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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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小さな貧しい村「1ブックマーク」
小さな貧しい村での話。
その村には宿屋、肉屋、花屋、八百屋、雑貨屋があり、皆仲良く暮らしていた。

その村に、ある朝一人の旅人が訪れた。
旅人は宿屋に行き、100ドルを出して「一晩泊めてくれ」と言った。


最近客足が遠のいていた宿屋の夫婦は喜び、「好きな部屋を選べ」と、部屋のある二階に旅人を通した。
そして旅人が階上に上がるやいなや、宿屋のおかみさんは花屋から借りている100ドルを返しに行った。


しばらく後、全部屋を見た旅人が一階に戻ってきた。

「気に入った部屋がなかった。別のところへ行くから金を返せ」

そして宿屋の夫婦から100ドルを受け取り、そのまま村を出て行った。

旅人の後ろ姿を見ながら、宿屋の主人は言った。
「有り難いことだ。誰も損をしなかったんだからな」

100ドルを失ったはずの主人は、なぜそんなことを言ったのだろう?
10年09月24日 02:13
【ウミガメのスープ】 [カワムラ]



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旅人が宿屋の2階で部屋を物色している頃。

テーブルに置かれた100ドルを掴み、おかみさんは花屋へと駆け込んだ。
娘の結婚式で使った花代の100ドルを返すためだった。

100ドルを受け取った花屋の娘は肉屋へと走り、肉屋から借りていた100ドルを返した。そして肉屋は八百屋に借りていた100ドルを、八百屋は雑貨屋に借りていた100ドルを返すため、村の中を走りまわった。

最後に100ドルを受け取った雑貨屋は、宿屋に借りていた100ドルを急いで返しに行った。
雑貨屋が宿屋に100ドルを返したちょうどその時、2階から旅人が降りてきたのだった。

利益こそ得られなかったものの、旅人の100ドルのおかげで村全体から借金がなくなったのだった。


元ネタは経済学の有名な小話です。
落ちた男「1ブックマーク」
ある男が、高い塔に登った。
ある男が頂上まで登り、その風景を楽しんでいる時、男は足を滑らせ塔から落ちてしまう。

しかし、その男は軽い打撲を負っただけで、大きな怪我はしなかった。

一体何故だろうか?
10年09月20日 17:28
【ウミガメのスープ】 [部屋の隅]



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その塔は、古代に作られた塔だった。
しかし、時が経つにつれ塔の下の地盤が崩れていき、塔は次第に傾き、今は立っているとは言い難い状態になっている。

男は塔を発見し、頂上であった部分に梯子を掛けて登った。
その後は前述のとおりである。
ドクペおいしいです「1ブックマーク」
S君はドクペが大好きです。
そこで、友人のM君がドクペをどーんと1ダース、プレゼントしれあげました。
すると、S君は何と、喜ぶどころか怒ってしまいました。
何故?
10年09月14日 23:40
【ウミガメのスープ】 [竇嬰]



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M君は、事前に、S君からお金を借りていました。
S君としては、貸すのはやぶさかではなかったですが、ドクペを1ダースも買う金があったら金返せと、怒ってしまったのです。
裏切り者「1ブックマーク」
ある国を裏切って、敵国に亡命したものがあった。
彼がある国の内情をあまさず敵国に打ち明けたので、ある国はとても困ってしまった。ところが、ある国の臣の一人が用いた策のおかげで、危難は去り、裏切り者は殺された。どんな策を用いたのか?
10年09月13日 23:59
【ウミガメのスープ】 [竇嬰]



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ある臣は裏切り者宛にこんな手紙を届けさせました。
「ことが成功しそうならしっかりやれ。ことが成功しそうにないなら逃げ帰れ。何にせよ、はやくやらんと、自分で自分の身を滅ぼしかねない。」
そうしておいて、彼は人をやって役人に告げました。今夜、きっと怪しい者が城に潜り込むと。
その夜、役人は、手紙を持っていった臣を捕え突きだしたので裏切り者はスパイとして殺され、彼の持っていった情報は全て嘘とみなされたので、ある国は危難を脱したのでした
錬金術師見習いの探し物「1ブックマーク」
これはとある中世っぽい世界での話。

「うわあああん! どうしようどうしようどうしよう!」

少年は錬金術師見習いです。先日手紙が来て師匠がでかけたため、少年一人で留守番をしています。
少年の師は厳格で、少年を厳しく教育しています。そんな少年に、師から手紙が届きました。

『錬金術師の真髄 を持って王都まで来い』

それを見た少年は大パニックです。師匠の厳しいお小言を思い出して震え上がりました。

「錬金術師の真髄って何ですか!? おいしいんですか!!? 誰か、誰か助けてください!」


※少年は予想外の状況に置かれ混乱していて、自分でまともに考えることができません。
この錬金術師見習いの少年は、現在『遠見の水晶球』であなたたちとコンタクトを取っています。
水晶球の魔力が切れるまで7日しか時間がありません。少年に指示を出して、制限時間内に目的のものを特定し、見つけさせてください。

※少年ができることには限りがありますが、能力や道具などを駆使して問題を解決することができます。
 例1 部屋が暗い→光る石を使う
 例2 少年の背では届かない場所に鍵がある→椅子を持ってきて取る など。

※また、一見では正体が分からないもの(あるいは擬態しているもの)も、少年に調べさせることによって用途などを判明させることができます。
 例  自由の女神の置物→たいまつ部分をひねると現在時刻をしゃべった。実は時計だった。
10年09月08日 18:39
【亀夫君問題】 [枯れた植木]



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数日後――――

少年は王都で待っていた錬金術師の師匠に、眼球の無い目(!!!)でぎろりと睨まれました。
実はリッチ(死霊術師)である錬金術師に、びくびくぶるぶると少年は震えます。

「本一冊を探すのにどれだけ時間がかかっているのダ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ~!」
「……しかし、まあいいだろウ。お前の次の仕事はこれダ」
「ぺ、ペンと紙……ですか……?」
「これを書き写セ」

師が指さしたのは、厚さ5センチはあろうかという“錬金術師の真髄”です。

「ぜ、全部?」
「そうダ。それを60部」
「う、うわああああん!」

少年の苦労はまだ続くようです……