動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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花柄スカートをひるがえし、少女は人混みの中に消えていった。
彼女はどこに行ったんだろう?
私はずっと、その少女を探していた。

ある日、騒ぎの中心で目にした、ネオンピンクの目立つショートパンツの少女。
「足には自信あるょ\(^o^)/」
自分達以外、誰も見ちゃいないとでも思っているのだろうか。
恥ずかし気もなく、足を見せつけている。
私は、人目をはばからない彼女の言動にジェネレーションギャップを感じた。
足ばかり見て顔には注目していなかったのだが、あの時の少女に間違いないだろう。

顔も覚えていないのに、何故そう確信したのだろう?


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※この問題は「ちゃいな」、「ガラス」、「おに」のお題と、
「じぇ」、「\(^o^)/」、「おんぴ」のお題の
二組のお題をもとに作られた三題噺の問題です。

~無茶振り三題噺とは?~

「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください。
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※今回、3000才さんにSPをしていただきました。ありがとうございました。
14年01月11日 22:29
【ウミガメのスープ】 [みん]

シンデレラは美しい娘なんじゃろ?(´・⊥・`)




解説を見る
アパレルショップ、lateral新王店。
私の働くこの店で、一人の少女が花柄スカートをつかんで逃げた。
私はとっさに、蛍光塗料が入った防犯カラーボールを少女に投げつけた。
ピンクに染まったショートパンツを頼りに追いかけたが、すばしっこくて逃がしてしまった。

そう説明すると、店長は私の不注意だと激怒した。
なんとしてでも彼女を見つけださないと、私が弁償させられてしまう。
とっさの事で顔もうろ覚えだったが、ある日、店に何件か情報がよせられた。
うちの店の商品を万引きしたと、ネットで自慢している少女がいるという。

ネットを見ると、彼女の書き込みを晒して盛り上がっている掲示板まであった。
この中の誰かが店に連絡したのだろうか。
そういえば、同じような騒動をニュースで見た事がある。

本名や学校名を公開しているアカウントで、犯罪自慢をするなんて今時の若者は怖ろしいなと、
ジェネレーションギャップを感じた。
まあ、そのお陰で万引き犯が見つかって助かったんだけど…。

彼女の書き込みを確認した私は、内容と写真から、あの時の万引き犯に間違いないと確信した。
プロフィールの情報を元に、私は彼女の保護者に連絡を取ることにした。



※キーワードの都合上、語り手がジェネレーションギャップを感じている設定ですが、
実際は、未成年だけでなく大人の不適切な投稿が表沙汰になる事もあるようです。

※もちろん犯罪は絶対ダメですが、不適切発言を面白半分に中傷するのも褒められた行為ではありません。
よい子はマネしないでね。
TVタックル「12ブックマーク」

は深夜、妻が眠っている横でテレビを見ていた。
しかし妻が目を覚ますと、男は慌ててテレビにタックルした。
一体何故?
14年11月10日 21:03
【ウミガメのスープ】 [Taka]



解説を見る

が深夜、寝ている妻の横でテレビを見ていると、突然大きな地震が起きた。
激しく揺れる家。その揺れに驚き目を覚ました妻だったが、その妻めがけてテレビが落ちそうになっている。男は妻を助けるため、慌ててテレビにタックルした。

そう、決していかがわしいモノをみていたわけではない。
碧く輝く空「12ブックマーク」
碧く碧く輝く……、空。

ごらん。
あそこも、あそこも、あそこも、全て……、碧。


碧い空は……、僕を憂鬱にさせるのさ。


なぜだと……、思う?
15年02月25日 23:21
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]

精一杯詩的にしてみた56杯目。




解説を見る
僕は……、有料の#red#立体駐車場#/red#のオーナー。

今日も立体駐車場には閑古鳥が……、鳴いている。

空き状況を知らせる#red#表示板#/red#は……、こうさ。


#b#60階 空#/b#
#b#59階 空#/b#
#b#58階 空#/b#
#b#57階 空#/b#
#b#56階 空#/b#
#b#55階 空#/b#
#b#54階 空#/b#
#b#53階 空#/b#
#b#52階 空#/b#
#b#51階 空#/b#
#b#50階 空#/b#
#b#49階 空#/b#
#b#48階 空#/b#
#b#47階 空#/b#
#b#46階 空#/b#
#b#45階 空#/b#
#b#44階 空#/b#
#b#43階 空#/b#
#b#42階 空#/b#
#b#41階 空#/b#
#b#40階 空#/b#
#b#39階 空#/b#
#b#38階 空#/b#
#b#37階 空#/b#
#b#36階 空#/b#
#b#35階 空#/b#
#b#34階 空#/b#
#b#33階 空#/b#
#b#32階 空#/b#
#b#31階 空#/b#
#b#30階 空#/b#
#b#29階 空#/b#
#b#28階 空#/b#
#b#27階 空#/b#
#b#26階 空#/b#
#b#25階 空#/b#
#b#24階 空#/b#
#b#23階 空#/b#
#b#22階 空#/b#
#b#21階 空#/b#
#b#20階 空#/b#
#b#19階 空#/b#
#b#18階 空#/b#
#b#17階 空#/b#
#b#16階 空#/b#
#b#15階 空#/b#
#b#14階 空#/b#
#b#13階 空#/b#
#b#12階 空#/b#
#b#11階 空#/b#
#b#10階 空#/b#
#b# 9階 空#/b#
#b# 8階 空#/b#
#b# 7階 空#/b#
#b# 6階 空#/b#
#b# 5階 空#/b#
#b# 4階 空#/b#
#b# 3階 空#/b#
#b# 2階 空#/b#
#b# 1階 空#/b#


立体駐車場を作るのに借りたお金、返せる当てが……、ない。


碧い空は……、僕を憂鬱にさせるのさ。
副流煙にご注意を「12ブックマーク」
ヘビースモーカーのパパが自分の為に禁煙を始めたことを知ったゆりりは
深夜、パパが眠っている横でこっそりとタバコを吸い始めた。

いったい何故?
15年10月14日 23:09
【ウミガメのスープ】 [水上]



解説を見る
あの人が死ぬときは絶対肺がんだと思っていたわ。



苦笑しながらパパのことを話すママ。

一日三箱。真面目で働き者だったパパの唯一の欠点。
超が付くほどのヘビースモーカー。



あなたがお腹の中にいるってわかった時、
パパは一番お気に入りのジッポを捨てちゃったの。
こいつがあると決心が鈍るって。



パパの墓石を愛おしそうに撫でるママ。
ずっと疑問だったんだ。なぜパパのお墓の前にはいつもタバコの吸殻が置いてあるのか。



止めた時は禁断症状っていうの? あれがひどくてね。
手をプルプルさせながら脂汗かきながら働いてたみたい。
頑張ってたんだけどねー。あなたが生まれる前にあっけなく死んじゃった。



パパの死因は昔聞いたことがある。
病院の前で車に撥ねられちゃったって。
その病院が産婦人科じゃなくてキチンとした大きな病院だったら
助かっていたかもしれないって。



だから・・・ ッフゥーーー・・・ 
あの人が向こうで好きなだけタバコが吸えるように・・・こうやってお墓の前に置いているの。
パパのヘビースモーカーは有名だったから、お参りされるたびにお墓の前が吸殻で一杯になっちゃう。
そう、皆から好かれていたわ、あの人。
あ、ゆりりはまだ真似しちゃだめよー。タバコは火をつけるときに少し吸わなくちゃいけないから。



ママはそう言って優しく微笑んだんだ。



その話を聞いた夜。私はなんだか眠れなくなっちゃった。
いてもたってもいられなくなった私は深夜こっそりと家を抜け出した。

向かうはパパの眠るお墓。手にはライターとタバコを握り締めて。
私にとってお墓はとても怖いところだった。
だけど今日は真っ暗な夜だというのにちっとも怖くない。

パパのお墓の前までたどり着いた私は一度あたりを見回し、
そしてこっそりとタバコを口に咥え火をつけた。



「あいあふぉう、ふぁふぁ。あっふぁほほないへふぉ、ふぁいふき」
狼少年「12ブックマーク」
男は狼が来たぞ~と嘘をついた。

次の日も男は狼が来たぞ~と嘘をついた。

来る日も来る日も男は狼が来たぞ~と嘘をつき続けた。

ある日男の嘘がばれると男は微笑み自殺した。

一体なぜ?
14年11月26日 16:17
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



解説を見る
男は妻と一緒に載っていた飛行機が事故を起こしてどこかの島に遭難した。


乗っていた多くの乗客は死に残った皆重傷だった。


妻も足が折れており移動は困難だった。


残された者たちはなんとか力を合わせ洞窟に避難していた。


唯一外傷の少なかった男が救助を呼ぶことになり島を探索したが


森を抜ければ周りは断崖絶壁で島一つない水平線が広がっていた。


かろうじて木が生えているが食料となるものはなく絶望的だった。




男は洞窟に戻り救助を呼びに行くことは不可能であることを伝えた。


しかし男は嘘をついた。


この島の周りには他にも小さな島が有り船のようなものも見えると。


だから気づいてもらえるまでの辛抱だとみんなに訴え続けた。


男以外に満足に歩けるものなどいない。


みんな男の言うことを信用した。


しかし念のため森に狼がいるので近づかないほうがいい。

血の匂いにつられて襲って来るぞ。っと釘を刺した。



それから数日たったが救助など来る訳もなく生存者は次々衰弱していった。


何しろ食料がない。


みんなは男に懇願し食料を探してくるように頼んだ。



しかしこの島に食料はない。



悩んだ男は苦肉の策を練りだした。



#red#カニバろう。#/red#(゚д゚)


死んでしまった乗客を細かく切断して


狼の肉だと偽ったのである。


妻は兎や狐の肉を好んで食べていた。


しかし狼の肉ならばれる事もないだろう。


こうして男は夜な夜な洞窟を抜け出しては狼の雄叫びをあげ


死体を漁っていった。


バレやしない。きっと狼の仕業だと思うさ・・・


こうして男は毎日『狼が出たぞ~』っと#b#狼の肉#/b#を取ってきた。



しかし助けは一向に来ず


仲間は死に絶え#b#狼の肉#/b#になっていった。





ついに生き残ったのは男と妻のみ


背に腹をかえた男は自分を少しずつ刻み始めた。


そしてそれを妻のために調理し始めた。


しかしそれには流石に妻も気づき始めた。


妻に問い詰められ男は白状した。


これ以上隠し通すことが難しかった。


臓器も身体も失いこれ以上生き続けるのが困難であった。


男は妻の目の前で自殺をした。


自分を食べるように言い残した。


愛してると微笑んだ。


すまなかったと涙をこぼした。


せめて君だけでも生き延びて欲しいと


男は崩れ落ちた。


魂の抜けた身体はもはや肉でしかなかった。















それから数日後



飛行機の捜索をしていた救助部隊がこの島を発見した。








そして沢山の死骸と


今では絶滅したと思われていた人狼の首吊り死体があった。






死体はどれも損傷が激しく#red#一人を除いて#/red#特定が難航しそうであった。




#b#人狼狂人end#/b#