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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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Aは、Bの弟を殺して欲しくてたまらなかった。
しかしBはたった一人の弟を愛していた。殺すなんてとんでもないことだと断った。
だがその一ヶ月後、Bは弟を殺して逮捕された。
何があったのだろうか?

(元ネタあり)
17年01月10日 00:48
【ウミガメのスープ】 [胡麻みそ]



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A…すなわち、Bの弟は寝たきりの重い病気だった。
もう手に力も入らない。
代わりにあるのは、体を焼くような痛み。そして、たった一人の兄が自分を養ってくれている罪悪感。

「もう生きていたくない。お願いだから兄さん、俺を殺してくれ」

Bは断った。両親は死んでしまって、結婚もしていない兄弟だった。たった一人の家族、弟をどうして殺せよう。しかし、一ヶ月その弟の苦しみを見続けているうちに、弟を生かすことは自己満足なのではないか…と疑問を持ち始めていた。
Bは弟を愛していた。だから、その手にかけたのである。

「ありがとう、来世でも俺の兄さんでいてくれよ」

そう言って笑う弟に、Bはナイフを突き立てた。何も後悔はしていない。来世でも、きっとあれは俺の弟なのだから。

---
A=Bの弟。
Aは自殺したいけれどできなかったため、たった一人の肉親である兄を頼った。
Bは、弟の苦しみを終わらせる方法として殺害を選んだ。
(元ネタ:「高瀬舟」森鴎外)
バー「HEDO-RO」にて「1ブックマーク」
町外れのバー「HEDO-RO」に来る女をよくナンパしている常連のマイケル。
顔も話術もあるのでナンパ成功率はそれなりに高いのだが、
1月は、ナンパをしない事に決めているらしい。

一体何故だろう?
16年11月21日 19:52
【ウミガメのスープ】 [SoMR]



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「HEDO-RO」は不衛生なバーであり、
普段ろくに掃除もしていない。
そのため1月から12月にかけて段々と汚くなっていき、年末の大掃除で一気に一年分の汚れを落とすのが常であった。

マイケルの得意技は「あちらのお客様からです」だ。
カクテル「ラテナ・ホワイト」を注文、そして馴染みのバーテンダーにアイコンタクト、
器用なバーテンダーがマイケルの前からススーっとグラスを滑らせると狙った女の前でピッタリ止まる。
そして「あちらのお客様からです」→
「へへっ、この美しいカクテルにこんなに似合う女性を見たのは初めてだっもんで、つい」
→「まあステキ…」
という鉄板の流れで大抵の女はイチコロだった。
(マイケル・メソッド)

ところが、そのバーテンダー熟練のグラス滑らせテクニックも失敗する時がある。
それが大掃除が終わった年始付近である。
バーテンダーは1月から12月にかけて知らず知らずのうちに汚れていくバーカウンターの摩擦に合わせて滑らせる強さを調節していく。
ところが、大掃除でピカピカになった1月のバーカウンターの上で12月の時の感覚でグラスを滑らせてしまうと、目的地の遥か先にグラスが届けられてしまう。
マイケルは以前(※)それで失敗したので、1月はナンパを我慢し、バーテンダーがピカピカの摩擦に慣れてきた2月頃にマイケル・メソッドを解禁するのであった。


~ある年の1月(※)~

[カウンター]
★○○○○☆○○△
(●:バーテンダー、★:マイケル、☆:エミリー、△:ブタコ、○:空席)

「マスター、いつもの、あの手前の美人に頼むよ」(ヒソヒソ)
「エミリーちゃんとはお前も目が高いね!まかしとけ!」(ヒソヒソ)


●<あっ強すぎたかも
≡≡[グラス]ススーッ
★<いけ~!


≡[グラス]スーッ
☆<あらまあ


[グラス]ピタッ
△<やだステキ!!


マイケル「マスター!あの子じゃないよ!!」(ヒソヒソ)
バーテンダー「悪い!こんなに滑るとは思ってなかったんだ!」(ヒソヒソ)
ブタコ「あら~なんて素敵なの~どうしたのかしら~ん?」
バーテンダー「(仕方ない)あっ…あちらのお客様からです」
ブタコ「キャー!なんてロマンチックなのかしらん!そういう人、好きよん」
マイケル「違うんだ~~!!」
好きなんだ!!「1ブックマーク」
ある夜、カメオから1枚の写真が送られてきた。
タカシは喜んで、翌朝、登校中のカメオに明るく話しかけた。カメオは頭を抱えた。
どうして?
16年11月02日 21:39
【ウミガメのスープ】 [センガ]

初出題です、よろしくお願いします!




解説を見る
解説ではコスプレ趣味があるのはウミコであり、カメオとタカシはただのオタクであります

〇要約
隠れオタクのカメオは、間違えて自分がオタクであることを示す写真をクラスメイトに送ってしまった。翌朝、オタク仲間が増えたと喜んで話しかけてきたタカシの言葉で失敗に気づいたカメオは頭を抱えた。


〇長い長い長い解説
カメオはアニオタだった。しかし彼の友達は男も女も「オタクってキモいよな」勢ばかり…アニオタであることがバレたらきっとクラスで浮いてしまう。カメオはオタクな面はクラスの誰にも見せず、ネット上でしか晒さないことにしていた。

ある休日、カメオの大好きなアニメ「ラテラテ☆ガールズ」のイベントがあった。カメオは推しキャラであるラテラルちゃんのTシャツを着て意気揚々と出かけた。
イベント会場につくと、ネットで知り合ったオタ友のウミコに会った。
「カメオさん、お久しぶりです!」
「ウミコちゃん!その格好…!」
ウミコはなんと、ラテラルちゃんのコスプレをしていた。
「えへ、ちょっと張り切って着てみちゃいました♡似合います?」
「めちゃくちゃ似合ってます!一緒に写真撮ってください!」
「いいですよー」
パシャッ
「ありがとう!後で送りますね」
「はーい、お願いします!」

「あー楽しかった〜」
夜、帰宅したカメオはベッドに飛び込んだ。イベントで散々はしゃいだからか、ひどく疲れている。このまま寝てしまいそうだ。
スマホを見ると、クラスのグループトークの通知がいくつか来ていた。明日はまた学校か。テンション下がるなぁ…
「あ、そうだ、ウミコちゃんに写真送らないと…」
カメオは眠い目をこすりながらトークを開いた。画像を選んで、送信っと。よし、完了。
「それにしてもウミコちゃんのラテラルちゃん、可愛かったなぁ…今夜はいい夢見れそう…」
カメオは幸せな気持ちで眠りに落ちた。

翌朝、登校中。
「おはようカメオ君!」
「ん?あぁ、タカシ君か。おはよう」
タカシはカメオのクラスメイトだ。オタクであることをおおっぴらに公開しているためか、その肉団子のような体つきのせいか、クラス内のカーストは低い。
「なぁ、驚いたぜ、昨日の写真!」
「写真?何のこと?」
「何って…お前がクラスのグループに送ってきたやつに決まってるだろ」
「はぁ?俺が?」
何のことか全くわからない。カメオは首をかしげた。
「誰かと勘違いしてないか?クラスのグループなら、俺昨日は既読もつけてないけど」
「とぼけんなよ。…ほら、これ!」
突き出されたタカシのスマホの画面を見て、カメオは凍りついた。ラテラルちゃんとカメオのツーショットが映っていたからだ。
「な、なんでお前がこれを?!?!」
「だから、カメオ君が送ってきたからだろ!」
怪訝そうに言うタカシに、カメオは理解した。そうか、昨日俺寝ぼけて送信先間違えたんだ…!
「まさかカメオ君がオタクだったなんてな!それもあのマイナーアニメ、「ラテラテ☆ガールズ」を知ってるなんて!語れるやつがこんな近くにいたとは気づかなかったぜ」
嬉々として語るタカシの向こう側に、カメオはクラスメイトの女子2人を発見した。2人はカメオを見てなにかひそひそ話していたが、カメオと目が合うとさっと視線をそらした。
あぁ、俺の学校生活終わった──────
カメオは絶望に頭を抱えた。タカシの声がどこか遠く聞こえた。
麻雀でのある一幕。

○○○を嫌ったカメオは、△△△をして□□□を和了った。

3つの空欄に入るワードは何でしょう?
なお、3つのワードには共通点があります。
16年10月20日 23:59
【20の扉】 [れおん@天龍]

シンプルなワード当てです




解説を見る
#red#焼き鳥#/red#を嫌ったカメオは、#red#燕返し#/red#をして#red#紅孔雀#/red#を和了った。

共通点は、「鳥が関係する麻雀用語」でした。
にしてもカメオ、焼き鳥回避のためにそこまでしなくても…
掛け違え・ナイト・フィーバー「1ブックマーク」
土曜の夜。
この街一番のディスコダンサー、マサシはこの日もディスコに繰り出す。
パリッとした青いシャツに着替えて家を出ようとすると、母に呼び止められた。

すると母はマサシのシャツの襟を直した後、
上から3番目のボタンを外して、それを上から2番目のボタンホールにくぐらせた。

ところがその日、マサシはいつもの様に褒められるばかりでシャツのボタンについて言及される事は無かった。

何故だろう?
16年10月16日 23:22
【ウミガメのスープ】 [SoMR]



解説を見る
母はマサシのシャツの襟を直した時、シャツの第二ボタンがとれている事に気付いた。
母は少し待つよう告げると、タンスから亡くなったマサシの父、サトシのシャツを引っ張り出してきた。
サトシはレインボーサトシの異名を持つダンスの名手だった。
そのレインボーカラーのシャツの色とりどりなボタンの3番目が、丁度マサシのシャツの青いボタンとそっくりであった。
母は父を思い出しながら3番目のボタンの糸を切って外すと、器用な手付きでマサシの着ている青いシャツの2番目にそれを縫い付けた。
元々第三ボタンだった縫い付けられたそれは、今度は当然2番目のボタンホールをくぐることになる。

母は
「これでバッチリね」
と言ってマサシを見送り、その後ろ姿にサトシの面影を感じていた。