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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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私を嫌う私なんて……「1ブックマーク」
学校の教室にいるカメコは、一人カッターナイフで自傷行為をしていた。
親友であるカメミはカメコを止めようとしているのだが、カメオはそんなカメミの邪魔をする。

カメオは、どのような考えでカメミの邪魔をするのだろう?
15年12月14日 00:00
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



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※長いので忙しい方は最後の要約を読んでください。


 フェイクロール――人は常に、誰かに対して偽りの役割を演じている。
 本当の自分とは何か……カメコは、常にそんなことを考え、本当の自分を探そうと思った。そして、自分の意識の中で、過去の自分に向き合う。

 小さい頃の自分、無垢に大人の言うことを聞き、将来の夢を語り、好きなことをしていた時代。
 自分は汚い大人に自我を作られた存在。そんなのは自分じゃない。自分を殺す。

 中学生時代の自分。悪い学友にいじめられ、お金を盗られ、暴力も振るわれた。大人しくしていれば、いつか収まるはずだった。
 どうして? 大人しくしていると、つけあがるだけだよ? そんな奴、ハンマーで殴り返せばよかったのに。大人しすぎた自分を殺す。

 そして今、高校生時代の自分。大人に騙され、殴られ、ののしられ、屈辱的な扱いを受けた時代。大人には逆らえない、これはきっと社会の摂理だ。
 いいや、違うよ。どうして反撃しなかったの? そんな大人、一人残らず殺せばよかったのに。弱虫な自分を殺す。

 今の自分。今まで殺してきた自分とは違うと思いこんでいる自分。
 でも、結局同じじゃん。いつもいつも、「昔とは違う」と思いこんでいるだけ。強くなりたいと願うだけ。
 どうすればいいのかわからない。頭の悪い自分を--



****


「違う!」と叫びながら、カッターナイフで手首を切り裂くカメコを見つけ、カメミは叫びながらカメコに近寄る。
「な、何してるの? ねえ、こんなことはやめて! はやく保健室に……」
 カメミはカメコを連れ出そうとしたが、カメコの手に触れた瞬間、カメオに腕をつかまれ、止められた。
「カメオ君、何を……」
「カメミ、カメコの邪魔をしないでくれ」
「何を言ってるの? 早く手当てをしないと……」
「手当て? 必要ないよ。そんなことより、カメコの邪魔をしないでくれ」
 カメオは無理やりカメミをカメコから引き離す。
「いい加減にしてよ! 幼馴染なんでしょ? 何でこんな状態のカメコちゃんを放っておけるの?」
「当り前さ。#red#カメコが望んでやっていることなんだから#/red#」
「……おかしいよ。何で? こんなに傷だらけなのに、何でそんなことができるの? カメオ君、カメコちゃんのことが好きなんじゃないの?」
 カメミが話している間にも、カメコはまた一つ傷を作る。カメコの手の先には、小さな血だまりができていた。
「やっと気が付いたんだよ。#red#本当の愛っていうのは、相手のやりたいことをすべて受け入れることだ#/red#って。だから、カメコがやりたいことは、すべて受け入れないといけないんだ。たとえ誰かを傷つけようが、殺そうが、自分を傷つけようが、ね」
「おかしいよ、そんなの……自分が好きな人が傷ついているのを見て、平気なんて……」
「平気じゃないよ。これでも最初、カメコがリストカットなんてやっているのを見た時はパニックになったさ。でも、今はちゃんと受け入れられるようになった。カメコがやりたいことは、ちゃんと見届けてあげなくちゃ……」
 カメオが言いかけた時、ドサリ、と音がした。カメコが完全に気を失って、倒れてしまったらしい。
「……さすがに手当てをしないとまずいな。僕が運んでいくよ」
 出血多量のカメコの右手を肩にかけ、カメオはゆっくりと抱え上げた。
「……僕だって、まだ完全じゃないんだ。最後までカメコのやりたかったことを、見届けてあげられなかったんだから。だから、こうして止めなきゃって思ってしまっている。所詮、まだ僕らは恋人や幼馴染といった、偽りの役割を演じているだけ。本当の役割は、赤の他人。本当の恋人同士になるには、まだ時間がかかりそうだね」
 カメオはゆっくりと教室から出ていく。その時、カメコは少しだけ笑っていたような気がした。
 そんな二人の様子を見て、カメミは倒れこんだ。

「……おかしいよ、こんなの。愛って何? 恋人って何なの? あんなに血だらけになるまで放っておかれて、何で笑っていられるの? そんなに信頼しているのに、それでも赤の他人って言えるって、どういうことなの?」
 カメオの考えに追いつけないカメミは、今までの人生観を壊されたような感覚を覚えながら、ふらふらと立ち上がった。

「こんなのを見せられたら、私、もう恋なんてできない……」


 カメミがこんなカメオの狂った考えを理解するのは、また別の話である。


#b#要約:究極の愛が、相手のやること、やりたいことをすべて受け入れることだという考え。#/b#

フィーカス著(永遠に執筆予定)「xxxx(ナントカ)ロール」より
「君のためなら何でもするよ!」「1ブックマーク」
「君のためなら何でもするよ!」
そう言ってカメコに交際を求めたカメオ。
カメコはカメオにあるお願いをした。
そして1か月経った今、カメコとカメオは離れ離れになってしまった。

離れ離れの原因とは?
状況を補完して下さい。
__________________
ヒント
※同性愛要素はありません。
※離れ離れになってしまうのは必然の事でした。
※カメコのお願いをカメオは承諾しています。そして要求通り実行をしました。

今回の大事な点は「シチュエーション」と「原因」です。
__________________
調子に乗ってもう1問、書かさせていただきます。
相変わらずの稚拙な文章ですが、楽しんでいただければと思います。
16年03月28日 12:25
【ウミガメのスープ】 [ジョイナス]



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解答、解説はこちらに…

学年一位の成績のカメオが、成績ビリッケツのカメコに恋をした。しかし頭は悪いがモテはするカメコ。何とか気を引きたいカメオは「君のためなら何でもするよ!」と宣言する。そう言われたカメコは、1週間後の期末テストのカンニングをさせろとカメオに言う。しかし、今まで100点を取る練習はなんどもしてきたものの、カンニングの練習なんてしたこと無いカメオくん。終わったテストを自分の体の右にゆっくりずらして狸寝入りという作戦に出たものの。周りからしてみたバレバレ。結局カンニングは失敗に終わり、カメコは留年決定。同じクラスになれることはもう無かったのだとさ。

_______________
いかがでしたでしょうか~。楽しんでいただけたならば幸いです。

拙い文章ですが、感想や添削などをしていただければと思います。

正解された皆さま&参加して下さった皆様、有難うございました!
壁を触る男(想定難度★★☆☆☆)「1ブックマーク」
男は帰宅する際、必ず壁を触る。
なぜ?
16年01月29日 19:55
【ウミガメのスープ】 [DOTJACK]



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男は静電気体質で、冬場にドアノブに触るとバチッとくるので
帯電した電気を逃がすため木造の壁に触れてから家に入るのだった。

(※実体験を元にしました)
うぉーたー「1ブックマーク」
水をただ一滴、飲んだだけの女に盛大な拍手が送られました。
なんと女のその様子はその日の新聞の一面であったといいます。

いったいどういうことでしょう?
16年01月18日 17:52
【ウミガメのスープ】 [緋色]



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「水平国初の女性宇宙飛行士誕生!
〜無重力中で水を飲む実験に挑戦〜」
食べていい?食べていいよね??「1ブックマーク」
帰るとテーブルの上に美味しそうなお菓子が置いてあった。
誰のか聞こうとしたが、女が電話中だったのでわからなかった。
しかし「トイレが汚い!」という男の怒鳴り声を聞いて、
またかと呆れた私は安心してお菓子を頬ばった。

状況を説明してください。
13年07月06日 00:21
【ウミガメのスープ】 [みん]



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夕方、外出先から会社に戻ると、休憩室のテーブルにお菓子が置いてあった。
〈ご自由にどうぞ〉というメモがついている。
美味しそうなお菓子だ。ちょうど小腹が空いていたから少し頂こう。
でもその前に差し入れした人にお礼を言っといた方がいいかな。

事務所を覗くと新人の女の子が一人だけいたが、電話応対中だった。
電話が終わるのを待とうと思ったが、長引いているようだ。

結構お腹空いてきたなあ…。どうしようかな。
誰が食べたかなんてどうせわからないし、こっそり食べちゃおうかな。
いやでも、もしお局様の差し入れだったら後が怖いし…。

仕事そっちのけでお菓子について真剣に悩んでいると、社内に社長の怒鳴り声が響き渡った。
ペーパーが三角に折られてないとか、水道周りがびしょびしょとかで怒っているようだ。
社長は整理整頓を徹底していて、特にトイレに関してはうるさいのだ。
だから社員全員トイレは綺麗に使うのが当たり前だった。

可哀相に一人の男性社員がつかまってしまい、掃除させられていた。
いつも思うけど、そんなに気になるなら自分で掃除すればいいのに…。
トイレ汚したままにするのなんて、どうせお客さんでしょ。
…ん?お客さん?

よく見ると、今日の来客予定には〈15時 オフィスラテシン〉と書いてあった。
取引先のオフィスラテシンは毎月お菓子を持って挨拶にくる。
何だ、あのお菓子はラテシンさんからか。
すっかりお腹の空いた私は、遠慮なくお菓子を貪ったのだった。