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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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この木なんの木「10ブックマーク」
#big5#問題#/big5#

 高さ10mはある木の上にしがみついている男。男がエルフではないのなら、いったい何が目的でしがみついているのだろう?
15年07月26日 22:16
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]



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#big5#解説#/big5#

 男は漂流していた。そこに流木が流れてきた。下にいたら呼吸ができないし体温も冷えるので、その上にしがみついて陸地を目指しているのだ。
サトリ「10ブックマーク」
サトリ:日本の民話・伝承に登場する妖怪。人の心を読むという。
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わたしがその妖怪に会ったのは1ヶ月前。急にいなくなってしまったお母さんを探しているときだった。
そのときのことはよく憶えていないが、あちこち歩き回っているうちに、裏山の深いところにまで行ってしまったのだろう。

出し抜けに出くわした毛むくじゃらの妖怪は、わたしの目をのぞきこむなりこう言った。
「母を探しているのだな」
「……!」
「いつも優しい母なのに、小学校の友達と遊んで帰ってきたら、いなくなってしまったのだな」
「……!?」
「おれはサトリ、人の心がわかる。怖がることはない」

その妖怪は見かけによらず優しく、山の入り口まで送ってくれた。
別れ際には「もう少しすれば母と会えるからな。さびしいだろうがしんぼうするのだ」と言って頭をなでてくれた。

でも、今になってもお母さんは帰ってこない……
あの妖怪は嘘つきだったの?


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サトリはなぜ「もう少しすれば母と会える」と言ったのだろうか。


※「わたし」語りになっていますが、普通のウミガメです。
16年04月06日 22:45
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]

リハビリがてらのちょっと変わった問題をどうぞ。24問目。




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「わたし」は認知症が進んだ老婆。
心が少女時代に帰っており、もう遠い昔に亡くなった母をそれとは憶えておらず、探し続けている。

サトリはその心の中を見て取り、その状況を理解して憐れみの気持ちを抱いた。
そして老婆が高齢であることから、もう少しすればあの世で会えると考え、そう言ったのである。
300円で買える愛「10ブックマーク」
入場料300円のとある施設に毎日のように訪れるカメオ。
そんなにここが好きなのかとカメコが問うと、「そんな訳がない」とカメオは否定したという。
なぜカメオはその施設に毎日訪れるのだろう。
17年10月19日 18:54
【ウミガメのスープ】 [エルナト]

ご参加ありがとうございます。




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昔から海亀町に住み続ける老人カメオは、#red#自宅から眺める海亀町の町並みと海の景色が好きで、それを眺めるのを毎日の日課にしていた#/red#が、目の前に大きなランドマークタワーが建てられたことで景色が台無しになってしまい、#red#景観を壊したそのタワー大嫌いであった。#/red#。
しかしカメオは、#red#タワーに上れば、眼下に広がる大好きな海亀町の町並みと海の景色を眺めることができる#/red#ためタワーに通いつめたのだ。

タワー職員のカメコはそんなカメオの姿を見て「#red#このタワーが好きなんですね#/red#」と尋ねたが、
「#red#そんな訳はない、嫌いだよ。好きなのはこの海亀町の街並みさ#/red#」と否定するのであった。


元ネタはフランスのことわざ
「エッフェル塔が嫌いな奴はエッフェル塔へ行け」。
勝ちのない戦い「10ブックマーク」
北風と太陽が、「どちらが早く旅人のコートを脱がせられるか」で勝負することになった。
勝った方はこの地域を牛耳り、
負けた方は大きい顔ができなくなってしまう。

この世紀の一戦は多くの人々の注目を集め、北風に賭ける者、太陽に賭ける者が現れた。

そしていよいよ対戦が始まった。
先攻の太陽はじっくりと確実に脱がす作戦。時間はかかったが脱がすことができた。
一方、後攻の北風はスピード勝負。一気に脱がせにかかろうとするが、うまくいかない。
しかし、北風が繰り出した「ある工夫」によって北風の勝利となった。

この結果に当然太陽に賭けた者は悲しんだ。
しかし驚いたことに、北風に賭けていた者までも悲しんでいるではないか!

これは一体どういうことだろう?
17年09月14日 20:25
【ウミガメのスープ】 [上3]



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北風vs太陽。勝った方がこの地域を牛耳ることになる。
ある者は太陽による太陽光発電に賭け、太陽光パネルを大量に設置した。
またある者は北風による風力発電に賭け、#red#北向きの風車#/red#を大量に設置した。

どちらも初期費用は高いものの、勝った方のビジネスは大量に発電できるため、
数年でペイすると見込まれる。

そして始まった対戦。
太陽は順当に時間をかけて脱がす。
次は北風の番だ。思い切り吹かせてみる。
しかし風は旅人の背中に当たるだけで、びくともしない。
そこで北風は思いついた。
「風向きを変えれば脱がせられるかもしれない!」
北風は東風になり、見事旅人のコートを脱がせることに成功した。

この結果によって太陽はこの地域を去り、北風は東風としてこの地域を牛耳るようになった。

太陽光パネル業者は当然商売あがったり。初期投資を回収できず倒産に追い込まれた。
一方、風力発電業者はどうか。北向きに作られた風車は#red#東風では回らない#/red#。こちらも廃業してしまったのだった。

【要約解説】
北風が向きを変えることで勝ったので、風力発電に賭けていた者も悲しんだ。
【バスの来ないバス停】「10ブックマーク」
決してバスの来ないバス停が置いてある。
ただ、路線が廃止されて放置されたわけではない。
いったいなぜ、置いてあるのだろう?
16年05月21日 12:07
【ウミガメのスープ】 [東雲篠葉]



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偽のバス停は老人介護施設の近くにある。
その介護施設にはアルツハイマーを患った老人たちも入居していた。
その老人たちは家に帰ろうと施設を飛び出し、結果迷子になり警察のご厄介になることが多々あった。
もちろん、閉じ込めておいたり拘束すれば解決するのだろうが、人権的に多大な問題がある。
そこで、#red#『飛び出して自分の家に帰ろうとする老人たちは、公共交通機関を使う傾向があるという』#/red#ことに気付いた職員は、事態を打開するためにバス会社の協力の下『バスの来ないバス停』を置いたのだ。
アルツハイマーを患った老人は施設を飛び出し帰ろうとし、偽のバス停でバスを待つ。
老人はバスを待ってる間に自分がなぜバスを待っているのかも忘れるので、そのタイミングで施設のスタッフが
「バスは遅れているみたいですから、中でコーヒーでもいかがですか?」
と声をかけると、素直に誘いに応じて中に戻ってくるのだ。