みんなのブックマーク

愛する彼氏ｶﾒｵの

【日本料理屋を経営する】

という夢を一緒に叶えたいと想うｶﾒｺ｡
ふたりは近々結婚する予定で､
甘えん坊のｶﾒｺはいつもｶﾒｵの愛を求め､寄り添っていた｡

板前の修行を積んで日本料亭経営の為の準備を着々と進めるｶﾒｵ｡

妻となるｶﾒｺもまた､
しっかりとｶﾒｵをｻﾎﾟｰﾄしていける様に
料理の事も色々と覚えていかなければならない｡

ｶﾒｺはその日､蕎麦粉､小麦粉､強力粉､打ち粉など幾つかの



【　粉　】



を見ながらｶﾒｵに訊ねた｡



ｶﾒｺ『ここに置いてある粉は何を作るのに必要なの?』



ｶﾒｵ『蕎麦に要るよ』



ｶﾒｺ『蕎麦かぁ!
無知な私に色々教えてくれてありがとう…ｶﾒｵ』



ふたりの夢は､これから始まる｡

日曜日に盛大に行われた海亀村の夏祭りの翌日、月曜日。

花火師のカメオはその日が花火師仲間の“打ち上げ”だと思い張り切って居酒屋に行ったが、
そこには花火師仲間の誰の姿もなかった…

カメオ『………確かにこの時間、この居酒屋って言ってたのに………(´･_･`)』



不思議に思ったカメオは、
花火師仲間で打ち上げの幹事役であるカメタにメールを送った。

『打ち上げ会場で待ってるんだけど、まだ誰も来てない………』



数分後、カメタから返事がきた。





『打ち上げはな　火』



カメオ『………あっ、
そういや打ち上げは火曜日だった………
ちくしょう忘れてた！！！
明日かあああああ(´･_･`)』

カメオ『色んな色があるよぉ〜！
カメコちゃんは何色が好き？^^』

カメコ『白ぉ〜♪^^』

カメオ『白かぁ！
じゃあお手て出して〜^^』

カメコ『えっ、何かくれるのぉ？^^』

ガラガラガラ…

カメオ『はい、白いドロップだよぉ♪^^』

カメコ『ハッカなんてやだぁ！！！
他のに変えてぇ〜〜〜うわあああああんっ！！！！！』

(´；Д；`) Σ(￣□￣;)

ｶﾒｺ『ｶﾒｵ､交代よ｡
どう? 奴の行動で何か掴めた?』

ｶﾒｵ『いや､奴はアジト周辺の同じﾙｰﾄをｸﾞﾙｸﾞﾙともう7周半もしてやがる…
こっちの尾行に勘づかれている可能性もある｡
ｶﾒｺ､引き続き､くれぐれも慎重に頼む｡
奴の組織がどう出てくるかわからない今､こっちにも常に危険が伴う｡
充分に警戒するんだぞ｡』

ｶﾒｺ『わかったわ｡ｶﾒｵは次の交代までしっかり休んでて｡
奴らの尻尾は必ず掴んでやるわ!』



容疑者であるﾗｲﾄを尾けっぱなしだった刑事のｶﾒｵは､

【ﾗｲﾄの尾行】

を同僚のｶﾒｺと交代した｡

カメオが駐車場に車を停めてすぐ、
“ほぼ同じタイミングで真横に停まっていた車が駐車場から出ようと（自分から見て後方側へ）移動”した。

ただそれだけの事ですが、
これは“真横の車が自分から見て後方に動く事によって
たった今確実に停車させた筈の自分の車が前方に進み続けているという
【瞬間的な錯覚】に陥る現象”なのである。

ほんの一瞬だけだが、真横の風景のスライドによりカメオの脳内へ瞬間的な危険信号が送られ、ハッとした。

カメオ『！！！！！
………ああ、なんだ………隣の車が動いただけか………ちょっと焦ったわ………(´･_･`)』



※僕の実体験です(´･_･`)