動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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どこっていまさッ!「1ブックマーク」
男は前を向いてつぶやいた。
女は上を向いて「どこが?」と言った。
男は「今」と答えた。

どういう状況?
13年03月28日 21:10
【ウミガメのスープ】 [3000才]



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4月。
男は、別の部署に異動になった。
思わぬ事態だったが、男は、前向きに受け止めて「いい転機だ」とつぶやいた。
外は曇天。
男の言葉を聞いた彼女は、空を見上げ、いい天気とは程遠い様子に、「どこが?」と不機嫌そうに吐き捨てた。
男は「今がいい転機なんだよ」と答えながら、自分と女の将来を思い浮かべて、少しぞっとし、本当に今が転機かもなあと思ったのであった。
タダ乗りモーマンタイ!「1ブックマーク」
某日某所で、タクシーに一人の男が乗り込んだ。

男は運転手に目的地を伝えた。
そしてその後、何事もなくその目的地に着くと
一枚の紙を運転手に手渡しただけで、代金を払わず立ち去って行ってしまった。

しかし、運転手は怒りもしないどころかうれしそうに笑った。


一体どうして?
13年03月27日 23:22
【ウミガメのスープ】 [馬太()]



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男の正体は、今年で7歳になる運転手の息子だった。

息子は事故で病院に入院している運転手の妻…つまり、自分の母親にお見舞いをするために
タクシーの運転手である父親を電話で呼び、病院まで乗せてもらったのだ。

仕事の足でそのまま迎えに来てしまったのでタクシーに乗ってはいるが、
息子に対して代金の請求など、もちろんしなかった。

「さあ、ついたぞ。早くお母さんに顔を見せてあげなさい」

息子はうなずくと、お金の代わりと言わんばかりに一枚の紙…
「いちどだけ、なんでもします」と書かれた紙を差し出し、かけていった。

父親はうれしそうに笑うと、仕事へ戻って行った。


知人の実話なのですが…文章力・表現力不足より、上手く表現できず…申し訳ないです
 ご参加頂き、ありがとうございました!

※蛇足
「なんでもします券」には、お仕事中なのに呼び出してごめんなさい、という意味が込められていたそうです
話の運転手である知人はその日の夜に
肩たたきをお願いしたとのこと…微笑ましい(*´ω`*)
最近起こっている連続失踪事件を調査していた私立探偵である私は
一人の女性から得た情報を元に、花吹雪の舞う森の中を歩いていた。
情報から得られた人物に聴きこみに行くためである。
だが、聴きこみのさなか深い眠りに落ちることになった。

なぜ?

※どの作品を元にしているかは解説の方をご覧ください。
13年03月24日 21:05
【ウミガメのスープ】 [Ratter]



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※使用人のメイドの視点での解説となっております。

最近、この森のあたりを調べている人間がいるらしい。
単独で行動しているところを見ると、警察ではなく探偵だろうか?

まだ真相を掴んではいない様だが、いつ証拠を見つけるともしれない。
そうなる前におびき寄せて消させてしまおう。

そう考え、主人の獲物の1人を逃してやることにした。
そう、主人のコーヒーのほうに睡眠薬をいれることによって。

逃げ出した獲物は、狙い通り探偵に保護され
この館のことを話したらしい。

程なくして、探偵の女性がこの館を訪れた。

探偵「ここのご主人にお話を伺いたいのですがよろしいでしょうか?あと、できれは身分を隠してお会いしたいのですが・・」
メイド「わかりました、お取次ぎいたします・・ごゆるりと存分にお話をなさってください・・」

そう言って主人に彼女を「道に迷った遭難者」として紹介した。
そして、今度は主人の指示の通り
【主人にはホットコーヒーを、客人にはアイスコーヒーを】お出しする。

あとは、何も知らない主人が勝手に探偵を始末してくれるだろう。
自分の行なっているゲームが、ゲームマスターたる自分にあつらえられたものとも知らずに。

そう、貴方もまた私が行なっているゲームの駒の1人。
浅薄なる殺人者にいつまで罪を重ねさせることができるか? というゲームの登場人物なのだから。

※元ネタはご存知、最多殿堂票を誇る
[しろうと] さん作
「夜のように黒く、恋のように甘いコーヒー」です。

他の人の作品で死亡した登場人物を主人公に仕立てる
というルールにおいて、この作品を使用するのが最もふさわしいであろう
と考えた次第であります。

勝手に使用しましたことをここにお詫びいたします。
【ラテクエシックスセンス】砂時計「1ブックマーク」
娘が食べながらないてる。何があったのだろうか?
11年04月29日 22:24
【ウミガメのスープ】 [あらすとる]



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『最後のチャンス。
私にとっては家族と一緒にいる最後のチャンス。
大事な友人達と一緒に遊べるチャンス。
なぜなら、私の命は明日終わるのだから。
いや、厳密に言うと私は既に死んでいる。
そして、最後にもう一度…私が死ぬ前日を改めて生きることを許された。

私の人生で一番楽しい日だった。一秒一秒が惜しいくらい、可能な限り友達と遊んで、家族とのひと時を楽しんだ。

そして…私の最後の一日の終わりが近付いた。晩御飯は私の好物であるハンバーグ。凄くおいしい。お母さんの作るハンバーグはどこのお店より美味しい。
その味と一緒にこみ上げてくるのは涙。その時、私は考えた。もう二度とこの美味しいハンバーグを食べられなくなるんだ…もう二度と友達と一緒に遊べられなくなるんだ…もう二度と…家族と一緒に居られないんだ…悲しみの涙が私の頬を伝っていく。しかし、同時に、うれし涙も流す。私の命は短かったけど、充実してた。そして、最後にもう一日だけ、それを味わう事が出来た。それが嬉しくて…嬉しくて…』
事故死をした娘の日記の最後の一ページには確かにこう書かれていた。そして、私も泣いた。
くまさんに、であった。「1ブックマーク」
ある日、森の中、くまさんに出会った。
–––
小学3年生のお嬢さんは、くまさんに出会った思い出を日記に書いた。
上はその一節である。

さて、この日記を提出したお嬢さんは先生に注意されてしまった。
一体なぜだろう?
17年10月08日 17:05
【ウミガメのスープ】 [上3]

最後の一文問題(のようなもの)




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先生のコメント「『野』は漢字で書きましょう。正しく読点を入れましょう。」

以下、訂正後の全文
---
#b#ある日、森、野中、くまさんに出会った。#/b#
森や野中はつまらない男。
私のがん中にはなかった。

でもくまさんはちがった。
くまさんはわたしにプレゼントをくれた。
「まあ、これは何かしら?」
#b#「花さ。」#/b#

#b#――くもりの道。#/b#
わたしの目線は、ひときわかがやく方へくぎづけになってしまった。
それはもちろん森でも野中でもなく、
#b#くまさんに、であった。#/b#