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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

絶品スープ「1ブックマーク」
#big5#男#/big5#の作るスープはどれも絶品で、飲みたがる人は後を絶たなかった。
しかし、その男の作る#red#あるスープ#/red#を二度は飲むことができない。
何故ならそのスープを飲んだ人間は必ず死んでしまうから。
皆同じ死因で。

どういうことだろう。
13年06月24日 21:40
【ウミガメのスープ】 [那由唄]



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#big5#男#/big5#は普段は自分の店で得意の料理を客に振舞う料理人だ。

男は、特にスープを作るのが上手く、
男のスープを飲んだ人間は皆そのスープを絶賛した。

男の評判は徐々に広がり、その話はその国の刑務所の管理者の耳にまで届いた。

早速管理者は男を呼び出し、こういった。


「君に頼みたいことがあるんだ。この#red#刑務所の料理人#/red#をやってもらえないだろうか。といっても作るのはスープだけ・・・それも#red#毎回同じスープ#/red#でいい。どうだ、やってくれるかい?」

男は刑務所の料理人をやるということに抵抗はなかったが、なぜ毎回同じスープだけを作るのかを管理者に聞いた。

すると管理者はこういった。
「うん、君には死刑囚が最後の食事のあとに飲むスープを作ってもらいたいんだ。囚人の最後の食事は好きなものを食べられるように配慮してあるが、君に作ってもらうスープはいわば僕の気持ちだ。どんな死刑囚にも親がいて、僕らと同じ人間なんだ。だからせめて最後には誰か一人だけでいいからそいつのことを想ってやらないと可哀相だろ?だから君には#red#種入りオリーブのスープ#/red#を作ってもらいたい。次に生まれてくるときには#red#オリーブの花言葉のように平和#/red#な生を送ってもらいたいと言う僕の想いを込めてね。どうだい、引き受けてくれるかい?」

管理者の話に感銘を受けた男は喜んで仕事を引き受けた。


今日もまた男のスープを飲み死んでいく人間がいる。
平和に生まれ変わって欲しいという願いを込めて。

刑務所近くの墓地ではオリーブが小さな芽を出していた・・・

【猫チョコ】一寸先はなんとやら「1ブックマーク」
さてさて皆様、猫チョコでございます。
4月。年度変わりの一年の節目となる月ですね。

周りの環境も大きく変わり、心機一転して今年も頑張りたいものです。

では、今回の課題です。

#big5#「自宅でこっそり飼っていたヘビが逃げ出した」#/big5#

以下↓アイテム①~③のうち#red#必ず2つ#/red#を使ってこの危機から逃れて下さい。

#b#アイテム①輪ゴム#/b#

#b#アイテム②タンバリン#/b#

#b#アイテム③二千円札#/b#


制限時間は30分です。スタート。

「ルール」
①アイテムを#red#必ず2つ#/red#使用して逃れる方法を投稿して下さい。一人いくつでも投稿可ですのでどしどしどうぞ。
※使用するアイテムは1つでもなく3つでもなく2つです。
他の参加者を納得させられるのであれば、どんな方法でも構いません。
それこそ非現実的な方法でも構いません。重要なのは#b#納得感#/b#です。

②良いと思った案に30分間の投稿の後、投票をお願い致します。投票方法は後程お伝えします。
納得出来るもので、#b#一つの案につき一票までであれば一人何票投票しても構いません。#/b#

③一番投票数の多かった人にラテシン非公式の新たなる称号、ドラマチックにミッションをちゃんと回避した人。
略して#big5#「ドラミちゃん」#/big5#を進呈させて頂きますので、次回の出題をお願い致します。
(出題数の制限により新ジャンル出題できない場合は代理可ですのでご安心を)
(投票が同数の場合は#red#[自信あり!]を付けての投稿を上位#/red#とし、それでも同じ場合はMCが選びます。)

④投稿の際には#red#必ずタイトルをつけて下さい。#/red#
タイトルは案に沿っていても良いですし沿っていなくても構いません。
17年04月16日 21:00
【新・形式】 [ロゴス=バイアス]

結果発表ー!!!!




解説を見る
それでは、お待ちかね。
#big5#結果発表!#/big5#

まずは第3位。#b#2票#/b#を獲得されたこちらの方々です。
#b#YOUSUNさん「蛙を睨むヘビ」#/b#
#b#まりむうさん「ラテシンネタ」#/b#
#b#YOUSUNさん「子守唄」#/b#
#b#天童 魔子さん「そして噛みついてきた」#/b#
#b#風木守人さん「虚構科学」#/b#
#b#滝杉こげおさん「変態観測」#/b#
#b#天童 魔子さん「サスペンス」#/b#
#b#生姜蜂蜜漬けさん「熱情の律動」#/b#

おめでとうございます!

続いて第2位。#b#3票#/b#獲得のこちらの方々です。
#b#滝杉こげおさん「ドラミちゃんは渡さない‼」#/b#
#b#風木守人さん「よく考えるという名の思考放棄」#/b#

おめでとうございます!

そして接戦の中、見事勝ち抜かれた栄えある#b#第1位#/b#は……。

#red#4票#/red#獲得されました
#big5#QQSさん「蛇の道は蛇」#/big5#です!

#b#タンバリンを鳴らしまくって蛇を驚かせます。蛇がその音を怖がっているのを確認したら、輪ゴムで自分の体を縛り、自分も蛇のように細くなります。そして蛇に寄り添い、「もう大丈夫、怖がらなくていいよベイビー。いや、へびー」と安心させれば蛇はアナタに一目惚れ。言うことを聞いてくれます。#/b#

やはり、面白い!
そして、妙な納得感もある不思議な回答でした!
[自信あり!]回答もさすがです。
ということで……

#big5#QQSさん#/big5#には#big5#[ドラミちゃん]#/big5#の称号を進呈させていただきます!

皆様、たくさんのご投稿、ご投票ありがとうございましたー。
一つのお題に対してこれだけの解決法が得られたことを嬉しく思います。
正統派から個性的なものまでとにかく幅広く楽しい【猫チョコ】になりました!
皆様、本当にありがとうございました。

~これにて、【猫チョコ】閉幕~

人気小説『ラテ麦畑で束縛して』

作者のアカリはファンから続編を期待されており本人も書く気があった

当時彼女は若く健康で(腰痛でもなくネットゲームにもはまらず大金が有るから働かなくてもいーやとも思わず)何よりファンを大切にする性格だったのに結局続編を書くことは無かった

何故?

【参加テーマ・続編を待ってるもの】
15年12月08日 10:18
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]



解説を見る

有名作家てなったアカリの元へ全国からサイン会や講演の依頼が入った

真面目なアカリはその依頼を全て受けファンの為に世界中を駆け回った

そんな人生を続けて数十年。一向に衰える気配のないアカリの人気(作品は教科書の定番になったり時代の壁を感じさせなかった)

今年92才になったアカリは講演の後のサイン会の途中で倒れた

この数十年一日たりとも同じ部屋にいた事はなくファンの期待に応え続けて来たアカリ。数えきれない資産は全て慈善事業に寄付をした。どうせ親はもう居ない。恋愛する暇も無かったので夫も子も居ない。そもそもここ数十年自分のお金で買い物をした記憶が無い

この病院の費用は国から出ているし何も心配はない(国の英雄)。ただ一つ…続編を書く約束を守れなかった………


彼女の最後の言葉は『続編は天国で出版しますので皆さん正しく生きて下さいね』だったという
大人を苦しめるキッズゾーン「1ブックマーク」
前作「大人が楽しめるキッズゾーン」を参照。
目を覚ますと、私はキッズゾーンで手錠をはめられ拘束されていた。
息子は私の目の前でにやついている。
注射を再び私の首筋へ刺した。

「パパ。愚かなパパ。愚かなままなら生きていけたのに。
でも僕の大好きなパパだから、生きるチャンスをあげるよ。
今投与した薬は"Matihlu"。興奮作用があって、血管を拡張するんだ。
今の量で致死量の三倍だね。
過剰投与すれば、テンションがハイのままこめかみから血が吹き出て死んじゃうよ。ふふふ。
制限時間は30分。それ以上鎮静剤を打たなければサヨウナラ。
このキッズゾーンの中に隠してあるから探してご覧。
僕に質問してもいいけどyes,noのみで。
一回だけ嘘を言おうかな。
……ひとつだけアドバイスをあげよう。
早めに場所の特定したほうがいいよ。
それじゃあパパ、僕の作ったゲームで思いっきり"楽しんでね"(^ー゜)」
10年11月13日 23:30
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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親子の絆エンド

「正解はこれだよな。44。」
「パパ、何で分かったの?」
「愛しい息子と初めてあった日のこと。私が忘れる訳ないだろ?」
父親は真っ赤な顔をして、息子を抱きしめた。

「さて、二度と息子の顔が見られなくなる前に注射をしておこう。」
男は腕を出し、すでに膨れ上がっている血管に刺そうとした。
息子はその手を払いのけた。注射器を奪った。

「……どうかしたのかい?」
「パパ、本当に愚かなパパ。
鎮静剤なんて、正解の注射器をなんてある訳ないじゃないか。
僕はパパが邪魔なんだよ。
何で信じちゃうのかな。」

「……自分の息子は信じたいのさ。
でも私は愚かだから信じきれなかった、許しておくれ。
パパは本当にお前のことが好きなんだ。」
息子は黙って俯いている。

「パパはもうダメみたいだ。
最後に手を握ってくれないか。」

息子は手を握り締めた。
彼は安らかな顔をして、眠りについた。

……息子は懐から別の注射器を取り出し、彼の首筋に刺した。


/目を覚ます。
ここはどうやら我が家のようだ。
私は悪夢を見ていたようだった。
あんなかわいい息子がひどいことする訳ないよな。

よし!朝飯作って、息子をおこさなきゃな。
今日はフレンチトーストとサラダを作ってやろう。/

……モニターだらけの部屋に父親が写しだされていた。
まだ幼い子がそれを眺め、純真な笑顔で呟いていた。
「パパ、便利なパパ。
利用価値がある限り、僕がずっと飼ってあげるからね。
いつまでも素直なパパでいてね(*'-'*)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
死にパターン1 時間切れ
早く、どこだ、どこなんだ残り時間は…あ、もうダメだ。

ぐるん。眼球が裏返り血が巡り真っ赤になる。膨張して破裂しそうだ。
首が熱い、筋肉が軋む。激痛が身体を駆け巡るが、なぜか楽しい。
ああ、悪魔め。可愛らしい悪魔め。最愛の悪魔め。

「さい…に抱き…しめてもいい…かい、愛しい…息子よ」

「…うん。パパ。今までありがとう。」

男は愛しい息子の手のなかで、幸せそうに死んだ。

彼は事故で死んだ。そう記録に残っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
死にパターン2 中毒症状
これだ!ようやく見つけたぞ!!
もう時間がない。確信は無いが、やるしか無い。
男は膨らんだ血管に注射の針を刺した。そして…

身体の痛みが消えた。

「フフ、フアッハハハハハ(^∇^)、生き残った、生き残ったぞ!!」
彼は喜んだ。とても嬉しかった。生きるコトの喜びに満ちていた。

「ハハハ、さてと。…悪い子にはお仕置だな、ニヤリ」
彼はそばに置いてあった鉄パイプを手にした。
ジリジリと、息子へと歩いていく。

「怖いか?ん?怖いかって聞いてんだよ、このクソガキ!
これが死ぬ恐怖ってやつだよ、ギャハハハハハハハ(^∇^)」
彼の気分は最高潮だ。

一方息子は…笑っていた。
恐怖など感じずに、ただ父親の狂喜を嬉しそうに眺めていた。

「…何笑ってやがる。もういい、殺す。
我が子だろうと何だろうと殺してやる!!」

息子の頭上にパイプを振り落ろす。
ぐちゃっ
父親の眼前が真っ赤に染まった。



息子は…笑っていた。
父親は死んでいた。
血管が眼を拡張させ、破裂させたのだった。

息子は返り血を拭きながらこう言った。
「やはり愚者はこの世から消えたほうがいいね。
パパは本当にバカだったな。
鎮痛剤入りの麻薬を刺して、嬉しそうに笑っちゃってさ。
クスクスクスクス」

その後父親は息子を殺そうとした極悪犯として記録に残った。
麻薬が検出され、"Matihlu"の過剰摂取も調べで分かった。
色々謎の多い事件ではあるが、誰も捜査しようとは思わなかった。
この街はもう悪魔の遊び場にすぎなかった。
一番星見つけた。「1ブックマーク」
一番星見つけた。
彼が空になった時、私は常にその下で見守ろうと思う。
どんな状況か?
10年11月15日 20:17
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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タケシが子供の頃の話である。
丘の上の草の絨毯、満天の星空の天井。
父の源助と寝転びながら、こうつぶやいた。

「お父さん、雨って空の涙なの?」

雨の日はなんだか哀しい。寂しい。
それはきっと空が泣いているからなんだと思った。

「夜になると、お空いっぱいに涙の出る穴が見えるじゃない。
雲は優しいから、お空のおめめをふわふわで拭いてあげてるんだね。」

源助は言う。
「お前の言う通りだよ。
お前のいう事は全て正しい。
……お前は優しい子だね。」

源助は思う。
太陽のようなこの子を曇らせてはいけない。
もしこの子が雨の日ならば、私が雲となってその悲しみを慰めよう。
もしこの子が雷の日ならば、私が大地となってその怒りを受けとめよう。
もしこの子が雪の日ならば、私が大海となってその厳しさを流し続けよう。
この子が星の本当の意味を理解した時には、彼自身が一番星となれるように、そしてそれを私が一番に見つけられるように。

源助はここで息子に対して初めてのギャグを披露する。
「欲しいものがあるなら、流れ星に祈るのはやめとけよ。
ほしー、と叫んでもその願いは流れていくのだから。
欲しかったら自分で叶えなさい。」

タケシは大笑いした。
その事がきっかけで堅物だった親父が、おしゃべりクソ親父となってしまったのだった。
略しておしゃクソ。