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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

博士の普通な愛情じゅう「1ブックマーク」
や、こんちは。
タイムマシンのナゾはどうだったかな。
もしも場所まで指定できたとして、みんなはタイムマシンに乗りたいかな?
過去を変えたいかな?
未来を変えたいかな?
現在を変えたいかな?

誰にだってルーツがあって、それが自分というものを作っている。
私も変えたいと思うときがないわけではないけれど、
きっと変えてはいけないものなんだろうなあ。
________________

O博士はオーディナリーラブ博士のお祖父さん。
彼は偉大な科学者で発明家だった。

平和を愛し人々を愛したO博士は、
砂漠でも育つ植物を開発し、井戸掘り機を作り、安価な薬品を製造した。
悪を憎み犯罪を嫌ったO博士は、
高性能な麻薬検知器を作り、画期的防犯装置を作り、犯罪を抑制する街づくりも提案した。

発明と言える類のものはなんでもしたし、それらは人々のために使われた。
O博士は万能家で、そして誰よりも優しい人であった。
漫画から出てきたような正義の科学者、などといわれるくらい。
いくつもの賞を受賞し、孫のオーディナリーラブと違い本当に完全だった。

ところが幼いオーディナリーラブが研究所に遊びにいったその日のこと。
実験中の事故でO博士は亡くなってしまったのだ。
それも幼いオーディナリーラブの目の前で。

幼いオーディナリーラブや他のO博士の家族だけでなく、
多くの人が悲しみ、涙にぬれた。
すぐにニュースが世界を駆け回り、世界中で大きな反応があった。
この日世界は偉大なる科学者を失ったのだ。
皆が泣いていた。オーディナリーラブも泣いていた。

暫くして世間が落ち着いた頃、
幼いオーディナリーラブは偉い人から表彰された。
ふたつの偉業をたたえられて。
皆が笑っていた。オーディナリーラブだけが泣いていた。


物語を解きほぐし、補い、全ての真相を見つけ出してほしい。


※この問題はある程度のSF要素を含みます。
この問題は暴くべき複数のナゾを含みます。
11年09月22日 00:52
【ウミガメのスープ】 [長串望]

博士の普通な愛情。難易度は上~極上。




解説を見る
や、どうだった?
簡単だったかな。
難しかったかな。

お祖父ちゃんはすごい科学者だった。
何にでも手を出して、どの分野でも成功した。
でもそれは天才だったからじゃなくて、血を吐くほどの努力の結果。

お祖父ちゃんは人の悲しむ顔が苦手だった。
人が泣いているのに耐えられなくて、いつでもみんなに笑っていてほしかった。
とても弱くて、臆病で、優しい人だったんだ。

頑張って頑張って、世界中のみんなが笑顔でいられる世界を目指した。
でもね、お祖父ちゃんは優秀だった。賢かった。
優秀すぎて、賢すぎたんだ。
だからわかっちゃってたんだよね。いくら頑張っても無理だって。
どう頑張っても、世界中全てから涙を拭い去ることはできないって。
お祖父ちゃんは何度計算してもその度に打ち破られた。
もう、希望を持ち続けることができなかったんだ。

だからお祖父ちゃんはあの研究を始めた。
皆が安らかに眠れる、そんな致死性の細菌の研究を。
痛みもなく、苦しみもなく、ただ眠るように人々を殺す細菌。
この世から悲しみが消えないならば、この世から涙が消えないならば、
皆が眠ってしまえば地上からすべては消える。
それは苦痛の中で生きる人類に対する安楽死で、
そしてこれ以上涙をみたくなかったお祖父ちゃんのエゴ。

私はあの日、研究所に遊びに行った。
そして研究続きで疲れたお祖父ちゃんを喜ばせようとしただけだったんだ。
私のささやかな悪戯が、結果的に研究段階の細菌をまき散らす羽目になった。
細菌は研究所を覆い、街へと広がり、多くの人が巻き込まれた。
お祖父ちゃんもまた、私にワクチンを打つと、そのまま眠るように逝ってしまった。

事件はすぐに世間に知れ、人々は悲しんだ。
お祖父ちゃんがこんな事件を起こしたことも、事件で家族を失ったことも。
やがて世界中でお祖父ちゃんへのバッシングが広がった。
お祖父ちゃんはマッドサイエンティストにされ、そして私は――英雄になった。

私はお祖父ちゃんの悪の研究を身を張って止め、
ワクチンを体に宿して生還した英雄として扱われた。
そしてその二つの功績を表彰された。
真相を知る私だけが泣き、何も知らない皆は笑っていたよ。

お祖父ちゃんは確かにやり方を間違えていた。
でも、でもね。
お祖父ちゃんは皆が普通に大好きだっただけで、
私はお祖父ちゃんが普通に大好きだっただけだ。

いまでも、どうしてこんなことになったのかと思う時があるよ。
でも、あの事件があったから私はこうして科学者になっているし、
今の私があるんだ。

人はどんなに悲しくてもつらくても、前を見なきゃ生きていけないんだろうね、きっと。

それじゃ、今日はもう研究所をしめるよ。
ばいばい、またね。
返事が来ないの「1ブックマーク」

る日、田中と吉田はメールの返信速度について話をしていた。

田中「私のお母さんね、メール送ったら<わかった>って返信送るだけなのに20分かかるんだよ。電話したほうが早いさw」

吉田「私のママはすぐに返事が来るよ。」

吉田は目の前でメールを送った。

確かにすぐに返信が届いた。

その中身を見せてもらった田中は吉田とアドレス交換をした。

一体なぜ?
15年06月20日 20:01
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



解説を見る

せてもらったメールは、こうなっていた。

#red#From:MAILER-DAEMON@○×□.jp#/red#

吉田「私のママ、8歳のときに死んでてさ。アドレス消せないでいるのよww」

吉田は笑っていたが、泣いていた。

田中「…アドレス交換しようよ。LINEでも良いし。」

吉田「ありがとう。」

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ひじりへのお題は『届くことのないメール』です。
http://shindanmaker.com/392860
見てるだけ「1ブックマーク」
国外からの観光客の多い都会の街に、
観光客の荷物を狙う常習犯の男がいた。
今も、遠くに見える観光客の荷物を狙っている。

だが、男はその後、観光客に近づく事なく、走り去ってしまった。
なぜ?
15年06月28日 14:30
【ウミガメのスープ】 [グリア]

遠くから狙う




解説を見る
写真撮影を頼まれた男の手には、
既に狙っている獲物ー観光客に渡されたカメラがあり、
怪しまれ無いようゆっくり離れて、カメラ越しに観光客を見ていただけだから。

観光客から逃げ切れる程度まで距離を稼ぐことができた男は、
そのまま走り去っていった。

お粗末様でした。
二人の運命「1ブックマーク」
拾った男と襲われた男。

二人は同じ場所で死んだ。

いったい、どういうことだろうか?
状況を補完してください。
13年01月05日 15:13
【ウミガメのスープ】 [+チック]



解説を見る
深夜、男は仕事の帰りに道で通りかかったタクシーを拾った。

一方、タクシーの運転手は連日の仕事疲れから眠気も頂点に至っていた。
そして運転している最中、睡魔に襲われた。

二人を乗せたタクシーは衝突事故を起こし、客も運転手も死亡した。
BLですね、分かります。「1ブックマーク」
#big5#「俺も…だよ…。」#/big5#


みんなが寂しがるからという理由で高待遇のバイトにつくことが出来たカメオ。
そんなある日、
カメオは、周りの女子たちが顔を手で押さえてキャーキャー言っている中、同じバイト先で人気者のウミオにそっと囁かれたため、#red#失神#/red#した。

いったいなぜ?
17年05月03日 13:34
【ウミガメのスープ】 [残酸]

一言解説入れ忘れた。




解説を見る
ある動物園でアルバイトの募集があったのでカメオは面接に行った。

「実は先週、うちの猿が死んでしまってね、代わりの猿が見つからないから、君に猿のぬいぐるみを着て柵の中に入ってて欲しいんだ。当然給料は弾むし、君はダラダラしているだけでもいい。」

カメオはこの高待遇なバイトを受け入れた。

ある日のこと、カメオはいつも通り、客の前で跳んだりしていた。そっちの方がより客も喜んでくれるからだ。

カメオはチラッと、隣のライオンの檻を見た。あのライオンはここでは人気者のようだ。まあ、ここまでは柵が高ければ届かないだろう。

だが突然柵が倒れ、カメオもいっしょにライオンの檻に落ちてしまった。

それを見た客たちはキャーキャー騒いでいる。目を押さえている人もいる。

カメオは壁に追い詰められた。
そしてライオンは俺の肩に手をかけ口大きく開け…


「#b#俺も、バイトだよ。#/b#」
そう囁いたウミオの声は、失神しているカメオには聞こえていなかった。