みんなのブックマーク

スイカ割りをするりんりんは暗闇の中、
尋常じゃないほど誉められまくった。

『右〜〜〜！』
『左〜〜〜！』
『そうそう、そのまま真っ直ぐ！！！』
『いいよりんりん！上手い上手い！』
『もうちょっとだよー、
もうちょい右かな^^』
『上手、上手！』
『ジョーズ！！！！！』
『オーノー！！！！！ジョーーーズ！！！！！』
ワー！！！！！キャー！！！！！
『ジョーズ！！！！！ジョオオオオオズ！！！！！』

こっちでいいのかな…私ってそんなスイカ割りの才能あるのかな…？？？
そりゃそれなりに平衡感覚いい方だとは思うけど…

『オーマイガーーー！！！！！』
『ジョーズ！！！！！ジョーズ！！！！！』
『エスケープ！！！！！エスケーーーーーイプ！！！！！』
桃井かおり『ＳＫトゥー。』
『ジョーズ！！！！！ジョーズ！！！！！』
『オーマイガーーーッ！！！！！』
『オーノーッ！！！ヘルプミーッ！！！！！』
アマレット『りんりん！！！！！ジョーズ！！！！！！！！！！』

それにしてもうるさい。
もはや尋常じゃない。
友人のアマレットだけじゃない、
誰？ 誰？ 一体誰の声なの！？
外人！？ 桃井かおり！？
チンプンカンプンになったりんりん。

アマレット『りんりん！！！！！ジョーズだよ！！！！！！！！！！
早く目隠し取って！！！！！逃げるよ！！！！！！！！！！』

アマレットによって強引に目隠しを取られ、光を取り戻したりんりん。
目の前には大口を開けたジョーズが迫っていた。

りんりん『キャアアアアアッ！！！！！！！！！！』

さしゃ＆ゆりり『ここは私達に任せて！！！！！
ﾊｲﾊﾟｰｳﾙﾄﾗｽﾄﾛﾝｸﾞﾏｸﾞﾅﾑｻｲｸﾛﾝさしゃ＆ゆりりﾒｶﾞﾄﾝﾊﾟァーーーーーﾝﾁ！！！！！！！！！！』



頬を陥没させられたジョーズは意識を失い、
りんりんは九死に一生を得た。





自家製ジョーズのハリボテを無惨に破壊され、
血の混じった唾を吐き散らしよろめきながら､
ジョーズ●上は自分の中に“痛みを痛みと感じず､むしろどこか快楽的に気持ちが高揚している新しい感覚”が芽生えている事を
確かに感じ取っていた｡

ｶｶ男『だって千代子ちゃん家､
歯医者さんなんだもん!
千代子ちゃんからは貰えなくても、
他の女の子達からいっぱい貰えたら、
ﾁｮｺ苦手だけど頑張っていっぱい食べて虫歯になってやる!
そしたら千代子ちゃんにいっぱい会え…』

母『ないわよ!!!
歯医者さんはお仕事なの!
ﾊﾞｶ言ってないできちんと歯磨きしなさいっ!』

人間の心理的誘導が割と得意(…だと思っていたんですが､実はｽﾀｰﾄ時から前半は撃沈寸前でした…)な男･のりっこ｡は､
参加者の『全員ではない何人かだけに､あるﾜｰﾄﾞを発言してもらう』自信があった｡



雑談での参加表明､

【さんかします】



だ｡

【参加します】ではない､ひらがなでの【さんかします】｡

これを『一部の参加者だけに発言してもらう』には､
『漢字を使ってはいけない』等のﾙｰﾙ提示をせずに､

ただ出題者である僕が『漢字を使っていない問題文を提示』すれば良いのだ｡

それによって【漢字を使っていないのは何故か】という疑問からくる一種の警戒心を植え付け､
参加者の一部に【自分もあえて漢字を使わないで参加してみよう】と思わせる【誘導】の自信があった｡

そして結果的に､今回参加していただいた皆さんの中で以下の方が最初(雑談での参加表明時)に
【さんかします】と言ったのだ｡



3000才さん
仮の姿llさん
村崎ﾄｰﾜさん
華さん



僕は上記の方のみをAﾙｰﾑに､
それ以外の全員をBﾙｰﾑに招き入れ､閉じ込めた｡



そして見事にこの【誘導】を見抜き正解を出された【華さん】＆【絢さん】によって､全員は無事に解放されたのだ!!!



【Aﾙｰﾑ入室者】 4名
3000才さん
仮の姿llさん
村崎ﾄｰﾜさん
華さん

【Bﾙｰﾑ入室者】 8名
ruxyoさん
ﾌﾟｴﾙﾄﾘｺ野郎さん
さしゃさん
ふとんさん
ｾﾙｽさん
じんろｰさん
洞五森さん
絢さん



ご参加､ありがとうございました!!!^^

大型ﾄﾗｯｸが突っ込んできて王を跳ねた｡

家来『王様あああああ!!!!!
ごっ､ご無事ですか王様あああああ!!!!!』

王『………ﾌﾊﾊﾊﾊ!
平気だよ〜〜〜〜〜ん♪♪♪
ﾎﾚ､この通りじゃ!!!
ﾋﾟﾝﾋﾟﾝしとるわﾊｯﾊｯﾊ!!!!!』

当りどころが良かったのか､
奇跡的に無傷だった王はﾑｸﾘと起き上がり､
まるで無邪気な子供の様にとび跳ねられた｡

家来『ﾎｯ………良かったぁ〜〜〜王様ぁ〜〜〜!!!(;▽;)』

ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ跳ねられた王を見て家来は安心して大いに喜んだが､
それも一瞬………すぐに絶望の表情を浮かべ叫んだ｡

家来『お､王様あああああ!!!!!
そこはまだ道路のど真ん中ですぞおおおおお!!!!!
むっ､無邪気にとび跳ねられてる場合じゃありませんっ!!!!!
う､後ろからまた大型ﾄﾗｯｸが来てますぞｳﾜｱｱｱｱｱ危ないﾋｲｲｲｲｲ!!!!!!!!!!』

家来は絶叫したが遅かった…
さっきとは別の大型ﾄﾗｯｸがまたも王に急接近し………



【国王が大型ﾄﾗｯｸに跳ねられ即死】という情報がその日のうちに国中に伝わり､
国民は深い悲しみに包まれた｡

母『今、手を洗わないままここに置いてあったチョコレート取ったでしょ！？』

息子『と、取ってないもん！』

母『本当に？』

息子『し、信じてよ！』

母は見ていたので、外で遊んで帰って来たばかりの息子が右手に小さなブロックチョコレートを握り締めているのを知っている。

母『…じゃあジャンケンの１回勝負であんたが勝ったら見逃してあげる。』

息子『あいこは？』

母『あいこもダメ。』

息子『えー…わかった…』

母『はい、じゃあ勝負する前に【よろしくお願いします】の握手。』

息子『なんで？』

母『いいからいいから、ほら。』

息子『うん…』

母が左手で握手を求めてきたので、
息子は単純に（あ〜、こっちの手で良かった…）と思い、チョコを握っていない左手で握手をした。

だが母はがっちり掴んだその左手を離さなかった。

母『じゃあいくわよ、ジャン…』

息子『ちょ、ちょっと待ってよ！おてて離してよ！』

だがもう遅かった。

母『…ケン…ポン！！！』

母は計画通りに空いている右手で【グー】を出した。

慌てた息子もまた、【チョコレート防衛本能】から右手を開く訳にもいかず、
ガッチリガードの【グー】を出した。

…【あいこ】である。

【パーは絶対に出せない】息子が頑張ってなんとか【チョキ】を出していたとしても母の勝ちだった。

母『はい、正直に出しなさい。
ちゃんと手を洗ったら食べていいんだから^^』

息子『なぁんだ^^
ごめんなさぁい！』

息子は謝って右手を広げてチョコを見せた。

母『やっぱり持ってんじゃねェかゴルァ！！！！！』

息子『ヒイイイイごめんなさああああい！！！！！』
ε=ε=┏(　；▽；)┛

息子は洗面所に駆け込み、
きちんと手を洗ってから部屋で美味しくチョコレートを食べましたとさ♪