「神様はいじわる?」「1ブックマーク」
S君は3年K組の人気者。
今日もいつものようにS君はみんなと遊んでいた。
次の日、1−Kの教室に彼の椅子はなかった。
何故だろう?
今日もいつものようにS君はみんなと遊んでいた。
次の日、1−Kの教室に彼の椅子はなかった。
何故だろう?
16年09月26日 23:39
【ウミガメのスープ】 [ちょこぱふぇ]
【ウミガメのスープ】 [ちょこぱふぇ]
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小学3年生のS。
人気者のSは今日もみんなを連れ、休み時間、学校の遊具のところへ駆けて行った。
「俺ブランコなー!」
Sは真っ先にブランコへ走っていき、勢いよく漕いだ。
「おいSー!あんまり漕ぎすぎると落ちちゃうぜーww」
Sの友人がそう警告したのに関わらず、
「大丈夫だって〜」(ここでフラグ)
Sはそう言い相変わらず勢いよく漕ぎ続けている。
その時…!!
「うわぁぁああ!!!」(はい、フラグ達成〜)
Sはブランコから投げ出されてしまった。
「おいS!大丈夫か!?」
慌てて友人達が駆け寄ってきたが時既に遅し。
Sは足を抱え蹲っていた。
「先生ーー!!先生!!」
友人達が先生を呼び、救急車でSは病院に運ばれた。
ーーー次の日
Sは折れた足に包帯を巻き、車椅子に乗って親に見送られ学校へ来た。
車椅子なのでと先生は椅子を退け彼を机まで運んだ。
「おいS…大丈夫か?」
「情けねーwあの時お前の忠告ちゃんと聞いてれば良かったな。」
Sは弱々しく笑い自分の足に目を向けたのだった。
※皆さんも、ブランコの扱いには充分ご注意ください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
会話文が小3らしくないですが、あまりお気になさらず。笑
人気者のSは今日もみんなを連れ、休み時間、学校の遊具のところへ駆けて行った。
「俺ブランコなー!」
Sは真っ先にブランコへ走っていき、勢いよく漕いだ。
「おいSー!あんまり漕ぎすぎると落ちちゃうぜーww」
Sの友人がそう警告したのに関わらず、
「大丈夫だって〜」(ここでフラグ)
Sはそう言い相変わらず勢いよく漕ぎ続けている。
その時…!!
「うわぁぁああ!!!」(はい、フラグ達成〜)
Sはブランコから投げ出されてしまった。
「おいS!大丈夫か!?」
慌てて友人達が駆け寄ってきたが時既に遅し。
Sは足を抱え蹲っていた。
「先生ーー!!先生!!」
友人達が先生を呼び、救急車でSは病院に運ばれた。
ーーー次の日
Sは折れた足に包帯を巻き、車椅子に乗って親に見送られ学校へ来た。
車椅子なのでと先生は椅子を退け彼を机まで運んだ。
「おいS…大丈夫か?」
「情けねーwあの時お前の忠告ちゃんと聞いてれば良かったな。」
Sは弱々しく笑い自分の足に目を向けたのだった。
※皆さんも、ブランコの扱いには充分ご注意ください
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会話文が小3らしくないですが、あまりお気になさらず。笑
「東京改札物語」「1ブックマーク」
ウミガメ駅には2つの改札がある。
ウミコは、通学に近い改札Aを使っていたが、
あるときから遠回りとなる改札Bを使うようになった。
なぜでしょうか。
ウミコは、通学に近い改札Aを使っていたが、
あるときから遠回りとなる改札Bを使うようになった。
なぜでしょうか。
16年09月22日 16:11
【ウミガメのスープ】 [ぎり子]
【ウミガメのスープ】 [ぎり子]
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大学4回生になったカメコは、授業の数が減ったので定期(ICカード)から
回数券(磁気きっぷ式)で通学することにした。
ところが、ウミガメ駅の改札AはB改札より規模が小さく、「ICカード専用改札」しかない。
しかたなく、遠回りとなるB改札を使うことになったのだ。
回数券(磁気きっぷ式)で通学することにした。
ところが、ウミガメ駅の改札AはB改札より規模が小さく、「ICカード専用改札」しかない。
しかたなく、遠回りとなるB改札を使うことになったのだ。
「ギブミーサイン!」「1ブックマーク」
友人のカメタに連れられて人気ギターバンド「ラテラルズ」のライブを見に行ったカメオ。
ライブが終わると、カメオはすかさずサイン会の列に並ぶ。そして、長時間並んだ末に、メンバーの一人から色紙にサインを貰った。
しかし、#b#カメオはラテラルズにほとんど興味が無い#/b#という。
#red#サインを誰かに渡したり、売ったりするわけではない#/red#とすれば、何故わざわざ長時間並ばなければいけないサイン会に参加し、サインを貰ったのだろう?
ライブが終わると、カメオはすかさずサイン会の列に並ぶ。そして、長時間並んだ末に、メンバーの一人から色紙にサインを貰った。
しかし、#b#カメオはラテラルズにほとんど興味が無い#/b#という。
#red#サインを誰かに渡したり、売ったりするわけではない#/red#とすれば、何故わざわざ長時間並ばなければいけないサイン会に参加し、サインを貰ったのだろう?
16年09月08日 02:07
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
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カメオは#red#ラーメン屋の店主#/red#で、ライブ会場からほど近い場所に店を構えていた。
ラテラルズの活動場所はこの場所からも近く、#red#近くの良く行く飲食店ではサインが飾られていることが多い#/red#。
しかし、カメオの店には来たことが無く、サインが飾られていない。そのため、#red#店に飾るためにサインを貰った#/red#のだ。
同様の理由でコンサートやライブに行っては、有名人のサインをもらって飾っている。こうすれば、有名人が訪れたと思った人が次々やってきて、店として繁盛すると考えたのだろう。
ちなみに場所が悪いせいか、有名人どころか店には数人の常連しか来ていない。もっと宣伝すればいいのに。
ラテラルズの活動場所はこの場所からも近く、#red#近くの良く行く飲食店ではサインが飾られていることが多い#/red#。
しかし、カメオの店には来たことが無く、サインが飾られていない。そのため、#red#店に飾るためにサインを貰った#/red#のだ。
同様の理由でコンサートやライブに行っては、有名人のサインをもらって飾っている。こうすれば、有名人が訪れたと思った人が次々やってきて、店として繁盛すると考えたのだろう。
ちなみに場所が悪いせいか、有名人どころか店には数人の常連しか来ていない。もっと宣伝すればいいのに。
「傷んでいるほどうまい」「1ブックマーク」
自分で育てた果物に片っ端から傷をつけていく男。
一体何のために?
一体何のために?
16年05月18日 21:42
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
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少し昔の話。
交通手段が乏しい時代、旅人の多くは徒歩や馬などの動物を用いて旅をしていた。
男が住んでいる街は宿場町であり、遠くからやってきた旅人は、この街でよく寝泊りをしていた。
そこで男は、その旅人たちをいやすため、#red#街路樹をかねて道路の脇に果実のなる樹を植えた#/red#。遠くからやってきた旅人たちが、その樹で実っている果物を食べて、少しでも元気になってもらおうという配慮からだ。
しかし、当然美味しい果物ともなると、#red#綺麗な実を大量に盗み、売ろうとする者が現れる#/red#。最初はこまめに警備をしていたものの、隙をついて大量に盗んでいくため、男は困っていた。
このままでは、せっかく旅人のために育てた果物が、誰とも知らない者の商売道具になってしまう。
そこで男は、実っている果実に片っ端から傷をつけ、#red#商品としての価値を失くした#/red#のだ。傷が付いたものを売ったところで大した値段が付かないので、リスクとリターンが合わない。
こうして、勝手に盗むんで売りさばこうとしていた連中は、傷ついた果物を見て「これは売ってもしょうがない」と判断し、盗むのをあきらめたという。
とはいえ、やはり売りに出さずとも食べるために盗む連中はいる。それに、傷ついた果物はおいしそうに見えず、旅人たちは口にするのをためらう。
ということで、その解決策として、男は立札を立てたのだった。
#b#旅人の方へ:この果物は傷んでいますが、盗人が出るほど美味しい果物ですので、安心してお召し上がりください#/b#
#b#要約:果物は旅人たちが食べるために街路樹として植えられたものだが、綺麗な実であると勝手に盗んで売ってしまう人が出るので、傷をつけて商品価値を失くし、売れない状態にした#/b#
※実際昔は木陰を作るためと、果実を旅人に食べてもらうためという理由で街路樹を植えていたことがあったらしい。その名残で、現在も空気浄化の目的で街路樹が植えられている。
交通手段が乏しい時代、旅人の多くは徒歩や馬などの動物を用いて旅をしていた。
男が住んでいる街は宿場町であり、遠くからやってきた旅人は、この街でよく寝泊りをしていた。
そこで男は、その旅人たちをいやすため、#red#街路樹をかねて道路の脇に果実のなる樹を植えた#/red#。遠くからやってきた旅人たちが、その樹で実っている果物を食べて、少しでも元気になってもらおうという配慮からだ。
しかし、当然美味しい果物ともなると、#red#綺麗な実を大量に盗み、売ろうとする者が現れる#/red#。最初はこまめに警備をしていたものの、隙をついて大量に盗んでいくため、男は困っていた。
このままでは、せっかく旅人のために育てた果物が、誰とも知らない者の商売道具になってしまう。
そこで男は、実っている果実に片っ端から傷をつけ、#red#商品としての価値を失くした#/red#のだ。傷が付いたものを売ったところで大した値段が付かないので、リスクとリターンが合わない。
こうして、勝手に盗むんで売りさばこうとしていた連中は、傷ついた果物を見て「これは売ってもしょうがない」と判断し、盗むのをあきらめたという。
とはいえ、やはり売りに出さずとも食べるために盗む連中はいる。それに、傷ついた果物はおいしそうに見えず、旅人たちは口にするのをためらう。
ということで、その解決策として、男は立札を立てたのだった。
#b#旅人の方へ:この果物は傷んでいますが、盗人が出るほど美味しい果物ですので、安心してお召し上がりください#/b#
#b#要約:果物は旅人たちが食べるために街路樹として植えられたものだが、綺麗な実であると勝手に盗んで売ってしまう人が出るので、傷をつけて商品価値を失くし、売れない状態にした#/b#
※実際昔は木陰を作るためと、果実を旅人に食べてもらうためという理由で街路樹を植えていたことがあったらしい。その名残で、現在も空気浄化の目的で街路樹が植えられている。
「それでも君を愛してる」「1ブックマーク」
カメオは、小さい頃からいつもカメコと一緒にいた。
色々な事情で結婚はできなかったが、二人は互いを心から愛し合っていた。
カメコが悪いのに、それをカメオのせいにして喧嘩になったときは、「俺が悪かった」と譲り。
カメコに「あんたなんか知らない」と言われ、彼女が家を出ていこうとしたときは、優しく引き止めて納得してもらうまで話し合い。
カメオはカメコに何度も迷惑をかけられたが、それでも彼は彼女を愛していた。
いつしか、カメオはカメコの側を離れることができなくなっていた。
しかし、ある日カメオは自殺してしまった。
どうしてだろうか?
色々な事情で結婚はできなかったが、二人は互いを心から愛し合っていた。
カメコが悪いのに、それをカメオのせいにして喧嘩になったときは、「俺が悪かった」と譲り。
カメコに「あんたなんか知らない」と言われ、彼女が家を出ていこうとしたときは、優しく引き止めて納得してもらうまで話し合い。
カメオはカメコに何度も迷惑をかけられたが、それでも彼は彼女を愛していた。
いつしか、カメオはカメコの側を離れることができなくなっていた。
しかし、ある日カメオは自殺してしまった。
どうしてだろうか?
16年03月31日 18:59
【ウミガメのスープ】 [孤石]
【ウミガメのスープ】 [孤石]
解説を見る
カメコに認知症の症状が現れ始めたのは、7年ほど前のことだった。
何度ももの忘れを起こすようになったのだ。カメコは70歳を超えていたため、息子のカメオは最初は老化によるもの忘れだろうと安易に考えていた。しかし、カメコはもの忘れをしたこと自体を忘れるようになり、また判断力も衰えていった。
次第に症状が顕著になり、カメオは母が認知症であることを認めざるをえなくなった。
どうして自分の母が。カメオはショックを隠せなかった。
幼くして父を亡くし、母は自分を女手一つで育ててくれた。母はカメオにたっぷりと愛情を注ぎ、それに応えるようにカメオも母を心から愛していた。母への愛は、社会に出てから長く経った今でも変わらない。実際、カメオは地元の大学に進学し、地元の企業に就職することで、今までずっと母と暮らしを共にしてきた。また、カメコは体が少し弱かったのもあって、カメオが一緒に住むことで大いに安心できた。こうして、二人は互いに支え合って生活してきた。残念なのは、カメオが自身にふさわしい結婚相手にめぐりあえなかったことぐらいか。
しかし、追い討ちをかけるようにカメコの症状は悪化していった。
ある日、カメコは自分のアクセサリーをなくした。すると、それを誰かが盗んだのだと言い張った。「物盗られ妄想」の症状が現れたのだった。カメオは盗まれたんじゃない、きっとどこかに落としたんだろう」と言ったが、カメコは聞く耳を持たなかった。それどころか、「カメオがアクセサリーを捨てたのではないか」とまで言い出した。これにカメオも腹が立ち激しい口論になったが、最終的にカメオが折れて「俺が悪かった」と言った。
またある日、カメコは突然家の外に出て行こうとした。カメオは既に認知症について色々と調べていたため、これが徘徊の症状だということはすぐに分かった。カメオは母を引き止めたが、カメコはなかなか言うことを聞かなかった。
「あんた誰!あんたみたいな邪魔ばかりする人、今までに見たことない!」
ああ、ついに息子の顔も忘れてしまったのか。悲しみを覚えながら「俺は母さんの息子のカメオだよ」と言うと、
「カメオはもっと優しい子よ!あんたみたいな意地悪な人なんか知らない!」と吐き捨て、また家を出て行こうとした。
その後何とかして説得したものの、カメオは限界を感じていた。
目を離すと何をしでかすか分からないので、カメオが家にいるときはいつもカメコの側にいるようにした。昼夜逆転の症状のおかげで、カメオが仕事に行っている間は大人しく寝てくれているのが不幸中の幸いであった。
介護施設に入居させようにも、経済的にかなり厳しいし、そもそも自分よりも先に入居の順番待ちをしている人が何十人もいた。介護サービスの利用はカメオにとって現実的ではなかった。
そして、カメオが一人で介護を続けて7年が経った。この間、二人はほぼ毎日喧嘩をし、カメオの精神は疲労困憊していた。
カメコに殺意が湧いたことは何度もあった。でも殺せなかった。彼女はたった一人の母親なのだ。
どれだけ罵声を浴びせられても,カメコは自分の母親だという事実を原動力に介護を続けてきた。
カメコが自分のことを忘れてしまっても、自分がカメコの息子であったことは変わらないのだ。
今こうしてストレスを感じているのも、母が自分に愛を注いでここまで生かしてくれたからなのだ。
愛すべき母を殺す訳にはいかない。でもこれ以上耐えることはできない。
だから…
「母さん、ごめんな」
その一言を遺して、カメオは首を吊った。別の世界で、再び母に会えることを願って。
後日、カメオの遺体が発見された。彼の首に巻きついていたのは、カメオが幼い頃にカメコが編んでくれたマフラーだった。
#b#※要約#/b#
#b#カメオは認知症の母・カメコを介護することに耐え切れず、自殺した。#/b#
何度ももの忘れを起こすようになったのだ。カメコは70歳を超えていたため、息子のカメオは最初は老化によるもの忘れだろうと安易に考えていた。しかし、カメコはもの忘れをしたこと自体を忘れるようになり、また判断力も衰えていった。
次第に症状が顕著になり、カメオは母が認知症であることを認めざるをえなくなった。
どうして自分の母が。カメオはショックを隠せなかった。
幼くして父を亡くし、母は自分を女手一つで育ててくれた。母はカメオにたっぷりと愛情を注ぎ、それに応えるようにカメオも母を心から愛していた。母への愛は、社会に出てから長く経った今でも変わらない。実際、カメオは地元の大学に進学し、地元の企業に就職することで、今までずっと母と暮らしを共にしてきた。また、カメコは体が少し弱かったのもあって、カメオが一緒に住むことで大いに安心できた。こうして、二人は互いに支え合って生活してきた。残念なのは、カメオが自身にふさわしい結婚相手にめぐりあえなかったことぐらいか。
しかし、追い討ちをかけるようにカメコの症状は悪化していった。
ある日、カメコは自分のアクセサリーをなくした。すると、それを誰かが盗んだのだと言い張った。「物盗られ妄想」の症状が現れたのだった。カメオは盗まれたんじゃない、きっとどこかに落としたんだろう」と言ったが、カメコは聞く耳を持たなかった。それどころか、「カメオがアクセサリーを捨てたのではないか」とまで言い出した。これにカメオも腹が立ち激しい口論になったが、最終的にカメオが折れて「俺が悪かった」と言った。
またある日、カメコは突然家の外に出て行こうとした。カメオは既に認知症について色々と調べていたため、これが徘徊の症状だということはすぐに分かった。カメオは母を引き止めたが、カメコはなかなか言うことを聞かなかった。
「あんた誰!あんたみたいな邪魔ばかりする人、今までに見たことない!」
ああ、ついに息子の顔も忘れてしまったのか。悲しみを覚えながら「俺は母さんの息子のカメオだよ」と言うと、
「カメオはもっと優しい子よ!あんたみたいな意地悪な人なんか知らない!」と吐き捨て、また家を出て行こうとした。
その後何とかして説得したものの、カメオは限界を感じていた。
目を離すと何をしでかすか分からないので、カメオが家にいるときはいつもカメコの側にいるようにした。昼夜逆転の症状のおかげで、カメオが仕事に行っている間は大人しく寝てくれているのが不幸中の幸いであった。
介護施設に入居させようにも、経済的にかなり厳しいし、そもそも自分よりも先に入居の順番待ちをしている人が何十人もいた。介護サービスの利用はカメオにとって現実的ではなかった。
そして、カメオが一人で介護を続けて7年が経った。この間、二人はほぼ毎日喧嘩をし、カメオの精神は疲労困憊していた。
カメコに殺意が湧いたことは何度もあった。でも殺せなかった。彼女はたった一人の母親なのだ。
どれだけ罵声を浴びせられても,カメコは自分の母親だという事実を原動力に介護を続けてきた。
カメコが自分のことを忘れてしまっても、自分がカメコの息子であったことは変わらないのだ。
今こうしてストレスを感じているのも、母が自分に愛を注いでここまで生かしてくれたからなのだ。
愛すべき母を殺す訳にはいかない。でもこれ以上耐えることはできない。
だから…
「母さん、ごめんな」
その一言を遺して、カメオは首を吊った。別の世界で、再び母に会えることを願って。
後日、カメオの遺体が発見された。彼の首に巻きついていたのは、カメオが幼い頃にカメコが編んでくれたマフラーだった。
#b#※要約#/b#
#b#カメオは認知症の母・カメコを介護することに耐え切れず、自殺した。#/b#