動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

月まで燻らせ、不治の煙「13ブックマーク」

味の絵を描いていた藻屑。
そんな折、海月から煙草を控えるように言われた。

煙たいわけでも、優しさからでも、
健康面の心配からでもないとするならば

なにゆえ?
16年01月07日 22:31
【ウミガメのスープ】 [春雨]



解説を見る

然のメール失礼します><
海月と申します!

ブログ拝見しました!絵上手いですね(^o^)
そこでクラスの人に私のブログだって
紹介してしまったんです…><;;

私は中学生なので、お酒とか煙草とか、
記事にアップするのを
やめて頂けないでしょうか??

お願いしますm(_ _)m
命の水「13ブックマーク」
朦朧とする意識の中で、両手に抱えた鍋を傾けまいと必死になっている男がいる。

これは、鍋の中の水の量が、そのまま男の生死に直結するからなのだが

#red#男は、別に水不足に困っているわけでは無いのだという。#/red#


さて、これは一体如何様な事情によるものであろうか。

17年03月03日 01:34
【ウミガメのスープ】 [tosh]



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男は、敵艦からの攻撃により海底に着底した潜水艦の乗組員。

潜水艦の動力は沈黙し復旧する見込みもない。

このまま座して死を待つよりはと、男は厨房の深鍋に空気を入れて潜水艦から脱出した。
(なお、着底した深さは人間が生存可能な水圧程度の深さとする)

鍋の中の空気は海上へ上昇するための浮力および呼吸に用いられるため、まさに男の命綱だ。

男は水圧と酸欠で意識朦朧となりながらも、両手に抱えた鍋から空気を逃がさぬよう必死に水平に保っていた。
KとAと…あとなんだっけ?「13ブックマーク」
有刺鉄線に囲まれた所々ひび割れのある古い建物の中…

部下にも家族にも見捨てられた男が、窓から外を見下ろし溜息をついた。
月明かりが照らす男の顔はげっそりとやつれている。

男はこの世界の平和を呪った。

男が平和を呪う訳を説明してください。
13年03月25日 21:26
【ウミガメのスープ】 [水上]



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水上有刺鉄線工場

と書かれた看板を止めていたビスが外れて、斜めに傾いている。

工場のオーナーである男は、倉庫の中には収まり切らず、敷地内にまで置かれた過剰在庫を窓から見下ろし、溜息をついた。

親から引き継いだ工場は老朽化が進み、まるでお化け屋敷だ。

親が存命だった時は、有刺鉄線の注文が相次ぎ、いい暮らしをしていたものだ。
今はさっぱり売れなくなった有刺鉄線の山以外、ほとんどのものを失ってしまった。

経営難から部下は全て辞めて行ってしまい、妻と娘も(経営難とはまた別の理由で)出て行ってしまった。

やつれ切った男は、世の中の平和を呪い、物騒な世の中になることを願った。
「じゃないと有刺鉄線なんてちっとも売れねえし。ねぇ、ルミたん?」

「もうっお義兄ちゃんってほんとドジ!…ルミがそばにいないと全然ダメなんだから…」

二次元の義妹が男を慰めた。
ウミガメのスープ「13ブックマーク」
食事時のこと。

ある男は広い海が良く見渡せる席に座り、
愛おしげに海を眺めながら、
『ウミガメのスープ』が来るのを待ち望んでいた。

待っている間、男はイヤホンをつけ、
大好きな『マイ・ボニー』を聞いている。


    My Bonnie lies over the ocean
    My Bonnie lies over the sea...


やがて『ウミガメのスープ』が男の席に来ると、
男は『ウミガメのスープ』を一口、良く味わって飲んだ。


    Bring back, bring back
    Bring back my Bonnie to me...


男は『ウミガメのスープ』を運んできたスタッフを呼びとめた。

「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい……。ウミガメのスープに間違いございません」


    Last night as I lay on my pillow
    I dreamt that my Bonnie was dead...


その後。


    Oh blow the winds o'er the ocean
    And blow the winds o'er the sea...


男は自殺した。



何故だろうか?
15年01月27日 21:40
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]

ボニーに捧げる47杯目、通算50問目、本歌取り。




解説を見る
※解説文下部に要約がありますので、時間のない方はそちらをご覧ください。


提供されたスープが間違いなく『ウミガメのスープ』であることを確認した男。

もう一度だけ海を見て、スープを見た男は決心し、行動に移した。

スープを運んできたスタッフ――#red#キャビンアテンダント#/red#――を
羽交い締めにし、人質にとる。
そして#red#旅客機の客室#/red#全体に響くように声を上げる。

「聞け! 俺は海洋自然保護団体『タートルズ・シェル』の名誉あるメンバー。
たった今、自然環境に仇なす愚かな者どもの存在を突き止めた。
低空航空社は、ワシントン条約で取引が禁止され
IUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定されているウミガメを、
#red#機内食#/red#に用いるという、万死に値する蛮行、愚行を働いている。
そしてその機内食を平気で口にしている乗客も
その無知さにおいて同様である」

男の言動に、旅客機内には戸惑いと恐怖が渦巻く。


    Oh blow the winds o'er the ocean
    And bring back my Bonnie to me...


男は続ける。

「『タートルズ・シェル』は貴様らの行為に強い憤りを覚えるものである。
地球環境とそこに棲む生き物たちを守るため、
全てをあるべきところに返すため、ここに正義の鉄槌を下す!」

男――#red#環境テロリスト#/red#――が乗っていた低空航空050便旅客機は、
男が事前に仕掛けていた爆弾により、空中で爆破された。

乗客、乗組員ともに生存者ゼロという凄惨な#red#ハイジャック事件#/red#。
自然環境保護の名を借りた#red#自爆テロ#/red#行為に、世界中から非難の声が上がった。

また、その手口の余りの容赦のなさから、
今回の事件の裏には海洋生物資源の利権争い、要人の暗殺など、
国際政治的な陰謀が見え隠れしている、という噂さえ立っている。


    The winds have blown over the ocean
    And brought back my Bonnie to me...


……そして、爆破された旅客機の破片も残りの燃料も#b#『ウミガメのスープ』#/b#も、
#b#何もかも、全て、#/b#海に沈み……。


    Bring back, bring back
    Bring back my Bonnie to me...


それらは海に棲む生き物たち――ウミガメも含め――に、
深刻な被害をもたらした。



    Bring back my Bonnie to me...





#b#要約#/b#
環境テロリストがウミガメを守るという名目で旅客機をハイジャックし、
ウミガメのスープを提供していた旅客機、乗組員、
それを飲んだ乗客全員を自分もろとも爆破した。
#red#空中自爆テロ#/red#。


#b#※本問題はフィクションであり、実在する人物、団体、作品、実際の事件とは一切関係ありません。#/b#
#b#※テロ、ダメ。ゼッタイ。#/b#
※本文中に登場する『マイ・ボニー』の歌詞と解釈は以下によりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%BC
http://www.worldfolksong.com/songbook/scotland/my-bonnie.html
十二角館の変人「13ブックマーク」
昔々、あるところに、大富豪がおりました。
大富豪は、その財産を投じて、巨大なお屋敷を作りました。
そのお屋敷には、奇妙なことに、十二角形の部屋がありました。
こじゃれた応接間、とか、広いダンスホールなら、まだその形も有り得なくはないでしょう。しかし、大富豪は偏屈で友達がいなかったので、そんなものはそのお屋敷にはありません。
では、大富豪は何のためにその部屋を作ったのでしょう?
上記の応接間、ダンスホールのように、部屋の使用目的に合わせた名称でお答えください。
16年02月26日 14:26
【20の扉】 [黒井由紀]



解説を見る
書庫。(あるいは書斎。要するに本をいっぱい置く部屋)
「本棚に四方を囲まれた部屋」というのは、割とよくある表現と言えよう。
だがしかし、実際に「本棚に四方を囲まれた部屋」というものを作るのは、簡単ではない。なぜなら、本という物に幅がある以上、本棚という物には奥行きが必要だからだ。
四角い部屋の四辺に、その長さに合わせた本棚を配置しようとすると、四隅で重なりができてしまうし、とりあえず重ならないようにいくつかの本棚を短くしても、今度は本を取り出せないスペースができてしまう。人が入れるだけのスペースを本棚前に作れば、本は取り出せるが、今度は「本棚に四方を囲まれた」とは言いづらくなってしまう。(挿絵左側の3つの図参照)
そこで、大富豪は考えた。
ネックとなってしまう隅はこの際無視して、部屋の中にもう一つ部屋を作るような形に、本棚を並べれば良いのでは?(挿絵右上の図)
一見名案のようだが、四隅は完全なデッドスペースとなってしまうし、埃が溜まったり物をうっかり落としてしまった時の対処が面倒くさい。
そこで、その案を改良し、部屋から要らない四隅を落として、太めの十字架のような形にしまったのだ。(挿絵右下の図参照)これなら、デッドスペースの問題は存在しない。四隅に壁を作ってしまった分、ちょっと角は多いけど、これなら万事解決である。
そんな訳で、大富豪は角が12もある奇妙な部屋を作ったのだった。