「北風と太陽」「25ブックマーク」
ある日、北風に喧嘩をふっかけられた。
「太陽さんよぉ、そろそろどっちが上か、白黒つけようじゃないか」
まあ毎度のことなので軽くあしらう。
「いいけど、なんで勝負するんだ?」
「あそこに旅人がいるだろう? あいつのコートを脱がせたほうが勝ち、っていう勝負でどうよ?」
はて確かに旅人はいるのだが、その旅人は肝心のコートを着ていない。腰掛けているベンチに置いてある。
着てもいないものを脱がせるなんて何故北風は私にそんな勝負をふっかけてきたのだろうか?
「太陽さんよぉ、そろそろどっちが上か、白黒つけようじゃないか」
まあ毎度のことなので軽くあしらう。
「いいけど、なんで勝負するんだ?」
「あそこに旅人がいるだろう? あいつのコートを脱がせたほうが勝ち、っていう勝負でどうよ?」
はて確かに旅人はいるのだが、その旅人は肝心のコートを着ていない。腰掛けているベンチに置いてある。
着てもいないものを脱がせるなんて何故北風は私にそんな勝負をふっかけてきたのだろうか?
15年08月15日 21:17
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
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太陽はめっちゃ視力がいい。
約1億5千万km離れた地球上にいる旅人の動きがわかるぐらい。
しかし1億5千万kmも離れていると、光の速度が秒速30万kmなので
地球の映像が届くのに約8分ほどかかってしまう。
なので地球上にいる北風と太陽の見ているシーンは8分のタイムラグがある。
問題文の時間軸で北風が見ているのはコートを羽織りベンチから立ち上がった旅人の姿。
太陽が見ているのはその8分前。ベンチに腰掛ける旅人の姿。
二人?の齟齬はこうやって生まれたわけである。
ちなみに二人の会話はテレパシーだ!
約1億5千万km離れた地球上にいる旅人の動きがわかるぐらい。
しかし1億5千万kmも離れていると、光の速度が秒速30万kmなので
地球の映像が届くのに約8分ほどかかってしまう。
なので地球上にいる北風と太陽の見ているシーンは8分のタイムラグがある。
問題文の時間軸で北風が見ているのはコートを羽織りベンチから立ち上がった旅人の姿。
太陽が見ているのはその8分前。ベンチに腰掛ける旅人の姿。
二人?の齟齬はこうやって生まれたわけである。
ちなみに二人の会話はテレパシーだ!
「あなたの未来が見えます…!」「25ブックマーク」
ウミコは凄腕の占い師。
初対面の相手でも、過去から現在、未来に至るまで詳細に言い当てることができる。
ある時、客であるカメオはウミコに「交通事故で死ぬ」と予言されたが、助言に従うことで死を免れた。この件でカメオはウミコの実力を確信し、大いに感謝したのだが、#b#もう二度と占ってもらうことはしない#/b#という。
一体なぜだろう?
初対面の相手でも、過去から現在、未来に至るまで詳細に言い当てることができる。
ある時、客であるカメオはウミコに「交通事故で死ぬ」と予言されたが、助言に従うことで死を免れた。この件でカメオはウミコの実力を確信し、大いに感謝したのだが、#b#もう二度と占ってもらうことはしない#/b#という。
一体なぜだろう?
16年11月10日 00:04
【ウミガメのスープ】 [すいま]
【ウミガメのスープ】 [すいま]
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ウミコは手相占いの専門家だった。
カメオは死こそ免れたのだが、交通事故で両手を失ってしまったのだ。
カメオは死こそ免れたのだが、交通事故で両手を失ってしまったのだ。
「くしゅん!!」「25ブックマーク」
目の前の子供に向かってくしゃみが出そうになった女は、咄嗟に自らの目を覆った。
この行動に光くしゃみ反応が関係ないのであれば
なぜ女は目を覆ったのだろう?
この行動に光くしゃみ反応が関係ないのであれば
なぜ女は目を覆ったのだろう?
16年08月14日 22:03
【ウミガメのスープ】 [tosh]
【ウミガメのスープ】 [tosh]
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女は着ぐるみの中の人。
仕事で子供と戯れているときにくしゃみが出そうになったので
咄嗟に着ぐるみの口=女の視界を確保するためののぞき穴を塞いだ状態でくしゃみをすることで
自然な動作に見せかけようとした。
仕事で子供と戯れているときにくしゃみが出そうになったので
咄嗟に着ぐるみの口=女の視界を確保するためののぞき穴を塞いだ状態でくしゃみをすることで
自然な動作に見せかけようとした。
「歯車」「25ブックマーク」
久しぶりに職務に復帰した裁判官が復帰後初めて担当したのは、ある轢き逃げ事件の裁判だった。
被告は、通行人を車ではねてそのまま逃走したという若い男。男は罪を認めており、証拠も問題なく揃っている。
少なくとも有罪は間違いないだろう……そう思っていた裁判官だが、事件の経緯を調べるうち、#red#自分はこの男を裁くべきではないのかもしれない#/red#という不安に駆られ始めた。
いったい何故だろう?
被告は、通行人を車ではねてそのまま逃走したという若い男。男は罪を認めており、証拠も問題なく揃っている。
少なくとも有罪は間違いないだろう……そう思っていた裁判官だが、事件の経緯を調べるうち、#red#自分はこの男を裁くべきではないのかもしれない#/red#という不安に駆られ始めた。
いったい何故だろう?
17年03月29日 18:04
【ウミガメのスープ】 [az]
【ウミガメのスープ】 [az]
SpMR
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肝臓の病気を患い、しばらく仕事を離れて入院していた裁判官。もはや移植しか治療の手段がない状態だったが、思いのほか早く適合するドナーが見つかり、移植手術を受けることができた。術後の経過も順調で、手術から2ヶ月後には仕事に復帰することとなった。
そして今。
裁判官の目の前には、担当する轢き逃げ事件の経緯をまとめた資料がある。
資料によると、被告の男は車で通行人の女性をはね、適切な措置を取ることなく現場から逃走。女性は病院に搬送されたが、処置が遅れたことも災いし、程なくして#red#脳死#/red#の判定がなされたという。
その後……女性が事前に意思表示をしていたこともあり、#b#いくつかの臓器が移植に使われた#/b#そうだ。
どの臓器が誰に移植されたのか、それは資料には記されていない。調べる術もない。だが……。
裁判官は考える。
タイミング的には、#b#自分が手術を受けた時期とちょうど一致する#/b#のではないか?つまり……#red#移植に使われた肝臓は、この女性のものだった#/red#のではないか?
裁判官はさらに考える。
では……#b#もし男が事件を起こさなければ、自分はどうなっていたのだろう?#/b# あるいは事故を起こしても、その場ですぐに救急車を呼んでいれば? 女性に何事もなければ、無事に助かっていれば……#red#自分はどうなっていたのだ?#/red# 未だ病院のベッドの上か、#b#あるいは……。#/b#
つまりこの被告の男は、結果的に自分にとって#red#命の恩人#/red#なのではないか?
確かめる術はない。まったくの思い過ごしかもしれない。だが、#b#思い過ごしだと言い切ることもできない。#/b#裁判官の脳裏を、苦しい闘病の記憶がよぎる。己の体はいつまで持ちこたえるのか、果たして明日の朝は来るのか、不安に震えて眠る夜……。
命の恩人かもしれないと思いながら、男を、男の罪を、客観的に裁くことができるだろうか? 冷静に、公正に裁判を進められるだろうか? #red#事件を起こしてくれてありがとう#/red#などと思わないでいられるだろうか?
それとこれとは別だと、頭ではわかっている。だが、そう割り切って考えられるか、裁判官は自分に自信が持てなかった。客観的に裁判を進められる自信が持てない以上、自分はこの被告を裁くべきではないのかもしれない……。裁判官は頭を抱えた。
#b#【要約】#/b#
臓器移植によって病気療養から復帰した裁判官。轢き逃げ事件の経緯を調べるうち、この事件の被害者が自分に臓器を提供したドナーである可能性に思い至る。結果的には、ある意味で被告の男によって命を救われたとも言えるかもしれない。そう考えた裁判官は、自分が冷静に、客観的に被告を裁くことができるか、自信が持てなくなった。
そして今。
裁判官の目の前には、担当する轢き逃げ事件の経緯をまとめた資料がある。
資料によると、被告の男は車で通行人の女性をはね、適切な措置を取ることなく現場から逃走。女性は病院に搬送されたが、処置が遅れたことも災いし、程なくして#red#脳死#/red#の判定がなされたという。
その後……女性が事前に意思表示をしていたこともあり、#b#いくつかの臓器が移植に使われた#/b#そうだ。
どの臓器が誰に移植されたのか、それは資料には記されていない。調べる術もない。だが……。
裁判官は考える。
タイミング的には、#b#自分が手術を受けた時期とちょうど一致する#/b#のではないか?つまり……#red#移植に使われた肝臓は、この女性のものだった#/red#のではないか?
裁判官はさらに考える。
では……#b#もし男が事件を起こさなければ、自分はどうなっていたのだろう?#/b# あるいは事故を起こしても、その場ですぐに救急車を呼んでいれば? 女性に何事もなければ、無事に助かっていれば……#red#自分はどうなっていたのだ?#/red# 未だ病院のベッドの上か、#b#あるいは……。#/b#
つまりこの被告の男は、結果的に自分にとって#red#命の恩人#/red#なのではないか?
確かめる術はない。まったくの思い過ごしかもしれない。だが、#b#思い過ごしだと言い切ることもできない。#/b#裁判官の脳裏を、苦しい闘病の記憶がよぎる。己の体はいつまで持ちこたえるのか、果たして明日の朝は来るのか、不安に震えて眠る夜……。
命の恩人かもしれないと思いながら、男を、男の罪を、客観的に裁くことができるだろうか? 冷静に、公正に裁判を進められるだろうか? #red#事件を起こしてくれてありがとう#/red#などと思わないでいられるだろうか?
それとこれとは別だと、頭ではわかっている。だが、そう割り切って考えられるか、裁判官は自分に自信が持てなかった。客観的に裁判を進められる自信が持てない以上、自分はこの被告を裁くべきではないのかもしれない……。裁判官は頭を抱えた。
#b#【要約】#/b#
臓器移植によって病気療養から復帰した裁判官。轢き逃げ事件の経緯を調べるうち、この事件の被害者が自分に臓器を提供したドナーである可能性に思い至る。結果的には、ある意味で被告の男によって命を救われたとも言えるかもしれない。そう考えた裁判官は、自分が冷静に、客観的に被告を裁くことができるか、自信が持てなくなった。
「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」「25ブックマーク」
いつも愛情あふれる評価で世界的に有名なワイン評論家の長谷川敏行が
「まずい」と一刀両断したワインは,
後にも先にもレストラン・ポトフで注文した「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」だけらしい.
「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」はレストラン・ポトフの看板とも言うべき連日注文する人の絶えない大人気のワインなのだが,
一体どうしてだろう?
「まずい」と一刀両断したワインは,
後にも先にもレストラン・ポトフで注文した「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」だけらしい.
「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」はレストラン・ポトフの看板とも言うべき連日注文する人の絶えない大人気のワインなのだが,
一体どうしてだろう?
16年12月03日 02:34
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
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在りし日の長谷川敏行(10)の父「本当に美味しいワインだなあ…どれ,お前もちょっと飲んでみるか?」
在りし日の長谷川敏行(10)「やった!」
在りし日の長谷川敏行(10)の母「ちょっとあなた!」
在りし日の長谷川敏行(10)の父「ちょっとだけ!ちょっとだけ…な!ほら飲んでみろ」
在りし日の長谷川敏行(10)「………まずい!!!!!!」
在りし日の長谷川敏行(10)「やった!」
在りし日の長谷川敏行(10)の母「ちょっとあなた!」
在りし日の長谷川敏行(10)の父「ちょっとだけ!ちょっとだけ…な!ほら飲んでみろ」
在りし日の長谷川敏行(10)「………まずい!!!!!!」