「転がる男」「2ブックマーク」
今朝、オレはいつものように目覚まし時計のアラームで目を覚ました。
いつものように支度をし、いつものように朝食を食べて、いつものように歩いて職場に行ったら、いつもより1時間も早く到着して笑われた。
一体何が起こったのだろう?
いつものように支度をし、いつものように朝食を食べて、いつものように歩いて職場に行ったら、いつもより1時間も早く到着して笑われた。
一体何が起こったのだろう?
16年12月02日 22:01
【ウミガメのスープ】 [えぜりん]
【ウミガメのスープ】 [えぜりん]
解説を見る
時計が1時間進んでいたのだ。
時計を進めた犯人は、おとといの土曜日に家に遊びに来ていた同僚である。
普通にバレると思ってたのに。
どうして全然わかんなかったの?
丸1日以上経ってるんだよ?
……と、大いに笑われた。
そういえば、昨日寝る時に「もうこんな時間か」と思ったのは覚えている。
だが、確認したのはアラーム設定時刻だけだった。
朝はテレビもラジオもつけないし、携帯の時計はろくろく見なかった。
外が少し暗いな、とは思ったけど、雨降りだからだと思っていた。
しかして同僚は、オレが1時間早く来ると確信して、自分も早く職場に来たのだと言う。
完全に掌で転がされている気がした。
いいじゃない。
1時間早く会えたんだもン♪
ぐぬぬぬ……
カワイイから許すっ!
時計を進めた犯人は、おとといの土曜日に家に遊びに来ていた同僚である。
普通にバレると思ってたのに。
どうして全然わかんなかったの?
丸1日以上経ってるんだよ?
……と、大いに笑われた。
そういえば、昨日寝る時に「もうこんな時間か」と思ったのは覚えている。
だが、確認したのはアラーム設定時刻だけだった。
朝はテレビもラジオもつけないし、携帯の時計はろくろく見なかった。
外が少し暗いな、とは思ったけど、雨降りだからだと思っていた。
しかして同僚は、オレが1時間早く来ると確信して、自分も早く職場に来たのだと言う。
完全に掌で転がされている気がした。
いいじゃない。
1時間早く会えたんだもン♪
ぐぬぬぬ……
カワイイから許すっ!
「爆弾男」「2ブックマーク」
爆弾男と呼ばれるその男は、飛行機に乗るとき、いつも爆弾を持っているという。
なぜだろうか?
なぜだろうか?
16年11月29日 19:04
【ウミガメのスープ】 [おまめ]
【ウミガメのスープ】 [おまめ]
食べ終わりました。 20:30ころまで随時回答します。
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一般的にテロに会う確率は、何百万分の1と言われている。
同じ機内にテロリストが2組居るのは、その二乗で約何億分の1程になるだろう。
その男は、自分が爆弾を持っておくことで、テロリストに出会わないようにしているという。
同じ機内にテロリストが2組居るのは、その二乗で約何億分の1程になるだろう。
その男は、自分が爆弾を持っておくことで、テロリストに出会わないようにしているという。
「夏に空から降って来る水」「2ブックマーク」
大雨のある夏の夜、車の中で傘を差すカメオ。
なぜそんな事をしているのだろう?
なぜそんな事をしているのだろう?
17年07月12日 20:03
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
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そこらへんに転がると危ないので傘ホルダーに傘を差します。
「少子化対策費用対効果」「2ブックマーク」
ウミガメ村にはとある大金持ちがいた。
ウミガメ村に生まれ育ち、新しいことの入ってこない村に嫌気がさして街に出て行った男だ。
彼は都会で成功し、一人で使い切るには有り余る金を得たという。
人と物の溢れる街で、栄華を謳い美食を極め、しかしそんな生活に飽いて村に帰って来たのだそうだ。
帰って来た彼は、これからは村の発展に尽くす、村の人口減少対策に金を出そうといいだした。
こんな閉塞的なさびれた村にでも、金をもらえるとなれば移住してくる者はいるだろうと。
彼の考えは当たり、年に百人もの人間が、村の外から移住してきた。
しかし、その施策が功を奏しだしたのはここ最近だ。
十年前から男が出してくれる補助金の額は変わらないし、移住希望者の数もそう変わらない。
効果が時間を置いて出たのはなぜだろう?
ウミガメ村に生まれ育ち、新しいことの入ってこない村に嫌気がさして街に出て行った男だ。
彼は都会で成功し、一人で使い切るには有り余る金を得たという。
人と物の溢れる街で、栄華を謳い美食を極め、しかしそんな生活に飽いて村に帰って来たのだそうだ。
帰って来た彼は、これからは村の発展に尽くす、村の人口減少対策に金を出そうといいだした。
こんな閉塞的なさびれた村にでも、金をもらえるとなれば移住してくる者はいるだろうと。
彼の考えは当たり、年に百人もの人間が、村の外から移住してきた。
しかし、その施策が功を奏しだしたのはここ最近だ。
十年前から男が出してくれる補助金の額は変わらないし、移住希望者の数もそう変わらない。
効果が時間を置いて出たのはなぜだろう?
17年08月31日 20:54
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
原案:滝杉こげおさん。経緯は雑談欄にて。
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山野亀蔵はウミガメ村に生まれ、ウミガメ村で育った。
彼は生来飽きっぽい性格で、閉鎖的で新しいことなど何一つない村の生活を倦んでいた。
それゆえ、高校卒業とともに街へと飛び出して行った。亀蔵の性格は都会暮らしには合っていたらしい。
常に新しいもの、流行りそうなものを目ざとく追いかけ、それを商売のタネにする才もまた彼にはあった。
何年もしないうちに大金持ちになり、金を使って遊ぶことをおぼえた。
一杯何十万もする高い酒を風呂にして、その香りに酔いしれた。
何十台もの高級車を乗り換えては乗り回した。
トリュフもフォアグラも、カンガルーもクジラもオットセイも、食べ飽きたといえるほど食べた。
一年がかりの豪華客船クルーズに参加して、一か月と絶たずヘリで離脱したこともある。
そう、亀蔵は飽きっぽかった。
街でできる贅沢にも美食にも、飽きてしまった。
今度は金だけではできないこと、食べれないものをと考えて亀蔵は人を食べることを思いついた。
存外うまい味がすると聞く。それに、法と理を犯して人を食らうリスクなら、しばらくは己を楽しませてくれるだろう。
亀蔵はさらに考える。
そういえば、故郷ウミガメ村から、人口減少に悩んでいると相談を受けたことがある。
あそこは閉鎖的だから、若者がみんな逃げだしたのだ。
年寄りばかりになって、昔よりもっと閉鎖的になっているだろうから、ただであんな所に住もうなんて余所者もいまい。
そうだ、それを利用しよう。
さっそく亀蔵は村の古株に連絡を取った。
人口の減ることに悩むなら、よそから人を呼べばいい。ウミガメ村に移住すれば金をやると宣伝するがいい。その金は俺が出すからと伝えた。
ついでにそいつに金を握らせれば、村の合議でその話はすぐに受け入れられた。
亀蔵は上限を年百人と定め、移住者を待ち構えた。
世間でもちょうどIターンだなんだがもてはやされ、多くの人間が補助金があるならと移住先にウミガメ村を選んだ。。
そうしてみんな、亀蔵の腹の中へと消えていった。
とはいえ閉鎖的な村のこと。移住してきた人間がすぐにいなくなっても、これだから街のものは、とだれ一人気にしやしなかった。
最初の三年、あまりにもくろみ通りの結果にほくそえみ、勝利の美食に酔いしれた。
次の三年、そろそろ飽きたと移住者を食う回数が減っていった。それでも怪しまれないため、補助金の額も募集の数も減らさずにいた。
亀蔵の口に入らなかった移住者には、年寄りとの軋轢に悩みながらもどうにか居つくものがあった。
ここ数年、人の味にも、そのリスクを味わうことにも飽きてしまい、移住者が食べられることもなくなった。
亀蔵の人口減少対策が、ようやく本当に人を増やす結果になった。
今の亀蔵は、彼の食べなかった人々がウミガメ村に新しい風を呼び、年寄りたちと時に対立しながらも力強く村を発展させていく様を、興味深く面白く新しい楽しみにして生きているという。
彼は生来飽きっぽい性格で、閉鎖的で新しいことなど何一つない村の生活を倦んでいた。
それゆえ、高校卒業とともに街へと飛び出して行った。亀蔵の性格は都会暮らしには合っていたらしい。
常に新しいもの、流行りそうなものを目ざとく追いかけ、それを商売のタネにする才もまた彼にはあった。
何年もしないうちに大金持ちになり、金を使って遊ぶことをおぼえた。
一杯何十万もする高い酒を風呂にして、その香りに酔いしれた。
何十台もの高級車を乗り換えては乗り回した。
トリュフもフォアグラも、カンガルーもクジラもオットセイも、食べ飽きたといえるほど食べた。
一年がかりの豪華客船クルーズに参加して、一か月と絶たずヘリで離脱したこともある。
そう、亀蔵は飽きっぽかった。
街でできる贅沢にも美食にも、飽きてしまった。
今度は金だけではできないこと、食べれないものをと考えて亀蔵は人を食べることを思いついた。
存外うまい味がすると聞く。それに、法と理を犯して人を食らうリスクなら、しばらくは己を楽しませてくれるだろう。
亀蔵はさらに考える。
そういえば、故郷ウミガメ村から、人口減少に悩んでいると相談を受けたことがある。
あそこは閉鎖的だから、若者がみんな逃げだしたのだ。
年寄りばかりになって、昔よりもっと閉鎖的になっているだろうから、ただであんな所に住もうなんて余所者もいまい。
そうだ、それを利用しよう。
さっそく亀蔵は村の古株に連絡を取った。
人口の減ることに悩むなら、よそから人を呼べばいい。ウミガメ村に移住すれば金をやると宣伝するがいい。その金は俺が出すからと伝えた。
ついでにそいつに金を握らせれば、村の合議でその話はすぐに受け入れられた。
亀蔵は上限を年百人と定め、移住者を待ち構えた。
世間でもちょうどIターンだなんだがもてはやされ、多くの人間が補助金があるならと移住先にウミガメ村を選んだ。。
そうしてみんな、亀蔵の腹の中へと消えていった。
とはいえ閉鎖的な村のこと。移住してきた人間がすぐにいなくなっても、これだから街のものは、とだれ一人気にしやしなかった。
最初の三年、あまりにもくろみ通りの結果にほくそえみ、勝利の美食に酔いしれた。
次の三年、そろそろ飽きたと移住者を食う回数が減っていった。それでも怪しまれないため、補助金の額も募集の数も減らさずにいた。
亀蔵の口に入らなかった移住者には、年寄りとの軋轢に悩みながらもどうにか居つくものがあった。
ここ数年、人の味にも、そのリスクを味わうことにも飽きてしまい、移住者が食べられることもなくなった。
亀蔵の人口減少対策が、ようやく本当に人を増やす結果になった。
今の亀蔵は、彼の食べなかった人々がウミガメ村に新しい風を呼び、年寄りたちと時に対立しながらも力強く村を発展させていく様を、興味深く面白く新しい楽しみにして生きているという。
「削っちゃいけない鉛筆」「2ブックマーク」
新学期の準備に、新品の鉛筆を何本も削っていたカメオ。
しかし鉛筆のHBを削ってしまったとき、カメオは後悔した。一体なぜ?
しかし鉛筆のHBを削ってしまったとき、カメオは後悔した。一体なぜ?
17年09月01日 08:22
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]
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「あ、逆側削っちゃった・・・」
カメオはHBと書いてある鉛筆の上側を間違えて削ってしまった。
カメオはHBと書いてある鉛筆の上側を間違えて削ってしまった。