動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

綺麗なノート「1ブックマーク」
貴宏はあまり使い込んでいない一冊のノートを開いた。
トイレで健一と出会わなければ当分開くことはなかったのに。

一体、どういうことだろうか?
12年07月28日 00:41
【ウミガメのスープ】 [junpocke]

★★★★★




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貴宏の持っていたあまり使い込んでいないノート・・・・それは、貴宏をいじめてきた相手の名前が記載されたノートでした。
健一の名前は書かれてませんでしたが、貴宏は塾のトイレでの健一と塾生の会話を聴き、いたたまれない気持ちになりました。

そもそも何故貴宏はいじめの憂き目に遭ったのか?それは、貴宏と健一が中学三年の二学期にあった出来事が発端となります。
クラスメイトの何人かの財布からお金が盗まれるという事件が発生しました。勿論、貴宏が盗んだわけではありませんでしたが、彼の鞄から大量の小銭や札束が発見されたことで、クラスメイトだけでなく担任も貴宏に疑いの目を向けるようになりました。
ここから貴宏に対するいじめが始まり、元来、気弱で引っ込み思案で断れない性格の貴宏は逃げたくても逃げることはできませんでした。
そして、貴宏はいじめてきた相手の名前を一冊のノートに書き込んでいくようになりました。使い道は特に決めないまま・・・・


貴宏と健一は、盗難事件があってから突然仲が良くなりました。
健一は貴宏がいじめられていることは当然目の当たりにしているので知ってはいましたが、学校で仲良くしていれば自分も標的にされると思い、学校内ではあまり貴宏に近づくことはありませんでした。
その為、学校が終わってから、二人は遊ぶことが多く、その時に健一は申し訳ない気持ちを打ち明けたりしていました。
貴宏自身も、迷惑をかけたくないと健一に伝え、健一の心に理解を示していました。

中学卒業後、二人は別々の進路を歩むことになりましたが、同じ塾に通っていたため、二人の仲が解消されることはありませんでした。
夏期講習で、貴宏は早めに塾へ向かいましたが、突然の腹痛でトイレに篭りました。
そこに聞き覚えのある声が・・・・健一ともう一人は誰か分かりませんでしたが、何やら話をしています。

中学時代、貴宏がクラスメイトのお金を盗んだと疑われたこと・・・
それが原因でいじめが始まったこと・・・何も言わない性格が悪い、だからいじめられるんだと・・・
続けて、塾生にはこう言いました。
「お前にだけ言うけどさー、本当は俺がお金盗ってたんだよねー。でも、バレそうになったから貴宏の鞄にぶち込んじゃったんだよねー。そしたら大変な事になっちゃってさー。俺もどうしたらいいか分かんなかったけど、まあちょっと罪滅ぼしはしようかなと思って仲良くしてたけどさー。面倒くさくなってるんだけどなー。」

貴宏の心の中で何かが砕け散りました。
その日の夜、自宅に帰った貴宏は当時つけていたノートを取り出し、健一の名前とトイレで聴いた話をそのまま書き起こしました。
貴宏はそのノートを武器に、復讐を図ることを決心しました。その復讐方法とは・・・・・・・・?
人生再生「1ブックマーク」
試合中に転んだ男は死んでしまった。
しかし、しばらくして男は生き返り第二の人生を送り始めた。
状況を説明せよ。
12年08月06日 23:05
【ウミガメのスープ】 [幽戯]

初出題です 宜しくお願いします




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男はサッカーの試合中に転んで大怪我を負い、選手生命を失った。
男にとってサッカーは人生そのものであり、それが出来ないことは死んだも同然だった。
しかし男は立ち直り、現在はコーチとして選手と二人三脚で歩んでいる。
【再放送】命を守るために「1ブックマーク」
ある晴れた日曜日、海亀組の遠藤と本田は警察に追われていた。
「頼んだぞ・・・」「分かった」
遠藤は本田に海亀組の命を託し、本田は逃げ続けた。
警察は、この日の為に適切な人員配置を行い、優秀な警察官を多数送り込んでいた。
しかし、本田は高層ビルの見える街にたどり着いた時、海亀組の命は守り切ったと確信し、安らかに眠った。

何故、本田は命を守り切ったと確信したのだろうか?
12年08月10日 23:22
【ウミガメのスープ】 [junpocke]

リメイク問題。知ってたらロムロムロム。




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建設会社の海亀組駅伝部は実業団駅伝で強豪といわれる実力を持っていた。
今年も例外なく実力を発揮し、同じ実力を持つ亀夫警察駅伝部と激しい優勝争いを繰り広げていた。
遠藤は、無事に最終区のランナーである本田に襷を託す。
「頼んだぞ・・・・」「分かった」
2人の間には、そのような会話は実際にはなかったが、心でこの襷をゴールまでしっかり守り抜くことを約束していた。
2位の亀夫警察も懸命に追うが、本田は無事に1位でテープを切った。
今年も無事に終わった実業団駅伝。その影には警察の綿密かつ精巧な警備計画があるお陰である。


ご参加ありがとうございました。
前回はmeranaさんに見事にやられましたが、今回もそれ程時間はかかりませんでした。
それでも最後の警察に追われる部分が前回と同じ質問がきたので、ちょっぴり嬉しかったりw
次回はオリジナルで挑戦します。
前回の問題→http://sui-hei.net/mondai/show/4123
ひまわり「1ブックマーク」

はひまわりを育てていた。
そのせいで周囲から罵倒される事になった。

状況を説明してください。
12年08月11日 16:12
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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二次世界大戦中の昭和17年ごろ。

ケンという少年がいた。
ケンは、商船の船乗りだった父に、海外からのお土産ということで青いオウムをもらった。

ケンはオウムにヒロ、と名づけた。
それはケンの幼い恋心を抱く相手の名前でもあった。

ケンとヒロはすぐに打ち解けた。
『ケンチャン!ケンチャン!』
「ヒロ、お前かわいいなぁ」

ある日、ケンはオウムのヒロのためにひまわりを植えた。
その世話をするため、国民学校(現在の小学校)の帰りによく畑に立ち寄った。
たまに帰り道が同じくなる人間のヒロもついて、たまに一緒にひまわりの世話をした。

昭和19年夏、戦況は悪化し、あらゆる物資が戦争に回された。
ひまわりやなたね、松の切り株から搾取される油もそのひとつだった。

そのうち、ゆがんだ愛国心を植えつけられたケンの学友たち数名が、ケンとヒロのひまわり畑の存在をどこからかかぎつけた。

「ケン!貴様どういうつもりだ!」
「え、どういうって・・・」
「油が取れるお花は、お国のために差し出すようにいわれてるだろー!」
「で、でもこのひまわりは、ヒロの」
「黙れ!せっかくの物資を鳥のエサなんかにしやがって!」
「そうだそうだ!」
「俺たちが刈り取って、兵隊さんに差し出してやる!」
持っていた鎌を振りかざす少年達。
「やめろー!!!」
大将格の少年に、丸腰で飛び掛るケン。
少年の手から鎌がすっぽ抜け、ケンの腕を掠める。
二の腕あたりから血が流れ出す。
「これは、これだけはもっていかせない!」
少年たちは、ケンの恐ろしいまでの訴えかけにうろたえる。
「・・・こ、このままでいいと思うなよ!」
「この非国民め!!」

少年たちは立ち去る。
ケンは服の袖を破り、腕を縛り上げる。
同時に、恐怖と痛みが込み上げ、傷を押さえながらカゴの中のヒロに言った。
「ヒロ、君のご飯は守れたよ・・・」
『ケンチャン、アリガト!』
心なしか、オウムのヒロの声が、震えていた。

「ケンチャン!何があったの?!」
遠くでヒロが呼び掛ける声がした。

――――――
補足
戦時中、石油燃料の輸入量が減ったときは、植物油や松根油等を代用とした車両等の開発実験がなされていました。
当然、食糧としての需要も高いため、植物油の原料も国として徴収していたそうです。
狂人の悪癖「1ブックマーク」
ある男が神様に願った

「衆人環視の元で、声を張り上げて刻みたい」

この男の願いは叶った

どういうことだろうか?
12年08月16日 13:05
【ウミガメのスープ】 [黒魔術師]



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男は快楽殺人を繰り返した罪で死刑囚となり、刑が執行された

男は死んだ後に、この願いを神様にしたところ、男は「時計」になった

他人に自分を見られながら時を刻み、時刻になったら音が鳴る


願いは叶えられたが、男は不服そうだったとさ