「遺書の続き」「25ブックマーク」
親不孝者の息子の言葉を呟きながら遺書を書く男。
可哀想な妻に宛てた言葉を書き終え、田中に宛てた言葉を書いている途中に
涙が止まらなくなり、これ以上書くことができなくなってしまった。
#red#男は田中と会ったことも見たこともないのに一体なぜだろう?#/red#
可哀想な妻に宛てた言葉を書き終え、田中に宛てた言葉を書いている途中に
涙が止まらなくなり、これ以上書くことができなくなってしまった。
#red#男は田中と会ったことも見たこともないのに一体なぜだろう?#/red#
14年02月13日 21:53
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
父さん、俺もうダメみたいだ…
ベッドの上。か細い声でつぶやく息子。
病院から急に容体が悪化したとの連絡を受けた父親は会社を早退し
息子の病室へ駆けつけた。
「長い間、この病気と闘ってきたからかな。もう持たないってのがなんとなく自分で分かるんだ」
「そ、そんな情けないこというなよぉ… お前が死ぬなんて、父さん考えられないよ…」
「父さん、そんな情けない声出さないでよ。最期に父さんにして欲しいことがあるんだ」
「グスッ、なんだ? 父さんにできることか?」
「簡単。遺書をね、書いて欲しいんだ。ほら、もう俺、手、動かないから」
「わ、わかった。あんまり綺麗な字じゃないけど書いてやる。
書いてやるから、お前もこの遺書が無駄になるように頑張れ!」
「うん、じゃあまずは母さんに向けて」
妻は出張先の香港からこっちに向かっている。多分今日中に着くのは無理だろう。
もしかしたら、もしかしたら息子の死に目に会えないかもしれない。そう思うと可哀想で仕方ない。
父親は息子の話す言葉を口の中で呟きながら書面に写していく。
自分が死ぬのは怖くない。しかしこれから息子を失うのだと思うと怖くて怖くて手が震える。
父親は息子の妻への言葉を書き終えて、次を促した。なんだか言いにくそうにもじもじしている。
「次は、沙織へって書いて」
「さ、沙織? 誰だ、その人?」
「田中沙織。父さんは知らないかな。小学生の時からの同級生で中高一緒だったんだ。
今でも手紙で連絡を取り合ってる。その子に渡して欲しいんだ」
「彼女か?」
「・・・。…沙織へ。しばらく会えていないけどお元気でしょうか?…」
息子は父親の問いを無視して、田中沙織への言葉を紡ぎ出した。
父親は苦笑しながら、息子の声を追い、文字に変換していく。
しかししばらくすると息子は黙り込んでしまった。
「ん?どうした?照れてるのか? 父さんにそんな気を使わなくても… タカ?」
息子の返事はない。
「タカ? どうした、おい!まだ途中だろ⁉︎ こんな中途半端なモン渡したら沙織ちゃん困っちゃうぞ!
おい、起きろ! タカ! 頼む、起きてくれ! タカ!!!」
息子は目を覚ます様子はない。窓から差す夕陽が息子の安寧な表情を照らしている。
「お前は本当に親不孝な息子だな…」
そう独りごちた父親はこれ以上書けなくなった息子の遺書に涙を落とした。
ベッドの上。か細い声でつぶやく息子。
病院から急に容体が悪化したとの連絡を受けた父親は会社を早退し
息子の病室へ駆けつけた。
「長い間、この病気と闘ってきたからかな。もう持たないってのがなんとなく自分で分かるんだ」
「そ、そんな情けないこというなよぉ… お前が死ぬなんて、父さん考えられないよ…」
「父さん、そんな情けない声出さないでよ。最期に父さんにして欲しいことがあるんだ」
「グスッ、なんだ? 父さんにできることか?」
「簡単。遺書をね、書いて欲しいんだ。ほら、もう俺、手、動かないから」
「わ、わかった。あんまり綺麗な字じゃないけど書いてやる。
書いてやるから、お前もこの遺書が無駄になるように頑張れ!」
「うん、じゃあまずは母さんに向けて」
妻は出張先の香港からこっちに向かっている。多分今日中に着くのは無理だろう。
もしかしたら、もしかしたら息子の死に目に会えないかもしれない。そう思うと可哀想で仕方ない。
父親は息子の話す言葉を口の中で呟きながら書面に写していく。
自分が死ぬのは怖くない。しかしこれから息子を失うのだと思うと怖くて怖くて手が震える。
父親は息子の妻への言葉を書き終えて、次を促した。なんだか言いにくそうにもじもじしている。
「次は、沙織へって書いて」
「さ、沙織? 誰だ、その人?」
「田中沙織。父さんは知らないかな。小学生の時からの同級生で中高一緒だったんだ。
今でも手紙で連絡を取り合ってる。その子に渡して欲しいんだ」
「彼女か?」
「・・・。…沙織へ。しばらく会えていないけどお元気でしょうか?…」
息子は父親の問いを無視して、田中沙織への言葉を紡ぎ出した。
父親は苦笑しながら、息子の声を追い、文字に変換していく。
しかししばらくすると息子は黙り込んでしまった。
「ん?どうした?照れてるのか? 父さんにそんな気を使わなくても… タカ?」
息子の返事はない。
「タカ? どうした、おい!まだ途中だろ⁉︎ こんな中途半端なモン渡したら沙織ちゃん困っちゃうぞ!
おい、起きろ! タカ! 頼む、起きてくれ! タカ!!!」
息子は目を覚ます様子はない。窓から差す夕陽が息子の安寧な表情を照らしている。
「お前は本当に親不孝な息子だな…」
そう独りごちた父親はこれ以上書けなくなった息子の遺書に涙を落とした。
「佐藤!?」「25ブックマーク」
佐藤は「佐藤です」と名乗った。
すると「どういう漢字ですか?」と訊かれたので
「1番多い苗字の佐藤って書いて佐藤です」と
答えたら驚かれた。
何故驚かれたのだろうか?
すると「どういう漢字ですか?」と訊かれたので
「1番多い苗字の佐藤って書いて佐藤です」と
答えたら驚かれた。
何故驚かれたのだろうか?
16年01月09日 00:42
【ウミガメのスープ】 [弐閃]
【ウミガメのスープ】 [弐閃]
解説を見る
佐藤は佐藤と書いてザトウと読む。
「ザトウです」
「どういう漢字ですか?」
「1番多い苗字のサトウって書いてザトウです」
「ええ!?サトウなのにザトウなんですね!」
(知人の実話)
「ザトウです」
「どういう漢字ですか?」
「1番多い苗字のサトウって書いてザトウです」
「ええ!?サトウなのにザトウなんですね!」
(知人の実話)
「デビルチルドレン」「25ブックマーク」
「そこで遊んでると危ないぞー!」
駐車場で遊ぶ子供達に声をかける男。
次の瞬間、男は死んだ。
状況を説明してください。
駐車場で遊ぶ子供達に声をかける男。
次の瞬間、男は死んだ。
状況を説明してください。
15年02月17日 23:48
【ウミガメのスープ】 [なさ]
【ウミガメのスープ】 [なさ]
解説を見る
男はマンションのベランダから飛び降り自殺をしようとしていたが
駐車場の、まさに飛び落ちるであろう位置で子供たちが遊んでいるのを発見。
「そこで遊んでいると(俺にぶつかるから)危ないぞー!」
と一声かけて子供たちが移動したのを確認すると、男は安心して飛び降りたのだった。
駐車場の、まさに飛び落ちるであろう位置で子供たちが遊んでいるのを発見。
「そこで遊んでいると(俺にぶつかるから)危ないぞー!」
と一声かけて子供たちが移動したのを確認すると、男は安心して飛び降りたのだった。
「おいしいごはんをつくろう!」「25ブックマーク」
ある日、
女は#b#回鍋肉#/b#が食べたくなったので、
自分で作ってみました。
思ったほどおいしくできませんでした。(´゚д゚`)
そしてしばらくすると、
また#b#回鍋肉#/b#が食べたくなったので、
今度は#b#回鍋肉の素#/b#を使って作りました。
ものすごくおいしくできました。(∩゚∀゚)∩
ですが女は#b#回鍋肉の素#/b#の原材料に
何を使われていたかを知ると、
二度と#b#回鍋肉の素#/b#を使うことはありませんでした。
どうして?
女は#b#回鍋肉#/b#が食べたくなったので、
自分で作ってみました。
思ったほどおいしくできませんでした。(´゚д゚`)
そしてしばらくすると、
また#b#回鍋肉#/b#が食べたくなったので、
今度は#b#回鍋肉の素#/b#を使って作りました。
ものすごくおいしくできました。(∩゚∀゚)∩
ですが女は#b#回鍋肉の素#/b#の原材料に
何を使われていたかを知ると、
二度と#b#回鍋肉の素#/b#を使うことはありませんでした。
どうして?
16年03月14日 21:31
【ウミガメのスープ】 [好太郎]
【ウミガメのスープ】 [好太郎]
解説を見る
女は#b#回鍋肉#/b#に使う材料を知りませんでした。
初めて作った回鍋肉は、
思い付きで食材を鍋に詰めたために、
一般的な回鍋肉とはかけ離れたものでした。
#b#回鍋肉の素#/b#のパッケージには原材料を含め
#b#使う食材は一通り書いてあります#/b#。
女はそれを参考にしたので、次から回鍋肉を作るときは、
必要な#b#食材を自分で用意#/b#できるようになりました。
それに一度、#b#回鍋肉の素#/b#の説明書き通りに作ったので、
手順だってバッチリです。
味噌、豆板醤、米酒、醤油、大蒜、人骨粉……
oh! 特別な材料なんて必要ないのですね(゚д゚)
初めて作った回鍋肉は、
思い付きで食材を鍋に詰めたために、
一般的な回鍋肉とはかけ離れたものでした。
#b#回鍋肉の素#/b#のパッケージには原材料を含め
#b#使う食材は一通り書いてあります#/b#。
女はそれを参考にしたので、次から回鍋肉を作るときは、
必要な#b#食材を自分で用意#/b#できるようになりました。
それに一度、#b#回鍋肉の素#/b#の説明書き通りに作ったので、
手順だってバッチリです。
味噌、豆板醤、米酒、醤油、大蒜、人骨粉……
oh! 特別な材料なんて必要ないのですね(゚д゚)
「歓迎されぬ友人」「25ブックマーク」
ほとんど住人のいないオンボロアパートで、男は一日中水道を流し続けていた。
使わない時も構わずにずっと。
いったい何故だろう?
あらすとる&ふわっふぁするよ共同制作、あこさんテスター協力の問題です(*'-'*)b
使わない時も構わずにずっと。
いったい何故だろう?
あらすとる&ふわっふぁするよ共同制作、あこさんテスター協力の問題です(*'-'*)b
11年11月04日 23:31
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
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本日正午ごろ、若い女が風呂場で死んでいるとの通報があった。
胸に複数の刺し傷があったことから、警察は殺人と断定。
同じアパートに住む男を逮捕した。
男は警察の取り調べにこう語っている。
「女を愛していた。他のやつに取られるくらいなら殺した方がいいと思った」
男は犯行前、不可解な行動をしていた。
部屋にこもりながら、一日中水道でお湯を流しっぱなしにしていたというのだ。
何かに使うわけでもなく、ただただ垂れ流しているだけ。
あなたはその理由が分かるだろうか?
男はその理由をこう語っている。
「外で見張ってなくても、部屋にいながらシャワーを浴びているかどうか分かるんだよ。無防備な彼女をめちゃくちゃにしたかったんでね」
そのアパートは給湯が共同で、複数の人間が使うと水量が細くなる。
だが現在アパートには女と男の二人だけしか住んでいない。
男はこれを利用したのだった。
つまり流し続けているお湯が長時間細くなった時、女はシャワーを浴びているというわけだ。
さて、もしあなたが一人暮らし、もしくは一人で留守番中にシャワーがいつもより出ないなと感じたら。
その時は警戒することをお勧めする。
これからあなたを襲うかもしれない、歓迎されぬ友人が訪れることを。
胸に複数の刺し傷があったことから、警察は殺人と断定。
同じアパートに住む男を逮捕した。
男は警察の取り調べにこう語っている。
「女を愛していた。他のやつに取られるくらいなら殺した方がいいと思った」
男は犯行前、不可解な行動をしていた。
部屋にこもりながら、一日中水道でお湯を流しっぱなしにしていたというのだ。
何かに使うわけでもなく、ただただ垂れ流しているだけ。
あなたはその理由が分かるだろうか?
男はその理由をこう語っている。
「外で見張ってなくても、部屋にいながらシャワーを浴びているかどうか分かるんだよ。無防備な彼女をめちゃくちゃにしたかったんでね」
そのアパートは給湯が共同で、複数の人間が使うと水量が細くなる。
だが現在アパートには女と男の二人だけしか住んでいない。
男はこれを利用したのだった。
つまり流し続けているお湯が長時間細くなった時、女はシャワーを浴びているというわけだ。
さて、もしあなたが一人暮らし、もしくは一人で留守番中にシャワーがいつもより出ないなと感じたら。
その時は警戒することをお勧めする。
これからあなたを襲うかもしれない、歓迎されぬ友人が訪れることを。