「チェーン・オブ・ヘイト」「13ブックマーク」
世界は憎しみで出来ている。
俺も誰かに憎まれているし、
その誰かも、また別の誰かに憎まれているのかもしれない。
行きつけの喫茶店見かけた、あの赤い服の女も、誰かを憎んでいたのだろう。
後ろ姿に見えた、そのどす黒い赤色に、俺は見覚えがあった。
俺は何かから逃げるように、夜の街を駆けた。
全ては、この憎しみの連鎖を断ち切るため。
さて、この後俺はどこへ行き、何をする気だろう?
俺も誰かに憎まれているし、
その誰かも、また別の誰かに憎まれているのかもしれない。
行きつけの喫茶店見かけた、あの赤い服の女も、誰かを憎んでいたのだろう。
後ろ姿に見えた、そのどす黒い赤色に、俺は見覚えがあった。
俺は何かから逃げるように、夜の街を駆けた。
全ては、この憎しみの連鎖を断ち切るため。
さて、この後俺はどこへ行き、何をする気だろう?
14年02月20日 00:05
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]

眠れなかったので
解説を見る
突然の土砂降り。この季節なら珍しくはない。
前もって傘を準備しておいてよかった。
しかし仕事が終わり、いざ帰ろうとして、異変に気づく。
・・・傘立てには俺の用意した青い傘は残されていなかった。
盗まれた・・・。
全く、理解し難いものだ。天気予報で今日は夕方から雨だと言っていただろうに。
悪態をついた所で、雨はあがらない。
しかし、土砂降りの中、傘をささずに帰る勇気は俺には無かった。
だから俺は、残されていた他人の『ワインレッドの傘』を・・・盗んだ。
・・・
帰りに、行きつけの喫茶店に入ると、ずぶ濡れの赤い服を着た女がいた。
喫茶店の傘立てには、他の傘はなかった。
きっと彼女も、誰かに傘を盗まれたのだろう。
この雨の中、走ってきたのだろうか。
今にも泣き出しそうな顔でコーヒーをすすっている。
やがて女は席を立ち、店を出た。
なんとなく目で追っていると、帰り際に見えた女は、持っていなかった筈の傘をさして帰っていった。
それは紛れも無く、俺の盗んで持ってきた『ワインレッドの傘』だった。
・・・
咎める気にはなれなかった。
きっと今頃、『ワインレッドの傘』の持ち主も、女と同じ末路を辿っているのだろう。
良心の呵責に苛まれた俺は、雨と、自分の罪から逃れるように走った。
ずぶ濡れになりながら、土砂降りの夜の街を走り回り、
#b#手頃なコンビニを見つけて、500円のビニール傘を買った。#/b#
たった500円。 これで誰かが助かるなら、安いものだ。
盗まれたから、盗む。盗んだから、盗まれる。
過去から繋がった憎しみの連鎖は、今ここで断ち切られたのだった。
前もって傘を準備しておいてよかった。
しかし仕事が終わり、いざ帰ろうとして、異変に気づく。
・・・傘立てには俺の用意した青い傘は残されていなかった。
盗まれた・・・。
全く、理解し難いものだ。天気予報で今日は夕方から雨だと言っていただろうに。
悪態をついた所で、雨はあがらない。
しかし、土砂降りの中、傘をささずに帰る勇気は俺には無かった。
だから俺は、残されていた他人の『ワインレッドの傘』を・・・盗んだ。
・・・
帰りに、行きつけの喫茶店に入ると、ずぶ濡れの赤い服を着た女がいた。
喫茶店の傘立てには、他の傘はなかった。
きっと彼女も、誰かに傘を盗まれたのだろう。
この雨の中、走ってきたのだろうか。
今にも泣き出しそうな顔でコーヒーをすすっている。
やがて女は席を立ち、店を出た。
なんとなく目で追っていると、帰り際に見えた女は、持っていなかった筈の傘をさして帰っていった。
それは紛れも無く、俺の盗んで持ってきた『ワインレッドの傘』だった。
・・・
咎める気にはなれなかった。
きっと今頃、『ワインレッドの傘』の持ち主も、女と同じ末路を辿っているのだろう。
良心の呵責に苛まれた俺は、雨と、自分の罪から逃れるように走った。
ずぶ濡れになりながら、土砂降りの夜の街を走り回り、
#b#手頃なコンビニを見つけて、500円のビニール傘を買った。#/b#
たった500円。 これで誰かが助かるなら、安いものだ。
盗まれたから、盗む。盗んだから、盗まれる。
過去から繋がった憎しみの連鎖は、今ここで断ち切られたのだった。
「私は神だ」「13ブックマーク」
我を褒め称えよさすれば良質問をあたえよう
我を褒め称えよさすれば正解をあたえよう
※注意、ゴルムさんは深夜の謎テンションで頭がおかしくなっています、刺激をあたえないでください
我を褒め称えよさすれば正解をあたえよう
※注意、ゴルムさんは深夜の謎テンションで頭がおかしくなっています、刺激をあたえないでください
16年05月18日 01:47
【新・形式】 [ゴルム]
【新・形式】 [ゴルム]
解説を見る
うおおおおおおうん、正解だよおおおおおおお
優しく頭をさすって欲しかったんだよおおおおおんん
でも擦られたのは背中だよおおおおん
※ゴルムさんに刺激を与えず優しくしてくれて有難うね
優しく頭をさすって欲しかったんだよおおおおおんん
でも擦られたのは背中だよおおおおん
※ゴルムさんに刺激を与えず優しくしてくれて有難うね
「ヒットしたかな?」「13ブックマーク」
若手漫才コンビ「スイへイシコウズ」の海雄と亀男。
彼らは自分たちのコンビ名、「スイヘイシコウズ」をたびたびネットで検索している。
ここまでは若手芸人に良くある光景だが、彼らは「スイヘイシコウズ」のヒット件数が多いことを残念に思っている。
特に誹謗中傷が見つかるわけでもなく、大抵は彼らの漫才に好意的な意見なのだが、一体どういう事だろうか?
彼らは自分たちのコンビ名、「スイヘイシコウズ」をたびたびネットで検索している。
ここまでは若手芸人に良くある光景だが、彼らは「スイヘイシコウズ」のヒット件数が多いことを残念に思っている。
特に誹謗中傷が見つかるわけでもなく、大抵は彼らの漫才に好意的な意見なのだが、一体どういう事だろうか?
14年05月10日 23:19
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]

SPは脳内カーニバルさん、ディダムズさんです。感謝!そしてまさかの超眼力・スナイパーにやられた!
解説を見る
若手漫才コンビ「スイへイシコウズ」の海雄と亀男。
彼らは自分たちのコンビ名#red#と#/red#、「スイヘイシコウズ」#red#という言葉#/red#をたびたびネットで検索している。
海雄と亀男は自分たちのコンビ名である「スイ#red#へ#/red#イシコウズ」という単語をインターネットで完全一致検索した。
漫才の評価や噂などは問題ではない。重要なのはヒットした数である。
続いて、彼らは「スイへイシコウズ」で完全一致検索をした。
今度はぐんと検索結果件数が増えた。
海雄「う~ん、やっぱりまだカタカナの方が多いな……。」
亀男「まだまだ知られていないってことだ……。」
実は彼らの「スイへイシコウズ」というコンビ名、「へ」だけがひらがななのである。
TV番組や営業で機会さえあればこのネタを言ってはいるのだが、未だ正確なコンビ名が広まっていない。
つまり、まだまだ自分たちが売れていない証拠なのだと二人は考えたのだった。
彼らは自分たちのコンビ名#red#と#/red#、「スイヘイシコウズ」#red#という言葉#/red#をたびたびネットで検索している。
海雄と亀男は自分たちのコンビ名である「スイ#red#へ#/red#イシコウズ」という単語をインターネットで完全一致検索した。
漫才の評価や噂などは問題ではない。重要なのはヒットした数である。
続いて、彼らは「スイへイシコウズ」で完全一致検索をした。
今度はぐんと検索結果件数が増えた。
海雄「う~ん、やっぱりまだカタカナの方が多いな……。」
亀男「まだまだ知られていないってことだ……。」
実は彼らの「スイへイシコウズ」というコンビ名、「へ」だけがひらがななのである。
TV番組や営業で機会さえあればこのネタを言ってはいるのだが、未だ正確なコンビ名が広まっていない。
つまり、まだまだ自分たちが売れていない証拠なのだと二人は考えたのだった。
「【かみとぺん】」「13ブックマーク」
カメオ『のりっこおにいちゃん、ぼくのままにあったこともないのに、なんでままがおしごといそがしくてつかれてるってわかったのかなぁ?』
14年10月05日 00:33
【亀夫君問題】 [のりっこ。]
【亀夫君問題】 [のりっこ。]
解説を見る
水平思考問題を考案中、
気分転換に公園を散歩していました。
ベンチにちょこんと、
どこかさみしそうに座っていたカメオ君に声を掛けてみて、
僕が持っていたウミガメのスープの本を何気に見せると、
ところどころ、
“一部のひらがなが読める”
みたいでした。
それが、『あ』『い』『う』『え』『お』
など50音順ではない様子だったので、
少し面白味を感じて、
興味本意で紙に全てのひらがなを書き出し、
カメオ君にどれが読めるかを訊ねてみました。
すると…
『あ』『か』『こ』『し』『と』『に』『む』『る』『ろ』
という、バラバラの9文字だけが読めたカメオ君。
これはたまたま、ただ単にそれだけを覚えているのかな…
と最初は思いましたが、
“きっと何か理由があるのだろう”
と少し思考をめぐらせてみました。
………アナグラム………
文字の並べ替え。
幼い子供か………
自分の“あの頃”が懐かしい。
………そうか………。
『カメオ君も、ご本が好きなのかな?^^
…多分だけど、
カメオ君のママはきっとお仕事とか色々忙しくて、
疲れてる部分もあるのかもね…
カメオ君と寝る時とかにさ、
ご本をほんのちょっと読みはじめて、
すぐに寝ちゃってたりしないかな?w
お兄ちゃんさ、勝手な事想像で言っちゃってごめんな^^』
カメオ『…なんでわかるのぉ!?(゚д゚)』
………そうか。
きっと優しいママなんだね、カメオ君。
『む』『か』『し』『む』『か』『し』『あ』『る』『と』『こ』『ろ』『に』
………ママは頑張って、
桃太郎をカメオ君に読み聞かせていたんだね。
すぐに寝ちゃってるみたいだけどw
仕事が休みの日とかはママをしっかり休ませてあげて、
また、桃太郎の続きを
少しずつでも知っていけるといいね。
気分転換に公園を散歩していました。
ベンチにちょこんと、
どこかさみしそうに座っていたカメオ君に声を掛けてみて、
僕が持っていたウミガメのスープの本を何気に見せると、
ところどころ、
“一部のひらがなが読める”
みたいでした。
それが、『あ』『い』『う』『え』『お』
など50音順ではない様子だったので、
少し面白味を感じて、
興味本意で紙に全てのひらがなを書き出し、
カメオ君にどれが読めるかを訊ねてみました。
すると…
『あ』『か』『こ』『し』『と』『に』『む』『る』『ろ』
という、バラバラの9文字だけが読めたカメオ君。
これはたまたま、ただ単にそれだけを覚えているのかな…
と最初は思いましたが、
“きっと何か理由があるのだろう”
と少し思考をめぐらせてみました。
………アナグラム………
文字の並べ替え。
幼い子供か………
自分の“あの頃”が懐かしい。
………そうか………。
『カメオ君も、ご本が好きなのかな?^^
…多分だけど、
カメオ君のママはきっとお仕事とか色々忙しくて、
疲れてる部分もあるのかもね…
カメオ君と寝る時とかにさ、
ご本をほんのちょっと読みはじめて、
すぐに寝ちゃってたりしないかな?w
お兄ちゃんさ、勝手な事想像で言っちゃってごめんな^^』
カメオ『…なんでわかるのぉ!?(゚д゚)』
………そうか。
きっと優しいママなんだね、カメオ君。
『む』『か』『し』『む』『か』『し』『あ』『る』『と』『こ』『ろ』『に』
………ママは頑張って、
桃太郎をカメオ君に読み聞かせていたんだね。
すぐに寝ちゃってるみたいだけどw
仕事が休みの日とかはママをしっかり休ませてあげて、
また、桃太郎の続きを
少しずつでも知っていけるといいね。
「深いところまで」「13ブックマーク」
絵画のポスターを見て、金子は立ち止まった。思わず、息を飲む。
目を奪われてしまった彼は、ただその場に立ち尽くすことしかできなかった。
名も無い画家の凡作だというのに、いったいどうしたというのだろう?
目を奪われてしまった彼は、ただその場に立ち尽くすことしかできなかった。
名も無い画家の凡作だというのに、いったいどうしたというのだろう?
14年10月30日 19:34
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

本物のビーフストロガノフ
解説を見る
廊下の壁から剥がれ、#red#床に落ちてしまったポスター#/red#を見つけて、金子は足を止めた。
確か、#red#画鋲#/red#でとめておいたはずである。
画鋲がどこかに落ちていないかと、#red#床から目が離せなくなった#/red#。
#red#素足の金子#/red#は、自分の足に#b#深くまで#/b#刺さる画鋲を想像してしまい、しばらくは一歩も動けなかった。
確か、#red#画鋲#/red#でとめておいたはずである。
画鋲がどこかに落ちていないかと、#red#床から目が離せなくなった#/red#。
#red#素足の金子#/red#は、自分の足に#b#深くまで#/b#刺さる画鋲を想像してしまい、しばらくは一歩も動けなかった。












