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12時の鐘が鳴ったので慌てて家に帰っているのです

昨日、新しい化粧品を買って娘が孫と買い物に行くからって準備をして化粧をしたの。いつも通り孫が車から降りてきて「ばーば！」と言って来るのに…今日は泣き出しちゃった…娘から言われたから気付いたわ
「お母さん！化粧濃ゆい！それじゃないちゃうよ！」
ばーばショックだったわ…

「む，一番前に鶏肉が．
　奥にあれば，この俺様の超面白ギャグ
　『#red#鶏肉は取りにくい#/red#』
　が炸裂したのに！」

ウミオはちょっとお馬鹿な売れっ子漫画家。
たまたま面白い話を思い付き、その話を漫画に書き起こしていたのだが、途中であることに気が付いてしまった。

（頭の良い人って何考えてんのかよくわかんねえな）

ちょっとお馬鹿なウミオが描く稀代の天才数学者カメオは、ウミオが書いているせいでどうにもウミオと同レベルのおバカにしか見えなかった。
どうにかして頭を良く見せようにも、主人公である以上心理描写はある程度必要で、そのせいでウミオは足踏みすることになってしまった。
そこでウミオは、カメオを天才キャラではなく自分にとって書きやすい熱血おバカキャラに路線変更した。

後にこの変更は編集者やファンの間で「ウミオ先生のかくも珍しい英断の話」の一つとして語られることになる。

ある冬の日、一年一組カメオ君は学校に向け通学路を歩いていた。

【前日雨が降り】道路には氷が張っていた。
【当日手袋を忘れ】たカメオはポケットに手を突っ込み歩いていた。


『いちねんにくみ　うみがめ かめこ』
「うん？　うわああ!!」

氷で滑り、ポケットに手を突っ込んでいた為手を付けなかったカメオは
【翌日の宿題を隣のクラスのカメコちゃんが落としていったから】おでこからカメコの宿題に突っ込み、

『いちねんにくみ』の『にく』の字が額に付いたのだった。