みんなのブックマーク

視力が悪くなってきたカメオは眼鏡を購入した。
しかしある朝、ひょんなことから眼鏡をどこに置いてあるかわからなくなった。
視力が悪いカメオは眼鏡を中々見つけることが出来ない。
#red#なのでスマートホンのカメラ機能を利用し眼鏡代わりにしたのだ。#/red#
近視でもスマホの画面には焦点を合わせることが出来るので、カメラ画面にして顔の前に置くことで視力の補助になるのだ。
そして、最近購入した自分好みの眼鏡を見つけたカメオは既に眼鏡を持っているので、当然新たに眼鏡を購入することは無い。

祖父は一代で巨万の財を築いたが、一人息子の父が生まれた時はまだ貧しかった。
しかし、祖父は父が生まれた時に父の名前を刻んだ懐中時計をプレゼントしました。
その後なんやカンやあって、父は祖父に母との結婚を反対され懐中時計などを持って海外に駆け落ちしました。
そして父(78)が老衰でなくなった後、その時計がきっかけとなり、日本で巨万の富を築いた祖父(98)は私が自分の孫である事が分かり、巨万の富を相続しました。

私は、崖の下で気を失って倒れていたところを、
たまたま通りがかったミナカミに発見され、自宅に保護されたのだった。

私は、助けてくれたミナカミに感謝の念を抱いていたが、
その後、ニュースの内容を目の当たりにしてギョッとした。


テレビ『#b#凶悪指名手配犯、海山 カメコは現在もこの近辺に潜伏しており、#/b#
　　　　#b#情報提供者には多額の謝礼金が支払われるとのことです。・・・#/b#』


凶悪犯、海山カメコ。その名前の後に映しだされたのは紛れもない私の顔。
実は、崖下で倒れていたのも、警察との壮絶な逃走劇を繰り広げた結果、
誤って落下したものだったのだ。

（クソッ・・・サツめ、とうとう懸賞金まで掛けてきやがったわね・・・！）


ミナカミがやたらと風呂を勧めてくるのは、警察に通報する隙を作るためだろう。

ミナカミに、自分が指名手配犯であると気づかれたことを悟った私は、
風呂に入るフリをしてこっそりと家を出た。


・・・数分後、ミナカミの家に警察が乗り込んでくるのを見届けると、
私は遠く、できるだけ遠くへ走りだした・・・。


さようなら、ミナカミ。一夜の甘い夢をありがとう。
でもね、たった一夜で私の心をつかめると思ったら大間違いよ。

そう強がった私の頬には、何故か一筋の涙が伝っていた・・・。

カメオが帰った後、乙姫たちは話をしていた。

「しかし、海の住人が拉致される事件が後を絶たないのう」
「ええ、妙な動きをした餌に食いついたが最後、水上に引き上げられて、戻ってきたものはおりません」
「あのカメオとやらに聞いてみるべきじゃったかな。陸の住人なら知っておったやもしれん」

水中から水面を見ると、#b#光の全反射によって水上の様子は全く見えない。#/b#
見えるのは、水中の針ぐらいなもの。周りで見ていた魚たちは、「何か」に釣られて水面に上がるところまでしか見えない。
よって、#b#カメオが持っていた釣り竿が、釣りをするための道具だとは気付かなかったのだ。#/b#
釣り針は道具袋に入れていたため、見つからずに済んだ。

よってカメオは、釣り人を嫌悪する竜宮城でも、バレることなく歓待を受けられたのだ。



#big5#まあ、結局玉手箱のせいでお爺さんになるんですけどね。#/big5#

カメコはカメオのおばあちゃん。
今日はカメオがカメオおばあちゃんのお家に遊びにきているのですが…

カメコ「あらあら、カメオちゃん随分派手に転んだねえ(´ω`)
痛かったでしょ？大丈夫かい？
後でばあちゃんが繕ってあげるからねぇ」

カメオ「ばあちゃん！コレダメージジーンズ！」

カメコ「？？(´ω`)」

結局カメコおばあちゃんには最近の流行りは理解してもらえず、カメオがいない間に無事可愛いくまさんのアップリケが縫われるのでした。