経った今になって、Aは妹のためにできることを見つけたという。

A「妹のために、できること。なんだと思う?」
B「まさか、後を追うとか言わないよな?」
A「後追いにしては、時間差が過ぎるな」
B「じゃあどうするつもりなんだ?」
A「男に会う」
B「復讐するつもりか!?」
A「そうだな・・・でも、傷付けたりはしない」
B「話し合いでもするのか?」
A「・・・三つ目のなぞなぞだ。『話すのが大好きな道具はなんだ?』」
B「シャベルだろ。で、お前の答えは?」

A「『本』だよ」
B「まぁ、色々な内容が書かれてるし、擬人法で言えば御喋り好きなのかねぇ。道具って感じはしないが」
A「そうじゃないよ」
B「じゃあ、日記のことか?」
A「それも違う。お前の家になぞなぞの本があったって言ってたよな?」
B「ああ。誰のかわからないが、子供向けのなぞなぞ本があった」
A「それ、俺の妹の本だ。俺が出してきた問題も、その本に載ってたやつだよ」
B「え?」
A「妹、なぞなぞ好きだったんだよ。だから、遺品に本が無いことはすぐ気が付いた。お前の家に行ったとき、本を見つけてずっと引っかかってた」
B「そんなの、ただの忘れ物だろ!?」
A「お前、妹が死んですぐ引っ越しただろ?親に泣きついたか?金持ちのボンボンってのは、便利な親がいて羨ましいな」
B「何言ってるんだよ」
A「顔変えたんだよ。高校出てすぐ、働きながらお前の素性調べてやっと見つけたよ。退職金で引っ越して、やっと会えた」
B「お前・・・」
A「俺はお前がしたことを全て知っている。妹にしたこと全て知っている。突き落とした時は、どんな気分だった?」
B「やめてくれ」
A「このマンションの全員に話して回ろうか?」
B「やめてくれ!もう昔のことだろ!魔が差したんだ!死ぬなんて思ってなかったんだよ!
  誰かに告げ口しそうだったから、脅かそうとしただけなんだよ!」

A「・・・さっき、『本』って答えだと道具って感じがしない、って言ったな?」
B「は?・・・え?なんだよ?」
A「道具で合ってるよ。お前の口を割らせるのに、役に立った。カマ掛けたんだよ」
B「お前・・・これが、復讐か?」
A「そうだな。お前の過去を知っている人間が、すぐ近くにいる。俺はお前を殺したりしないが、余生を安穏と過ごせると思うなよ?」
B「何をするつもりだ?」
A「何もしない。ただ、永遠に許さない。恨み続ける。憎み続ける。お前のすぐ近くで、お前をにらみ続ける。それだけだ」

沈黙の中、Aだけが昼食を食べ終わった。部屋を出ていくAは最後にこう言った。

A「怖いなら、俺を殺せ。お前はどうせ苦しみ続けるんだからな。俺は構わないぞ?」

Bは沈黙したまま、食べかけの昼食を見つめていた。