「年越しパーティ!!(ホントに年を越さないようにw)」「1ブックマーク」
今年も一年、いろいろあったなぁ・・・
シチテンバットーはそんな回想していた。
回想している場合は無いぞ!
今日、ラテシンの皆と#b#年越しパーティ#/b#をするのだっ!!
#b#準備は出来た!小道具も買った!!服装もよし!!!#/b#
シチテンバットーは車に乗り込み、走らせた。
ところが、シチテンバットーは近くの空き地に車を停めると、自宅に戻ってきてしまった。そして、空き地まで行くと、また車に乗り込み発進させた。
一体なぜだろうか?
シチテンバットーはそんな回想していた。
回想している場合は無いぞ!
今日、ラテシンの皆と#b#年越しパーティ#/b#をするのだっ!!
#b#準備は出来た!小道具も買った!!服装もよし!!!#/b#
シチテンバットーは車に乗り込み、走らせた。
ところが、シチテンバットーは近くの空き地に車を停めると、自宅に戻ってきてしまった。そして、空き地まで行くと、また車に乗り込み発進させた。
一体なぜだろうか?
13年12月31日 19:05
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
A HAPPY NEW YEAR!! WELCOME TO 2014!!
解説を見る
~話は三日前にさかのぼる~
シチテンバットー「#big5#えっ!?#/big5##b#年越しパーティ!?#/b#・・・#big5#えっ!!?#/big5##b#俺ン家で!!?#/b#そういうのは事前に・・・アッ切れた!!」
というわけで、#b#自宅でパーティ#/b#をするハメになってしまったシチテンバットー(去年はヒルズでやったとか言ってたジャン・・・)。
こんなことをやったことがないので、焦るシチテン。まあ、知恵袋だとかいろんなサイトを見たり・・・
とりあえず、小道具は買った。料理も買った。
シチテン「ああて、これで・・・」
と振り替ええると・・・
#b#散らかりまくった自宅#/b#。
シチテン「こ、こんなんじゃ人呼べねぇ・・・」
と い う わ け で
シチテン「大掃除を決行します!!」
近くのホームセンターで掃除用具を買いあさるシチテン。思わぬ大出費だが仕方がない。
まず、汚れてもいい古着に着替え、部屋を片付け(その間にゴキの死骸を10匹見つけたのは秘密)、ゴミを出し、とにかくまぁ、内側はどうにかなったのだ。
シチテン「よし、じゃあ、窓拭きを!!」
と、思ったが、
#b#車 が 邪 魔 で あ る#/b#
駐車しているスペースのちょうど隣に、窓があるのである(しかも、けっこう汚い)。
車をどこかにやらないと、窓拭きどころか入れるかどうかすら分からない、というほどの狭さ。
シチテン「しょうがないなぁ・・・移動するか」
#b#パーティ用の飾りや料理の準備も出来た!掃除するための小道具も買った!!服装もちゃんと古着でよし!!!#/b#
シチテン「・・・じゃあ、置いてくるだけでいいな」
車を発進させ、空き地に駐車。
シチテン「どうか検問されませんように・・・」
と怯えつつも、自宅までダッシュ!!
窓拭きを終え、空き地に戻り(検問には引っかかってなかった)車を発進させ、自宅の駐車スペースに置く。
シチテン「よしじゃあ・・・いよいよ飾り付けだ!!」
時間が無いぞ、急げシチテン!慣れない手つきで自宅を彩り、飾り、華やかにした。客を招き入れるのに申し分ない。
料理もしっかり準備されている。冷めないか心配だが、味の心配はあるまい(芝エビだろうとバナメイエビだろうと関係ない・・・ハズ)
シチテン「ふーっ、やっと終わった・・・」
#b#ピ~ンポ~ン#/b#
シチテン「おや、誰か来たみたいだ・・・」
シチテン「いらっしゃ~い」
彼方からの旅人「大晦日ですね~こんばんは~」
シチテン「こんばんは~大晦日ですね~」
天童 魔子「こんばんは、参加します」
シチテン「歓迎します!あ、人肉は無いからね」
ゴルム「こんばんは~年賀状書きましたか?」
シチテン「こんばんは~プリント済ませちゃいましたw」
BB弾「こんばんは~何か飲み物ない?」
シチテン「飲み物?ああ、ここにトマトジュースが・・・(ほんとはタバスコw」
カルア「こんばんは~蕎麦持って来ましたよ!」
シチテン「ありがとうございます!でももう蕎麦をたらふく食っちゃいましたw」
トモ★「こんばんは~ AKB見ました!?」
シチテン「ああ、見ました。大島が引退するって言ってましたね」
yan「こんばんは~あ、北島さんが始まる!!」
シチテン「こんばんは~、俺にとっちゃ、紅蓮の弓矢見れたら十分ですが・・・」
耳たぶ犬「あけおめことよろ、お餅の食べすぎには注意・・・」
シチテン「や、あの、年賀状を口頭で済ますのは・・・」
じんろー「あ、スープの男休むって」
シチテン「え!?あの人主催者じゃ・・・」
5...4...3...2...1.....
#big5#HAPPY NEW YEAR!!!#/big5#
#b#今年もよろしくお願いします#/b#(■-■)>
シチテンバットー「#big5#えっ!?#/big5##b#年越しパーティ!?#/b#・・・#big5#えっ!!?#/big5##b#俺ン家で!!?#/b#そういうのは事前に・・・アッ切れた!!」
というわけで、#b#自宅でパーティ#/b#をするハメになってしまったシチテンバットー(去年はヒルズでやったとか言ってたジャン・・・)。
こんなことをやったことがないので、焦るシチテン。まあ、知恵袋だとかいろんなサイトを見たり・・・
とりあえず、小道具は買った。料理も買った。
シチテン「ああて、これで・・・」
と振り替ええると・・・
#b#散らかりまくった自宅#/b#。
シチテン「こ、こんなんじゃ人呼べねぇ・・・」
と い う わ け で
シチテン「大掃除を決行します!!」
近くのホームセンターで掃除用具を買いあさるシチテン。思わぬ大出費だが仕方がない。
まず、汚れてもいい古着に着替え、部屋を片付け(その間にゴキの死骸を10匹見つけたのは秘密)、ゴミを出し、とにかくまぁ、内側はどうにかなったのだ。
シチテン「よし、じゃあ、窓拭きを!!」
と、思ったが、
#b#車 が 邪 魔 で あ る#/b#
駐車しているスペースのちょうど隣に、窓があるのである(しかも、けっこう汚い)。
車をどこかにやらないと、窓拭きどころか入れるかどうかすら分からない、というほどの狭さ。
シチテン「しょうがないなぁ・・・移動するか」
#b#パーティ用の飾りや料理の準備も出来た!掃除するための小道具も買った!!服装もちゃんと古着でよし!!!#/b#
シチテン「・・・じゃあ、置いてくるだけでいいな」
車を発進させ、空き地に駐車。
シチテン「どうか検問されませんように・・・」
と怯えつつも、自宅までダッシュ!!
窓拭きを終え、空き地に戻り(検問には引っかかってなかった)車を発進させ、自宅の駐車スペースに置く。
シチテン「よしじゃあ・・・いよいよ飾り付けだ!!」
時間が無いぞ、急げシチテン!慣れない手つきで自宅を彩り、飾り、華やかにした。客を招き入れるのに申し分ない。
料理もしっかり準備されている。冷めないか心配だが、味の心配はあるまい(芝エビだろうとバナメイエビだろうと関係ない・・・ハズ)
シチテン「ふーっ、やっと終わった・・・」
#b#ピ~ンポ~ン#/b#
シチテン「おや、誰か来たみたいだ・・・」
シチテン「いらっしゃ~い」
彼方からの旅人「大晦日ですね~こんばんは~」
シチテン「こんばんは~大晦日ですね~」
天童 魔子「こんばんは、参加します」
シチテン「歓迎します!あ、人肉は無いからね」
ゴルム「こんばんは~年賀状書きましたか?」
シチテン「こんばんは~プリント済ませちゃいましたw」
BB弾「こんばんは~何か飲み物ない?」
シチテン「飲み物?ああ、ここにトマトジュースが・・・(ほんとはタバスコw」
カルア「こんばんは~蕎麦持って来ましたよ!」
シチテン「ありがとうございます!でももう蕎麦をたらふく食っちゃいましたw」
トモ★「こんばんは~ AKB見ました!?」
シチテン「ああ、見ました。大島が引退するって言ってましたね」
yan「こんばんは~あ、北島さんが始まる!!」
シチテン「こんばんは~、俺にとっちゃ、紅蓮の弓矢見れたら十分ですが・・・」
耳たぶ犬「あけおめことよろ、お餅の食べすぎには注意・・・」
シチテン「や、あの、年賀状を口頭で済ますのは・・・」
じんろー「あ、スープの男休むって」
シチテン「え!?あの人主催者じゃ・・・」
5...4...3...2...1.....
#big5#HAPPY NEW YEAR!!!#/big5#
#b#今年もよろしくお願いします#/b#(■-■)>
「優しい世界」「1ブックマーク」
ここは誰もが優しい世界。
いじめなんか起こらない。
みんなの痛みがわかるから。
奪いあいも起こらない。
みんなの苦しみがわかるから。
喜びも悲しみも分けあって生きていこう?
人生たったの40年。優しい世界。素敵な世界。
何が起こっている?
いじめなんか起こらない。
みんなの痛みがわかるから。
奪いあいも起こらない。
みんなの苦しみがわかるから。
喜びも悲しみも分けあって生きていこう?
人生たったの40年。優しい世界。素敵な世界。
何が起こっている?
13年04月23日 00:44
【ウミガメのスープ】 [靴下猫]
【ウミガメのスープ】 [靴下猫]
久しぶりかつヘタクソですが…
解説を見る
かつてこの世界では悲惨な争いがあった。
それは血で血を洗う、壮絶なものであったという。
そこで政府は考えた。
皆が他人の痛みや苦しみを理解できれば、争いはなくなるのではないかと。
そして脳に埋め込むことで他人と感情を平均化しあい、共有することができる機械を発明し、全人類の脳に埋め込んだ。
結果、人々はすべての感情を共有しあい、争いは消えた。
しかし、この機械には1つだけ欠点があった。
痛覚まで共有してしまうため、自分が病に冒されているのかさえ、分からなくなってしまったのだ。
そして人々は、例え末期ガンであったとしても元気に動き続け、平均寿命は40年になった。
見かねた政府は、全人類に年1回の健康診断を義務付けるか検討中だ。
それは血で血を洗う、壮絶なものであったという。
そこで政府は考えた。
皆が他人の痛みや苦しみを理解できれば、争いはなくなるのではないかと。
そして脳に埋め込むことで他人と感情を平均化しあい、共有することができる機械を発明し、全人類の脳に埋め込んだ。
結果、人々はすべての感情を共有しあい、争いは消えた。
しかし、この機械には1つだけ欠点があった。
痛覚まで共有してしまうため、自分が病に冒されているのかさえ、分からなくなってしまったのだ。
そして人々は、例え末期ガンであったとしても元気に動き続け、平均寿命は40年になった。
見かねた政府は、全人類に年1回の健康診断を義務付けるか検討中だ。
「コンフォームド・ハビット」「1ブックマーク」
男の仕事はいつも決まって同じ流れで始まる。
オフィスに着き、挨拶を済ますと
PCのスイッチを入れ、上着をかけ、
鞄の中身を机に並べてパスワードを入力、
PCが起動を終えるまでにトイレに立ち、
お茶を飲みつつ最初にメールチェックをする。
しかしある日、男は飲もうとしたお茶を
盛大にPC画面に吹き出した。
何が起きたのだろう?
オフィスに着き、挨拶を済ますと
PCのスイッチを入れ、上着をかけ、
鞄の中身を机に並べてパスワードを入力、
PCが起動を終えるまでにトイレに立ち、
お茶を飲みつつ最初にメールチェックをする。
しかしある日、男は飲もうとしたお茶を
盛大にPC画面に吹き出した。
何が起きたのだろう?
13年04月27日 12:08
【ウミガメのスープ】 [Vodka]
【ウミガメのスープ】 [Vodka]
軽めのはずだった
解説を見る
「おはようございます」
オフィスに入った男はいつもの習慣にのっとり
仕事開始までの流れをてきぱきと済ませていく。
全て、いつもと全く同じ流れ。
そしてパソコンを起動し、メールボックスを確認しながら
鞄から取り出したペットボトルのお茶を飲む-…
次の瞬間、男はお茶を思い切り吹き出した。
とてつもなく変な味がする。思わず吐きそうになる。
そのお茶は紛れもなく悪くなっていた。
実はこの男、もう一つの習癖があり、
午後の休憩時間にお茶を買っては飲み切れなかった分を
鞄に入れておき、次の業務日の午前中に飲み切るという
サイクルを繰り返していたのだ。
そしてその日は男の長期出張帰り本社勤務初日。
持っていたのは出張中に使っていた鞄とは別の鞄。
気付かずに飲んだ鞄のお茶は、最後の本社業務日に
飲みかけにしてあったお茶だったのである…
オフィスに入った男はいつもの習慣にのっとり
仕事開始までの流れをてきぱきと済ませていく。
全て、いつもと全く同じ流れ。
そしてパソコンを起動し、メールボックスを確認しながら
鞄から取り出したペットボトルのお茶を飲む-…
次の瞬間、男はお茶を思い切り吹き出した。
とてつもなく変な味がする。思わず吐きそうになる。
そのお茶は紛れもなく悪くなっていた。
実はこの男、もう一つの習癖があり、
午後の休憩時間にお茶を買っては飲み切れなかった分を
鞄に入れておき、次の業務日の午前中に飲み切るという
サイクルを繰り返していたのだ。
そしてその日は男の長期出張帰り本社勤務初日。
持っていたのは出張中に使っていた鞄とは別の鞄。
気付かずに飲んだ鞄のお茶は、最後の本社業務日に
飲みかけにしてあったお茶だったのである…
「死神」「1ブックマーク」
男は自身にやがて降りかかる死の気配を感じ取った。
男はそれを回避するためあることを行った。
その結果、男自身が死なずに済んだだけでなく、他にも何人もの人が救われた。
一体何をしたのだろう?
男はそれを回避するためあることを行った。
その結果、男自身が死なずに済んだだけでなく、他にも何人もの人が救われた。
一体何をしたのだろう?
13年04月17日 00:31
【ウミガメのスープ】 [音羽山]
【ウミガメのスープ】 [音羽山]
解説を見る
男は連続殺人鬼。
各地で無差別に人を殺し、その手口も非常に多種多彩。
そのためなかなか捕まることがなかった。
しかし、ひょんなことから男は逮捕され、男には次々と決定的な証拠が突き付けられた。
このままでは間違いなく死刑だ――男はそう思った。
そこで男は司法取引を行ったのだ。
男は死刑回避と引き換えに彼が行った犯罪を洗いざらいしゃべったのだ。
その結果、何人もの人々が彼の代わりに冤罪で捕まえられていたことがわかったのだ。
冤罪だった彼らは皆釈放され、男には死刑ではなく終身刑が言い渡された。
各地で無差別に人を殺し、その手口も非常に多種多彩。
そのためなかなか捕まることがなかった。
しかし、ひょんなことから男は逮捕され、男には次々と決定的な証拠が突き付けられた。
このままでは間違いなく死刑だ――男はそう思った。
そこで男は司法取引を行ったのだ。
男は死刑回避と引き換えに彼が行った犯罪を洗いざらいしゃべったのだ。
その結果、何人もの人々が彼の代わりに冤罪で捕まえられていたことがわかったのだ。
冤罪だった彼らは皆釈放され、男には死刑ではなく終身刑が言い渡された。
「レッドドラゴン」「1ブックマーク」
これはまだ世界に魔法が存在し、魔王が全てを支配していた頃のお話です。
一人の勇者が両親の仇である魔王を倒すため、相棒である魔犬ケルベロスと一緒に旅に出ていました。
この世界では人間とモンスターが「契り」を交わすことができます。「契り」を交わせば相手の力を手に入れ、お互いに強くなることができます。勇者とケルベロスも「契り」を交わしていました。「契り」を交わした勇者とケルベロスはまさに運命共同体で一心同体。お互いが協力し合い数々の強敵を打ち倒してきました。
そして今日もまた強敵が勇者とケルベロスの前に立ちふさがりました。ドラゴンです。
ドラゴンの力は今まで戦ってきたどんな敵よりも強大で圧倒的でした。ですが少しも怯むことなく果敢に戦い続けました。
長き戦いの末、ついにドラゴンを打ち倒すことができました。しかし、ドラゴンを倒したというのに勇者はちっとも喜びませんでした。それどころか何故か大粒の涙を流していたのです。戦いが終わるまではドラゴンに対して敵意むき出しで情に流されるような素振りは一切なかったのに・・・。
一体何故でしょうか?
一人の勇者が両親の仇である魔王を倒すため、相棒である魔犬ケルベロスと一緒に旅に出ていました。
この世界では人間とモンスターが「契り」を交わすことができます。「契り」を交わせば相手の力を手に入れ、お互いに強くなることができます。勇者とケルベロスも「契り」を交わしていました。「契り」を交わした勇者とケルベロスはまさに運命共同体で一心同体。お互いが協力し合い数々の強敵を打ち倒してきました。
そして今日もまた強敵が勇者とケルベロスの前に立ちふさがりました。ドラゴンです。
ドラゴンの力は今まで戦ってきたどんな敵よりも強大で圧倒的でした。ですが少しも怯むことなく果敢に戦い続けました。
長き戦いの末、ついにドラゴンを打ち倒すことができました。しかし、ドラゴンを倒したというのに勇者はちっとも喜びませんでした。それどころか何故か大粒の涙を流していたのです。戦いが終わるまではドラゴンに対して敵意むき出しで情に流されるような素振りは一切なかったのに・・・。
一体何故でしょうか?
12年12月07日 22:13
【ウミガメのスープ】 [ゲッシュ]
【ウミガメのスープ】 [ゲッシュ]
10問目終了。解説もっと長文ですいません。
解説を見る
ドラゴンはかつて勇者の相棒でした。勇者の両親が魔王によって殺されてからは、勇者が故郷を旅立つ前から互いを知る唯一の仲であり、旅の中で一緒に強敵を倒してきました。互いを信用しあい、「契り」も交わしていました。勇者にとってドラゴンは親友であり、肉親のような存在でした。
勇者とドラゴンは宿敵魔王のいる城へ突入し、ついに魔王と戦う時がきました。しかし、魔王の力はあまりにも凶悪で全く歯がたちませんでした。勇者とドラゴンは命からがら魔王の城を脱出しました。
その頃からだったでしょうか?相棒であるドラゴンが何故か勇者に対して冷たく接するようになったのです。勇者とドラゴンは次第に仲を違えるようになりました。
そして別れの時が訪れました。
ドラゴン「もう我はお主と肩を並べて戦うことは出来ぬ。我はここにお主と交わした契りを破棄する。」
勇者「・・・勝手にしろ。俺もお前とはもう無理だと思っていたんだ。最後に教えてくれ。・・・契りを破棄する理由と、これからお前はどうするつもりなのかを。」
ドラゴン「魔王との戦いのとき、我はお主に失望したのだ。お主は我の期待を裏切りあまりにも弱く情けなかった。我は弱き者を嫌う。そして我はこれから魔王の元へ行く。」
勇者「何!?」
ドラゴン「奴は我が出会った中で最も強い人間だ。奴に興味が出てきたのだ。」
勇者「魔王の仲間になるっていうのか!」
ドラゴン「お主と一緒にいるよりもはるかにましであろう。」
勇者「・・・そうか。もういい、勝手にしろ。次に会った時、俺とお前は敵同士だ。」
ドラゴン「敵同士・・・。お主に我の相手がつとまるかな?」
ドラゴンは去っていきました。でも追う気にもなりませんでした。それほどにまで彼らの関係は冷え切っていたのです。その上両親の仇である魔王の仲間になるというのです。勇者は次にドラゴンと会ったときは躊躇なく殺すつもりでした。
そして新しい相棒、ケルベロスと「契り」を交わし、今度は魔王に勝てるよう修業を兼ねて旅を続けました。
修業を終え、自分に自信をつけた勇者は再度魔王の城へと向かいました。そしてその道中でかつての相棒、ドラゴンと遭遇したのです。
ドラゴン「久しぶりだな。残念だがここは通せぬ。どうしてもというのなら我を倒してからにしろ。最も、弱きお主に勝機は無いであろうが。」
勇者「俺はこんなところで立ち止まっているわけにはいかないんだよ。あの頃の俺とは違う。お前を殺してここを通してもらうぞ!!」
かつての相棒同士の戦いが始まりました。やはりドラゴンは強大でした。今まで戦った誰よりも、あの魔王よりも強く感じました。しかし・・・。
(おかしい・・・)
ドラゴンとの戦闘中、勇者はある違和感を感じました。確かにドラゴンは今までの敵よりもはるかに強大でした。でもどういう訳か手応えが無いのです。まるで手加減をされているかのような・・・。
戦いは長きにわたり、ついに勇者の剣がドラゴンの体を貫きました。ドラゴンの返り血を浴び、真っ赤に染まる勇者。勇者はかつての相棒であるドラゴンを打ち倒したのです。
(これなら魔王に勝てるかもしれない。だが・・・あの違和感は何だったんだ?)
そう思った矢先でした。ドラゴンの口から全く予期していなかった事が言い渡されました。
ドラゴン「お主・・・強くなったな・・・。お主のはたらきにより、世界は救われた・・・。仇を取ることができて良かったな・・・。」
勇者「・・・何を言っているんだ?魔王はまだ生きている。俺の両親の仇はあいつだ。あの魔王を倒さない限り世界は救われない。」
ドラゴン「だから、言っただろう?世界は救われたんだ・・・。」
どうにも話が見えません。勇者は困惑しました。何を言っているかがさっぱりわからないのです。そしてその時、またしても予期せぬ出来事が起こりました。とてつもない轟音が聞こえてきたのです。勇者は思わず音のありかを探りました。
(あの方向は・・・魔王の城があるところだ。)
ドラゴン「気付いたか?あの城は魔王の魔力によって維持されていた。魔王がいなくなった今、あの城もじきに崩れ去るであろう。」
勇者「一体どういうことだ?」
ドラゴン「簡単なことだ。我は魔王と契りを交わしていた。契りの片方の命が尽きようとしている今、もう片方の命が先に尽きたのだ。」
勇者「お前、魔王と契りを交わしていたのか!?どうりで魔王よりも強く感じたはずだ。お前は魔王の力も手に入れていたということか。」
その時、勇者はふとあの違和感の正体がわかった気がしました。あの手応えの無さは・・・。
勇者「まさか・・・。お前わざと俺に・・・?」
ドラゴン「・・・。」
勇者「何でだ。一体どうして・・・。」
ドラゴン「魔王の力は我が怯えるほどに凶悪なものであった。あまりにも奴は強すぎた。だから、これが魔王を倒す最も確実な方法であろう?」
勇者「そんな馬鹿な・・・。じゃああの時俺の元を去ったときからずっと・・・?」
ドラゴン「ああ。我がお主に殺されることで魔王を倒してくれることを望んでいた。厳密にはあのとき命からがら魔王から逃げ帰ったときからだがな。」
勇者「そんな馬鹿な・・・。俺はそんな事に全然気付かずに・・・。」
ドラゴン「気付かぬように我が仕向けたのだ。気付いたらお主は我を止めたであろう?お主は妙に優しいところがあるからな。我はお主と小さいころからずっと一緒にいた。お主の方は知らないが、我にとってお主は唯一の友であり、実の子のような存在であった。だからどうしてもお主の両親の仇である魔王を倒して欲しかったのだ。ほら泣くな。世界を救った勇者の顔が台無しではないか。」
勇者はもう声が出せなった。ただ泣くことしかできなかった。
ドラゴン「心配するな。これは我が望んだことだ。お主と一緒にいて楽しかった。幸せであった。最後に殺される相手がお主でよかった・・・。」
死にゆくドラゴンの目は本当に穏やかでした。そして静かに息を引き取りました。
世界を救った勇者は相棒の亡骸に抱きつき、ずっと、ずっと涙を流していました・・・。
勇者とドラゴンは宿敵魔王のいる城へ突入し、ついに魔王と戦う時がきました。しかし、魔王の力はあまりにも凶悪で全く歯がたちませんでした。勇者とドラゴンは命からがら魔王の城を脱出しました。
その頃からだったでしょうか?相棒であるドラゴンが何故か勇者に対して冷たく接するようになったのです。勇者とドラゴンは次第に仲を違えるようになりました。
そして別れの時が訪れました。
ドラゴン「もう我はお主と肩を並べて戦うことは出来ぬ。我はここにお主と交わした契りを破棄する。」
勇者「・・・勝手にしろ。俺もお前とはもう無理だと思っていたんだ。最後に教えてくれ。・・・契りを破棄する理由と、これからお前はどうするつもりなのかを。」
ドラゴン「魔王との戦いのとき、我はお主に失望したのだ。お主は我の期待を裏切りあまりにも弱く情けなかった。我は弱き者を嫌う。そして我はこれから魔王の元へ行く。」
勇者「何!?」
ドラゴン「奴は我が出会った中で最も強い人間だ。奴に興味が出てきたのだ。」
勇者「魔王の仲間になるっていうのか!」
ドラゴン「お主と一緒にいるよりもはるかにましであろう。」
勇者「・・・そうか。もういい、勝手にしろ。次に会った時、俺とお前は敵同士だ。」
ドラゴン「敵同士・・・。お主に我の相手がつとまるかな?」
ドラゴンは去っていきました。でも追う気にもなりませんでした。それほどにまで彼らの関係は冷え切っていたのです。その上両親の仇である魔王の仲間になるというのです。勇者は次にドラゴンと会ったときは躊躇なく殺すつもりでした。
そして新しい相棒、ケルベロスと「契り」を交わし、今度は魔王に勝てるよう修業を兼ねて旅を続けました。
修業を終え、自分に自信をつけた勇者は再度魔王の城へと向かいました。そしてその道中でかつての相棒、ドラゴンと遭遇したのです。
ドラゴン「久しぶりだな。残念だがここは通せぬ。どうしてもというのなら我を倒してからにしろ。最も、弱きお主に勝機は無いであろうが。」
勇者「俺はこんなところで立ち止まっているわけにはいかないんだよ。あの頃の俺とは違う。お前を殺してここを通してもらうぞ!!」
かつての相棒同士の戦いが始まりました。やはりドラゴンは強大でした。今まで戦った誰よりも、あの魔王よりも強く感じました。しかし・・・。
(おかしい・・・)
ドラゴンとの戦闘中、勇者はある違和感を感じました。確かにドラゴンは今までの敵よりもはるかに強大でした。でもどういう訳か手応えが無いのです。まるで手加減をされているかのような・・・。
戦いは長きにわたり、ついに勇者の剣がドラゴンの体を貫きました。ドラゴンの返り血を浴び、真っ赤に染まる勇者。勇者はかつての相棒であるドラゴンを打ち倒したのです。
(これなら魔王に勝てるかもしれない。だが・・・あの違和感は何だったんだ?)
そう思った矢先でした。ドラゴンの口から全く予期していなかった事が言い渡されました。
ドラゴン「お主・・・強くなったな・・・。お主のはたらきにより、世界は救われた・・・。仇を取ることができて良かったな・・・。」
勇者「・・・何を言っているんだ?魔王はまだ生きている。俺の両親の仇はあいつだ。あの魔王を倒さない限り世界は救われない。」
ドラゴン「だから、言っただろう?世界は救われたんだ・・・。」
どうにも話が見えません。勇者は困惑しました。何を言っているかがさっぱりわからないのです。そしてその時、またしても予期せぬ出来事が起こりました。とてつもない轟音が聞こえてきたのです。勇者は思わず音のありかを探りました。
(あの方向は・・・魔王の城があるところだ。)
ドラゴン「気付いたか?あの城は魔王の魔力によって維持されていた。魔王がいなくなった今、あの城もじきに崩れ去るであろう。」
勇者「一体どういうことだ?」
ドラゴン「簡単なことだ。我は魔王と契りを交わしていた。契りの片方の命が尽きようとしている今、もう片方の命が先に尽きたのだ。」
勇者「お前、魔王と契りを交わしていたのか!?どうりで魔王よりも強く感じたはずだ。お前は魔王の力も手に入れていたということか。」
その時、勇者はふとあの違和感の正体がわかった気がしました。あの手応えの無さは・・・。
勇者「まさか・・・。お前わざと俺に・・・?」
ドラゴン「・・・。」
勇者「何でだ。一体どうして・・・。」
ドラゴン「魔王の力は我が怯えるほどに凶悪なものであった。あまりにも奴は強すぎた。だから、これが魔王を倒す最も確実な方法であろう?」
勇者「そんな馬鹿な・・・。じゃああの時俺の元を去ったときからずっと・・・?」
ドラゴン「ああ。我がお主に殺されることで魔王を倒してくれることを望んでいた。厳密にはあのとき命からがら魔王から逃げ帰ったときからだがな。」
勇者「そんな馬鹿な・・・。俺はそんな事に全然気付かずに・・・。」
ドラゴン「気付かぬように我が仕向けたのだ。気付いたらお主は我を止めたであろう?お主は妙に優しいところがあるからな。我はお主と小さいころからずっと一緒にいた。お主の方は知らないが、我にとってお主は唯一の友であり、実の子のような存在であった。だからどうしてもお主の両親の仇である魔王を倒して欲しかったのだ。ほら泣くな。世界を救った勇者の顔が台無しではないか。」
勇者はもう声が出せなった。ただ泣くことしかできなかった。
ドラゴン「心配するな。これは我が望んだことだ。お主と一緒にいて楽しかった。幸せであった。最後に殺される相手がお主でよかった・・・。」
死にゆくドラゴンの目は本当に穏やかでした。そして静かに息を引き取りました。
世界を救った勇者は相棒の亡骸に抱きつき、ずっと、ずっと涙を流していました・・・。