「暗闇の散歩者」「1ブックマーク」
暗い道である。光が当たらない、足元が見えづらいほどの暗い道を、男は歩いていた。近くに聞こえる喧噪、その様子を伺いながら、彼は物音を立てないように、一歩一歩を踏みしめる。何にもぶつからない様に、足音を立てずに歩く、彼は『暗闇の散歩者』だった。
いったいなぜ、男は足音を立てないように歩いているのか。
いったいなぜ、男は足音を立てないように歩いているのか。
15年03月07日 02:53
【ウミガメのスープ】 [絢菜]
【ウミガメのスープ】 [絢菜]
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その道は小劇場の舞台の裏(袖)であった。男は現在出番のない役者。一度舞台に立ち、出番を終え、はけてきた。しかし、もう少しでまた自分の番が回ってくる。彼は舞台へ立つそのタイミングを見計らうために喧噪(舞台上の様子)をうかがいながら舞台裏を移動していたのである。
「一つの後悔」「1ブックマーク」
僕達がしたことが原因で
僕達は彼らに殴られ、蹴られ、村から追い出された。
それでも後悔は無い。
僕達がしたことは正しかったとずっと信じている。
いや、違う。一つだけ、悔んでいる事がある。
彼らに嘘をつかせてしまった事を僕達はずっと後悔している。
それだけを僕達は彼らに謝りたい。
どういう状況?
僕達は彼らに殴られ、蹴られ、村から追い出された。
それでも後悔は無い。
僕達がしたことは正しかったとずっと信じている。
いや、違う。一つだけ、悔んでいる事がある。
彼らに嘘をつかせてしまった事を僕達はずっと後悔している。
それだけを僕達は彼らに謝りたい。
どういう状況?
14年03月12日 12:50
【ウミガメのスープ】 [ヤナギ]
【ウミガメのスープ】 [ヤナギ]
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後悔の仕方はこうか・・・いえ、なんでもありません
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昔々の事。
とある村の近くにある山奥には鬼達の住む集落があった。
赤鬼と青鬼。
彼らは非常に穏やかで優しい種族。
しかし、筋骨隆々の体躯、肌は赤く、或いは青く、文字通り鬼の形相に生えるは立派な角。
そんな彼らの異形を人々は恐れ、鬼とは気性の荒い乱暴者で、人を喰らう種族であると長らく信じられてきた。
「青鬼君聞いてくれよ。」
「どうしたんだい?」
「今日も、山で出会った木こりにね、出会い頭に悲鳴を上げられて逃げられちゃったよ。」
「それは災難だったね。」
「もう嫌だよ。僕達は人間の人達ともっと仲良くしたいだけなのに!」
「それなら、さ・・・」
人間と仲良くしたい。
人にずっと恐れられてきた彼らの、叶うことの無い夢を叶える術を青鬼は赤鬼に提示する。
#red#「僕達が村を襲うから、君達は僕達から村人を守れば良い。」 #/red#
「でも、それじゃあ青鬼君達は・・・」
「良いんだ。僕達は君達の為ならそんな事は、どうでもいいことだよ。」
だから約束だ。と青鬼は言う。
「怪しまれちゃ意味が無い。だから君達は僕達を全力で殴るんだ。蹴ったって良い。こっぴどく僕達をやっつけて、僕達を村から追い出せば、赤鬼君達はきっと村人達と仲良くなれる。だから――」
#big5#「僕達青鬼と、君達赤鬼は仲が悪いんだ。良いね?」 #/big5#
赤鬼達は泣きそうな顔で頷いた。
あれから何年たったかな。
赤鬼君達は元気にしてるかな?
村人達と仲良くなれたかな?
僕達は仲良しじゃないから、もしかしたらもう二度と会えないのかもね。
僕達は君達に謝りたい。もう会えないけれど、どうか気持ちだけでも届きますように。
ごめんね。#red#「仲良しじゃない」 #/red#なんて嘘をつかせて。
僕達は離れてたってずっと仲良しだよね。
童話「泣いた赤鬼」の青鬼視点で考えてみた問題でした。
いかがでしたでしょうか?
批評歓迎です
とある村の近くにある山奥には鬼達の住む集落があった。
赤鬼と青鬼。
彼らは非常に穏やかで優しい種族。
しかし、筋骨隆々の体躯、肌は赤く、或いは青く、文字通り鬼の形相に生えるは立派な角。
そんな彼らの異形を人々は恐れ、鬼とは気性の荒い乱暴者で、人を喰らう種族であると長らく信じられてきた。
「青鬼君聞いてくれよ。」
「どうしたんだい?」
「今日も、山で出会った木こりにね、出会い頭に悲鳴を上げられて逃げられちゃったよ。」
「それは災難だったね。」
「もう嫌だよ。僕達は人間の人達ともっと仲良くしたいだけなのに!」
「それなら、さ・・・」
人間と仲良くしたい。
人にずっと恐れられてきた彼らの、叶うことの無い夢を叶える術を青鬼は赤鬼に提示する。
#red#「僕達が村を襲うから、君達は僕達から村人を守れば良い。」 #/red#
「でも、それじゃあ青鬼君達は・・・」
「良いんだ。僕達は君達の為ならそんな事は、どうでもいいことだよ。」
だから約束だ。と青鬼は言う。
「怪しまれちゃ意味が無い。だから君達は僕達を全力で殴るんだ。蹴ったって良い。こっぴどく僕達をやっつけて、僕達を村から追い出せば、赤鬼君達はきっと村人達と仲良くなれる。だから――」
#big5#「僕達青鬼と、君達赤鬼は仲が悪いんだ。良いね?」 #/big5#
赤鬼達は泣きそうな顔で頷いた。
あれから何年たったかな。
赤鬼君達は元気にしてるかな?
村人達と仲良くなれたかな?
僕達は仲良しじゃないから、もしかしたらもう二度と会えないのかもね。
僕達は君達に謝りたい。もう会えないけれど、どうか気持ちだけでも届きますように。
ごめんね。#red#「仲良しじゃない」 #/red#なんて嘘をつかせて。
僕達は離れてたってずっと仲良しだよね。
童話「泣いた赤鬼」の青鬼視点で考えてみた問題でした。
いかがでしたでしょうか?
批評歓迎です
「オヤジさんの悩み」「1ブックマーク」
彼は悩みがあった。
彼女には悩みがあった。
彼女に会ってから彼は隠さなくなった。
彼女は勇気づけられた。
だが彼女は死んだ。
状況を保管して下さい。
彼女には悩みがあった。
彼女に会ってから彼は隠さなくなった。
彼女は勇気づけられた。
だが彼女は死んだ。
状況を保管して下さい。
11年10月13日 15:49
【ウミガメのスープ】 [鳴砂]
【ウミガメのスープ】 [鳴砂]
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題名もっと工夫すれば良かった(´・_・`)
解説を見る
私には悩みがあった。
薄毛である。
なのでいつもカツラをつけていた。
だがそんなある日
私は風邪で病院に行った。
「えーと内科内科。」
そしてよそ見をしていた。
ガッ
よそ見をしていた私はある少女とぶつかった。
謝ってくる彼女をみて私は驚いた。
死んだ娘と似ていた。そして・・・・・・
毛が抗がん剤で抜けていた。
私はカツラをつけるのをやめ、毎日彼女のところへ通った。だが・・・
彼女は死んだ。
私は嘆き悲しんだ。でも、彼女のためになり嬉しかった。
薄毛である。
なのでいつもカツラをつけていた。
だがそんなある日
私は風邪で病院に行った。
「えーと内科内科。」
そしてよそ見をしていた。
ガッ
よそ見をしていた私はある少女とぶつかった。
謝ってくる彼女をみて私は驚いた。
死んだ娘と似ていた。そして・・・・・・
毛が抗がん剤で抜けていた。
私はカツラをつけるのをやめ、毎日彼女のところへ通った。だが・・・
彼女は死んだ。
私は嘆き悲しんだ。でも、彼女のためになり嬉しかった。
「【ラテクエ 12】 国家の一本」「1ブックマーク」
とある秋の頃、水平王国の王様は、国中の商人に"冬に向けて木材の提出を求める"というお触れを出した。
最も良質な木材を提出した者には、褒美が与えられることとなっていた。
そこで、商人バティは立派な樫の材を持って行ったが、商人ラテスは松や杉などの小枝しか出さなかった。
ところが、王様は、バティではなく、ラテスに褒美の金貨30枚を与えた。
一体、なぜ?
最も良質な木材を提出した者には、褒美が与えられることとなっていた。
そこで、商人バティは立派な樫の材を持って行ったが、商人ラテスは松や杉などの小枝しか出さなかった。
ところが、王様は、バティではなく、ラテスに褒美の金貨30枚を与えた。
一体、なぜ?
11年10月30日 21:38
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
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あれ?きのこって活用自由だよね?
解説を見る
当時、水平王国の情勢は不安定であり、いつクーデターが起こってもおかしくない状況でした。
そこで、王様は、焚き木の他、弓や槍などの武器を作るために、木材の提出を求めました。
日頃から国王を良く思っていなかったラテスは、木材募集の目的が武器作成にあることを見抜き、
"冬の焚き木ならともかく、国王軍の武器調達に協力はできない"と、頑なに提出を拒み、小枝しか出しませんでした。
このような考えの商人が他にもいたらしく、なかなか武器が揃わない中、ついに反乱軍によるクーデターが発生しました。
数日間に及ぶ戦いの末、反乱軍は王宮を制圧。水平王国には新たな王様が誕生しました。
新生水平王国の王様は、前国王に圧力をかけられながらも協力を拒み、クーデターの成功を助けたとして、ラテス達に褒美を与えたのでした。
そこで、王様は、焚き木の他、弓や槍などの武器を作るために、木材の提出を求めました。
日頃から国王を良く思っていなかったラテスは、木材募集の目的が武器作成にあることを見抜き、
"冬の焚き木ならともかく、国王軍の武器調達に協力はできない"と、頑なに提出を拒み、小枝しか出しませんでした。
このような考えの商人が他にもいたらしく、なかなか武器が揃わない中、ついに反乱軍によるクーデターが発生しました。
数日間に及ぶ戦いの末、反乱軍は王宮を制圧。水平王国には新たな王様が誕生しました。
新生水平王国の王様は、前国王に圧力をかけられながらも協力を拒み、クーデターの成功を助けたとして、ラテス達に褒美を与えたのでした。
「「時の旅人」」「1ブックマーク」
私のアドバイスによって、彼らは未来へと向かった。
しかし、彼らの一人が私の意見に反対し、さらには私に過去へ戻ることを強要した。
どういうことだろうか?
ウソを1回つきます。ウソ確認は1回できます。
しかし、彼らの一人が私の意見に反対し、さらには私に過去へ戻ることを強要した。
どういうことだろうか?
ウソを1回つきます。ウソ確認は1回できます。
11年06月24日 22:33
【ウミガメのスープ】 [yan]
【ウミガメのスープ】 [yan]
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過去へ、未来へ。
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広場で、学生たちが地面に図を描きながら激しい議論を交わしていた。
「だから、進入角度Aに対してxの値が大きすぎるって!」
「そんなことないだろ!これでいけるって!」
「あの、何を話してるんですか?」
「いや、この空体力学の公式について…」
「はは、それならここにYを入れて計算してみたらいいですよ」
「えーっと…そうですか?時間かかりそうだけど、やってみます」
「…待て!この数式に新しい未知数は必要ないだろ!そんな計算したってあさっての方向に向かうだけだ!」
「…え?そうだっけ…」
「横から話聞いてただけで、内容把握してないだろ!余計なおせっかいだ!おとといきやがれ!」
かくして、未来(あさって)の方向へ進もうとした彼らは踏みとどまり、私は過去(おととい)に戻ることを強要されたのであった…
「だから、進入角度Aに対してxの値が大きすぎるって!」
「そんなことないだろ!これでいけるって!」
「あの、何を話してるんですか?」
「いや、この空体力学の公式について…」
「はは、それならここにYを入れて計算してみたらいいですよ」
「えーっと…そうですか?時間かかりそうだけど、やってみます」
「…待て!この数式に新しい未知数は必要ないだろ!そんな計算したってあさっての方向に向かうだけだ!」
「…え?そうだっけ…」
「横から話聞いてただけで、内容把握してないだろ!余計なおせっかいだ!おとといきやがれ!」
かくして、未来(あさって)の方向へ進もうとした彼らは踏みとどまり、私は過去(おととい)に戻ることを強要されたのであった…