みんなのブックマーク

カメコ先生が産休の報告をすると、一人の生徒が立ち上がり、教卓の前に立った。
「僕も、一身上の都合により、今月でこの学校を辞めます」
そう言ったのは、明るい性格と整った容姿、成績も運動神経も良い、人気者のカメオだった。クラスは騒然としたが、カメオの次の一言で、皆は沈黙した。
「カメコと、お腹の子を守らなきゃならないから。来月からは働きます」

カメオは人気者であり、彼を好きな女子も多かったし、普通に学校に通えれば、強豪校のスポーツ推薦も有名校への進学も十分狙えた。
そんなカメオを自分たちから奪ったカメコ先生を、生徒たちが許すことはなかった。

実は老人の背後には死んだ奥さんの霊が！？

というわけではないのでご安心を。

老人はナポリタンが好きだったが、フォークで食べることができなかった。
若者向けの店なので箸がなく、注文したナポリタンが食べられないことに困り果てていた。

そこで老人はあるものを目にした。
隣のカップルが注文したラブラブミックスジュース。
一つのジュースに二本のストローが付いている。

なんとか箸の代わりにならないものかと考えた老人はそのジュースを注文。
しかしそのストローは先端が曲がるタイプだったので、やはり食べるのに苦労したそうだ。
最後にはストローで麺を吸って食べたらしい。

大好きだった姉が死んだ。
誰にでも優しく美しかった彼女は、男女問わず誰からも愛されていた。
そんな姉が死んだ。
死因は自殺。彼女は身籠っていた。

荷物を整理するためにやってきた1DKのアパートは前持って整理されていたのだろう。
女性の部屋にしてはあまりにも殺風景であった。
その中で懐かしい物を見つけた。
少し大き目の、木で出来た古いオルゴール。
亡くなった母の形見として姉が受け継いだ物だった。


「懐かしいな・・・」


私はそんな独り言を呟きながら裏についているネジを回し始めた。カチッ、カチッと音をたてながら巻かれて行くネジ。
ある程度巻いたところで机に置き、蓋を開いた。
懐かしい旋律とともに私に流れ込んできたのは、姉との思い出と一枚の写真。
場所は遊園地だろうか。
幸せそうな笑顔で微笑む姉に寄り添うのは━━━━



全ての思考が停止する。
気がついた時には私は自宅で血の海の真ん中に立っていた。
目の前には 写真に映っていた男の姿。そう、私の夫。
血に塗れたその手でオルゴールのネジをゆっくり回し、蓋を開く。
懐かしく優しい旋律が流れる。


━━━━楽しかった思い出はもう蘇らない
優しかった姉の瞳は一体何を見つめていたのか。
一体何を思い彼とつながり、死んでいったのか。
そして私が手に取るであろうオルゴールに残された写真の真意は何処にあるのだろうか。
それを知る術はなくなってしまった。
一人佇む部屋の中でオルゴールだけが美しい旋律を奏でていた。

～解説～
ある日、兄弟姉妹のいるカメコは兄弟姉妹が万が一不審者に襲われたとき手刀を活用することを思いついた。
しかし、優しいのカメコは全力で手刀をしたらけがをさせてしまうかもしれないと考えた。
そこで手加減の手刀を思いついた。
ミルフィーユを切ったのは手加減の練習だった(カメコの大好きなミルフィーユを壊すと困るから手加減したくなるというもの)
＜要約:手加減の練習のため＞

カシュー美は、ファミレスで勉強中でした。
一息つこうと、ドリンクバーへジュースを取りに行こうとしていたら、
突然、母シャー子から電話が、

「あんた。いつまで勉強してるの！？いい加減にしなさいっ！！」

慌てて周りを見渡すと、スタッフルームの扉から、
制服姿のシャー子がこちらを睨みながら、レジ前で席を待っている人達を指差している。

外は、もう夕方を過ぎて薄暗くなり始めていた。
どうやら。長居しすぎたようだ（−＿−；）

お粗末様でした。