みんなのブックマーク
女は『まったくわかりませんでした』と書いた一筆箋を本に挟んだ。
そして、女は自殺した。
一体、なぜ?
本の内容は、ある男が切々と己の悩みや恋によって友人を陥れ、友人の好いたお嬢さんと結婚したことが書かれ、最後にはその自責の念で自殺する有名な文学書であった。
17年01月19日 22:13
【ウミガメのスープ】
[花鳥]
解説を見る
答え 女は自殺した夫が死んだ理由が全く分からなかったから
「ああ、やはり全く分かりませんね」
女は静かに本を閉じると椅子の上で首を前に倒し項垂れた。
女は読み終わった本の表紙を撫でながら、夫のことを思った。
夫は優しく、穏やかで女は心から愛していた。毎日夫の世話を焼き、他愛もない話をして
毎日を過ごしていた。
しかし、それは唐突に『夫の自殺』と言う形で終わった。
遺書はなかった。夫は何も語らず唐突に死んでしまった。
女は思い出す。死ぬ直前の夫はいつもと変わらず、いっそいつもよりも穏やかな表情をしていた。
それは死を覚悟したが故かもしれないが、女は夫が自殺しようとしていたとは全く分からなかった。
だから、突然起こった夫の自殺に女は訳が分からず狂乱した。その上、周囲から何度も何度も視線から、口調からあるいは直接言葉で問われる問いに女の心はより狂った。
『男は死んだ、なぜ?』
それは女こそ知りたい。しかし、誰も答えを与えてはくれなかった。
与えるどころか周囲は女にその答えを求めた。
なぜ死んだのか?
何か思い当たることはないか?
なぜ、お前は妻なのにその答えを知らないのか?
お前は男の何を知っていたのか?
女は必死に探した。
男が死んだ理由を探した。
男を知る人から話を聞いた。夫が読んだ本を端から読んでも見た。夫がなんと言っていたか必死で書き出した。夫が好きな物、嫌いな物、どこで、何をしていたのか。
探して、探して、探して、探して、探して、探して、探して、探して探して探して探して探して探して探して探して探して探して―――――――でも、見つからなかった。
そして、女は本屋で手にしている本を見つけた。
それは、女もあらすじだけは知っている本だった。この主人公はたしか自殺してしまう理由をつらつらと書いている本だったような気がする。
女はその本を読んだ。
なにか分かるのではないかと縋って、一頁一頁捲った。
結果として女はやはり、男が死んだ理由が分からなかった。
女はふと物語の『自殺した男』の『妻のお嬢さん』のことを思った。
自殺した男も遺書も残さず黙って死んだようだったが、このお嬢さんも自分と同じように狂うのだろうか。
それは、とても憐れに思えた。
「ふふっふ・・・」
憐れ、そう憐れなのだ。
自分は自分を憐れんでいるのだろうか。
男の死んだ理由が分からず、自分は本当に男の妻であったのか、一体自分とは何だったのか。
悲しむにも、憎むにも、自分は何も知らない。知らないから自分の心をどこに向ければいいかもわからない。
周囲は言葉で責め、態度で責め、女はそれに何も言えずただただ心は削られた。
そんな己はとても憐れなのだろう。
もう、女は何を考えるのも億劫だった。
女は、一筆箋に「まったくわかりませんでした」と書くと本に挟んだ。
これを見た人は自分がなぜ死ぬのか分かるだろうか。
それともやはり悩むのだろうか?
もう、女にはどうでもよかった。
ただ、心から思ったたった一つの結論を本の中に隠し、女は椅子の上に立ち上がった。
そして、吊るしてあった先を輪にした縄に手をかけた。
女は首を輪の中に入れて、そっと目を閉じた。
女はためらいなく椅子を蹴った。
最期に、自分に罪があるとすれば無知なのだろうかと考えたがすぐにそれも終わった。
女は死んだ、なぜ?
何もわからなかったから
あの・・・・私、カメコって言います。(´・ω・`)
あの・・・ #b#貴方達は天童魔子さんの助手さん#/b#の方たちですよね?
突然押しかけてきて申し訳ないのですが
#big5#私を殺した犯人を捜してください。#/big5#
実は私、#red#死んでしまっていて#/red#その時のショックで #red#誰に殺されたか覚えていないんです#/red#
どうかよろしくお願いします。(´・ω・`)
17年01月17日 20:55
【亀夫君問題】
[天童 魔子]
解説を見る
こんな夜中に探偵事務所で何をしているのです?(うд`)?
っ゚д゚)っ 夜中に急に #red#殺人事件#/red#が発覚して急きょ駆り出され(本当は事情聴取という名の確保)ていたのですよ。
まぁ犯人は#b#被害者である大学生のストーカー#/b#をしていた近所のコンビニ店員の男性を
#red#ストーカーしていた女性#/red#が
自分の愛しの男性を誘惑したと #b#逆上して殺害した#/b#と見抜いたのですぐ帰って来れたのですけどね。
oh?(゚д゚)どなたかお客さんが来ていたのですか?
気が付くとカメコさんの姿はどこにも無かった。
ただテーブルに置かれていた2つのマグカップにはまだ熱々の湯気が立っていた。
自分を殺した相手を思い出したカメコさんはそのストーカーのストーカーの元に向かったのだろうか?
復讐するために・・・
oh~ちなみに犯人は自分の犯行がバレると自殺を図ったので#redそのままちょくで地獄に送っておきましたのです。#/red#(´Д⊂
その時になんか一緒についてきた魂もありましたが#red#人をつけまわす輩にろくなのはいないのです#/red#
『R市まで15分』
この標識を見た男は、標識のある道路でよく渋滞が起こると考えた。
いったいなぜ?
17年01月04日 17:59
【ウミガメのスープ】
[Ailis]
解説を見る
標識は一部が発光ダイオードとなっており、『15分』の文字が表示されていた。
つまりこの道路は、時間表示を変えるような事がよく起きるのだ。
男が『ここではよく渋滞が起こる』と考えるのは自然なことである。
雪のちらつくような、寒い冬のある日。
カメオは親への不満を抱えて、外へ飛び出して行った。
その後、病床に臥すカメオを見て、カメオの両親は怒るとともに今までの自分達の言動を少しだけ後悔した。
病気の子供を心配するよりも、怒りと後悔の方が先にくるなんて。一体なぜなのだろうか?
16年03月12日 22:33
【ウミガメのスープ】
[フィニティ]
解説を見る
【要約解説】以前カメオが病気になった際、親はカメオの快復のために普段は与えないようなお菓子を与えた。
その経験に味をしめたカメオはお菓子目当てにわざと病気になったのでその後先考えない幼稚な企てに怒り、
一方でカメオがこんな行動に出た原因が自分達の躾にあることを思い知ったので後悔した。
カメオの親は厳格にカメオを躾けている。
おやつに関してもそうで、駄菓子などもってのほかと言われ、与えられたことがない。
大抵は果物やおにぎり、ときどきおせんべいやいただきものの羊羹などの和菓子が出るくらい。
洋菓子など、誕生日のケーキを含めても年に数回しかお目に書かれない高嶺の花のような存在だった。
そんな暮らしの中でどうしても大好きな洋菓子が食べたくてしょうがなかったカメオは、
以前風邪をひいた時に食欲の無いカメオのためにとにかく食べられるものを食べてエネルギーを補充できるようにと、両親がヨーグルトやゼリー飲料を買って来てくれたのを思い出し、
気温一桁の真冬の外を薄着で過ごすことで、わざと体調を崩してお菓子にありつこうとしていたのだった。
結果、カメオは目論見どおりに風邪をひき、大義名分を得たとばかりにニコニコした顔でゼリーが食べたい、アイスも食べたいと親へねだる。
そんなカメオに両親は、そうまでしてお菓子が食べたいのか!自分の身体がどうなってもいいのか!と強い怒りを覚えた。
一方で、カメオのためを思った厳しい躾がかえってこんなことをするまで追いつめてしまったのかもしれない、と自分達の今までの育て方を悔いもした。
その後風邪は治り、カメオは両親からこんこんと説教を食らった後、ちょっとだけおやつ事情を改善すると約束してもらったそうである。
とあるヘリコプターが、偶然砂漠で遭難していた男のSOS信号を受信した。
幸い、逆探知によって男の場所はすぐにわかったので、ヘリコプターは迅速に男の救助に向かった。
だが、救助ヘリが男の元に着地すると男を救出せずすぐ飛び上がってしまった。
なぜ?
17年09月09日 22:41
【ウミガメのスープ】
[jacky7s]
解説を見る
ラクダを連れて砂漠を彷徨っていた男は、いったん休憩し水を飲んでいた。
「ふう、しかしここはどこなんだ…。食料も水もまだあるとはいえ、無線も全然通じないし…。」
すると、少し離れたところで激しい爆発が起こった。
「なんだっ!?」
見ると、先ほどまで共にいたはずのラクダはおらず、その場には散乱した荷物や食糧と、かつてラクダだった”モノ”だけが残されていた。
「地雷か!?」
そう、男は知らぬ間に地雷原のど真ん中に踏み込んでしまったのだ。
「どうすれば…、とりあえず救助を呼ばないと!」
男は、バッテリーの残り少ない無線を必死に動かし続けた。
「誰かっ、誰か助けてくだ…ザーーーー…
くそっ!」
ついに電池は切れた。あとは運を天に任せるのみである。
…
ブロロロロ…
「! 救助ヘリだ!」
男は必死でヘリに手を振った。
「助けてくれ!はしごをっ、はしごを下してくれっ!」
しかし救助ヘリは、男から少し離れた地点に着陸しようとしているようだ。
「ばかっ、やめろっ!そこには地雷が…」
数十秒後、男の目には無惨に破壊されたヘリがあった…。
こうして、男はついに助かることはなかった…。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(要約)
男が立ち往生していた場所は地雷原であり、それを知らない救助ヘリが着陸し(爆風で)飛び上がったから、でした!