「よくないはなし」「1ブックマーク」
家の片付けを頼まれたカメオは
母の言っていた引き出しがとうとう見つからなかったために
欲しがっていた車を買えるようになり涙した
どういうことだろう?
母の言っていた引き出しがとうとう見つからなかったために
欲しがっていた車を買えるようになり涙した
どういうことだろう?
17年02月04日 01:03
【ウミガメのスープ】 [てんぐも]
【ウミガメのスープ】 [てんぐも]

よくあるような話です。よろしくお願い致します。
解説を見る
カメオがまだ幼い頃に父に先立たれ、以来女手一つでカメオを育ててくれた母カメコ。
苦労もあったけれど、成人して、なんとか仕事にも就くことが出来て。
今はまだ少しずつ仕送りを送る程度しか出来ないが、いつかはもっともっと、母の喜ぶことをしてこれまでの恩返しをするのがカメオの目標だった。
けれど、知ってもいた。母がこれまで、カメオのためにどんなに無理に無理を重ねていたのかを。
突然倒れた母が、きっともう家に戻れる日は来ないのだと、カメオも、母自身も気が付いていた。
申し訳ないけれど、私がいなくなったら家の片付けをお願いね。最後まで面倒かけてごめんなさい。
お母さん、あなたがいてくれてずっと幸せだった。
それが母の最後の言葉になった。
通夜や葬儀を終えて、一週間。
しばらくは動く気にもなれなかったが、明日からは流石に仕事に戻らなければいけない。
カメオが重い腰を上げ母に頼まれた遺品の整理を始めると、出てきたのは大切にしまわれた預金通帳。
就職してからは寮暮らしでそう頻繁に会うことも出来なかったけれど、母の暮らし向きは至って質素で。
何度も何度も仕送りのお金で好きなことをしてくれと頼んだが、ちゃんと引き出している、使っているからと笑うばかりだったことを思い出す。
そう大きな額は入っていないだろうけれど、これも相続財産として整理しなければな、と中を見てみれば、
そこに並ぶのは毎月二回ずつの預金の記録と、少しずつ増えて行く残高。
この片方は、カメオの送っていた仕送りだ。じゃあ、もう一方は…?
捲れども捲れども、並ぶのは預け入れの記録ばかり。お支払い額の欄に数字が並ぶことは無く。
そうして一番最後には、見慣れた優しい字のメモが挟まっていた。
カメオへ
きっと、入院や、そのあとのこと、あなたにはたくさん負担をかけたと思います
あなたから預かっていた仕送りと、お母さんの働いたお給料から少しだけ
お母さんからあなたに遺せるものは、これだけしかないけれど
これで昔から欲しがっていた大きな車を買って
自分で稼いだお金を自分の好きなこと、自分の夢のために使ってください
カメオが幸せに生きてくれることが、私のいちばんの幸せです
母より
ちがう。
カメオは泣いていた。
引き出しなんて、結局一度も無かった。母の優しい、酷い、嘘だった。
車は、母と、出来ればいつか出来る家族みんなを乗せて、行きたい所、見たいもの、ずっと働き詰めで生きてきた母の希望を全部叶えてやりたかった。
こうして残されるより、少しでも、どんなものでも、あなたが喜ぶものに、あなたの好きなもののために使って欲しかった。
母さん。
母さん、俺の夢はただ、
あなたに生きていてほしかった。
それだけだったんだ。
苦労もあったけれど、成人して、なんとか仕事にも就くことが出来て。
今はまだ少しずつ仕送りを送る程度しか出来ないが、いつかはもっともっと、母の喜ぶことをしてこれまでの恩返しをするのがカメオの目標だった。
けれど、知ってもいた。母がこれまで、カメオのためにどんなに無理に無理を重ねていたのかを。
突然倒れた母が、きっともう家に戻れる日は来ないのだと、カメオも、母自身も気が付いていた。
申し訳ないけれど、私がいなくなったら家の片付けをお願いね。最後まで面倒かけてごめんなさい。
お母さん、あなたがいてくれてずっと幸せだった。
それが母の最後の言葉になった。
通夜や葬儀を終えて、一週間。
しばらくは動く気にもなれなかったが、明日からは流石に仕事に戻らなければいけない。
カメオが重い腰を上げ母に頼まれた遺品の整理を始めると、出てきたのは大切にしまわれた預金通帳。
就職してからは寮暮らしでそう頻繁に会うことも出来なかったけれど、母の暮らし向きは至って質素で。
何度も何度も仕送りのお金で好きなことをしてくれと頼んだが、ちゃんと引き出している、使っているからと笑うばかりだったことを思い出す。
そう大きな額は入っていないだろうけれど、これも相続財産として整理しなければな、と中を見てみれば、
そこに並ぶのは毎月二回ずつの預金の記録と、少しずつ増えて行く残高。
この片方は、カメオの送っていた仕送りだ。じゃあ、もう一方は…?
捲れども捲れども、並ぶのは預け入れの記録ばかり。お支払い額の欄に数字が並ぶことは無く。
そうして一番最後には、見慣れた優しい字のメモが挟まっていた。
カメオへ
きっと、入院や、そのあとのこと、あなたにはたくさん負担をかけたと思います
あなたから預かっていた仕送りと、お母さんの働いたお給料から少しだけ
お母さんからあなたに遺せるものは、これだけしかないけれど
これで昔から欲しがっていた大きな車を買って
自分で稼いだお金を自分の好きなこと、自分の夢のために使ってください
カメオが幸せに生きてくれることが、私のいちばんの幸せです
母より
ちがう。
カメオは泣いていた。
引き出しなんて、結局一度も無かった。母の優しい、酷い、嘘だった。
車は、母と、出来ればいつか出来る家族みんなを乗せて、行きたい所、見たいもの、ずっと働き詰めで生きてきた母の希望を全部叶えてやりたかった。
こうして残されるより、少しでも、どんなものでも、あなたが喜ぶものに、あなたの好きなもののために使って欲しかった。
母さん。
母さん、俺の夢はただ、
あなたに生きていてほしかった。
それだけだったんだ。
「さぁ、うそつきはだれ?」「1ブックマーク」
この中で一人だけ嘘をついているよ
その人を当ててごらん
そういうと僕はここにいる人から話を聞きました
白「嘘ってなんなんだろうね」
黒「君は何だと思う」
赤「さぁ?」
灰「そこのキミはどうだい?」
嘘つきは誰?
その人を当ててごらん
そういうと僕はここにいる人から話を聞きました
白「嘘ってなんなんだろうね」
黒「君は何だと思う」
赤「さぁ?」
灰「そこのキミはどうだい?」
嘘つきは誰?
16年04月01日 14:21
【ウミガメのスープ】 [ソラ色]
【ウミガメのスープ】 [ソラ色]

少し気ままな問題です
解説を見る
この中に嘘つきはいないよ
だって今回嘘をついたのはこの問題を出題した
ソラ色、僕自身だったのさ
問題文には「いうと」とか書いてあるけど「聞くと」とは書いていない
つまり、最初の発言は僕、ソラ色が言ったことになる
だって今回嘘をついたのはこの問題を出題した
ソラ色、僕自身だったのさ
問題文には「いうと」とか書いてあるけど「聞くと」とは書いていない
つまり、最初の発言は僕、ソラ色が言ったことになる
「提出物」「1ブックマーク」
少年は夏休みの宿題をまったくやっていなかった。
しかしそのことについて先生は怒らなかった。
なぜだろう?
しかしそのことについて先生は怒らなかった。
なぜだろう?
16年03月29日 23:34
【ウミガメのスープ】 [ながら]
【ウミガメのスープ】 [ながら]
解説を見る
少年「先生はもし僕がなにもしていなくても怒る?」
先生「先生がそんなひどい人に見えるかい?
もちろん怒らないさ」
少年「やったー。先生宿題なにも#red#やってません#/red#!」
先生「先生がそんなひどい人に見えるかい?
もちろん怒らないさ」
少年「やったー。先生宿題なにも#red#やってません#/red#!」
「Weiß wie Schnee, rot wie Blut」「1ブックマーク」
*
大雪で閉ざされた別荘内で、殺人事件が起きた。
現場に倒れていたカメコの体に刺さっていた凶器は、
カメコと一緒に納棺され、火葬の際に燃やされた。
一体、なぜ?
大雪で閉ざされた別荘内で、殺人事件が起きた。
現場に倒れていたカメコの体に刺さっていた凶器は、
カメコと一緒に納棺され、火葬の際に燃やされた。
一体、なぜ?
15年05月11日 20:30
【ウミガメのスープ】 [みん]
【ウミガメのスープ】 [みん]
解説を見る
犯人は、猛毒が塗り込められた針を、眠っている少女に刺した。
この量では即死とまではいかないが、解毒方法のない今、
死ぬ前に誰かに発見されたとしても、死は免れないだろう。
安堵したところで、彼は、自分の手が血で汚れていることに気づいた。
針の上部にも、血が付着している。
彼の手にはバラの棘が刺さっていて、そこから僅かに血が滲んでいたのだ。
サイドテーブルに飾られたバラに、うっかり触れてしまったらしい。
慌てて針の血を拭ったが、凶器は念入りに検査されるはずだ。
そこから、自分が犯人だとばれてしまうだろう。
彼は遺体から針を引き抜いたが、針をどうすべきか迷った。
天候が回復したら警察が来てしまうだろうし、針を処分するのは難しい。
もし万が一、凶器を隠し持っている事がばれたら一巻の終わりだ。
燃やすか? …あれ?針って燃えるんだったかな?
もし万が一、燃えかすを検査できる方法があったりしたら…
悩んだ末に犯人は、ベッドの上のぬいぐるみに目をつけた。
少女の周りに横たわる、たくさんのぬいぐるみ。
その中の一つ、少女がカメコと呼んでいるぬいぐるみを手に取る。
そうだ…針は小さいし、ぬいぐるみの中なら気づかれないかもしれない。
彼は、針を綺麗に拭って、ぬいぐるみの脇の縫い目から慎重に混入した。
カメコの脇に空いた小さな穴の周りをほぐし、目立たないようにする。
よし…触っても針の感触はしない。これなら大丈夫だろう…
次は、毒針を入れていたケースと血をぬぐったハンカチだ。
燃え盛る暖炉にそれらを放り込む。
念のためにバラも燃やして、犯人は部屋を後にした。
一族の当主から、唯一の遺産相続人として指名された少女。
彼女が死ねば、犯人以外にも恩恵を受ける親族は多い。
証拠さえ見つからなければ、どうにか乗りきれるだろう。
犯人の思惑通り、カメコの中の凶器は誰にも気づかれなかった。
少女の後見人は、少女が大切にしていたカメコを棺に入れた。
そして、カメコは中の凶器ごと、遺体と一緒に火葬されてしまった。
しかし結局、毒の入手経路から、警察は犯人にたどり着いたとか。
【要約】
犯人は凶器の毒針を、カメコというぬいぐるみの中に完全に差し込んで隠した。
混入時の穴は目立たず、厚い綿に守られているので、針の感触も感じ取れない。
カメコは、被害者が大事にしていたぬいぐるみだったため、副葬品として納棺された。
そして、誰にも気づかれないまま、凶器は遺体と一緒に燃やされた。
※
ミステリーでたまにある毒針での殺人ですが、リシンや、ボツリヌストキシン
という毒だと可能だそうです。(致死量的に)
それでも即死にはならないそうなので、治療できずに死んでしまうであろう
クローズド・サークルの設定にしました。
もし、この情報に誤りがあって、矛盾が生じていたらごめんなさいm(_ _)m
その時は、架空の毒としてお考えいただだければ…と思います。
この量では即死とまではいかないが、解毒方法のない今、
死ぬ前に誰かに発見されたとしても、死は免れないだろう。
安堵したところで、彼は、自分の手が血で汚れていることに気づいた。
針の上部にも、血が付着している。
彼の手にはバラの棘が刺さっていて、そこから僅かに血が滲んでいたのだ。
サイドテーブルに飾られたバラに、うっかり触れてしまったらしい。
慌てて針の血を拭ったが、凶器は念入りに検査されるはずだ。
そこから、自分が犯人だとばれてしまうだろう。
彼は遺体から針を引き抜いたが、針をどうすべきか迷った。
天候が回復したら警察が来てしまうだろうし、針を処分するのは難しい。
もし万が一、凶器を隠し持っている事がばれたら一巻の終わりだ。
燃やすか? …あれ?針って燃えるんだったかな?
もし万が一、燃えかすを検査できる方法があったりしたら…
悩んだ末に犯人は、ベッドの上のぬいぐるみに目をつけた。
少女の周りに横たわる、たくさんのぬいぐるみ。
その中の一つ、少女がカメコと呼んでいるぬいぐるみを手に取る。
そうだ…針は小さいし、ぬいぐるみの中なら気づかれないかもしれない。
彼は、針を綺麗に拭って、ぬいぐるみの脇の縫い目から慎重に混入した。
カメコの脇に空いた小さな穴の周りをほぐし、目立たないようにする。
よし…触っても針の感触はしない。これなら大丈夫だろう…
次は、毒針を入れていたケースと血をぬぐったハンカチだ。
燃え盛る暖炉にそれらを放り込む。
念のためにバラも燃やして、犯人は部屋を後にした。
一族の当主から、唯一の遺産相続人として指名された少女。
彼女が死ねば、犯人以外にも恩恵を受ける親族は多い。
証拠さえ見つからなければ、どうにか乗りきれるだろう。
犯人の思惑通り、カメコの中の凶器は誰にも気づかれなかった。
少女の後見人は、少女が大切にしていたカメコを棺に入れた。
そして、カメコは中の凶器ごと、遺体と一緒に火葬されてしまった。
しかし結局、毒の入手経路から、警察は犯人にたどり着いたとか。
【要約】
犯人は凶器の毒針を、カメコというぬいぐるみの中に完全に差し込んで隠した。
混入時の穴は目立たず、厚い綿に守られているので、針の感触も感じ取れない。
カメコは、被害者が大事にしていたぬいぐるみだったため、副葬品として納棺された。
そして、誰にも気づかれないまま、凶器は遺体と一緒に燃やされた。
※
ミステリーでたまにある毒針での殺人ですが、リシンや、ボツリヌストキシン
という毒だと可能だそうです。(致死量的に)
それでも即死にはならないそうなので、治療できずに死んでしまうであろう
クローズド・サークルの設定にしました。
もし、この情報に誤りがあって、矛盾が生じていたらごめんなさいm(_ _)m
その時は、架空の毒としてお考えいただだければ…と思います。
「冷たいウミガメのスープ(味噌ちゃんこ味)」「1ブックマーク」
惑星ラテシンを調査していたグループに、致死性の伝染病が発生した。
ラテシンに治療薬を届ける小型宇宙船には、燃料も酸素も最小限しか積まれていない。
しかし、発進後にパイロット・ウミオは、船内に隠れていた密航者・カメコを発見する。
規則に従うならば、イレギュラーな乗務員はエアロックから船外へ放棄しなければならない。
燃料が最小限しか積まれていないために、このままでは安全に着陸できないばかりでなく、治療薬を待つ人々の命までも死に至らしめることになるだろう。
ウミオはカメコに酸素や燃料が足りなくなることを明かすと彼女は大いに狼狽えたが、
ウミオが対応策を教えてしばらくするとカメコは喜んだ。
結果として、今ウミオは酒を飲みながら笑っている。
ウミオがどのような解を導いたのか、説明してほしい。
ラテシンに治療薬を届ける小型宇宙船には、燃料も酸素も最小限しか積まれていない。
しかし、発進後にパイロット・ウミオは、船内に隠れていた密航者・カメコを発見する。
規則に従うならば、イレギュラーな乗務員はエアロックから船外へ放棄しなければならない。
燃料が最小限しか積まれていないために、このままでは安全に着陸できないばかりでなく、治療薬を待つ人々の命までも死に至らしめることになるだろう。
ウミオはカメコに酸素や燃料が足りなくなることを明かすと彼女は大いに狼狽えたが、
ウミオが対応策を教えてしばらくするとカメコは喜んだ。
結果として、今ウミオは酒を飲みながら笑っている。
ウミオがどのような解を導いたのか、説明してほしい。
16年06月27日 23:23
【ウミガメのスープ】 [白紙]
【ウミガメのスープ】 [白紙]
解説を見る
セキュリティが破られている以上、密航者が1人とは限らない。
当然他にもいないか探ると、案の定3名ほど出てきた。
とりあえず4人とも倉庫区画に閉じ込めたものの、ウミオは失敗したと思っていた。
見つけ次第片付けておけば何とかなったろうに、固めてしまったので、ウミオ1人では始末に苦労することが予想されたのだ。
殺してから放棄するにしたって弾数というものがある。
もしや既に結託の話し合いがなされておるやもしれず、下手につついて一斉に抵抗されてはかなわない。
ましてや餓死など待っていては酸素が足りぬ。
一計を案じたウミオは、艦内放送でこう語った。
「……という事情でね。残念ながら、私以外に【1名だけなら助かる】んだが、な。つまり、君らが助かりたいなら……」
…
……
最後まで生き残ったカメコは、安堵の表情を浮かべた。
それを見たウミオは、密航者の持ち込んだブランディのボトルを傾けながら、どうやら弾は1発だけで済みそうだと嘲笑ったのだった。
当然他にもいないか探ると、案の定3名ほど出てきた。
とりあえず4人とも倉庫区画に閉じ込めたものの、ウミオは失敗したと思っていた。
見つけ次第片付けておけば何とかなったろうに、固めてしまったので、ウミオ1人では始末に苦労することが予想されたのだ。
殺してから放棄するにしたって弾数というものがある。
もしや既に結託の話し合いがなされておるやもしれず、下手につついて一斉に抵抗されてはかなわない。
ましてや餓死など待っていては酸素が足りぬ。
一計を案じたウミオは、艦内放送でこう語った。
「……という事情でね。残念ながら、私以外に【1名だけなら助かる】んだが、な。つまり、君らが助かりたいなら……」
…
……
最後まで生き残ったカメコは、安堵の表情を浮かべた。
それを見たウミオは、密航者の持ち込んだブランディのボトルを傾けながら、どうやら弾は1発だけで済みそうだと嘲笑ったのだった。