「爆弾男」「2ブックマーク」
爆弾男と呼ばれるその男は、飛行機に乗るとき、いつも爆弾を持っているという。
なぜだろうか?
なぜだろうか?
16年11月29日 19:04
【ウミガメのスープ】 [おまめ]
【ウミガメのスープ】 [おまめ]
食べ終わりました。 20:30ころまで随時回答します。
解説を見る
一般的にテロに会う確率は、何百万分の1と言われている。
同じ機内にテロリストが2組居るのは、その二乗で約何億分の1程になるだろう。
その男は、自分が爆弾を持っておくことで、テロリストに出会わないようにしているという。
同じ機内にテロリストが2組居るのは、その二乗で約何億分の1程になるだろう。
その男は、自分が爆弾を持っておくことで、テロリストに出会わないようにしているという。
「夏に空から降って来る水」「2ブックマーク」
大雨のある夏の夜、車の中で傘を差すカメオ。
なぜそんな事をしているのだろう?
なぜそんな事をしているのだろう?
17年07月12日 20:03
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
解説を見る
そこらへんに転がると危ないので傘ホルダーに傘を差します。
「少子化対策費用対効果」「2ブックマーク」
ウミガメ村にはとある大金持ちがいた。
ウミガメ村に生まれ育ち、新しいことの入ってこない村に嫌気がさして街に出て行った男だ。
彼は都会で成功し、一人で使い切るには有り余る金を得たという。
人と物の溢れる街で、栄華を謳い美食を極め、しかしそんな生活に飽いて村に帰って来たのだそうだ。
帰って来た彼は、これからは村の発展に尽くす、村の人口減少対策に金を出そうといいだした。
こんな閉塞的なさびれた村にでも、金をもらえるとなれば移住してくる者はいるだろうと。
彼の考えは当たり、年に百人もの人間が、村の外から移住してきた。
しかし、その施策が功を奏しだしたのはここ最近だ。
十年前から男が出してくれる補助金の額は変わらないし、移住希望者の数もそう変わらない。
効果が時間を置いて出たのはなぜだろう?
ウミガメ村に生まれ育ち、新しいことの入ってこない村に嫌気がさして街に出て行った男だ。
彼は都会で成功し、一人で使い切るには有り余る金を得たという。
人と物の溢れる街で、栄華を謳い美食を極め、しかしそんな生活に飽いて村に帰って来たのだそうだ。
帰って来た彼は、これからは村の発展に尽くす、村の人口減少対策に金を出そうといいだした。
こんな閉塞的なさびれた村にでも、金をもらえるとなれば移住してくる者はいるだろうと。
彼の考えは当たり、年に百人もの人間が、村の外から移住してきた。
しかし、その施策が功を奏しだしたのはここ最近だ。
十年前から男が出してくれる補助金の額は変わらないし、移住希望者の数もそう変わらない。
効果が時間を置いて出たのはなぜだろう?
17年08月31日 20:54
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
原案:滝杉こげおさん。経緯は雑談欄にて。
解説を見る
山野亀蔵はウミガメ村に生まれ、ウミガメ村で育った。
彼は生来飽きっぽい性格で、閉鎖的で新しいことなど何一つない村の生活を倦んでいた。
それゆえ、高校卒業とともに街へと飛び出して行った。亀蔵の性格は都会暮らしには合っていたらしい。
常に新しいもの、流行りそうなものを目ざとく追いかけ、それを商売のタネにする才もまた彼にはあった。
何年もしないうちに大金持ちになり、金を使って遊ぶことをおぼえた。
一杯何十万もする高い酒を風呂にして、その香りに酔いしれた。
何十台もの高級車を乗り換えては乗り回した。
トリュフもフォアグラも、カンガルーもクジラもオットセイも、食べ飽きたといえるほど食べた。
一年がかりの豪華客船クルーズに参加して、一か月と絶たずヘリで離脱したこともある。
そう、亀蔵は飽きっぽかった。
街でできる贅沢にも美食にも、飽きてしまった。
今度は金だけではできないこと、食べれないものをと考えて亀蔵は人を食べることを思いついた。
存外うまい味がすると聞く。それに、法と理を犯して人を食らうリスクなら、しばらくは己を楽しませてくれるだろう。
亀蔵はさらに考える。
そういえば、故郷ウミガメ村から、人口減少に悩んでいると相談を受けたことがある。
あそこは閉鎖的だから、若者がみんな逃げだしたのだ。
年寄りばかりになって、昔よりもっと閉鎖的になっているだろうから、ただであんな所に住もうなんて余所者もいまい。
そうだ、それを利用しよう。
さっそく亀蔵は村の古株に連絡を取った。
人口の減ることに悩むなら、よそから人を呼べばいい。ウミガメ村に移住すれば金をやると宣伝するがいい。その金は俺が出すからと伝えた。
ついでにそいつに金を握らせれば、村の合議でその話はすぐに受け入れられた。
亀蔵は上限を年百人と定め、移住者を待ち構えた。
世間でもちょうどIターンだなんだがもてはやされ、多くの人間が補助金があるならと移住先にウミガメ村を選んだ。。
そうしてみんな、亀蔵の腹の中へと消えていった。
とはいえ閉鎖的な村のこと。移住してきた人間がすぐにいなくなっても、これだから街のものは、とだれ一人気にしやしなかった。
最初の三年、あまりにもくろみ通りの結果にほくそえみ、勝利の美食に酔いしれた。
次の三年、そろそろ飽きたと移住者を食う回数が減っていった。それでも怪しまれないため、補助金の額も募集の数も減らさずにいた。
亀蔵の口に入らなかった移住者には、年寄りとの軋轢に悩みながらもどうにか居つくものがあった。
ここ数年、人の味にも、そのリスクを味わうことにも飽きてしまい、移住者が食べられることもなくなった。
亀蔵の人口減少対策が、ようやく本当に人を増やす結果になった。
今の亀蔵は、彼の食べなかった人々がウミガメ村に新しい風を呼び、年寄りたちと時に対立しながらも力強く村を発展させていく様を、興味深く面白く新しい楽しみにして生きているという。
彼は生来飽きっぽい性格で、閉鎖的で新しいことなど何一つない村の生活を倦んでいた。
それゆえ、高校卒業とともに街へと飛び出して行った。亀蔵の性格は都会暮らしには合っていたらしい。
常に新しいもの、流行りそうなものを目ざとく追いかけ、それを商売のタネにする才もまた彼にはあった。
何年もしないうちに大金持ちになり、金を使って遊ぶことをおぼえた。
一杯何十万もする高い酒を風呂にして、その香りに酔いしれた。
何十台もの高級車を乗り換えては乗り回した。
トリュフもフォアグラも、カンガルーもクジラもオットセイも、食べ飽きたといえるほど食べた。
一年がかりの豪華客船クルーズに参加して、一か月と絶たずヘリで離脱したこともある。
そう、亀蔵は飽きっぽかった。
街でできる贅沢にも美食にも、飽きてしまった。
今度は金だけではできないこと、食べれないものをと考えて亀蔵は人を食べることを思いついた。
存外うまい味がすると聞く。それに、法と理を犯して人を食らうリスクなら、しばらくは己を楽しませてくれるだろう。
亀蔵はさらに考える。
そういえば、故郷ウミガメ村から、人口減少に悩んでいると相談を受けたことがある。
あそこは閉鎖的だから、若者がみんな逃げだしたのだ。
年寄りばかりになって、昔よりもっと閉鎖的になっているだろうから、ただであんな所に住もうなんて余所者もいまい。
そうだ、それを利用しよう。
さっそく亀蔵は村の古株に連絡を取った。
人口の減ることに悩むなら、よそから人を呼べばいい。ウミガメ村に移住すれば金をやると宣伝するがいい。その金は俺が出すからと伝えた。
ついでにそいつに金を握らせれば、村の合議でその話はすぐに受け入れられた。
亀蔵は上限を年百人と定め、移住者を待ち構えた。
世間でもちょうどIターンだなんだがもてはやされ、多くの人間が補助金があるならと移住先にウミガメ村を選んだ。。
そうしてみんな、亀蔵の腹の中へと消えていった。
とはいえ閉鎖的な村のこと。移住してきた人間がすぐにいなくなっても、これだから街のものは、とだれ一人気にしやしなかった。
最初の三年、あまりにもくろみ通りの結果にほくそえみ、勝利の美食に酔いしれた。
次の三年、そろそろ飽きたと移住者を食う回数が減っていった。それでも怪しまれないため、補助金の額も募集の数も減らさずにいた。
亀蔵の口に入らなかった移住者には、年寄りとの軋轢に悩みながらもどうにか居つくものがあった。
ここ数年、人の味にも、そのリスクを味わうことにも飽きてしまい、移住者が食べられることもなくなった。
亀蔵の人口減少対策が、ようやく本当に人を増やす結果になった。
今の亀蔵は、彼の食べなかった人々がウミガメ村に新しい風を呼び、年寄りたちと時に対立しながらも力強く村を発展させていく様を、興味深く面白く新しい楽しみにして生きているという。
「削っちゃいけない鉛筆」「2ブックマーク」
新学期の準備に、新品の鉛筆を何本も削っていたカメオ。
しかし鉛筆のHBを削ってしまったとき、カメオは後悔した。一体なぜ?
しかし鉛筆のHBを削ってしまったとき、カメオは後悔した。一体なぜ?
17年09月01日 08:22
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
解説を見る
「あ、逆側削っちゃった・・・」
カメオはHBと書いてある鉛筆の上側を間違えて削ってしまった。
カメオはHBと書いてある鉛筆の上側を間違えて削ってしまった。
「有名な無名の絵」「2ブックマーク」
女は貧しかった。
しかし絵が好きで、有名な画家の絵を一度でいいので見たいと思い美術館に行った。
しかし入口近くにある誰が描いたかも分からない絵を見て、帰ってしまった。
何故?
しかし絵が好きで、有名な画家の絵を一度でいいので見たいと思い美術館に行った。
しかし入口近くにある誰が描いたかも分からない絵を見て、帰ってしまった。
何故?
17年07月29日 19:33
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
解説を見る
女は8年前に殺人を犯し、警察に追われていた。
山奥の隠れ家に住み、人目をなるべく避け、非合法な仕事をしてなんとか暮らしていた。
そんな中、有名な絵が集まる美術展があると知り、一度だけなら大丈夫だろうと思い美術館に向かった。女は絵が好きだったのだ。
美術館の入り口が近づいているその時、ふと道の横の壁に目がいった。
そこには指名手配犯のポスターが貼られており、女の似顔絵が描かれていた。
女は恐怖に陥り、そこから一目散に逃げだし、隠れ家へ帰った。
山奥の隠れ家に住み、人目をなるべく避け、非合法な仕事をしてなんとか暮らしていた。
そんな中、有名な絵が集まる美術展があると知り、一度だけなら大丈夫だろうと思い美術館に向かった。女は絵が好きだったのだ。
美術館の入り口が近づいているその時、ふと道の横の壁に目がいった。
そこには指名手配犯のポスターが貼られており、女の似顔絵が描かれていた。
女は恐怖に陥り、そこから一目散に逃げだし、隠れ家へ帰った。